いろんな生き方、いろんな伝え方

2021.12.07 Tuesday
この一年で大きく変わったのは、インタビューして記事を書く、ということが自分の仕事の主軸になりつつあること。

まだまだインタビューライターとしてはひよっこであるわたしだけど、この何年かで感じたことを記しておく。いつもながら無駄に長いので、ここで脱落して全然OK。表に出しているのは記名記事だけなので、名前を出さずにやった仕事もたくさんある。1記事当たり数万円もらえても記名記事じゃないってこともあるのだ。

意外にもラッキーだったのは、Zoom取材が増えて、住む場所に縛られずに仕事を請け負うことができるようになったこと。最初はZoomだと話しづらいと思っていたのだけど、慣れればそんなこともない。

noteに載せているインタビューは、よく知った人ばかりに話を聴いているけれど、仕事では全くの初対面の人に話を聴くことがほとんど。比べると、やはりどうしても固くなる自分がいて、そこはまだまだ課題だな、と思う。

たとえよく知った人でも「あ、ここは聞かない方がいいかな」と一歩引いてしまったものや「うーん、聞きたいのはこういうことじゃないんだけど」と思いながらもうまく軌道修正できずにいた場合は、なんか消化不良というか。

どんな相手でも、「一歩前に踏み込めるかどうか」「うまく軌道修正できるか」で記事の出来は全然違うよね、当たり前だけど。取材記事じゃなくても、考察の深みは、文章の出来を裏切らない。掘って掘って掘りまくるのは大事。そしてブレないことも。
企業の広報の人だったりすると、「それは言えません」ばかりでひるんで、なんか無難な記事に収まったり。
完全な広告記事であればそれも致し方ないけれど、自分の創作物であれば、やはり「言えません」の壁は突き破りたい。
むずかしいけど!

インタビューに不慣れな人は原稿に赤を入れるときに最初遠慮して、後になってから「やっぱりちょっと」と大量に入れて来ることがある。基本的には「事実確認」なので、間違ってるところを教えて欲しいのだけど、てにをはのレベルで日本語を正してくる人もいて。最初の遠慮がウソのように。

本人はわたしの日本語にケチをつけているというつもりはなく、想いが強すぎて、こちらの書くものが「うーん、間違ってはいないけど、なんか違う」と感じてしまうんだと思う。

PR記事の場合はもちろんクライアントの想いを可能な限り反映させるものなのだろうけれど、そうでない場合はやんわりと「これはPR記事ではなくわたしの創作物なので、表現に関してはある程度お任せください」と伝えるようにしている。そうじゃないと、赤字に全部まじめに対応していたら、わたしの文章じゃなくなってしまうのだ。

それでも、やり取りを重ねるのは大事だという側面もある。質問が盛り上がらなくて、あれこれ試行錯誤して、最後に聞いた質問で、思いがけずいい言葉が引き出せたり、赤字を入れてもらう過程で、インタビューでは出て来なかった言葉が出てきたりすることもあるからだ。

結局、自分がおもしろいと思わないものが、おもしろくなるはずがない。自分がおもしろいと感じたものならば、それなりにおもしろく書く自信はある。いかにして「おもしろさ」を見つけるか。

ああ、今回イマイチだったかもな、と感じるとき、やっぱり対象への自分の想いが足りなかった、もしくは無駄に強すぎた?と思う。バランスは大事。

初対面でもどんなに固い相手でもおもしろみを見出すには?自分も相手も固くなってるとそれは難しいので、やっぱりリラックス、リラックスと唱えて場に挑もうと思うのだ。


                


                


                


                


                


                


2021.12.07 Tuesday
名古屋市の健診、昨年はがん健診が無料になる年だったのだが、コロナ禍で一年延長になった。
もう延長されないと思うので、あわてて年内に受診することに。
調べたら全部盛りで受けられる病院は一件だけで最近できたレジャー施設の近く。
オットも同時に受診して帰りに遊ぶことに。楽しみになってきた。


                


2021.12.08 Wednesday
文章とイラストのどちらが発注者とのやりとりが難しいかと言えば、断然イラスト。
言葉での説明を言葉で反映させる文章とは違い、イラストは言葉での説明を絵に反映させるもの。
経験上、イメージのすり合わせは大事。疑問点はクリアにしておかないと、あとで問題になるので、細かく質問する。

質問に対して、慣れてない人ほど「プロなんだから、適当に描いといてよ」と思いがち。
その人から駄々もれて来る「めんどくせーな」という心の声といかにして戦うか、は常に課題である。


                


                


昔住んでいた関東のローカル線で、初老の男性が、若くてやんちゃそうな男の子に注意してたことを思い出す。
優先席でケータイいじってたその子を立たせて座った男性。すごくかっこよかった。
けれど、恨みがましそうに降りて行ったあの少年に仕返しされねばいいがと、ハラハラしたのも事実。

理不尽な目に遭ったり、暴言を吐かれるとき、その内容よりむしろ
「自分はこういう目に遭ってもよい人間なのだ」と判断されたことに傷つく。
そして必要だから発言しているのに、その声をないもののように扱われる。
そういった苦い想いを押し殺してきた女性は多いのだろうな。

                


211206_shibata-bunner.jpg2021.12.06 Monday
クリエイターインタビュー第8弾は、キャリアコンサルタントの柴田朋子さん。柴田さんが提唱する仕事論が素晴らしすぎて、ぜひともお話を伺いたい!と熱烈ラブコール。一体どうしたらこういう考え方ができるようになるんだろう?という常日頃からの疑問をぶつけてみたら、やっぱり人は子どもの頃からすでに自分らしさが出ているものなのだと納得!


                


2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


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