ノリタケの森〜日本の磁器の美と歴史〜

031107noritake10.jpg名古屋市西区則武新町にある「ノリタケの森」に行ってきました。元々はノリタケの本社工場のあった場所(今も隣には工場があります)社名のノリタケも、この地名・則武新町から来ています。以前から、予約をすれば、あの美しいボーンチャイナや、手書きの食器の作成工程を見学することができたのですが、二年ほど前に「ノリタケの森」として新しく生まれ変わり、ギャラリー・ショップ・カフェやレストランなども併設され、一大観光スポットになり、地元の人の憩いの場にもなっています。

ノリタケ、といえば、日本を代表する磁器メーカー。美しい絵柄をプリントされたボーンチャイナは、値段も手ごろで、どこのご家庭にも、カップの一客くらいは、あるのではないでしょうか。しかし、ノリタケの真の実力は、海外輸出用に手描きされた、美しい高級洋食器にあります。特に「盛り金」と呼ばれる、エナメルを磁器に盛って、上から金で装飾するという、実に細かく、かつ優美な技法は、ノリタケの、最も得意とするところ。当時の豪華で美しい洋食器は「オールドノリタケ」と呼ばれ、世界的にコレクターが大勢いることで知られています。

併設されてるカフェでコーヒータイム♪カップも当然ノリタケ。相席になったおばあちゃんは、鹿児島からいらしたとか!「名古屋は鹿児島よりあったかい」と言われました。確かにわたしの滞在中の名古屋は、本当に暖かかったのです。


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