記念日を祝う

081224restaurant1.jpg081224restaurant_word1.jpg記念日というのは、
こじつければいくらでも作り出せます。

「はじめて〜した日」に「会った」「デートした」「手をつないだ」
「キスした」なんて入れて行けば、ほらね。

しかーし意外と忙しかったり、他で散財しちゃったりして
なかなか祝うことができないでいたりしませんか?


            


12月のコスタリカはクリスチャンの国らしく
どこもかしこもクリスマスの飾り付けで華やか。

しかーし、旅行の間中、ガイドのJ氏がずっと一緒で
食事の間もまるで英会話のレッスンのようで
甘いムードとは無縁な日々だったのでした。

最終日のディナーの時間、ちょうどコスタリカは
サッカーの試合に沸いていて、J氏も
「ちょっとスーパーマーケットに用事があって」
などと下手な言い訳をして、彼のオススメだと言う
ラテンアメリカ料理のお店にわたしたちを残して
どこかに消えてしまったのでした。

そんなわけで束の間の二人の時間。

081224restaurant2.jpgRoasted Sweet Potato and Plantain Soup
4ドル50セントでこの優美なスープを味わえるとは。
サツマイモとバナナ(Plantain)が美しい模様を作って。
このお店のお料理は本当にどれも美しくておいしかった。

しかし束の間。

ほんの1時間後の9時きっかりには、スキップをするように
応援するサンホセチームが勝ってニコニコのJ氏が戻って来たのでした。


            


んまぁ全然それとは関係ないような関係あるようなお話。
結婚1周年を紙婚式、50周年を金婚式などと日本でも言いますが
アメリカでは17種類、イギリスでは25種類もの結婚のお祝いがあるそうです。

イギリスでは結婚15周年までは毎年、その後は5年おきになります。
20周年までは”アニバーサリー”をつけて呼び、重要な年25周年からは
”ウェディング”とつけて呼び、盛大にお祝いするそう。
結婚して25周年も経つと、結婚自体と変わらないくらい貴重なお祝いに
なるのかもしれませんね。

【アニバーサリーの贈り物】
1周年 ペーパーアニバーサリー(紙)
2周年 コットンアニバーサリー(木綿)
3周年 レザーアニバーサリー(革)
4周年 リネンアニバーサリー(麻)
5周年 ウッドアニバーサリー(木)
6周年 アイアンアニバーサリー(鉄)
7周年 ウールアニバーサリー(毛織物)
8周年 ブロンズアニバーサリー(青銅)
9周年 ポッタリーアニバーサリー(陶器)
10周年 ティンアニバーサリー(錫・ブリキ)

11周年 スチールアニバーサリー(鋼)
12周年 シルクアニバーサリー(絹)
13周年 レースアニバーサリー
14周年 アイボリーアニバーサリー(象牙)
15周年 クリスタルアニバーサリー

20周年 チャイナアニバーサリー(磁器)

25周年 シルバーウェディング(銀)

30周年 パールウェディング(真珠)

35周年 コーラルウェディング(珊瑚)

40周年 ルビーウェディング

45周年 サファイヤウェディング

50周年 ゴールドウェディング(金)

55周年 エメラルドウェディング

60周年 ダイヤモンドウェディング(1st)

65周年 ダイヤモンドウェディング(2nd)


【1周年・First】
何かと出費の多い時期の若い二人は、手軽に贈る事のできる紙製品を。
アルバムや本、相手のアドレスやイニシャル入りのレターセットなど
あるいは手作りのカードやモビールなどのクラフト、デコパージュや
ペーパーマッシュ(いわゆる張子)なども素敵。
ただ最近では、置き時計や掛け時計などを贈り合う事も多いのだとか。
パーティーでは花嫁は一年前に着たドレスをもう一度着てもいいそう。
日本ではなかなかかなわないお祝いだけど、憧れちゃいますね☆
【2周年・Second】
コットンの贈りものは、高価ではないけれど、実用的でかつそろそろ
新婚時代に買いそろえたものが傷んで来て、ちょうど新しいものが
欲しくなる頃です。そう考えると、この贈りものはその時期の二人に
見合った金額で、合理的に考えられているなぁ、と思うのです。
ベッドやテーブル周りのコットン製品にお互いにイニシャルなどを入れて
贈り合い、パーティーも”コットン”をモチーフに様々な工夫を。
たとえば招待状も白いコットンのハンカチに書いたり刺繍したり。
テーブルセッティングも白やクリーム系のい食器やクロスで統一し
デザートにバニラアイスを出すなど。想像するだけでワクワクしちゃいますね。
【3周年・Third】
ちょっと生活も安定して来た3周年は革製品。小さいものはコインケースや
手袋などから、バッグ、靴など、バリエーションに富んでいるのと
個人的に使用するものである事から、贈る喜びを楽しめるのもステキ。
いいモノを買って大切に使えば長く使う事のできる革製品は、記念日の贈り物
としてふさわしいと言えますね。
【4周年・Fourth】
日本やアメリカにはない4周年のアニバーサリー。
リネン(麻)は、日本では昔は庶民の着物でしたが、今では高価です。
特に夏はさらっとした感触で人気ですが、しわになりやすいのが難点で
日常的に使用する家庭は限られているのでは。12周年とかぶりますが
シルクを贈り合う事もあるそう。男性からはリネンのテーブルセット
女性からはリネンのタオルを贈るそうで、イギリスにはリネン専門店が
あるそうです。日本にもあるのかな?パーティーのクロスはリネンで統一。
コットンにはない贅沢感が味わえそうですね。ただ最近では、電化製品を
贈り合う事も多いのだそうです。
【10周年・Tenth】
20周年が磁器なので、9周年の陶器を10周年にするとキリがいいのに。
間の15周年もクリスタルですしね、なんて思いますが、なぜか10周年は
ティン(ブリキ)です。ブリキなんて何を贈るの?おもちゃ?と思っていたら
ブリキ缶の中に贅沢なお菓子を詰めて贈り合うのだそう。
とってもヴィクトリアン的で優美。その時代の女性は、トフィーを入れた缶を
いつもバッグの中にしのばせていたのだとか。今で言えば飴ちゃん?
このトフィーの缶はヴィクトリア風のものが多く、コレクターもいるそう。
パーティーのデザートには紅茶やコーヒーにトフィーを添えるんだそうです。
【20周年・Twentieth】
結婚20周年は磁器。そろそろ結婚当初から使っている食器も古くなって
ディナーセットやティーセットを買い替えたくなる時期(ダジャレ?)だから。
実に合理的ですが、すべて買い替えなくても、新しく夫婦茶碗を買い求めたり
気に入ったペアカップを買ったりと、夫婦の時間をより大切に過ごせるような
そんな贈り物ができたら素敵です。20年経っても二人で何件もお店を見て
楽しく食器を選ぶ事のできるような関係でいられたらいいですね。


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