続柄の不思議。

160107_IMG_0524.jpg2016.01.17 Sunday
我が家からの年賀状を見て、本を書店で注文したという
大阪に住む、母方の遠縁の叔父から、本を読んだとメールが届いた。
     
てっきり「お母さんのことをこんな風に描いて!」と叱られるかと
戦々恐々としていたのだが、第一声
「二人ともよく頑張った!特に旦那は辛かっただろうなぁ。」
と書かれていて、とにかくホッとする。
叔父、正確には再従叔父(はとこおじ)で、母のハトコに当たる人。
親類の縁の薄い母にも叔父にも、お互いに最後に残った唯一の親類なのだ。
      
何しろ遠い親戚なので、数えるほどしか会ったことはないのだけど
私がデビューしたころから、ずっと応援して全部本も買ってくれているのだった。
       
担当編集さんに言ったら叱られそうだけど、発売した時には、親類縁者には全く知らせなかったので
このお正月に、年賀状を見て、買ってくれた親類が多数なようで。
実は函館の義両親には、今日やっと送ったのだった。
義両親には、心配をかけてしまいそうで、なかなか送れずにいたのだけど。。。
あとねぇ、あんまり私に申し訳ないと思われるのも、ねぇ。。。だったら本にしなきゃいいんだけどね。えへへ。
まぁとにかく、今はオットはすこぶる元気で、だから安心して読んでもらえそうで、ホントよかった!

函館の義両親に、荷物を送ったと電話をすると、ちょうど先日の日記に書いた、オットの従姉のKちゃんが
関東から帰省していて、オット実家にも遊びに来たそうだ。(義母はKちゃんを自分の娘のようにかわいがっている)
彼女は3冊買って、自分の母(義母の兄嫁)と叔父(義母の弟)に配るために持って来てたんだって!
義母が言うには、広島に住む伯母(義母の姉)も3冊買って、娘二人に配ると電話で言っていたそうで。。。。

ありがたくて涙が出る。

ところで、先日の日記を書いてて、従姉の子供って何て言うんだ?と調べてたら出てきたWikiのこの表
従姉の娘は、従姪(いとこ姪、じゅうてつ)というそうだ。(黄色の繋がり)

緑の繋がりは、真ん中の遠縁の叔父は再従叔父(はとこおじ)だということはわかったが
その娘のTちゃんやKちゃんは?三従妹(みいとこ)、あるいは其又兄弟姉妹(そのまたいとこ)というそうだ。
再従兄弟(はとこ)は、またいとこ、ともいうから、そのまたいとこ。。。
結構、単純と言うか、強引に付けてる気が。。。そうじゃないと、複雑になっちゃうからなんだなぁ。

160117zokugara-1.jpg

再従叔父の育ての母は、私の祖母の従妹である従叔祖母(いとこ大おば)で、母もかわいがってもらっていた。
そこは斜めにつながっているのね。そして、従叔祖母(6親等)までは、私にとって民法上、親族だけど
おじさん(7親等)三従妹たち(8親等)は、親族ではないのかぁ。。。(緑左上)

ついでに言うと、オットの従姉は、私にとって姻族である3親等内ではないので、正確には親族(姻族)ではない。
。。。そうかぁ。
でもオットの親族のように密につき合ってると、何かもはやオットの兄姉みたいに感じるからさ。
親族なんて、法律でこれって線を引けるものではないよね。

ただもう、父が亡くなり、母の妹たちも亡くなっているので、オットが私の従兄妹たちに会うことはないのだろうなぁ。
これって、その家庭の親族との付き合い方で、変わってくるのだろうな。


ところで。。。
昆孫・晜孫(こんそん)は6親等の直系親族。
来孫の子、玄孫の孫、曽孫の曽孫、孫の玄孫、子の来孫、孫の孫の孫である。
本人を1世とすれば7世(6代後)の末裔である。
存命中に昆孫が産まれたのは2006年に死去した米国人女性エリザベス・ボールデンだけで、75人いたそうだ。
そんなわけで、存命中にまだ仍孫(それ以降も含む)が誕生した人はいない。
さらにその先の雲孫は、雲のように遠い孫という意味。

それにともなって、世界の長寿の方たちを調べてみたら、大体116〜117歳前後で亡くなっているらしい。
上記のエリザベス・ボールデンさんも116歳で亡くなっている。

現在人類史上一番長生きした人は、ジャンヌ・カルマンというフランス人女性で、122歳まで生きたらしく
確実な証拠がある中で大還暦(120歳)を迎えた史上唯一の人物だそうだ。
彼女は生前のゴッホに会ったことがあり、エッフェル塔が建設されたこと
1885年のヴィクトル・ユーゴーの大規模な国葬が行われたことを記憶していたんだって!
2019年より、ジャンヌの長寿記録に疑義が生じている(後述参照)。

世界最高記録への嫌疑
ジャンヌが122歳164日まで生存したという主張については、既にジャンヌの生存中より専門家・学者から数多くの疑義が呈されてきた。ジャンヌの没後間もなく、老齢学者・トム・カークウッド(英語版)より、ジャンヌが娘・イヴォンヌと入れ替わっている可能性が示唆され、日本でも、高齢社会について著書の多いジャーナリスト・フリーライターの山本思外里も、自身のブログ内で、ジャンヌの長寿記録に疑問を呈している。

2019年に、ニコライ・ザーク、ヴァレリー・ノヴォセロフなどのロシアの研究プロジェクトが、生前のジャンヌ本人のインタビューにおける発言内容や周囲の人物の証言、またジャンヌに関する公的な書類などを検証した結果、「イヴォンヌが死亡する前と後で、ジャンヌの身体的特徴が大きく異なっている」ことを理由に、「ジャンヌ本人は1934年に58歳で死亡しており、娘・イヴォンヌが相続税の支払いから逃れる目的で、母の戸籍を使用していた可能性が高い」とした上で、「1997年に死亡したのがジャンヌではなくイヴォンヌだとしたら、正確な没年齢が99歳である可能性がある」として、「ジャンヌとイヴォンヌがすり替わった」と結論付ける自説を主張。

これらの疑義については反論もなされており、GRGも2019年現在はジャンヌの記録を認定している一方で、長寿記録の審査を厳格化すべきだという意見も上がっている。            2019.05.15 Wednesday

なお、現在のギネス最高齢は3人連続の日本人で、田中カ子(たなかかね、1903年〈明治36年〉1月2日 - )さん。
この5月1日で「明治、大正、昭和、平成、令和」の5つの時代を生きていることになる。
インタビューではまだお元気そうだった。
昨年夏に117歳で亡くなった都千代(みやこ ちよ、1901年〈明治34年〉5月2日 - 2018年〈平成30年〉7月22日)さんに変わって115歳で記録保持者になられたばかり。
長寿な人は、沖縄とか長野などののんびりした土地に多そうだけど、カ子さんは福岡市の人で、千代さんは横浜市の人。
意外と都会の人の方が長寿なのかも?


                  


わが国で一番血縁が長く続いてそうなのは徳川家か天皇家だなということで、こんなんまとめてみた。
15代将軍だけど、家康から数えて10代目までですっぽり収まっている。
家康からの血縁は途絶えてないけど、家康の直系親族なのは11代家斉まで。
190515tokugawa_ketsuen1.jpg
そして、将軍はやっぱり気苦労が多いせいか短命だったのね。
8代将軍吉宗の兄は紀州3代目藩主だし、15代将軍までコロコロ変わる間に、水戸はまだ9代目。
史上いちばん長生きだったのは、最後の将軍慶喜さん。ホッとしたんでしょうね。
あんまり偉くなるより、ホドホドがええってことだよねぇ。。。        2019.05.15 Wednesday


                  


160119tensoku1.jpgtensoku-Bound_feet_X-ray.jpg2016.01.18 Monday
仕事で靴のことを調べていて、纏足について書かれているモノを偶然目にして
自分の認識が間違っていたことを知り、愕然!
世の中、実際より軽く見られて「大したことじゃない」と思われていることって
本当にたくさんあるのね!(アトピーもしかり、だが)

纏足って、縛って、普通より足を大きくしないようにしたもので
せいぜい2/3くらいの大きさなのかな〜なんて思っていたら、とんでもない!
美しいとされていた纏足は、三寸金蓮といって、約9センチ!
ほとんど足首と変わらないんじゃないの?ってくらい小さいよ!

そして纏足にした一番大きな理由が、小さな足で歩くと、バランスが
取りにくいので、内ももと女性器の筋肉が発達すると言われていたからなのだ。
どこまでも男の都合が優先されていたのねーーー!!

また、小さな足と言うのが性的な愛玩の対象だったようで。
(洋の東西を問わず、貴族階級にとって、美の基準は小さな足。大きな足は労働者階級のもので、
西洋でも小さな足が好まれ、無理やり小さな靴をはいていた。)
蒸れてかなり臭う纏足の靴に酒を入れて飲むのが最高の粋だったなんて話は、フェチというより、変態だよ。。。
↑纏足のレントゲン写真。お、恐ろしい。。。

Wikiにリンクの貼ってある纏足をほどこした女たちを読むと、当時の女性たちの置かれた状況について考えさせられる。
美しい纏足を持ち、いい家に嫁いでも、夫に依存する生活を強いられ、果たして幸せなのか?という生活が待っている。
結婚後も足が大きい、男の子を産まないとののしられ、女の子を産んでしまったら、今度はその子に
美しい纏足を施さないと自分の立場が危うくなる。。。

家に閉じ込め、性的愛玩物としてだけ存在する女というもの。この時代の女性の幸せって、何だったんでしょうね。
纏足をした足では、走ることも出来なかったため、災害時には、亡くなる方が多かったという側面もあるそうで。
ただただ哀しい。

昔読んで大きな感銘を受けた「ワイルド・スワン」。
その家系図を見ると、著者の祖母はまだ纏足をしていて、曾祖母に至っては、名前がなかった!という驚愕の事実。。。
(長女とか一番目、とかそんな感じで呼ばれていた模様。。。)未だにそれが忘れられない。
名前がないってどんな気持ちなんでしょうね。現代なら、飼い犬や飼い猫、鳥にすら名前をつけるというのに。
クシャミ先生は、猫に名前を付けなかったけれど。(あれ?最後には付けたんだっけ?)→何度も途中で挫折している。


この本読みたい!現題はそのまんま「三寸金蓮」。
纏足はその形状から蓮の花に例えられているので、美しい纏足のことを金蓮と呼ぶそうだ。

ついでに私の本。Amazonでは着実に日に何冊かは売れている模様で、ありがたい限りです。


                  


2016.01.16 Saturday
Amebaのブログって、同じテーマで書いてるブログがある場合、ググっても一つしか表示されないみたいで
Ameba内の検索をかけてみたら、いくつか読んで下さった記事を見つけた。こんなうれしいレビューもアリ、感激。

冒頭に「書店にわりと目立つところに置いてあり、気になったので購入してみました。」とあるので
目立つところに置いてもらえたら、こうやって気に留めてくれる人は、かなり多い本のはず。。。
アトピーで悩む人も、もちろん多いし、試しに「アトピー」「夫」でググってみると
いかに多くの妻が夫のアトピーで悩んでいるかがわかるのだ。。。


本レビュー「アトピーの夫と暮らしています」
http://ameblo.jp/say73/entry-12099263924.html
書店にわりと目立つところに置いてあり、気になったので購入してみました。



イラストレーターの主人公の夫(ユウ)は成人型アトピー。

SEの仕事をしながらステロイドを使いながらアトピーと付き合っていたそうです。
その後結婚され、脱ステロイドを決意。

心配させまいと「大丈夫」というユウさんは自分ひとりで抱え込むタイプのようでした。
そんな中一緒に頑張ろう、という気持ちで奥さんがアトピーのことを調べながら
一生懸命砂糖や油を変えたり、一緒に食事制限をしたりととにかく協力的なのが素晴らしいと思います。

旦那さん用の食事を別に作ればいいのに、自分と一緒に付き合って食事を変えていく。
なかなかできることではないと思います。

食事療法は高い!と嘆く場面がありましたが、本当にその通り・・・。


体質改善をしながら、少しずつ良くなっていきますが、
SEという不定期な職業に加え、ストレスで抱えすぎて悪化、
ステロイドを再度使いながらと戦っていきます。

主人公の実家(名古屋)に東京に引っ越すという決断をしたそうですが、
同居したお母さんからのプレッシャーがまたストレスになっていきます。

「いつまで治らないの!」とか「掃除が大変!」(落屑により)などの愚痴を聞かされたそうです。
本当にかわいそう…。

アトピーという病は、本人や近しい家族でないと、本当のつらさは理解しがたいのかもしれません。
私自身も身につまされる想いになりました。

本書ではフリーで仕事をしている主人公が、夫がもしかしたら失職してしまうかも、という恐怖を感じる場面もありました。

私も昨年アトピー治療のため休職をしていますが、旦那がしっかりと働いていたからこそできた決断です。
男性で、しかも家庭があると大変だと思います。

アトピーが治るまで仕事をせずに休む、ということができればいいけれど、現実的には厳しい。
成人型アトピーは長引くし、しんどい、というのは体調だけの事実ではない側面がありますね…。

つらいところも含めてさらけだしていただいた内容で、
アトピーって本当に自分の心とつながっているんだなーと感じました。

この旦那さんは理解ある素敵な奥さんに出会うことができて、本当に幸せだと思います。
夫への愛情とアトピーへ立ち向かう強い気持ちが感じられる一冊でした。

マンガで読みやすいので、おススメです!

#「アトピーの夫と暮らしています」の感想


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