
昨年の今頃に比べると、格段にペースは落ちたけど、ときどき展覧会には脚を運びます。昨年一年、いろんなものを見に行った結果、私の展覧会の嗜好は、絵画よりも工芸が好きで、西洋的よりは東洋的、でも一番好きなのは和洋折衷なもの、ということに落ち着いたのでした。こうした着物も、和のしつらえの中にあるより、西洋的な空間にあったりすると、より強く引かれたりします。そのせいでしょうか、この春に見に行った庭園美術館の『日本のジュエリー100年』展に、とても感銘を受けたのは。
普段は椅子の生活で、ベッドで眠り、家具も着るものも洋風ではあるけれど、どこかに和のテイストも残しておきたい。だからといって、すべてが和だとちょっと疲れてしまうのも確かで。自分の中の日本人の血を、こうした展覧会で、強く感じさせてもらえるのが好きです。(今回はちょっと短めに) 8/29(月)