そんなわけで、カバーも決定して、発売日も着々と迫ってきております。
「ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力」
陽菜ひよ子(文・漫画・イラスト)+宮田雄平(写真)
出版社:秀和システム 2020年9月12日発売予定
この少し前の投稿にチラッと書きましたが、このカバーの女の子は
3年前くらい前、キャラクターを考える段に
サクッと2〜3分で描き殴ったもの。
今回、カバー用となにやらポスターを作ってくれるというので
5〜6点イラストを描きおろしたのに、デザイナーさんがこれともう一点
同じ時に描いた絵が気に入ったと聞いて笑ってしまいました。
一生懸命描くと、ダメなんだよなぁ。
2020.08.17 Monday
イラストをザクザクと進めている。
前にも書いたけど、希少なカラーページは写真もしくは私の食べ物が多いので
それ以外のイラストはほとんどモノクロ。
載るのはモノクロだとわかっていても、カラーで描きたくなるのを抑えるのが大変。
時間があるならいいんだけどね。
モノによっては後でカラーで使えるかなとか、どうせなら一度で済ませたいと
理由を付けてはカラーで描いてモノクロに変換したりもする、この2枚みたいに。
そうすると思いがけない色が濃いグレーになるのだね。
肌色は真っ黒になってしまうので、これは白く抜いている。
あと黄色系がイメージと違ってビックリするくらい濃くなるので
これはエビの尾を黒くするなど処理が必要になる。
なので、最初からグレーのグラデで描けば早いんだんだけどね。
わかってるんだけどね。
もう時間もないのでいい加減にせねば。
これから一番めんどくさいイラスト群の彩色にはいるので
これはもうキリないからモノクロで描こう。
そして余裕ある時にカラーでも塗ろう。。。ああめんどくさい。
仕事じゃなきゃやんないな(笑)
(画像のイラストは本の中には登場しません。
だいぶ前に描いた落書きの1枚。
しかしその落書きの中の別の1枚が、カバーイラストに使われることになった
という衝撃。そのあとカバー用に一生懸命描いた絵の立場ないわ。。。)
2020.08.17 Monday
ラストスパートでなかなか余裕が持てない中、うれしい差し入れに
思わずとっておきの食器を出す朝。ごちそうさまでした💕
2020.08.18 Tuesday
エビぞーの言葉にグッとくる。
緊張なんてしてたら仕事にならない。緊張しないためには、とにかく稽古を積むしかない。
稽古を積んだという自信が緊張を解くのだと。
なるほど、緊張するのは繊細なわけじゃなくて、甘えなんだな。
緊張しないのは大器なんじゃなくて、やり切ったからなんだな。
絵も同じ。
故・和田誠さんは、どんな絵も1時間程度で描くとおっしゃった。
もうアタマの中でこの絵を描くルーティンができあがってるので
描いている動画を見ても全く筆に迷いがないのだ。
そこまで到達するためには、描いて描いて描くしかないんだろうな。
厳しい世界である。
2020.08.19 Wednesday
ずっと調子よく進んでいた仕事が、疲れがたまってきているのか、猛烈なコリや目の疲れや頭痛や倦怠感に襲われて
効率が恐ろしく下がる。
いつもはマッサージや体操で軽減するのだが、まったくよくならず。
それでも本の発売日は待ってくれないので、やめるわけに行かず、コツコツ描いてたんだけど
夕方ちょっと横になったらそのまま寝てしまい、起きたら深夜0時過ぎ。
夕飯を作ったオットは起こしても起きない私の横で待ちくたびれて寝ていた。
私が起きた気配で彼も起きて、そこから深夜の貫地谷しおりのドラマ(田中哲司が迫真の演技)見ながら夕飯を食べて、ほっとひと息。
いやそうもしていられない。とガリガリ仕事中。
ところで、昼間仕事をする私の横でオットはずっと寝ていて、オットが起きている時は私は最近大抵寝ている。
お互い寝たい時に寝ているので、眠りの周期が違うからなんだけど、24時間一緒に暮らしているのに
微妙にすれ違ってる感じ。
今は珍しく二人とも起きている深夜2時過ぎの丑三つ時。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。