世界の絵本作家展

040913sekai_ehon.jpg東京駅の大丸ミュージアムで9/9(木)〜14日(火)まで開催されていた『世界の絵本作家展』を見てきました。先日の『幻のロシア絵本』で、感動してから、絵本に興味を持ったわたし。考えてみれば、子供向けの絵本の優しさを表現するのに、水彩はとても適しています。わたしの描きたいと思う絵に近いものを、たくさん見つける事ができました。

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実は子供の頃は、あまり絵本を読んだ記憶がないので、自分にとっての想い出の絵本って、ないんですが、大人になってから読んだ、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」は、何度読んでもほろりときてしまいますし、ミッフィーちゃんは、今も昔も変わらず好きです。本当にいい絵本は、大人も子供も幸せな気持ちにしてくれるんですね。

今回、一番素晴らしい、好きだと思ったのは、ジョン・バーニンガムです。『ガンピーさんのふなあそび』で、ガンピーさんの船に乗り込んでくる動物たちのタッチの素晴らしい事!!でも残念ながら、この本は大きくて重くて高くて・・・・買えませんでした。

五味太郎の色彩の美しさ、発想の豊かさにはハッとさせられます。マーカス・フィスターの水彩の技法は、ぜひ参考にしたいものです。エロール・ル・カインのイメージの豊かさ、細密さには、息を飲み、ヨゼフ・パレチェックの色彩の美しさ、モチーフの愛らしさに、ついほほえみ、ユリア・ヴォリの「ブタ」の発想の斬新さには、うならされました。

すごくすごく、絵が描きたくなる展覧会でした。わたしにとっては、ですが(笑)


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