あいトリ過去最高の入場者数だったそうですが、その舞台となった県美では、現在戦争をテーマにした展示をひっそりと開催中。モノクロでも人それぞれの表現があり、面白い。そしてコレクション展では戦時中に描かれた絵や戦争にまつわる写真や絵が集められ、同時に見ることはすごく興味深い体験だった。こういった展示はは初めてだったけど、楽しかった。リーダーらしき岡本信治郎さんの画風がすごく好き。モノクロばかりだけど、だんだんパッと見ただけで誰の絵かわかるようになって、面白かった。
愛知県美術館と言えば、2014年の「これからの写真」でヌードを展示して物議を醸しだしたことも、私的にはまだ記憶に新しい。あいトリに関しては、スタッフの皆さんは本当に大変だったと思う。成功できてよかった。どうでもいいけど(よくないけど)、塩田千春さんを名古屋に巡回して欲しい。。。
昨日終わっちゃったけど、稲沢市荻須記念美術館で見た「木村伊兵衛 パリ残像」もすごくよかった。戦後のパリの庶民生活の写真はもちろんのこと、添えられた言葉にもグッと来た。さらによかったのは、常設展での荻須さんの描いた戦前から戦後にかけてのパリの絵が良い対比となっていたこと。
私は割とよく美術館に行くこともあり、時間がなかったり疲れたりして、つい企画展だけ見て常設展パスしちゃうことも多い。でも、こんな風に企画展と連動して常設作品も見せてくれると、新鮮に見られて良いなーと思った。先にも書いた愛知県美術館の「地球・爆」もそうだけどね。
地球・爆──10人の画家による大共作展 Earth Attack
「地球・爆」は国内各地域で活躍する10人の画家──伊坂義夫、市川義一、大坪美穂、岡本信治郎、小堀令子、清水洋子、白井美穂、松本旻、山口啓介、王舒野──による絵画プロジェクトで、11組で合計約150点の絵画パネルで構成され、全長は200メートルを超えます。
2001年に起こったアメリカでの同時多発テロ事件に呼応して岡本と伊坂と王が企画し、彼らの呼びかけに賛同した7人の画家が加わりました。構想図案から検討して「共作」する、というアイディアのもと、2003年に着手。全決定稿がそろったのが2007年9月で、そこから本画の制作が始まりました。2013年2月に完成していた第1番は、同年開催の「あいちトリエンナーレ2013」で紹介されました。
最年長の岡本が、少年時代に衝撃を受けた1945年の東京大空襲や広島と長崎への原爆投下も含め、20世紀以降の戦争が人類にもたらしたものをテーマとする、この絵画プロジェクトでは、それぞれの画家が個性を生かして描き方に変化を与えつつも、全体としては、ユーモラスで乾いた形で、あたかも一つの「絵巻物」のように表現されています。
史上最長級、の反・戦争絵画をこの機会に体験してください。
【出品作家】
伊坂義夫、市川義一、大坪美穂、岡本信治郎、小堀令子、清水洋子、白井美穂、松本旻、山口啓介、王舒野
[会期]2019年11月1日(金)〜12月15日(日)
[会場]愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]10:00〜18:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
[休館日]毎週月曜日(ただし11月4日[月・休]は開館)、11月5日(火)
[観覧料]一般 1,200(1,000)円 / 高校・大学生 900(700)円 / 中学生以下無料
※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
※上記料金で、同時開催のコレクション展もご覧になれます。
[主催] 愛知県美術館、中日新聞社
2019.12.24 Tuesday
クリスマスイブには、今年の初めにわざわざ大阪まで見に行ったのと同じ展示を。二度目なので、観たいものだけに集中して見た。前回はヨシタケさんの文字まで全部読んだけど今回はそれは辞めて(笑)それにしても、酒井さんの線がボールペンだと前回も見たはずなのに、また「ええっそうなんだ」と驚く自分って。。。大丈夫か?
酒井さんの絵、繊細でやさしいと、パステルの線で水彩で塗っていそうだけど、実はボールペンの線にアクリルガッシュなのよね。アクリルでべったり塗ったって繊細な絵は描けるのね。なんだか、うーん、考えてしまった。。。
そして、前回買えなかったブローチはまたもや売り切れ。他の人は全員あったので(大人気のヒグチさんでさえ)、マジおそるべし酒井さん。そしてもう去年くらいから二度と買うまいと言いながらも、つい買ってしまったマステが、前回も買っていてまさかのかぶり。。。。ああ、もう自分が嫌になる。
MOE 40th Anniversary 人気絵本のひみつ展 島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ ヨシタケシンスケ なかやみわ
展覧会の内容
日本のみならず海外の絵本作家・児童書作家と信頼を築き、絵本に関する最新情報を、幅広い世代に向けて発信してきた『MOE』。本展では『MOE』の前身である『絵本とおはなし』の創刊から数えて40周年を記念し、5人の絵本作家、酒井駒子さん、島田ゆかさん、なかやみわさん、ヒグチユウコさん、ヨシタケシンスケさんによる原画展を開催いたします。
子供たちだけでなくティーンから大人まで、今MOEの読者からもっとも支持されている、この5人の作品の魅カはどこから来るのか。約200点の原画を展観するとともに、作品作りの背景や絵本作りへの想い、普段の生活のなかで大切にしているものや作家自身の絵本体験についても語っていただき、世界観も、絵の表現や作風も全く異なる5人の作品の魅力に迫ります。
絵本は年月とともに形を変え、かつてないほどの広がりを見せています。
本展をとおして絵本の果てのない楽しさをぜひ感じてください。
2019年12月19日(木)〜12月29日(日)
松坂屋名古屋店 南館8階 マツザカヤホール
愛知県名古屋市中区栄3丁目16-1
TEL. 052-251-1111(代表)
https://www.daimaru.co.jp/museum/nagoya/moe40th_ehon/
開館時間:10:00〜19:30(入館は30分前まで、12月21日(土)、22日(日)は20時まで、最終日は18時まで)、会期中無休
入場料:一般800円、高校生600円、小中生400円
食べたものの記録:11/7(木)〜11/11(月)
楽しかった池田公園のお祭り。酔っぱらったなぁ。全体的に手抜き。
そして翌日からは東京だ!
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
◆東京◆
ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
https://mina-tsuzuku.jp/
◆名古屋◆
ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館
サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/
不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/