日にちが少し戻って、4月半ばのお話。
鎌倉に行った翌日も、着物を着ました。
相変わらず、門前仲町の市を覗いて
そしたら、こんなアンティークミシンが
出ていました。
最近ではインテリアとしても
人気の古いミシンですが
コレは格別にデザインも状態もいい感じ。
お店の人いわく、ちゃんと動いて使えるんですって
けれど、取扱説明書がないんだそうで。
お店の人としては、ミシンとしてではなく
あくまでもインテリアとして、テーブルなどにリメイクする予定で
引き取ったものなので、取説がないことをさほど
気に留めていなかったそうなのですが
「取説があれば買うのに」
というお客さんが結構な数いらっしゃるそうで。
使えるのにわざわざリメイクするのももったいない話。
誰か取説なしで使いこなせる方の手に渡りますように。
ちなみに帽子の学校にはほぼ同じようなミシンがあります。
ワタシは使ったことがないのですが
このミシンのファンも多くて、こればっかりと言う人もいらっしゃいます。
やっぱりミシンは「踏む」ものですもんね。
門前仲町から大江戸線沿線を
北に向かって歩いて清澄庭園へ。
前日の鎌倉は満開だった
しだれ桜も、そろそろ終わりに
近づいていました。
いい加減大人なんだから
ふくれっつらはやめなくては。
といいつつ
また撮られてしまいました。
この日の着物は、2月に浅草の骨董まつりで買った紬。
ちょっとジミです。
紬と言うのは、絹だけど
絹に見えないので
唯一庶民に着用を許された織物。
だからジミです。
大島紬なんて大人気でお高いですが
渋い着物です。
渋い図書館の建物。名前も渋い深川図書館。
清澄庭園。
東京都には都の管理する
こんな名園がいくつも点在しています。
もう夕方だったけど
来られてよかった。
左手の白い桜は散りかけだったけど
ずっと奥にまだまだ
秘密の場所があったんです。
泉水に浮かぶ磯渡り。
気分は風雲たけし城。
落ちないか実はヒヤヒヤでした。
そしてまたふくれっつら。
結局は笑ってるんですけどね。
枝垂桜は
終わっていたけど
八重桜は
ちょうど見ごろ。
すばらしい
紅色の折り重なる
花びらたち。
八重桜を見ると
桜餅を食べたくなります。
ソメイヨシノを見ても
食べたくならないのに。
桜餅の葉っぱは
大島桜でしたよね(確か)
きっと葉っぱが似ていて
花自体が桜餅みたい
だからなんでしょうね。
ほら
庭園の奥の奥には
こんなステキな場所が。
ずっとここにいて
本でも読みたいような
そんな場所でした。