カメラマンやイラストレーターは便利屋ではない。

160814IMG_4783.jpg土曜日の朝、荷物が届いて、オットがゴソゴソ開けているので、誰から?と聞くと
一年くらい前に、梅沢登美男さんの出たライブを撮影したときに
会場に花を活けておられたお花の先生からだそうで。
その先生から、いったい何が?と思ったら、先日、頂き物の靴下があるのだけど
贈りたいので住所を知らせて欲しいとメールがあったんだそう。
開けてみたら立派なブランドの靴下が4足。

よくよく話を聞けば、まぁ、いつものことだけど(笑)
その先生とお話して、超聴き上手なオットは多分ほぼ聞き役だったようで。
で、その方のカメラで写真を撮ってあげたという。

たぶん、プロのカメラマンに写真を撮っていただいたんだから
そのお礼に、ということなのだろう。
さすがお花の先生、律儀にこの一年、お礼をしなくてはと思っておられたのかもしれない。

当然と言えば当然なんだけど、それを当然としてくれない人というのが、世の中にはとても多いのだ。


                  


うちのオットは、常にカメラを持ち歩いているけれど、それは、別に記念撮影のためではない。
一緒にいる私ですら、いつでもどこでも撮ってもらえると思っているわけではない。
(まぁ私の場合は、撮って欲しくないシチュエーションでも勝手に撮られているけれど(笑))

彼は今回Fip-FMモーチャーカメラ部でのスナップ撮影の講師を務めている通り、スナップ撮影を得意としている写真家だ。
だから、常日頃から、「作品」としての写真を撮っているのである。

でもたまに、イベントなどに顔を出すと、当然のように「撮ってくれ」と言う人がいるのだ。

別にね「プロだからお金をもらわないと撮りません」とまでは言いませんよ。
しかし、プロの写真家が一日に撮る写真の量って、半端ない。
大変失礼な言い方ではあるが、素人の方には想像が付かないほどの量なのだ。

普通の日常でも、毎日数百枚撮るんですよ。想像できます?
ましてやイベントなどでは、千枚以上撮ることもあるのです。
昔のフィルムで言えば、36枚撮りのフィルム100本とか、それくらいを普通に撮るんです。

で、スマホで撮った写真みたいに、撮ったものをすぐにメールで送れる訳では無いんです。
一度PCに取りこんで、専用のソフト(Photoshop)で調整して、サイズもすごく大きなもので撮るので、送るために小さくして
と、最低でもこれだけの作業が必要なんですよ。

それを1000枚以上ある写真から、探して、加工して、リサイズして。。。
一回くらいいじゃんって思うかもしれませんが、ちょっと想像してみて下さい。
あなたは今日一回頼んだだけかもしれないけど、うちのオットは出かけるたび毎回頼まれるんですよ。

それ毎回やってたら、体が持たないんです。

私が上記の様な理由を説明して
「うちのカメラで撮ってもいいけど、いつ渡せるかわからないから、あなたのスマホで撮ってあげる」
という言い方をしても、怒る人っているんです。
「ケチ」って思うんでしょうね。

「カメラ持ってるんだから撮ってくれればいいじゃん」というふざけたことを言う人もいます。
だったら、スマホ持ってるんだから、それで撮ればいいでしょう。


なんか、勘違いしてるようですが、カメラで写真撮ること、タダだって思ってません?
お金かかってないんだから、イイじゃんって思ってません?


プロが機材にどれだけお金かけているか、考えたことあります?
うちはそこまで高いカメラは使ってませんが、それでも、一台数十万はします。
そのカメラを、いつ依頼されても良いように、きちっとメンテして最善の状態維持するって大変なことなんですよ。
もちろん何かあった時のために2台・3台と所持するのは当たり前。

さっき出てきたソフトのPhotoshopも、以前は10万円以上する高額ソフトでした(現在は月額制でさらに維持費がかかる)。

PCだって、ネットが出来ればいいというスペックでは足りません。
HDやメモリ、モニタも大きなものが必要だし、画像の加工は非常にPCを酷使するので、こちらも常にメンテが必要。

ざっと考えても、これだけのことが必要なんです。
あと、カメラは消耗品で、一回シャッターを押す度に寿命が縮まります。

というわけで、あなたの記念撮影は、決してタダではないということを、覚えて置いて下さい。
当然、本来ならプロに頼めば料金が発生するということも忘れずに。


                  


まぁね、これって、イラストも同じで。
簡単に似顔絵描いてくれとか、私が猫の絵を描いていると「ウチの猫の絵を描いてくれ」とか言ってくる人がいますが
申し訳ないですが、基本、適当にお茶を濁して無視します。

タダだったら、誰だって描いて欲しいんですよ。
あなたは一人くらいいいじゃんって思うかもしれませんが、あなたひとりに描いたら
「わたしも」「わたしも」って言って来られることくらい想像できますよね。

そんなことになったら、責任とってくれます?
たぶん、描いたら、自慢しちゃうでしょ。宣伝になるしいいでしょとか言って。

言っときますが、タダで描いた絵なんて、何の宣伝にもなりませんので。
「ああ、タダで描いてくれる人なんだ」
って思われるだけですので。


以前、売れなかったころ、宣伝になると思って、知り合った出版関係者の方のプロフを無料で描いたことがありますが
一個も仕事なんか来やしませんでした。
その後、プロフ画像目当てのFB申請がやたら増えただけです。

その関係者の皆さま、今現在は無料でのプロフ画像は一切描いていませんので、ご了承下さいませ(笑)


まぁね、お金を払ってでも描いて欲しい人は、最初にちゃんとお金の話をしてきますからね。

「描いて描いて」って人のことは、無視するし、私の中では
「私をタダで絵を描く便利屋だと思ってる人なんだな」
という判定を下して終わりです。


                  


そんなわけで、お花の先生からの贈り物は、本当にうれしい出来事でした。

最初きいたときは、たった数時間ご一緒しただけで、一年後に思い出していただけるってすごいなぁとも思った。

私のインパクトが強いのはホント、ペンネームだけで、黙っていたら本当にすぐに忘れられてしまうと思うのだけど
オットはしゃべらずとも、こんなに印象に残るのだ。
フリーランスとして、本当にウラヤマシイ才能だと思う。

#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


160820akayu_onsen1.jpg2014年8月20日  山形・赤湯温泉にて。
「すっかり気持ち良くなった私が、「規則正しい生活」と言おうとして
うっかり「礼儀正しい生活」と言ってしまったら
ひよこ様ひよこ様と言って、敬礼してくるオットがうざい。」

山形県高畠市にある浜田広介記念館で展示をしたのは
もう二年も前のこと。
その際に、数日山形に滞在したのは本当によい想い出。

特に赤湯温泉のこのお宿は最高でした。
私こう見えて、若いころは宿にコダワリがあり過ぎて
1泊数万する宿に普通に泊まっていた「宿フェチ」だったんです。

特にクラシックホテルが好きで。
今は廃墟になってる有名ホテルの写真が先日見つかったので
今度上げてみようかと思っています。

そんな私が泊まったホテルの中でも、この赤湯温泉の御殿守は最高の宿でした。また泊まりたい。。。

上杉の御湯 御殿守
http://www.gotenmori.co.jp/
じゃらんでも★4.5
http://www.jalan.net/yad321384/


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。


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イラストレーターとコミュニケーション能力。

160803_IMG_4409.jpgイラストレーターの適性として、必要なものに
「コミュニケーション能力」が挙げられると思う。
イラストレーターなんて、絵さえ上手ければ、誰でもなれるんでしょ
と思う人は多いかもしれない。

けれど、絵が(そこそこ(笑))上手いのは当然として
フリーで仕事をするには、高い営業力も必要だし
必要最低限のビジネススキルも持っていないと厳しい。
自宅で効率的に仕事をこなすには、高い自己管理能力も必要だと思う。

営業力やビジネススキルは、どちらかというと仕事を得るまでの話で
実際に仕事を始めた時に試されるのが、コミュニケーション能力、なのである。


                  


140225_6958_n.jpgオットのアトピーが一番悪化していた時に派遣で働いていた会社は
とてもシンドイ職場だった。
派遣会社に登録に行ったのが12月の半ば過ぎで、その当日に仕事が決まって
やったー!と喜んでいたのだけど、やはりそうそううまい話があるわけはない。

私の前にいた女の子が、急に辞めることになったとは聞いていたが
よくよく聞けば、上司とウマが合わず、毎日バトルが続いた挙句
3月末の契約を破棄して、12月末で辞めることになったのだそうだ。

仕事は、上司とマンツーマンで行うもので、実務をしつつ上司から
直接指示を受けることになり、引継ぎもなかったので
彼女のことは、別の同僚から聞いただけだったけど、それはもう毎日毎日
切れまくって大変だったそうで。

私は3月末の予定が、一か月延長になるほど、その上司とはうまくやれていて
「いい人が来てくれてよかった」
と言われて、悦に入っていたのだが、そんな扱いも最初のうちだけだった。

その上司のことは、私の前任者以外の女性もみんな嫌っていて、その理由が、何を言ってるかわからないというもの。
専門用語ばかりやたら並べて難しいことは説明するのに、肝心な実務に必要な部分ははしょってしまうという
理数系男子にありがちなパターンだったのだ。

私も、いや、聞きたいのはそう言うことじゃなくて、とは思ったけれど、持ち前の好奇心旺盛な性格のせいか
上司の専門的な話も嫌いでは無く、ところどころ、へぇ、そうなんですね、と合いの手は入れつつ
相手が何を言いたいのかを何とか聞きだし、理解しようとして、実際にどうにかなったのだ。

私自身、決して人間関係が得意なわけではないので、何で自分にできることが他の人にはできないんだろう?と
逆に不思議ですらあった。

でもふと思ったのだ。

そうか、もしかしたら、イラストの仕事をするうちに、コミュニケーション能力が身についたのかもしれない。
ここでいうコミュニケーション能力とは、正確に言うと、人と仲良くする能力とはちょっと違う。

相手が何を言わんとしているのかを、読み取る能力、なのである。

これがないと、正直イラストレーターとして仕事をするのは厳しい。

イラストの仕事と言うのは、好きなものを好きなように描いてお金がもらえる訳では無い。
クライアントの「こういうものを、こういうイメージで描いて」という抽象的な言葉を視覚化して表現することなのである。

ある言葉を聞いて浮かぶイメージは、ある程度までは、共通の認識としてはあるかもしれないが
細かいディテールにまで及ぶと、やはりそこには個人差がある。

簡単なものでも
「リンゴを描いて下さい」
と言われたら、大抵の人は赤いリンゴを描くだろうけれど
「犬を描いて下さい」
と言われたら、柴犬を描く人もレトリバーを描く人も、ダックスフントを描く人もいるかもしれない。

それ以上に
「美味しそうなリンゴ」「アートな感じのするリンゴ」「人懐っこい犬」「さびれた街をとぼとぼ歩く孤独でお腹を空かせた犬」
などとバリエーションが広がれば、描く人によって出来上がりはさまざまになる。

けれど、正解は一つなのだ。
イラストレーターが好きに描いてよい職業では無い以上、クライアントがOKを出すのが正解なんである。
たとえ、全国共通で、リンゴは赤、となっていても、クライアントが「黒」と言えば黒ななのだ。

そのクライアントの「正解」を上手く導きだし、クライアントの期待を超えるものを描くには
クライアントの意図を正確に読み取ることがまず必要なのだ。

それと、イラストレーターは、打たれ強さも必要だ。
大人になって普通に生きていると、あまりダメ出しされることってないんではなかろうか。
よほど仕事で失敗した時以外に、人から叱られたり、否定されることって少ないのではないか。

けれど、イラストの仕事は、まず一回でラフが通ることは少ない。
大抵ダメ出しされ、否定されるところから仕事が始まるんである。

前出の上司は頭がイイだけに、こちらに要求するレベルも高く
「陽菜さんは、ミスはほとんどないからいいんだけど」
と言いつつ、一回うっかりしてしまったミスについてネチネチ言われたりしたのだが
否定されるのにはなれているので、冷静に受け止められたのではないか、と思う。

しかし、幸か不幸か、その嫌われ者の上司と妙に仲良くなってしまったおかげか、いつの間にか社内で
二人で孤立するようになって行ったのだった。いやホントしんどかった。

結局女性陣とは「仲良く」できていないので、そういう意味での対人スキルはまだまだだったな、と思ったり。

そういえば、翌年もこの会社からは仕事の打診が来たのですが、丁重にお断りしました。
上司Kさん、ごめんね。


この会社のことを考えると、冬が永遠に終わらないように感じたこととか、春が本当にうれしかったことを思いだす。
140214_3882_n.jpg140331_4623_n.jpg140421_2550_n.jpg
ちょうどこの会社で3か月目に入った、忙しさのピークの中で、戸田恵子さんの本のイラストの依頼があり
とても光栄なお仕事で、よいお仕事をさせていただいたのではあるが、スケジュール的にはずれにずれ込んで
ちゃんと納期に間に合うのかとキリキリ胃が痛み、ついには不整脈が出たりと、ホントイロイロ大変だった。

この写真では笑顔ですけど、実は不整脈を抱えていたのでした。

でもおかげで、版元の編集Uさんとも、編プロの編集Dさんとも、今でも連絡を取り合う仲!ありがたやー。


#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


160803_IMG_4399.jpgうれしいことに、本を買って下さったというのでご一緒にパチリ。
颯爽とした美女でございます。
まったく生活感なくカッコよくお仕事されているKさん
二児の母と知った時は驚いた!!

小学生の息子さんが拙著をすごく気に入って下さったそうで
息子の名前を書いてください♪と最初頼まれて
結局、ご本人も旦那様もお嬢さんの名前も全部描いてました。
旦那さまもお読みくださったそうで、何だか照れまするー。

Kさん、ありがとうございました♡


                  


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最近の雑感。

160707IMG_2965.jpg2016.07.09 Saturday
寿司をたらふく食べてご満悦の図。(7/7・結婚記念日)

最近思うのは、一番大事なのは、今の自分が幸せかどうかって事で
そこにヘンな沽券やプライドなんかいらないよねって話。

たとえば、イラストレーターでなくなったから不幸だとか失敗というわけではなく
イラストレーターでなくなっても、笑って暮らして行ければ
それはシアワセなんだろうな、と。

いや、辞める予定はないですけどね、今のところ。

最近、自分の居場所が、ある場所に出来て、すこぶる楽しいのだ。
今まで生きてきて、こんなに居心地よく、自分の好きなことをして過ごせて
人から認めてもらってるという状況になったのは、始めてなんじゃないかってくらい。

あーなんか幸せだなぁ。。。そんな想いで過ごした8回目の結婚記念日。

昨日は、たくさんいいね、お祝いコメント、ありがとうございます。8回目の結婚記念日は、お寿司を食べに行ったので、初めてお寿司を見たトラ猫ちゃん。いや、フツーわかるだろうけど、何かよくわかってないみたいです。 #ネコ #猫 #寿司 #ねこ #花 #植物 #絵本 #日本 #和 #みんねこ

陽菜 ひよ子さん(@hiyoko_hina)が投稿した写真 -



                  


2016.06.30 Thursday
何だかモヤモヤとすごく悲しい気持ちになって、思わず弱音?愚痴?Tweetしちゃったら、
ある集まりでご一緒した売れっ子作家さんが絡んでくれて、お話するうちに元気になってきた。

まさかその方が絡んで下さるとは思わず、神が降臨したかのよう!
私よりうんと若い方だけれど、やっぱり言葉が深い!
まさか出会えると思ってなかった方と出会えて、こうしてからんでいただけるとは。
やっぱ最高だな、えぬえすけー。次回は絶対参加する!

ちなみに愚痴ツイートってこれなんだけどさ。
相手からの対応が、それは違うだろうと、モヤモヤするときに
何も言わずにただ離れて、距離を置くことには慣れたけれど
自分は誠心誠意対応した結果、距離を置くことになったことに対する
虚しさややるせなさには、慣れることができないなぁ。

                  


160710yoshii_010108mekarauroko8.jpg2016.07.10 Sunday
イラストの仕事に追われつつ、先日のイエローモンキー復活ライブの
余韻を味わうため流すDVD。15年前・2001年1月の東京ドーム。
このとき友達のAちゃんと一緒に会場にいたんだよねぇと言いながら。
(オットとは知り合う数年前で、彼は会場にいなかった)

その最後に吉井さんが「みなさんも、充実した21世紀を過ごして
俺たちがいつか帰ってくるときに、素晴らしい、悔いのない人に
なっていて欲しいな、なんて思います」って言っているのを
改めて聞いて、その直後に流れた「バラ色の日々」は
涙失くしては聴けなかった。ちゃんと帰ってくるって今では分かっていても。

ドームに行った頃の私は、まだまだちっこい、つまんない奴だったなーと思うのだけれど
あれから父が死んで離婚して絵の仕事を始めて再婚していろいろあって、多少は、味のある人間になれたかなって思う。

「悔いのない人」になれたって思えるから、今はもうイラストを捨てても、もういいかもなぁって思えるのかもしれない。
と、冒頭へつながるのだけれど。

今は、自分よりオットのサポートをして行きたい。
もちろん来るものは拒まず。頂けるお仕事は誠心誠意させていただくけれども。

今現在も、ステキな案件をいくつか抱えています。それと、ワクワクしながら待ってる状態ものも。
なんて、やっぱりまだ当分やめられそうにはないねー。楽しすぎて。


160709_IMG_2746.jpg


                  


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自信はつくものじゃなくてつけるもの。って、たぶん前にも付けたタイトル。

160416_IMG_1299.jpg気付くと2週間も日記を書けないままでした。
最近はアトピーブログの方に意識が行っていて
でもそれもあんまり書けてないのですが。。。まぁ慌ただしいです、ホント。

2016.04.23 Saturday
バタバタと日々過ぎて行きます。。。そんな中、一歩大きく前進したことがありました。
私にしてもうちのオットにしても、決して器用な方では無く、色々上手いことやれてないなぁ、と
思うこともしばしばですが、そんな中でも、見ていて下さる方はいらっしゃるものだなぁと、
感じ入ることの多い今日この頃。
フレディとイースターのひよこを囲んで大笑いした土曜日から一週間が、本当にアッという間でした。
春から夏にかけて、新しい毎日が始まる予定。

160416_IMG_1279.jpg160416_MG_7861.jpg160416_MG_7899.jpg160416_IMG_1283.jpg160416_MG_7996.jpg


                  


160412suiensaa_website.jpg160412suiensaa_website.jpg160412allabout_website.jpg160419suiensaa_website.jpg真面目にお仕事のことでも更新しようっと。
画像をクリックすると、公式サイトに飛ぶことが出来ます。

2016.04.05 Tuesday

イラストを担当しているEテレの番組『すイエんサー』
年度が変わり、去年ほどの大幅リニューアルではないですが
番組WebsiteのURLが変わったり、土曜日の放送時間が10時からになったりと
ちょっとずつ変わっています。

今後私のイラストはWebsiteには掲載されないかもしれませんが
引き続き一年描かせていただいております〜(番組内では使用されます)。
今年度からは次週の予告は動画で行くようで。やっぱ時代なのですね!

その後、Website上にイラストが載るかどうか確認したところ
告知は動画で行くので告知ページには載せられないけど、ないと淋しいので
今後は放送終了後のページに載ることになったそうです。

2016.04.12 Tuesday

その時のテーマによって、描きやすい絵とそうでない絵があるのか
このとき描いたイラストはちょっと後悔があります。
特にこの鬼ごっこと画家の二枚は、同じ週に描いたものなのですが
絵ではなく文字のミスで全描きなおしになってしまい
半泣きで描いたものなので、想い出すと、ちょっと切ない気持ちになります。。。
現物納品って辛いのだわ。。。。

つづいて、All about「イケアラフォーと痛アラフォー」(島田佳奈ちゃん)。
前日4/11に更新されています。ちなみに4/11は私の誕生日。
なんと森高千里さんとまったく同じ日なのです。
奇跡のアラフォー(?)と同じ日生まれですが、このイラストでは
痛い方のアラフォーが私。。。太い眉毛が流行ってるなんて知らなかったわ。
やばいじゃん。

2016.04.25 Monday

先週のNHK Eテレ・すイエんサー放送分は、ポテトチップスの作り方でした!
こんなイラストが登場しておりました。明日はイケメンが登場するらしいですよ!
お楽しみに♡

すイエんサーは基本2週分を一度に収録するので、イラストの依頼も2週分まとめて来ます。
このポテチと次回のイケメンは同じ週に描いたのですが、両方とも割と気に入っています。
やっぱ調子の違いなのかなぁ。それともテーマがたまたまよかったのか。
自分の絵なのに、イマイチなぜそうなのかよく分からない。。。自信を失くすこともまだまだ多いです。

そんなわけで、次回のイケメンもお楽しみに☆


                  


そしてこの二週間の間に起きた大きな出来事と言えば、やはり熊本の地震。
コチラにも書きましたが、この度被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。


続きを読む>>


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お誕生日。

IMG_1276.JPGIMG_1267.PNGさて、お誕生日。無事47歳になりやした。わーい、パチパチパチ。
最近、甘いものとすっかりご縁が薄くなった私は
頂き物のマーブルケーキをオットと半分こで、全然満足してしまった。
こんなケーキの写真見ても、今は食べたいと思わなくて。
下のは友人からもらったお土産。甘さ控えめでおいしかった〜!Yくんありがと!

ここ数年、お誕生日の時期は、ワクワクが続いていて
去年の今頃は、アトピー本のプロットに追われていて
自分が書きたかった企画を本にできる喜びで胸がいっぱいだった。

おととしは、戸田恵子さんの名古屋本の制作でいっぱいいっぱいで
当時は派遣でフルタイムで働いてもいたので、大変だったけど
未来への夢や希望でやっぱり胸いっぱいだった。

今年のお誕生日は、それに比べるとちょっと地味な展開かも。
とはいえ、二冊目の本のプロットは着々と進んでいて、いい調子。
去年やおととしには夢の様だったことが、フツーになりつつある
これはとっても幸せなことなのではなかろうか。

そしてこれから夏にかけて、すごくうれしいことが進んでいる。
仕事ではなくプライベートなことなのだけど、これが本当にうれしい。
イロイロ大変なこともあるけれど、何とかなるでしょ。


今年のお誕生日は、FBに120名以上からコメントついた。(すみません、自慢ではなく、単なる記録です)
最近、FBはやたら過去を振り返らせるのだけど、それによると、おととしは50人からコメントがついたようで。
去年は不明だけど、二年で倍以上。
そんなにもたくさんの人が、私の誕生日を気にかけてくれて、お祝いしようと思ってくれてるんだからねー。ありがたいことだよね。

誕生日は、フツーに仕事していて、原稿と格闘していたのだけど、その原稿の中で、数年前の誕生日のことを書いていた。
描きながら「そういや、今日誕生日じゃん」と気づく。
その書いてる誕生日より、今の方がずっと楽しいし満足してるので、私は一応人生正しく歩けてるのかな、と思う。


オットとももう一緒に8回も誕生日を迎えてしまった。振り返るとしみじみ。

2015年・・・風邪っぴきと本の企画について。
2014年・・・戸田さん本の報告。
2013年・・・taekoさんとランチ。
2012年・・・元気の出る日記。
2011年・・・震災一か月後。
2010年・・・寿司
2009年・・・不惑について。
2008年・・・TDR

そして今日は、すっごく寒くて、思わず暖房入れてしまった!


                  


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震災から5年。

160311anohih_you1.jpg
昨日で震災から5年。

アトピー本には私の視点で描いた3.11が描かれていますが、オットの視点で、ブログ記事を書いています。
このところ、私のFBにはヘタレな投稿が続いていましたが、ようやく、気持ちが上がってきました。
現状は何も変わってないのですが、心の持ち方一つで、人は変わることができますね。

お互いに「一人で抱え込んでしまいやすい」性格なのですが、それって一見いい人っぽいけど、よく考えると、
すごく傲慢なことなのかな、と思えてきました。
人がひとりでできることなんて、限られているのに、自分一人でどうにかしようと思うのが、そもそもおかしいのですよね。

あの日 3月11日
http://hiyoko.tv/atopi/log/otto/eid23.html

#東日本大震災


                  


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オット、出逢った時の私の年齢になる。

160206_IMG_0741.jpg160206_IMG_0720.jpg160202_IMG_0649b.jpg
今日2/7は旦那さまのお誕生日。これ履いて、たくさん撮影してね♡
花柄とヒョウ柄のスニーカーって、大阪のオバちゃんみたいやね。私もたまに借りよ。

この靴を買った昨日は、東京から、編集さんが来て下さって、打合せだった。
すっごくいいアイデアがポンポン湧いて、ものすごく有意義な時間。

もっと近ければ、もっとちょくちょくお会いできるのに残念です、と言われた。
1年前の自分であれば「そうなんですよ、早く東京に戻りたいんですけどね」とすかさず答えたであろうけれど
特にここ半年くらいで、イロイロ意識が変わったのを感じる。

でも大切なのは、縛られないことかな、と思う。
せっかくフリーランスなのに、どこか特定の場所や組織に縛られるのは馬鹿げている。
どこにいてもどんな風にでも仕事ができる、そんな風にしなやかに生きて行きたいと思う。

先日の出版祝の会でいただいたチョコレートと手づくりのつまみ細工のサンキャッチャー。
お雛様と一緒に飾ったりしたら素敵だなぁと夢想中。。。


                  


160130_MG_2974s.jpg160130_MG_3038.jpg2016.01.31 Sunday レディ歩き。

大須観音で待ち合わせして、みんなで記念撮影!ってことで
ちょうど歩いてきた観光客らしき外人さんに頼む地元民(我々)。

外人さんたちは、快く引き受けてくれたが、その目は
「なんで観光客の僕たちがニッポン人の写真を撮るの?」
と訴えていた。

揚げまん棒と世界一美味しいピザ。
それからこの会のお礼に私が描いた似顔絵。
160130lady_walk4208_n.jpg
イラストレーターの大先輩であるレディに
出版のお祝いに描いてもらったオットの似顔絵。

「とりあえず、Canonって書いとけば大丈夫だろ」
という名言が生まれました(^o^)/

チカさんとジュンコさんからは、おいしそうなチョコレートを頂きましたー!

日曜も今日も仕事でバタバタしていて、もったいないので
いろいろ落ち着いた明日、ゆっくりおいしいお茶と一緒に頂きます。
みなさん、ありがとうございましたー!!(^o^)/



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続柄の不思議。

160107_IMG_0524.jpg2016.01.17 Sunday
我が家からの年賀状を見て、本を書店で注文したという
大阪に住む、母方の遠縁の叔父から、本を読んだとメールが届いた。
     
てっきり「お母さんのことをこんな風に描いて!」と叱られるかと
戦々恐々としていたのだが、第一声
「二人ともよく頑張った!特に旦那は辛かっただろうなぁ。」
と書かれていて、とにかくホッとする。
叔父、正確には再従叔父(はとこおじ)で、母のハトコに当たる人。
親類の縁の薄い母にも叔父にも、お互いに最後に残った唯一の親類なのだ。
      
何しろ遠い親戚なので、数えるほどしか会ったことはないのだけど
私がデビューしたころから、ずっと応援して全部本も買ってくれているのだった。
       
担当編集さんに言ったら叱られそうだけど、発売した時には、親類縁者には全く知らせなかったので
このお正月に、年賀状を見て、買ってくれた親類が多数なようで。
実は函館の義両親には、今日やっと送ったのだった。
義両親には、心配をかけてしまいそうで、なかなか送れずにいたのだけど。。。
あとねぇ、あんまり私に申し訳ないと思われるのも、ねぇ。。。だったら本にしなきゃいいんだけどね。えへへ。
まぁとにかく、今はオットはすこぶる元気で、だから安心して読んでもらえそうで、ホントよかった!

函館の義両親に、荷物を送ったと電話をすると、ちょうど先日の日記に書いた、オットの従姉のKちゃんが
関東から帰省していて、オット実家にも遊びに来たそうだ。(義母はKちゃんを自分の娘のようにかわいがっている)
彼女は3冊買って、自分の母(義母の兄嫁)と叔父(義母の弟)に配るために持って来てたんだって!
義母が言うには、広島に住む伯母(義母の姉)も3冊買って、娘二人に配ると電話で言っていたそうで。。。。

ありがたくて涙が出る。

ところで、先日の日記を書いてて、従姉の子供って何て言うんだ?と調べてたら出てきたWikiのこの表
従姉の娘は、従姪(いとこ姪、じゅうてつ)というそうだ。(黄色の繋がり)

緑の繋がりは、真ん中の遠縁の叔父は再従叔父(はとこおじ)だということはわかったが
その娘のTちゃんやKちゃんは?三従妹(みいとこ)、あるいは其又兄弟姉妹(そのまたいとこ)というそうだ。
再従兄弟(はとこ)は、またいとこ、ともいうから、そのまたいとこ。。。
結構、単純と言うか、強引に付けてる気が。。。そうじゃないと、複雑になっちゃうからなんだなぁ。

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再従叔父の育ての母は、私の祖母の従妹である従叔祖母(いとこ大おば)で、母もかわいがってもらっていた。
そこは斜めにつながっているのね。そして、従叔祖母(6親等)までは、私にとって民法上、親族だけど
おじさん(7親等)三従妹たち(8親等)は、親族ではないのかぁ。。。(緑左上)

ついでに言うと、オットの従姉は、私にとって姻族である3親等内ではないので、正確には親族(姻族)ではない。
。。。そうかぁ。
でもオットの親族のように密につき合ってると、何かもはやオットの兄姉みたいに感じるからさ。
親族なんて、法律でこれって線を引けるものではないよね。

ただもう、父が亡くなり、母の妹たちも亡くなっているので、オットが私の従兄妹たちに会うことはないのだろうなぁ。
これって、その家庭の親族との付き合い方で、変わってくるのだろうな。


ところで。。。
昆孫・晜孫(こんそん)は6親等の直系親族。
来孫の子、玄孫の孫、曽孫の曽孫、孫の玄孫、子の来孫、孫の孫の孫である。
本人を1世とすれば7世(6代後)の末裔である。
存命中に昆孫が産まれたのは2006年に死去した米国人女性エリザベス・ボールデンだけで、75人いたそうだ。
そんなわけで、存命中にまだ仍孫(それ以降も含む)が誕生した人はいない。
さらにその先の雲孫は、雲のように遠い孫という意味。

それにともなって、世界の長寿の方たちを調べてみたら、大体116〜117歳前後で亡くなっているらしい。
上記のエリザベス・ボールデンさんも116歳で亡くなっている。

現在人類史上一番長生きした人は、ジャンヌ・カルマンというフランス人女性で、122歳まで生きたらしく
確実な証拠がある中で大還暦(120歳)を迎えた史上唯一の人物だそうだ。
彼女は生前のゴッホに会ったことがあり、エッフェル塔が建設されたこと
1885年のヴィクトル・ユーゴーの大規模な国葬が行われたことを記憶していたんだって!
2019年より、ジャンヌの長寿記録に疑義が生じている(後述参照)。

世界最高記録への嫌疑
ジャンヌが122歳164日まで生存したという主張については、既にジャンヌの生存中より専門家・学者から数多くの疑義が呈されてきた。ジャンヌの没後間もなく、老齢学者・トム・カークウッド(英語版)より、ジャンヌが娘・イヴォンヌと入れ替わっている可能性が示唆され、日本でも、高齢社会について著書の多いジャーナリスト・フリーライターの山本思外里も、自身のブログ内で、ジャンヌの長寿記録に疑問を呈している。

2019年に、ニコライ・ザーク、ヴァレリー・ノヴォセロフなどのロシアの研究プロジェクトが、生前のジャンヌ本人のインタビューにおける発言内容や周囲の人物の証言、またジャンヌに関する公的な書類などを検証した結果、「イヴォンヌが死亡する前と後で、ジャンヌの身体的特徴が大きく異なっている」ことを理由に、「ジャンヌ本人は1934年に58歳で死亡しており、娘・イヴォンヌが相続税の支払いから逃れる目的で、母の戸籍を使用していた可能性が高い」とした上で、「1997年に死亡したのがジャンヌではなくイヴォンヌだとしたら、正確な没年齢が99歳である可能性がある」として、「ジャンヌとイヴォンヌがすり替わった」と結論付ける自説を主張。

これらの疑義については反論もなされており、GRGも2019年現在はジャンヌの記録を認定している一方で、長寿記録の審査を厳格化すべきだという意見も上がっている。            2019.05.15 Wednesday

なお、現在のギネス最高齢は3人連続の日本人で、田中カ子(たなかかね、1903年〈明治36年〉1月2日 - )さん。
この5月1日で「明治、大正、昭和、平成、令和」の5つの時代を生きていることになる。
インタビューではまだお元気そうだった。
昨年夏に117歳で亡くなった都千代(みやこ ちよ、1901年〈明治34年〉5月2日 - 2018年〈平成30年〉7月22日)さんに変わって115歳で記録保持者になられたばかり。
長寿な人は、沖縄とか長野などののんびりした土地に多そうだけど、カ子さんは福岡市の人で、千代さんは横浜市の人。
意外と都会の人の方が長寿なのかも?


                  


わが国で一番血縁が長く続いてそうなのは徳川家か天皇家だなということで、こんなんまとめてみた。
15代将軍だけど、家康から数えて10代目までですっぽり収まっている。
家康からの血縁は途絶えてないけど、家康の直系親族なのは11代家斉まで。
190515tokugawa_ketsuen1.jpg
そして、将軍はやっぱり気苦労が多いせいか短命だったのね。
8代将軍吉宗の兄は紀州3代目藩主だし、15代将軍までコロコロ変わる間に、水戸はまだ9代目。
史上いちばん長生きだったのは、最後の将軍慶喜さん。ホッとしたんでしょうね。
あんまり偉くなるより、ホドホドがええってことだよねぇ。。。        2019.05.15 Wednesday


                  


160119tensoku1.jpgtensoku-Bound_feet_X-ray.jpg2016.01.18 Monday
仕事で靴のことを調べていて、纏足について書かれているモノを偶然目にして
自分の認識が間違っていたことを知り、愕然!
世の中、実際より軽く見られて「大したことじゃない」と思われていることって
本当にたくさんあるのね!(アトピーもしかり、だが)

纏足って、縛って、普通より足を大きくしないようにしたもので
せいぜい2/3くらいの大きさなのかな〜なんて思っていたら、とんでもない!
美しいとされていた纏足は、三寸金蓮といって、約9センチ!
ほとんど足首と変わらないんじゃないの?ってくらい小さいよ!

そして纏足にした一番大きな理由が、小さな足で歩くと、バランスが
取りにくいので、内ももと女性器の筋肉が発達すると言われていたからなのだ。
どこまでも男の都合が優先されていたのねーーー!!

また、小さな足と言うのが性的な愛玩の対象だったようで。
(洋の東西を問わず、貴族階級にとって、美の基準は小さな足。大きな足は労働者階級のもので、
西洋でも小さな足が好まれ、無理やり小さな靴をはいていた。)
蒸れてかなり臭う纏足の靴に酒を入れて飲むのが最高の粋だったなんて話は、フェチというより、変態だよ。。。
↑纏足のレントゲン写真。お、恐ろしい。。。

Wikiにリンクの貼ってある纏足をほどこした女たちを読むと、当時の女性たちの置かれた状況について考えさせられる。
美しい纏足を持ち、いい家に嫁いでも、夫に依存する生活を強いられ、果たして幸せなのか?という生活が待っている。
結婚後も足が大きい、男の子を産まないとののしられ、女の子を産んでしまったら、今度はその子に
美しい纏足を施さないと自分の立場が危うくなる。。。

家に閉じ込め、性的愛玩物としてだけ存在する女というもの。この時代の女性の幸せって、何だったんでしょうね。
纏足をした足では、走ることも出来なかったため、災害時には、亡くなる方が多かったという側面もあるそうで。
ただただ哀しい。

昔読んで大きな感銘を受けた「ワイルド・スワン」。
その家系図を見ると、著者の祖母はまだ纏足をしていて、曾祖母に至っては、名前がなかった!という驚愕の事実。。。
(長女とか一番目、とかそんな感じで呼ばれていた模様。。。)未だにそれが忘れられない。
名前がないってどんな気持ちなんでしょうね。現代なら、飼い犬や飼い猫、鳥にすら名前をつけるというのに。
クシャミ先生は、猫に名前を付けなかったけれど。(あれ?最後には付けたんだっけ?)→何度も途中で挫折している。


この本読みたい!現題はそのまんま「三寸金蓮」。
纏足はその形状から蓮の花に例えられているので、美しい纏足のことを金蓮と呼ぶそうだ。

ついでに私の本。Amazonでは着実に日に何冊かは売れている模様で、ありがたい限りです。


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