六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展

181208_22081053web1.jpg181208_IMG_9421.JPG2018.12.08 Saturday
東京での一日目は、森美術館へ。
この時期の美術展は上野が熱く、都美のムンク展と上野の森のフェルメール展が二強のようですが、あえて六本木へ。しかもこっちもアニメの展示ばかりが熱気を帯びておりましたが、あえてカタストロフ展。会場に入ると、突然、何らかの災害で崩れ落ちた街並みが現れる。
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阪神大震災で崩れ落ちた建物を心象風景としてカラフルに描くドローイングは、粗削りだけど印象深かった。
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平川恒太 《ブラックカラータイマー》これは108 個の電波時計に東日本大震災後に福島第一原発に従事した作業員の肖像が描かれているもの。

オノ・ヨーコの《色を加えるペインティング(難民船)》は、参加型のインスタレーション。入り口で青と白のチョークを渡されて、私たちも参加。汚さないように注意を受け、実は一張羅を着ていたワタクシ、ドキドキ。
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オット(左)は、「素晴らしい未来を」、私(右)は、「好きな人と好きなことを!」

街頭でランダムに選んだ人に、今の気持ちを聞いて髪に描いてもらったと言う写真作品では、立派な身なりをして幸福そうに見える男性が「絶望的」、美しく優雅な女性が「自分の人生をつかみきれない」などと書いていて、誰もが何かしら悲しみや悲劇的なことを人生に抱えているのを改めて感じられて、興味深かった。

他に、家族の食事風景を描いているのに、なんとも不穏な気配漂う油彩画や、原発事故の立ち入り禁止区域に入ったドキュメンタリー映像や、夫の死後、仕事も辞め、すべてを「どうでもいい」と無気力になってしまった祖母がドローイングを通じて興味を取り戻すというプロジェクト、カテジナ・シェダー《どうでもいいことだ》など。
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以上のように、この展示のテーマは、ズバリ「カタストロフ[仏・catastrophe](大惨事、破滅、悲劇的な結末などの意)=[英・カタストロフィ=catastrophe]」。大災害などの悲劇的な出来事の前で、人は何を感じるのか、また、そういった出来事の前で、アートは何ができるのか、というのが大きなテーマ。

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モナ・ハトゥム 《ミスバー(ランプ)》

なかなか興味深い展覧会でした。この展覧会を見なければ、恐らく見ることはなかった作家や作風に触れることが出来た。それだけでも見た甲斐があった。それにしても気付けばもう一か月以上経つのね〜はやっ

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展
2018.10.6(土)〜 2019.1.20(日)会期中無休 森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/

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六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
カタストロフと美術のちから展

会期 
2018.10.6(土)〜 2019.1.20(日) 会期中無休
開館時間 10:00〜22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし12月25日(火)、2019年1月1日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)

会場 
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

料金
一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳〜中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

前売りチケット 一般  1,500円
販売期間:発売中〜2019.1.20(日)
ご購入先:チケットぴあ [Pコード:769-255]

主催 
森美術館

助成 
アダム・ミツキェヴィッチ・インスティテュート / culture.pl 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム ブリティッシュ・カウンシル
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター 台湾文化部 モンドリアン財団 公益財団法人野村財団
スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団 グレイトブリテン・ササカワ財団
 
協賛 
株式会社大林組 トヨタ自動車株式会社 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 アスクル株式会社
ヤマトホールディングス株式会社 株式会社四電工

協力
全日本空輸株式会社 日本貨物航空株式会社 シャンパーニュ ポメリー

企画
近藤健一(森美術館キュレーター) 

                  


2019年1月1日(火)〜3日(木)
お正月なんですが、年末の一番豪華な写真が抜けているようで、結構地味。
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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6周年。

あの日から6年が過ぎましたね。

170311_02-053atp_hina_mono.jpg穏やかに暮らせることに、謙虚に感謝できる一日となりました。
    
あの震災で人生が変わった人は数知れずだと思います。
狂わされた人、自ら切り開いた人も、ひとそれぞれ。
私自身も、震災で人生を変えられた一人だったかもしれません。
震災がなければ、オットはあのまま東京でサラリーマンを続けて
普通に暮らしていたかもしれません。

(私たちの場合は、汚染のためではなく、ストレスだらけの東京で
これ以上オットのアトピーが悪化することを恐れての引っ越しでしたが)

それがよかったのか、今こうしていてよかったのかなんて
死ぬまできっと結果はわからないけれど
誰かや何かによって、人生を狂わされたと思いながら暮らすなんて悔しいので
この先も自分たち自身で道を切り開いて行けたら、と思います。
   
画像は拙著に登場する震災のシーン。東京東部は震度5強でした。


#東日本大震災2011-2014
#東日本大震災2016-


              


170311_7977_n.jpg美しい女性にしか見えない男は言った。
「もう会えないんだ。こちらに来ることはなくなってしまったから」

そうか。。。ついにこの日が来たか。
わかっていたことだけれど、実際にやってくると、悲しいものだ。

今更ながら後悔。もっと会っておけばよかった。。。
     
忙しさとか、体調とか諸々にかまけて、人に会うことを怠ってきたけれど
やっぱりコレじゃいけないんだなーと思った。

そんなわけで、遅ればせながら今年の目標は「人と会う」ということ!
もう何年も会えてないアナタ、ぜひお会いしましょう!

そしてシロウさん、また東京でお会いしましょう。

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愛にあふれた場所。
roti cafe
sanshin-building 2F 1-8-19 higashi-sakura higashi-ku Nagoya-city
https://retty.me/area/PRE23/ARE63/SUB6304/100000700981/

(ケチャップのハートは創作♡)(左のオムライス写真は夫・宮田雄平撮影)
(真ん中イラストと右のチキン写真は私)

私の食べ物イラストはコチラ
http://hiyoko.tv/gallery/sb.cgi?cid=19


                  


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気持ちの伝わるメッセージ。

東京・新橋で7月1日から10日間に渡って行われた「きずな展」事務局(主催:トッパン・フォームズ)より
素敵な贈り物が届きました。
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「きずな展」は、東日本大震災から始まった、クリエイターによるチャリティーイベント。(今回は熊本地震へのチャリティ)
と言っても、私たちはただ作品を送るだけ。

クリエイターの言葉をキャプションにして絵を会場に展示して
作品をスキャンしてポストカードを作成し
オークション形式で絵を販売する
その一連のすべてを事務局の皆さまが行って下さいました。

作品はすべて完売し、何と400万円以上の義援金が集まったのだそうです。
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トッパン・フォームズさんの50周年記念誌。さすが印刷会社!あまりの美しい本でときめきます〜
記念のポストカードと作品の掲載された冊子、缶バッジなどなど。とっても豪華です!
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トッパンさんと言えば、昔、商社の情報処理室にいた時に
用紙を注文して持って来て下さっていたのが「トッパン・ムーアさん」
大きな会社なので、また別の子会社なのかな、と思っていたら
トッパン・ムーアさんが社名変更したのがトッパン・フォームズさんだったんですね。
何だかご縁を感じました。

昨今は印刷会社を取り巻く環境も厳しいものがあると思うのですが、それでもやっぱり大企業ですね。
底力と使命感を感じる素晴らしいイベントでした。
事務局の皆様、お買い上げ下さった皆様、ありがとうございました。


                  


さて、思うところあり、今年は1月の恒例「かるた展」とZine展のみで、展示はお休みするつもりでした。
この「きずな展」だけは例外で、自分の仕事のためではなく、チャリティと言うことで、参加させていただきました。

大体上京する際は、展示に絡めることが多いのですが、きずな展の7月はタイミング的に上京が難しかったのもあり
今年はもう9月になるのに、まだ一回も上京していないのです。

連休中に、名古屋に引っ越してきてから、東京や大阪へ出かけた様々なデータをまとめていて、驚きました。
何と去年は東京だけで8回も行っていたのですね!

今年はまだ一回も行ってないし、年内行く予定もありません。反動とは言えスゴイ。
今年は名古屋にすっかりなじんだ一年になりそうです。これはこれで必要な時間だったんだろう、と思います。
でもやっぱり東京は大好きな場所だし、そろそろ恋しくなってきたなー。。。。

とりあえず、2017年スタートは、いつもの恒例かるた展から始まります。


                  


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『シン・ゴジラ』(ちょいネタバレ)

160903_IMG_5494.jpg絶賛再開発中の名古屋駅からほど近い
あおなみ線・ささじまライブ駅にある109シネマズに
「シン・ゴジラ」見に行きました。
年末に吉井ライブに来たZepp Nagoyaのお隣さんです。

メンバーは、名古屋在住の大御所作家・O先生と
某大型書店店長・I氏と、作家兼カリスマ書店員H女史と
某出版社書店営業・U氏と、オットと私の6名。

このメンバーで「シン・ゴジラ」初回は私たち夫婦だけで
書店さんと版元さんは2〜3回目、O先生に至っては何と5回目!

この映画、人と語り合いたくなるというもっぱらで
とにかくスピードが速く、一回ではまず理解できないとのこと。

それはあかん!だってわたしなんぞ、映画を見る時は大抵DVDで。なんでかっていえば、途中で止めて
オットに「今のどういう意味?」って聞くためなのだ!

特に外国人の顔の区別がつかなくて、金髪みんな同じに見えるし
「今殺されたの誰?」(おいおいそこかい!)みたいなことがしょっちゅうなのだ。

しかしふたを開けてみると
「陽菜さん、めっちゃ泣いてましたね。僕なんか最初、ストーリー追うのに必死で、泣く余裕なんかなかったですよ」
「よくそこに気づきましたね。僕なんか最初サッパリ気づきませんでしたよ」
と(主に版元営業U氏より)褒め殺しに合うという結果に。むふふー♪

この映画って、無駄に字幕が長いんすよ。
それも話の本筋とはあんま関係ないような、役職とか会議の名前だとか、どーでもいいこと。

私最近、すごく目が疲れていて、実は字幕読むのがつらかったんですね。
(IMAX画質よすぎて、目が疲れる―という贅沢なジレンマに襲われておりました(笑))
だから早々に字幕読むのは諦めて、その代わりに登場人物の会話には注力して
「この人よりこの人の方が偉いのね」くらいのことを何となく理解して
会話ちゃんと聞けた分、ストーリーには入り込めたのかも。ま、結果オーライってやつですね。

それにしても、私は今まで、ゴジラって子供向け映画だと思っていたのですが、今回のは完全に大人向け映画ですね。

でも、最初のゴジラがすごく怖かったことは知っていましたが、本当に不勉強ですが
第一作のゴジラが放射性物質をまき散らしていたことは全く知らなかったんです。

第一作(1954年(昭和29年)11月3日公開)は、海底に潜んでいたジュラ紀の怪獣「ゴジラ」が水爆実験で安住の地を追われ
東京に上陸するという設定で、怪獣映画、特撮映画、パニック映画としてだけでなく、反核映画の傑作として名高いのですね。

当時社会問題となっていたビキニ環礁の核実験に着想を得て製作した、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、煽り文句などで「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。

水爆実験や第五福竜丸(1954年3月1日)の事件などが社会問題になっていたからこそ作られた第一作目。
そして、福島やもんじゅなどの原発が問題視されている今だからこそ、よりリアリティのある作品として
これだけの人の心に刺さる作品になったのでしょう。

この作品で描かれるゴジラって、日本人が心の底で一番恐れているモノを具象化した塊みたいなものですよね。
水と空気だけでどんどん成長して巨大化して、街を破壊し、核をまき散らす。
ヘタな殺し方をすれば、汚染という爆弾を落として行くというわけで。

火事は阪神大震災を、津波は東日本大震災を思い起こさせて、今この時代の日本人だからこそ、胸に迫るものがあるのです。

それを倒さんと奮闘する矢口蘭堂は二世議員で10年後には総理のイスを狙う野心をも持ち合わせた普通の政治家なんだけど
最後まで志をもって、対処に当たって行くのです。
それについて行くのが、官民から集められた科学者チーム。そして自衛隊。諸外国の思惑も錯綜します。
いろいろゾワゾワっと鳥肌立つシーン満載で、飽きさせません。

正直、2時間が長いとも短いとも感じず、ちょうどよかった。
すごくよくできた映画だと思いました。詰め込む情報量がちょうど良かった。
小説が原作の映画だったりすると、原作の情報を全部詰め込もうとして、大抵失敗する。
数百ページの文字情報を、二時間の映画に埋め込むなんて絶対無理なので、そこに取捨選択が必要になる訳です。

この映画にも、民間の視点が欠けているなどという批判もあるそうですが、そんなん詰め込んだら
絶対助長した内容になってましたって。スパッと切って正解です。


とりあえず、一回見て、見終わった17時半から21時半まで約4時間語り合いまして
みなさまの補足の甲斐もあって、何とか理解出来てるようです。
贅沢な映画鑑賞会に出られて光栄でした〜!!

それにしてもこれだけ熱狂させるパワーを持つ映画、やっぱりリアルタイムで見ておくべき。
見られてよかった!

そしてIMAXは素晴らしい!
映画の予告編が素晴らしすぎて、予告観た映画みんな見たくなった。


                  


スイカもそろそろ最後(って、前回も書いたっけ?)。スイカとリンゴの組み合わせって結構レアよね。
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震災から5年。

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昨日で震災から5年。

アトピー本には私の視点で描いた3.11が描かれていますが、オットの視点で、ブログ記事を書いています。
このところ、私のFBにはヘタレな投稿が続いていましたが、ようやく、気持ちが上がってきました。
現状は何も変わってないのですが、心の持ち方一つで、人は変わることができますね。

お互いに「一人で抱え込んでしまいやすい」性格なのですが、それって一見いい人っぽいけど、よく考えると、
すごく傲慢なことなのかな、と思えてきました。
人がひとりでできることなんて、限られているのに、自分一人でどうにかしようと思うのが、そもそもおかしいのですよね。

あの日 3月11日
http://hiyoko.tv/atopi/log/otto/eid23.html

#東日本大震災


                  


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