自分の印象

090213kimono.jpg営業をする人というのは
自分自身が人に与える印象を常に意識する必要が
あると思う。

それプラスモノを作る表現者であるワタシは
自分自身の印象と自分の創作物との印象の間に
ギャップがあるかどうか
ある場合は、そのギャップが見る人に対して
果たして魅力を生み出すのか
それとも違和感を感じさせるのか。

違和感があるなら
どう調和するように持って行くか
そんなことを常に考える。

何も考えてないように見られるが、結構いろいろ考えているのである。


            


先日、町田の市に行ったときに、Mさんから
「ひよこさんは、着物を着崩してちょっとばかり
とっぴな格好をしても、それがキャラになってていいんだけど
ワタシはヘンに着崩すとだらしなく見えるだけになっちゃうのよね」
と言われた。

次の週末、数十人集まるマスコミ関係の飲み会で
「キミはいろんなことをやってるけど、ちゃんと
自分の行きたい方向がわかってて、そっちへ
きちんと進んでる感じなのがいい」
とインテリア関係の雑誌の編集長から言っていただいた。

先日、どうしても帯が結べなくて、友人にヘルプした。
その友人はきちんと呉服屋さんで反物から購入して
人の着付けまでこなしてしまう本格派。その友人に
「こんな感じで着るの〜」
とこの画像を携帯で送って、今度着物で出かけようと言うと
「ひよちゃんは、わたしがとても考え付かないような
すごくきれいな色あわせをしてくれるから、会うのが楽しみ」
と言ってくれた。


ワタシは好きな格好をして好きな事をしてるだけだけど
それが今はいい効果を生んでるらしいと知り安心する。

パレット時代にイラストレーターのU先生から
「あなたが鳥好きなのはわかったけど(ちょっと笑い)
鳥なら何でもかんでも、って感じじゃなくて
その中でもどんなのが好きで好きじゃないかを
もう少し厳しく厳密に突き詰めてみたほうがいい」
と言われたことを思い出す。


日々は矢のように過ぎて行き、時間は圧倒的に足りない。
できる事も買える物も限られている。

だから本当に自分の好きな事だけを追いかけて行きたい。

そうして自分の中で濃縮還元されて出てくるものだけを
人に見せられるように。

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