本の備忘録 vol.12 Aug.17〜 Aug.19「カバーデザイン完成・怒涛のイラスト千本ノック」
2020.08.19 Wednesday
そんなわけで、カバーも決定して、発売日も着々と迫ってきております。
「ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力」
陽菜ひよ子(文・漫画・イラスト)+宮田雄平(写真)
出版社:秀和システム 2020年9月12日発売予定
この少し前の投稿にチラッと書きましたが、このカバーの女の子は
3年前くらい前、キャラクターを考える段に
サクッと2〜3分で描き殴ったもの。
今回、カバー用となにやらポスターを作ってくれるというので
5〜6点イラストを描きおろしたのに、デザイナーさんがこれともう一点
同じ時に描いた絵が気に入ったと聞いて笑ってしまいました。
一生懸命描くと、ダメなんだよなぁ。
2020.08.17 Monday
イラストをザクザクと進めている。
前にも書いたけど、希少なカラーページは写真もしくは私の食べ物が多いので
それ以外のイラストはほとんどモノクロ。
載るのはモノクロだとわかっていても、カラーで描きたくなるのを抑えるのが大変。
時間があるならいいんだけどね。
モノによっては後でカラーで使えるかなとか、どうせなら一度で済ませたいと
理由を付けてはカラーで描いてモノクロに変換したりもする、この2枚みたいに。
そうすると思いがけない色が濃いグレーになるのだね。
肌色は真っ黒になってしまうので、これは白く抜いている。
あと黄色系がイメージと違ってビックリするくらい濃くなるので
これはエビの尾を黒くするなど処理が必要になる。
なので、最初からグレーのグラデで描けば早いんだんだけどね。
わかってるんだけどね。
もう時間もないのでいい加減にせねば。
これから一番めんどくさいイラスト群の彩色にはいるので
これはもうキリないからモノクロで描こう。
そして余裕ある時にカラーでも塗ろう。。。ああめんどくさい。
仕事じゃなきゃやんないな(笑)
(画像のイラストは本の中には登場しません。
だいぶ前に描いた落書きの1枚。
しかしその落書きの中の別の1枚が、カバーイラストに使われることになった
という衝撃。そのあとカバー用に一生懸命描いた絵の立場ないわ。。。)
2020.08.17 Monday
ラストスパートでなかなか余裕が持てない中、うれしい差し入れに
思わずとっておきの食器を出す朝。ごちそうさまでした💕
2020.08.18 Tuesday
エビぞーの言葉にグッとくる。
緊張なんてしてたら仕事にならない。緊張しないためには、とにかく稽古を積むしかない。
稽古を積んだという自信が緊張を解くのだと。
なるほど、緊張するのは繊細なわけじゃなくて、甘えなんだな。
緊張しないのは大器なんじゃなくて、やり切ったからなんだな。
絵も同じ。
故・和田誠さんは、どんな絵も1時間程度で描くとおっしゃった。
もうアタマの中でこの絵を描くルーティンができあがってるので
描いている動画を見ても全く筆に迷いがないのだ。
そこまで到達するためには、描いて描いて描くしかないんだろうな。
厳しい世界である。
2020.08.19 Wednesday
ずっと調子よく進んでいた仕事が、疲れがたまってきているのか、猛烈なコリや目の疲れや頭痛や倦怠感に襲われて
効率が恐ろしく下がる。
いつもはマッサージや体操で軽減するのだが、まったくよくならず。
それでも本の発売日は待ってくれないので、やめるわけに行かず、コツコツ描いてたんだけど
夕方ちょっと横になったらそのまま寝てしまい、起きたら深夜0時過ぎ。
夕飯を作ったオットは起こしても起きない私の横で待ちくたびれて寝ていた。
私が起きた気配で彼も起きて、そこから深夜の貫地谷しおりのドラマ(田中哲司が迫真の演技)見ながら夕飯を食べて、ほっとひと息。
いやそうもしていられない。とガリガリ仕事中。
ところで、昼間仕事をする私の横でオットはずっと寝ていて、オットが起きている時は私は最近大抵寝ている。
お互い寝たい時に寝ているので、眠りの周期が違うからなんだけど、24時間一緒に暮らしているのに
微妙にすれ違ってる感じ。
今は珍しく二人とも起きている深夜2時過ぎの丑三つ時。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.11 Aug.12〜 Aug.15「カバーデザイン届く・マンガ描き終わる・本以外のイラストの仕事は流れまくる」
2020.08.12 Wednesday
5年前、マンガ本の執筆で死にそうになってた夏。
短期のキツさでいえば5年前の方が辛く
漫画家の修羅場は私には耐えられそうにないと思った。
しかし5年前は発売が10月の終わりで
全体的には余裕あるスケジュールだったのと
大変だったのが7月半ばからお盆前の入稿までの1ヶ月程度で
終わりだった。
(だから5年前の今頃はもう修羅場は終わってたのね)
それに対して、今回は発売まであと1ヶ月しかなく
かつ忙しさは6月終わりから8月末までダラダラ2ヶ月以上続く
という違いがある。
すでに1ヶ月以上休みなくやってんのに
さら半月近く踏ん張らねばならん。
どっちがキツいかね。って、前回の方がキツかったわ!
2020.08.14 Friday
私がネコ好きになったのは、このぴぴちゃんとの出会いがきっかけ。
こんなに近づいても起きやしない。みんなに愛されていたなぁ。。。
2020.08.14 Friday
デザイナーさんから本のカバーデザイン案が届いた。
気分が上がる―!!
今まで私の知る限りでは、ナゴヤ本で女子が「カワイイ♡」って
手に取りたくなるような本ってなかったので
絶対カワイイ本にしたい!(フガフガ)と訴え続けたのだ。
見た目かわいいけど、中身は結構硬派なのがこの本のポ・イ・ン・ト♡
イラストの進捗状況は、とりあえずマンガが全部終了。
あとは女の子中心のイラストがまだ少々(笑)。
ひよこのぴぴちゃんをもうあまり描けないのでちょっと寂しい。。。
2020.08.14 Friday
7年ほど前にメールフォームの不着事故が起きて、管理画面に残っていたメールを見ると
1年間くらいの間に数本、そこそこ大きな新規の仕事の依頼や出版企画の話があって、死にたくなった。
気を取り直して、お詫びのメールを送り、その中の数名とはその後もメールのやり取りを続けている。
ひとりの方とはいくつか本の企画を考えてもなかなか通らず、でもその方曰く
「知り合って10年経ってベストセラーを出せた相手もいるので、私はあきらめない。陽菜さんとは縁がある気がする」
だそうで。そうであることを祈りたい。
本日、メールをやり取りしている別の会社から、7年前以来初めて仕事の依頼が来て、30点近くを今月納品だとのこと。
さすがに今はそれは無理だわ、と、申し訳ないけどお断りする。
やっぱり縁がないってこういうことなのかな、とふと思う。縁ってなんだろうね。
2020.08.15 Saturday
今日ではないけど、朝6時に散歩に出かけたら
すでに暑くてパピコ(和梨最高)食べながら
何とか無事生還。
そんな中でも宮田先生は淡々とスナップに余念なし。
しかしよくマスク落ちてるよね。(2ヶ所で撮影)
朝ご飯の冷やしうどんとデザート。
台湾カステラはこれはもう誕生日ケーキだね。
(納言風に)
(2020.08.13 Thursday)
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◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.10 Aug.7〜 Aug.11「初校ゲラ届く・チェックしつつひたすらイラスト・ひよこマンガを描けるシアワセ」
2020.08.11 Tuesday
この「桃そっくり」なインコはアキクサインコというらしい。
めっちゃカワイイ。オーストラリアの固有種だそうな。
オーストラリアといえばモモイロインコというけっこう大型の美しいインコがいるんだけど
鶴舞公園にインコ好きの方に連れられて来ていた個体にガブリとやられて手の平を流血したことがあり
(飼い主さん曰く結構気性が激しいらしい)、ドキドキするが、アキクサインコはおとなしく飼いやすいらしい。
原種は青や黒の混じったもっと地味な色合いで、その中でピンクの強いものを改良して
この桃っぽい子・ルビノーやルチノーが生まれたようだ。
最近日々ひよこを描いているせいか、また鳥熱が再熱していて、萌え萌えしてしまう。
昔から「鳥っぽい」と共に「桃っぽい」とも言われてきたので、生まれ変わったら私はきっとこの鳥になるのだろう。
それで私のような鳥好きに愛されて一生を終えたい。。。ああ、疲れてるなー。。。
画像:
今年の桃シリーズその2
アキクサインコ ルビノ― 雛 里親募集
2020.08.08 Saturday
初校のゲラ(確認・校正用に印刷したモノ)が出版社から到着。
この上に乗ってるのがゲラで、下のが私がパソコンで組んだもの。
予想はしてたけど、本当にほぼ同じ(フォントの違いくらい)で
感動がない(笑)
そしてほぼこのように、イラストや漫画はまだラフのまま(笑)
このページはマンガだけど、イラストだけや写真だけのページなどもあり、ページごとにレイアウトがいろいろなので、まぁ私が1ページずつ組むしかなかったわけで。イヤー大変でした。
それに比べれば、もうあとイラストだけなんて、楽なもんだ。
とはいえ、校正作業もやんなくてはいけないので油断できない。
校閲(事実関係などの確認)による修正も恐ろしいところだ。
でもあと少し。今月末には、祝杯を上げられるぞ〜!
2020.08.08 Saturday
今まで、名古屋城は何度も絵に描いてきたけど、今回犬山城と岡崎城と清洲城も描き、全部の区別がつくようになったぞ、という何の役にも立たなさそうなスキルが身についた51の夏。
早く本を描き上げて清須に原田先生の展示を観に行きたいものだ。(行けそうなのはどう考えても25日過ぎ。)
緊急事態宣言出たけど、休止にはならなさそうで、ホッ。
2020.08.09 Sunday
この本を書いていてなにがうれしいかといえば
この「ひよこたち」が描けること。
ちょうど10年前、アメブロに毎日毎日4コママンガを描いてUPしていた。
下手すれば1日3本描いたりもして。
ホーントひよこ漬けで、マンガだけで飽き足らず絵本もひよこばっかり。
あまりのことに絵本仲間からは「ひよこはいい加減ひよこ以外を描いたら?」
とギャグみたいなことをいわれる程(笑)。
その後数年経って、ようやくその助言を受け入れた途端
仕事が来るようになったんだけどさ(感謝)。
でも、ひよこを手放して、描かなくなったら
こんな風に発表する機会に恵まれるんだから、人生って不思議やね。
2020.08.11 Tuesday
モノを書く仕事をしていると「寝ないで仕事」をしがちだし、「寝ないで仕事しています」アピールもしがちだ。
私もずっとそうだった。
いろんな研究結果から、今はほとんどの人の「ショートスリーパー説」は否定されているという。
睡眠時間が短かったとされる偉人の多くは「うたた寝」ばかりしていたとも言われるそうだ。
健康で長生きするためには8時間睡眠は必須で、6時間でも65歳以上生きるためには医師の助けが必要。
4時間はもはや徹夜と変わりないとも言われる。
米国のある番組で司会者が48時間?72時間?くらい寝ないで司会を続けたら
番組の進行に従ってどんどん怒りっぽくなり
番組終了後、通常の生活に戻ってからも人格に違いが見られるようになったという。
徹夜をすることで脳細胞が深刻なダメージを受けてしまい、修復不可能だからだと見られている。恐ろしい。
そんなわけで、すごくよく寝ている。眠ければ寝るようにしている。
眠いのに無理に仕事をすると、パフォーマンスがだだ下がりだからだ。
ありがたいことに息抜きにと、様々なお誘いを受けるが、寝る時間と家事の時間以外はすべて仕事に充てたいので
すべてお断りしているのが現状、すんません。
運動も大事だけど、家で家事の合間に背伸び運動やスクワットをするだけでも、けっこう違うよね、と思う。
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◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.9 Aug.3〜 Aug.6「原稿終了でいよいよイラスト・校正者さんも無事決定」
2020.08.03 Monday
無事原稿の本文が終了し、ガリガリイラストに取りかかっている。
初稿用に自分で組んで提出した原稿を改めて見ると、点数以上に自分で考えたイラストのめんどくささにため息が出る。
自分がイラストレーターとして頼まれたら断るかも、というようなイラストをわざわざ自分に課すってドM過ぎないか?
本文イラストと同時にカバーや目次や章扉などのイラストも進めている。
デザイナーさんが「これがいい」とおっしゃったイラストや、先日別件でコンペで通ったイラストを見ていると
「いい」といわれるイラストの法則性が見えてくる。
でも見えたからといって描けるというものでもない。見えれば見えるほど、描けなくなるという方が正しい。
もはや自分の力ではどうにもならない域で良さって決まるんじゃないかとさえ思う。
2020.08.04 Tuesday
iCloudのメールが、容量がいっぱいになると脅してくるので、昔のメールを消している。
2014年のメールをザックリ見ながら、後ろに引用されてるメールを確認しながらサクサク消していたら
戸田恵子さんの本のイラストを描いた時のメールが出てきた。
このときもとにかく忙しかったのだけど、一日に5回くらいメールのやり取りしていて、すさまじい感じ。
この仕事はぴあの編集さんと名古屋の編プロさんと3人でやり取りしていて、3人×5回。なんかすごいことになっていた。
回数だけじゃなくて、やり取りがとにかく若いのだ。
考えてみれば2014年は私もまだ40代半ばだったけど、編集さんは二人とも30代。
比べて今の仕事、ナゴヤ本の担当編集さんもコンペで通った仕事のデザイナーさんも恐らく50代Over。
50代の仕事は、一日一通のやり取りでのんびり進んで行くのだね。
2020.08.04 Tuesday
ナゴヤ本について、取材取材と書いているけれど、取材は全体の1/3強くらい。
で、残りは持論や調べたことをもとにいろいろ好き勝手に書いている。
編集さん曰く、私の文章には直すところがないそうで、誤字脱字くらいしか修正は入れていないそうだ。
(それって普通なの?比べようがないからよくわかんないけど、イラストは結構赤がはいるよw)
つまり、自分の書いたものがそのまま世に出るわけで、人によっては「やったぜ!」という感じなのだろうけど
私のような「ビビり」で「ヘタレ」は、自分の書いたものが野放しにされて大丈夫なのか、不安しかない。
その最後の砦となるのが「校正者」の「校閲」。
今回は外部の校正さんに頼むのだけど、この本はカルチャーから歴史まで内容が多岐にわたる上
なにより「名古屋」を知らないと充分に校閲ができないので、頭を抱えているという。
(現状この原稿は私以外に、宮田(函館出身)と編集さん(札幌出身)の二人の道産子しか読んでいないのだ。驚愕!w)
どなたかいい校正者を知りませんか?と聞かれたけど、そもそも出版文化のほとんどない名古屋にいないよね
フリーの校正者なんて。
(前に別の人から装丁家を知らないかとも聞かれたけど、まぁいないよね。広告はあるから
グラフィックデザイナーは知り合いにもけっこういるけど、ブックデザイナーは東京にしか知った人はいない。)
そしたら、担当編集さんが、名古屋出身の元編集者さんの存在を思い出し、その方に了承いただけたという。
よかったー。
そうはいっても、細かいところまで突っ込まれて「ひーん」って泣きながら修正することになったりして。
まぁ、大事なことは読者に面白く、有益で、正しい情報を届けること!
そのためにまだまだ頑張るのだ。。。
2020.08.05 Wednesday
いよいよイラストに取り掛かってまだ数日。今週末には初校が出てゲラが送られてくる。
イラストはまだ半分も入っていないけど、MAX8/20頃までだそうなので、全然間に合うと私は思っている。
もちろんすごく大変だし、当然缶詰で、遊びになんてまったく行けない。
普段イラストの仕事をしていない人には難しいスケジュールかもしれない。
でも今までもっとタイトで無茶ぶりな仕事もこなしてきた。
今回は著者として自分である程度コントロール(不自然でない範囲でイラストを使いまわすなど)できるのだから
それほど不安はない。
編集さんは間に合わないと心配しているようで、間に合うかどうかはお盆過ぎまで見極められないと思っているようだ。
私からすれば、間に合う合わないではなくて、間に合わせるのが当然なんだけどね、プロなんだから。
それはたぶん、今まで間に合うと言っておいて間に合わなかった著者が実際に多く、振り回されてきた結果なんだろう。
ほとんどの著者は職業作家ではない。経営者や研究者が本業の片手間に書くパターンが多い。
彼らの中にはたとえ原稿が間に合わなくて、ギリギリになって発売日が変更になって出版社に迷惑かけたって
知ったこっちゃないという人もいるんだろうなー。
でも、私のようなもともとイラストレーターをしているような人間にとって出版社はクライアントであり
迷惑をかけたら仕事上差し触りがあるわけで。
とにかく、間に合わせるのは当然、と思って仕事をするのがプロであり、一度引き受けたら
どんなにタイトなスケジュールでも体調が悪くとも一定レベルには仕上げるという覚悟がそこには一番求められる。
絵の上手い下手は実はあまり関係ないのかもしれないとも思う。(だから私でもやれてるんだよねw)
2020.08.06 Thursday
震災の時もこの国ってこんな国だったっけ?と足もとがガラガラと崩れるような恐ろしい想いにとらわれたけれど
今はもっと暗澹たる想いに襲われる。
もう少しましな、少なくとも民主的な国なんだと思っていた。
かの国みたいに賄賂と利権だけで動く国ではないと信じていた。
でもそうじゃない。何ら変わらないように思う。
先日訪れたある施設は、目の前にパチンコ屋が建つことが決まり、少し前に宮田が撮影に行ったある遺構も
ギリギリの真隣にマンション工事の最中だったそうだ。
今回本には載せ損ねたある施設は、その施設の謎をめぐる重要なカギが、上にマンションが建ってしまったために
永遠の謎となってしまったという。
こういうの、何でこの国では普通なんだろう。
たとえば何で日本橋の上に高速道路が通るのを誰も止められなかったんだろう。
外国の昔ながらの美しい街並みが守られた映像を見るたびに、この国の無計画な、便利さしか取り柄のない
街並みを思って悲しくなる。きっと誰かが儲かっているから、なんだろうな。
守るべき文化財は守られず、どうでもいい箱を作るのに無駄遣い、マスクをさばくのに莫大な税金が使われる。
誰かの儲けのために。
2020.08.06 Thursday
イラストを描くときは該当箇所を測って同じ縦横比で描く(小さなイラストだと等倍では描きづらいので
1.5〜2倍くらいで描く)ので、意外と仕事に定規が欠かせない。
いつもは夕方測ろうとするとミリ単位が怪しくなる。今日は朝から目盛り全体が怪しく
体中が休めと言っているような気がする。
しかし、明日朝までに到着した分が初校に反映されるというので、とりあえずできるところまではやりたい。
緊張しながら似顔絵をザザザッと4人分仕上げた。まぁまぁ似てる?かな。
雰囲気は出てると思うので良しとしよう。
定規は見えなくても絵は見えるから大丈夫(ホントか?)
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原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.8 Jul.30〜 Aug.2「ようやく梅雨明け・最後の原稿に着手・撮影と許可取りと」
2020.07.30 Thursday
いよいよ最後の原稿に取り掛かっていて、中村区で撮った写真を探していて見つけた懐かしい写真(2012年)。
しかし一緒に写ってる子は誰だ?と考えて思い出した。
このときは中村区の盆踊りの大会らしきものに出場したのだ。とはいえ10月も終わりだからちょいと寒く、夏着物で動き回ってちょうど良かった。
なんでそんな大会に出たかといえば、名城公園で盆踊りの練習をする人たちがあまりに個性的で、(宮田が)写真を撮らせてもらおうと思ったら、交換条件に一緒に大会に出てくれないかと頼まれたのだった。
1ヶ月くらい毎週日曜日に公園で練習に通ったのだわ。まだ宮田も学生で、ヒマだったのね。。。でも結構仲良くなって、この男の子のご両親には特にかわいがってもらったんだけど、その後誘われても盆踊りに行かなかったら、疎遠になってしまい。。。
しかし、去年くらいに宮田が仕事で盆踊りの写真を撮っていたら、メンバーのひとりを見かけたそうだ。彼らは盆踊りマニアで、地元以外の盆踊りにも参加するのが趣味で、各地の盆踊りで知り合った仲間なのだそうだ。いや、いろんな趣味の方がいるもんだすね。
さて、中村区の写真、ないなぁ。まぁええか。
2020.07.30 Thursday
疲れた。。。一昨日くらいから担当編集さんに添付付きのメールが届かなくなって、今朝になったら、ほとんどのメールが届かなくなってしまい、お昼から2時間ほどずーっとその対応に追われている。
メールの不着に供えて、私はずっとメインとサブのアドレス両方にメールを送ってもらっている。で、私には自分のメール(サブとメインの間)も相手のメールも届くんだけど、相手には私のメールがたまに届くという感じ。
内容の書かれたメールを何通か送ったのは届かず、「今こういう内容のメールを2通送りましたが届いてますか?」というメールだけ届くという感じ。なんなん?なんなん?なんなの〜〜〜〜??(号泣)
→ 一応解決?相手もサブメールを設定してもらったら、無事届いた。。。やっぱありがたやGmail。しかし私は長年使っていてもどうも慣れなくてイマイチ使いづらく、メインにはできずにいる。使いやすいのだ、iCloud。
→ その後お詫びがあり、編集さんのサーバがいっぱいだったそうですた。参りました。
2020.07.30 Thursday
本当なら祝杯を上げたいくらいの仕事が決まったんだけど、コロナ禍でスケジュールが聞いてたのより1ヶ月前倒しとなり、お盆が恐ろしいことに。本当ならめちゃくちゃうれしいはずなのに、今はなかなか素直に喜べない(自慢ではありません。マジで死にそう)。うれしいのは確かなんだけど、不安が大きくて。
FBには今後も備忘録的にいろいろ書くけど、どんどん露出は減りそうです。みなさま、お元気で〜〜〜ヽ(^o^)丿(ってまた普通に書くけどさ。引きこもりの唯一の息抜きだもん)
2020.07.31 Friday
それにしても、第二波が来るまでに出しちゃおってことで、前倒しに準備を進めてきたのに、結局緊急事態宣言とか出たら、笑うしかないよね。。。まだ撮影も残っているのに、中入れないかもとか、ガッカリ。やっと晴れたっちゅーのに。でもこれ、明らかに第二波じゃなくて、第一波抑え込む前にへんなキャンペーンやったせいだよねー。まぁとにかく書くしかないけどさ。
2020.08.01 Saturday
楽しい想い出を記録に残せる幸せ。自分たちの楽しみが、人の役にも立てるのは、最高の気分。
何年ぶりに訪れても、笑顔で出迎えてくれる。あたたかい場所。本に掲載する許可をいただくために来た。どうして自分たちで許可をもらいたくて。
しかし、みんな私のことは一瞬わからず、宮田を見て思い出すという。。。安定の顔力の強さを発揮するオトコ。
2020.08.02 Sunday
昨日行った市場には、実は小中学校の同級生がいて、最初に会った2011年秋に私は気づいていたんだけど、向こうはまったく気付いてくれず。(まぁそりゃ、こんなペンネームだし。まさかと思うよね)
最初の数年は「いつ気づくだろうね」とワクワクしていたのだけど、もう永遠に気づいてくれなさそうなので、昨日カミングアウトしてみた。
「ねぇ、◯◯◯小学校だよね?」というと「何で知っとるの?」「だって同級生だもん」「ええ?誰と?」「私と」「はぁ?マジで?誰?←この期に及んでもわからんらしい(苦笑)」しばらくして唐突に「◎◎さん?(旧姓)」「そうそう!」「わーなんか急に出た」とそこでひとしきり再会を祝う。
彼と最後に同じクラスになったのは小4で、中学も同じだったけど、全く接点がない。
なんと彼の奥さんは私も知る同級生で、でも付き合い始めたのは大学時代だとか、実は我が同窓生には芥川賞作家のSくんがいるんだけど、彼はSくんと仲が良く、一緒にETを封切り日に並んで見に行ったとか。へぇ、という話がイロイロ聞けて面白かった。
最後に名刺交換をしたんだけど、彼は最近社長に就任したそうで「こんな時期に参ったよ」と苦笑いしていた。「イラストレーターで本も出すなんて頑張っとるなー」とほめられた。昔なじみにほめられるってしみじみ感慨深い。
2020.08.02 Sunday
昨日は8時に市場に到着し、9時にはおいとまして、名古屋駅の笹島あたりでモーニングを食べ
その後熱田神宮に向かう予定だったのだけど、あまりの暑さに駅まで向かうのが面倒になり
「この店の前からバス出てないかな」と冗談で言っていた。
そしたら、本当に神宮前行が出ていて、しかも1時間に1本しかないバスが5分後に来る!
これは乗らねば、と何年ぶりかに市バスに乗る。
名古屋駅から上前津、鶴舞をぐるりと回って神宮まで。なかなか新鮮だった。
これが正解で、熱田神宮を撮影しながら改めて全部歩くとホント広くて
帰りは足が痛くなってしまった。(どんだけヘタレ)
昨日は土曜日な上、朔日市(ついたちいち)が出ていて、結構な人出。
賑わいがあってホッとしていたら、お昼頃には混んで来て、「密を避けて下さい」とアナウンスが入って
「ああ」と思いながら帰宅。
暑さにやられたのと寝不足と疲れで、夜まで寝てしまう。
今週もう一件撮影があるのだけど、スケジュール的にも体力的にも私は厳しそうだなー。
宮田に1人で行ってもらって、しばらくは絵に集中しよう。
しかし、昨日は出かけてよかった。ホント歩いてないからね。ヤバイ。
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原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.7 Jul.27〜 Jul.29「サブタイトル決定(愛はアイかラブか?)・NHK担当デスク交代で寂しい」
2020.07.27 Monday
ほぼ原稿が出揃って、改めて台割(本の設計図のようなもの)を見ると、企画書とだいぶ内容が変わっている。
特に取材記事。コロナ禍で取材できなくなったり、最初の予定の原稿量では足りなかったりして
7月になってからラインナップに加わえ、急きょお会いして取材したのが数本ある。
もうギリギリのタイミングだったので、編集さんに確認することもなく進めてしまったものもあるんだけど
取材決定後にタイトルと概要だけ聞いて、何も言わずに書かせてくださった。これは本当にありがたい。
私自身、イラストレーターとしての歴はそこそこ長くなったけど、文章を書く作家としてはほとんど実績がないのに
こんな本を書かせてもらえること自体、本当に幸せなことだと思う。
それは前著も同じで、漫画家としての実績はほぼないのに本が出せた。
前回も今回も、担当編集さんは私のことをなぜかすごく信頼してくれているのを感じる。
だからこそ、いろいろ無茶ぶりをされても頑張れるというのはある(笑)。
あと一息、いや三息くらいかな。頑張ろう。
2020.07.27 Monday
【ご意見求む→結論でました】タイトルが決まった。
「ナゴヤ愛 + サブタイトル」
ナゴヤ愛の「愛」は、当然「あい」と読み、編集さんもそう思っていたそうだけど
デザイナーさんから「愛は”あい”ですか、”ラヴ”ですか」と確認されたそうで。
「今は"ラヴ”が普通なんでしょうか」と相談された。
そういわれると「なごやらぶ」も悪くない。(けど、ちょっと気恥ずかしい。。。)
愛は「あい」?「ラヴ」?どっちが普通?
→愛知県本なのでは、やはり「あい」にします💕ご意見くださった方々、ありがとうございました❣️
2020.07.28 Tuesday
寂しい。
今日NHKに納品した分で、今まで2年間担当して下さっていたプロデューサーさんが産休に入ることになったのだ。
秋になると丸6年となるこの仕事の中では、2年って短かったけど、マンガ談議に花が咲き
彼女が担当になった時にはすでに電子書籍しかなかったアトピー本をすぐに購入してくださったり。楽しかったなぁ。
また、最初の3年半は画面に登場していたイラストが、放送形式が変わったためにWebのみの使用となっていたのを
一生懸命画面に映そうと頑張って下さって。
8月は私のイラスト、テレビ画面に何度か登場するそうです。うれしいな。
担当PやMCが何度も変わっても引き続き使用していただけるのは、ありがたいとしか言いようがないよねぇ。
その分寂しいことがあるのも仕方ないのかもなぁ。
2020.07.29 Wednesday
起きてノートPCに向かったら画面が真っ暗なのでスリープになってると思って
いつものように軽く電源に触れてもカタカタンッと音がするだけで電源が入らない。
それを何度か繰り返して「うわっ壊れたか!」と焦ってオットを起こし、パソコンの前に戻った途端、謎が解けた。
「ごめん、電源抜いてたわ」
それにしてももうこのPCも6年選手で、いつ壊れてもおかしくない。全然調子が悪くはないのだけど
それだけに急に逝きそうで怖い。
なので、毎晩寝る前にその日制作したものを全部バックアップ取ることに抜かりはない。
と思ったら、NHKの納品分、忘れてた〜。危ない危ない。
(まぁデータは送ってあるし原画もあるのでいいのだけどね)
今はPCを選んでる時間もないので、この仕事が落ち着いたらサクッと選んで新しいのを買おう。
持続化給付金、これが一番有意義に使う方法だ。PCがなければ、何もできないのが私たちの仕事なんだもんね。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.6 Jul.24〜 Jul.26「原稿は残り少し・イラスト着手・サブタイトルとカバーコピーに悩む・編集さんにほめられた件」
2020.07.24 Friday
今朝ほど「トリ」の原稿が終わった、と書いたので
まるで本作りが終わったみたいに感じられたかもしれないけど
全然そうではなくて、まだ小さな原稿が5本残っており
そのあとは100点以上イラストを描くという現実は変わっていないので
まだまだ当分引きこもります。お盆明けには楽になりたい。
2020.07.24 Friday
担当編集さんとの相性とはなんぞや、と風呂の中で考える。
この本は、昔から(2007年頃)の知り合いの営業部長が編集さんを付けてくれて企画を通したので
担当編集さんとは今年の初めに東京で一度会っただけ。
編集さんとは感性は合うようで、原稿を見せると、そうそう、そこを見て欲しかったの!と感じるツボを
キチンとほめてくれる。これは書き手としてすごくウレシイ。
しかし、編集さんは老獪なのか天然なのかは不明だが、気付くといろいろやらされている。
台割も最初から最後まで私が作って修正・管理し、現在最終形。
原稿はワードとそのまま組版に落とせる程度の型と両方つくるというハードワーク。
営業さんとのやり取りまでそこに加わる。
しかも編集さんはけっこう忘れちゃってることも多いので、先週はいろいろ問題が起きて
キーーーッとなっていた。
でもやっぱりほめ上手なので、ほめられるとすべて忘れてしまう。
それにしても、こうして感性の合う編集さんにほめられっぱなしで進めていいのだろうか
と思わなくもないけれど、どうせ本なんて感性の合う人しか面白いとは思えないものだ。
果たして私と感性の合う人がこの世界にどれくらいいるのか、というのが問題なのだけど
たまたま当たった編集さんと合うのだから、きっと他にも合う人がいるに違いない。
そう思うことは書き続ける上ですごく勇気をくれる。だから多くは望むまい。
2020.07.25 Saturday
そんなわけでまだ原稿は完成していないのだけど、編集さんに頼まれたイラストに取り掛かる。
カバー用に先にイラストが何点か必要なのと、なにやら出版社ではないところがポスターを作って
キャンペーンをしてくれるらしい。まだ7月だし本自体完成していないのに、ありがたい話である。
最近またまた絵が描きたくなぁ〜い病にかかっているのだけど、いざ描きだすと呼吸するみたいに描ける。
上手い下手は置いておいて、締め切りに対してもさほどプレッシャーを感じないので
やっぱ慣れてるって強いなと思う。
でも実は、NHKの仕事だけは5年やってても慣れなくて、毎回緊張で描きたくなくてうだうだしてしまう。
そしてそれも今月中に1枚送らなくてはいけない。
実は6枚来てたんだけど、残りはギリギリ8月後半まで待ってもらえることになった。よかった。。。
2020.07.26 Sunday
本の話。タイトルは決まったものの、まだサブタイトルと帯カバーが決まらず
うんうんうなる編集さんと我々夫婦。
昨日からうれしいことがいっぱいあったのだけど、あんまり書くと自慢にしかならないので書かない(笑)
もちろん、このコロナ禍でいいことばかりなはずはなく、今は本作りでぜえぜえ言ってるけど
これ終わったら路頭に迷うかもという不安は普段の年より明らかに大きい。
まぁ何とかなるさ。何とかするさ。
自慢にしかならないので書かないとFBには書いたけど、ここには書いちゃえ。
最後の渾身の取材原稿を編集さんに送ったら
「まるで「噂の東京マガジン」でも見ているような、ドキュメンタリータッチな面白い内容です。
陽菜さんの文章は、非常に才能があります。私が手を入れる余地はまったくありません。
本当にルビを振るぐらいのものです。きちんと取材をしているから
これだけ上手にまとめられるのでしょうね。
ジャーナリストをやってもきっと成功しますよ。」
と返事が来た。えへ。勝手に書いちゃった(笑)
該当記事、自分の中では「プロジェクトX」風だったのだけど、いずれにしろ、光栄である。
私は以前、とある出版社でWeb連載をしていたことがあるのだけど
そのときにも担当編集さんから全然赤が入らなくて、なぜだろう?と思い
「どうして赤を入れてくれないんですか?」と聞いたら
「入れるところがないからです」とコントのような即答をされたことがある。
実はライターとしてもぽつぽつ仕事をしているのだけど
Webなどの編集者(と呼んでいいかもわからないような人)たちからは
「表記ゆれが多い」「ラフな表現が多い」など叱られる。
お堅いお堅いビジネス文書に向いてないということもあるだろうけれど
スキルの低い編集者(と呼んではいけないかもしれないけど)は
レギュレーションに合っているかどうかでしか文章を量れないのだな。
ちゃんとした編集さんからの評価は高いのでよかった。
うれしかったこと、もうひとつは、本に登場する作家さんのおひとりが
今度執筆するエッセイでこの本をご紹介下さるという。う、うれしい〜
楽しみだなー。ワクワク♡
夜は半沢直樹を大コーフンして見る。
もう飽き飽きという人もいるようだけど、2013年度版を見逃し
先日ダイジェスト版をようやく見た我が家は、ただ今絶好調にブーム。
しかし、実生活の中では「倍返し」じゃなくて「持ちつ持たれつ」で行きたいものだ。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.5 Jul.21〜 Jul.24「取材原稿終了・トラブル続きで怒・「せかほし」で癒され「半沢」で溜飲を下げる」
2020.07.21 Tuesday
「世界はほしいモノにあふれてる」再放送を泣きながら見る。
木曜の本放送でなく、ウチのように火曜深夜の再放送を楽しみにしている人も結構いることを
Twitterのたくさんのコメントで知る。
大好きな番組。この番組毎週見てたし、彼のこと好きだったけど、どこかにそれを書いたこともなかった。
もっと書けば良かった。たとえ届かなくていいから。
2020.07.21 Tuesday
昨日ちらりと書いたけれど、この本でぜひ見ていただきたいのは、宮田の写真。
140ページ程度の本文中カラーにできるのは50ページ程度で、これが悩ましくて。
食べ物イラストはカラ―で行きましょう、はすぐに決まったんだけど、
それ以外の私のイラストなんかモノクロでいいから、とにかく写真はカラ―で!
いやもうイラストなんかどうでもいいから全部写真で行きたいくらいなんだけど、
なかなかそういうわけにもいかず。コロナ禍でなかなか撮影にも行けず、
またイラストならOKだけど、写真にしたら許可取りが必要になるとか、
いろいろ面倒なことがあるのですね。
本文が長くなるとイラストも写真も小さめになるけど、短くまとめられたり、
写真で魅力を伝えたい場合、ドドーンとページ全体に断ち落としで写真を入れたりして。
しかし、構成上どうしてもカラーに出来ないページで、写真をどさっと載せることになって、
そしたら編集さんも「写真が素晴らしい。モノクロなのが本当に惜しい」って。
本当にそうだ。私の食べ物なんかモノクロでもいいからここカラ―にしたい。
と葛藤しながら、本作りは進んで行くのだ。
2020.07.22 Wednesday
最近で割とショックだったことの一つが、レギュラーでやっている仕事の担当者さんが
産休に入ることになったこと。
イラストって意思の疎通って結構大事で、せっかくいい感じで進めていたのに。
また一からやり直しなんだな、と思う。
例えメールのやり取りでも、相手が自分に好意を抱いてるか、尊重してくれているかどうかって、
ちゃんと伝わるものだ。
今の担当さんは特に、すごく大事にしてくれているのを感じていたので、すごくすごく残念。寂しい。
きっと産休が明けたら親会社に戻ってしまい、一緒に仕事をすることはないんだろうな。
それもまた寂しい。
今まで、産休がきっかけに仕事がポシャった経験もあるけど、助けられたこともある。
すでに二人の子を持つお母さん、また元気な子が生まれますように。寂しいけどね!
2020.07.22 Wednesday
精神的にちょっとしんどいことがあった。期待したから、がっかりするんよね。
でも最後の原稿は、たぶんこの原稿を私が書くことをこの世の誰よりも喜んでくれるだろう人の話。
そういう人のために私は頑張ろう。
私の書くものを喜んでくれない人のために頑張らなくてもいいのだ、と思おう。
2020.07.22 Wednesday
ダメだ。どーっと疲れるできごとが、ドドドドッと三段階くらいで押し寄せてきた。
ずっと怒りたくて我慢していたことが、小出しに爆発している感じ。
ここまでやっていても、まだこれなのか。こういうことになるのか。そして今さら何言ってるの?的な。
これ以上怒りたくないから、爆発する前に何もかも捨てて逃げたい。
2020.07.24 Friday
ようやく取材ありの大きな原稿を全部書き終えた。
どの原稿にも私自身は自分なりに思い入れがあるけれど、トリを飾った最後の原稿(本の中では最後ではない)は、
たぶん取材した方はこの本に載ることを、誰よりも喜んでくださっている方。
それは間違いない。だから本当にうれしい。
ずっとこの方の話を書きたいと思っていたけれど、本当に本にできる話なのか?と思うと
気軽にお願いできず、最後の最後にようやく取材が実現した。
想像以上のお話が聞けた。これは絶対いい記事になると確信した。
どの方もそれは同じで、お話を伺うと、予想以上に濃い素晴らしお話が聞けて、
ただそれを私は料理するだけ。
素材が良いのだからたとえ三流シェフだって美味しい料理になるのは当たり前。
お話を聞かせて下さったすべての皆さまに感謝。
2020.07.24 Friday
本を書くのに忙しくて、コロナ禍における自分の仕事の状況についてあまり気にしてなかったけど
昨日あることに気づいてビビる。
iCloudの容量がもうじきいっぱいになると警告があったので、写真やいらないメールを消しまくっていて
去年やおととしのメールを見ていたら、結構問い合わせがあったのだね。
仕事って、話が来たものがすべて受注できるわけじゃなくて
問い合わせの途中で急に連絡来なくなることもあるし、見積りの結果ポシャることもあるし
コンペには落ちることがほとんど。
って考えると、問い合わせが来て実際の仕事まで繋がるのは半分以下かもしれない。
で、今年は本当にその「問い合わせ」すらほとんどない。これがコロナの恐ろしさ。
本が出たあとのこと、真剣に考えないとなぁ。
一番いいのは、本が売れることと、この本が営業ツールとなって仕事が発生すること。だな。
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展覧会記録■
◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)
清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
本の備忘録 vol.4 Jul.17〜 Jul.20「許可取りって大変・取材原稿山場越え残り一本・三浦春馬さんの死」
2020.07.17 Friday
2020.07.18 Saturday
昨夜、今回の原稿で一番苦労したもの(今のところ)が完成し、2人の取材相手に送った。
ひとりからは即答、もうひとりからはあさイチで「非の打ちどころがありません」と連絡があり、修正ゼロ。
伝えたいことが複雑で、どう書いたら一番伝わるか、ことばを選んでは読み返し、一度完成するも、
「やっぱり違う」と大幅に書きなおし。。。その結果の「修正ゼロ」。
うれしすぎて、朝から力が抜けた(笑)
2020.07.18 Saturday
まだ原稿が完成していないというのに、営業さんや書店さんからの注文状況の連絡なども入る。
恐れ多い数字に、ビビりつつも、ますます「いい本作らなくちゃ」と身が引き締まる。
9月が楽しみ過ぎて鼻血が出そうだ。県内の皆さま、お買い上げはぜひ書店でお願いします。
2020.07.18 Saturday
三浦春馬の死にショック。世界は欲しいモノ、も毎週楽しみに見てたのに。。。
まだ30歳なんて、何でもできるのに!
2020.07.19 Sunday
原稿をひたすら書いていると、パタッと全く書けなくなるときがある。PCすら見るのが嫌で。
そういうときは単純に体が疲弊している。そりゃ毎日休まずに書いていればそうなるよね。
そんなわけで、昨日の夜は首の後ろをゴリゴリマッサージしながら、三浦春馬に没頭していた。
圧倒的なイケメン。恋愛詐欺師も最高だった。ああ残念。自分でも思いがけずショックで驚く。
でもどこかに影があって、何となく納得するような気持ちもどこかにある。
有名になるってしんどいんだろうな。
自分ももっと売れてもっと上を目指したい気持ちもあるけど、名が売れるって、
特に今は精神的に強くないとやっていけない。
昨日の映画の続編も、誹謗中傷で言うなら東出なんかすごいこと言われてるんだろうけど、
平気(なのかどうかは知らんけど)な顔で出てきている訳で、そういう強靭な精神がないと無理だね。
さて、とりあえず今はいい本を作ることだけ考えます。
2020.07.19 Sunday
三浦春馬の死がショック過ぎて、自分でも驚く。ファンだから、とかそういうんではなくて。
もちろん好きだったけど。自分よりずっと若い人が死を選ぶのはやり切れないものだ。
彼の選択を否定はしたくないけど悲しい。。。
2020.07.19 Sunday
なんか知らないギャラリーから展示のお誘いが届いて(お誘い自体はしょちゅうある)
「ゲスト枠として」出展して欲しいという。ゲストと一緒に展示することで新人の励みになるとかなんとか。
で、他に声かけているゲストが、ほとんど知らない人だけど、中に本当に大物もいて(絶対断ると思うけど)、
ええっ私この人と同じ枠?と一瞬浮かれた。でも気のせいだからね。
それにしても読みづらい文で、読まれるメールの書き方をコンサルしてやりたくなった。
(そんなん知らんけど(笑))
2020.07.20 Monday
大きな原稿は残り一本となり、とってもめでたいが(後細々が数点)、ここへきてえらいことに。
他の進行中の原稿の修整に追われ、編集さんが許可取りしてくれている先からも
修正依頼がポンポン入ってきてパニくりそうになる上、
営業さんからも注文冊数の情報などがガシガシ入ってきて
(この数字自体はとても良いのでめっちゃテンション上がるけど)、
それ全部に対応していると、もはや自分は著者なのか何のか、よくわからなくなる。
キャパオーバーだ。
とりあえず、どうしても入れたい写真を宮田が昨日と今日で何とか撮影できたので(私は当然お留守番)
よかった。しかし、いつになったらイラストにたどり着けるのか。。。
そんな中、取材相手から褒められたり優しいメールが届くと泣きそうになる。
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本の備忘録 vol.3 Jul.13〜 Jul.16「タイトル決定・カバー用イラスト描きおろし・粛々と原稿書き進行中」
2020.07.13 Monday
最近しみじみ学んだことは「相手が当然そのことをわかっている(理解している)前提で話してはいけない」
ということなんだけど、いろいろムズカシイ。
ちゃんと説明しようとすると、メッセージはとっても長くなってしまい、
それはそれで、忙しい中読むのも大変だろうし、結局読み飛ばされて伝わらない。
それでも試行錯誤してだんだんより伝わる方法を模索するしかないのだろうな。
あと、そんなに言わなくてもすぐに理解してくれる相手もいるので、
やっぱりね、相性があるのだともしみじみ感じる。
自分はイタコのようなもので、相手の熱量やお互いの共感が高いほど、
上手く憑依して何かに「書かされる」ように原稿が仕上がって行く。
この快感たるや、他では味わえない。
2020.07.14 Tuesday
いよいよタイトル決め。
メインタイトルは編集さんも私もこれしかない!で決まり。
サブで悩む。
この本は全部が取材記事でできている訳ではなく
私がナゴヤの魅力について持論を展開するページやサブカルの紹介や名古屋めし、名所案内などもある。
名所はナゴヤ本なのに名古屋城もテレビ塔も東山動物園も登場しないので
まぁ割とマイナーな場所を扱っていると思う。
しかし、名古屋めしってやっぱりベタなものしかないよね。
唯一名古屋めしの見どころは、ある方のご協力で
私が文章にタッチしていないページが3ページあって、それはかなりレアなのだ。ふふふ。
そこは私はイラストだけを入れるんだけど、素敵なエッセイのイラストを担当した気分でうれしい♡
2020.07.15 Wednesday
現在も怒涛の原稿書きは続いている。
集中しているときは周りの音も何も気にならないので、テレビはつけっぱなし。
深夜再放送してた「Spec」を久々に見て(見たいものは手を止めて見る)改めて思うのは、
このドラマの成功の何割かはやっぱ加瀬亮の容貌によるところが大きいんではないか。
何度見てもやっぱ「日本兵」「軍人」にしか見えない。そして惚れる♡
先日、「半沢直樹」の再放送の後半部分だけ見て、何とか今までの物語を理解した。
放送していた2013年当時は牢獄に住んでいたので、連続ドラマなんかひとつも見られなかったもんな。
そしてキャストの演技の迫力に改めて感動。
2はガラッとメンバー変わるけど、どーなるのかな。個人的には賀来賢人が楽しみなのだ。
2020.07.15 Wednesday
まだまだ怒涛の原稿書きは進行中。
でも大きいのは残り3本!それと細々した食べ物や名所ネタが数本残すのみ。
頑張ってるわ私(笑)
(とはいえ、何度も書いてるけど、この後イラストを100枚以上は描かねばならない、たぶん)
取材の時点でサーーーッと道筋ができていて、書き出したら一気に書き終わるようなことも今回本当に多く、
そういう原稿は、修正もほとんどなくて、快感この上ない。
(しかも3年前に取材して、ひどい字で書かれた単語の羅列みたいなメモを見るだけでも
ちゃんとその時の情景が浮かぶものなのね)
でももちろん、そんなにうまいこと行く場合ばかりではなく
取材の際に誤解が生じることもあれば、原稿の種類によっては周囲への配慮が必要で
日本語の「てにをは」ひとつにまで微調整せねばならないモノもあって、ああホント、日々勉強なのである。
それはいいとして、問題は編集さんから
「許可取りのために完成原稿が必要なので、先にここにイラスト入れてもらえますか」と言われた途端
急速にやる気をなくすのは何故なんだ。私はイラストレーターのはずなのに。
自己分析してみると、文章は自分でいいかどうかよくわかんないけど、あかんかったら校正も入るし
どうにかなるだろうと思っている。
でもイラストは、最後まで自分でどうにかするしかないし
周りの私に対するイラストへの期待値が文章より高いのもわかるし。
あとは、この本の中で私のイラストの占める割合が割と大きくて
「イラストの魅力」も本の価値に入れられているから。
そのプレッシャーにくじけそうになるんだな、きっと。
2020.07.15 Wednesday
2018年はやたらコンペの話が来た年で、私にしては結構な数の月2〜3本は来ていたように思うけど
全滅なのでまったく意味はない。
そのとき何度も話を下さったデザイン会社から2年ぶりに連絡が来て、またもやコンペの話。
もうこいつ無理!とあきれられてなくてよかった。
コンペといっても作品を作る必要はなく、過去の実績で数人から選ぶものに名前を入れてよいかという話。
それなら大丈夫だー。(今は作品を作る余裕はない)
では今度こそ通って祝・初コンペを目指すぞ!と思っていて、あれ?と思い出す。
そだ、昨年の夏に私は一度コンペに通っているのだ。
去年の8月、知らない人からメールが来て(これ自体は普通のこと)、
知らない間にコンペのメンバーに入っていて選ばれたので、打ち合わせをしたいという。
クライアント名とテーマだけが書かれていて、点数もギャラも納期も何もないのに、打合せ?
どう判断すればいいの?こちらには断る権利もないってこと?(笑)
最初、若い不慣れな人なのかと思いながら名前をググったら、私より年上の超ベテラン。
しかし悪い人ではないようだった。打ち合わせもうちの近所まで来てくれるという。
とりあえず、点数とギャラと納期はメールで確認して、条件の交渉までしてから、
うちから二番目に近い喫茶店で会った。普通に話しは進んだ。
仕事的にも悪い話ではなく、むしろいい仕事だった。
でも進行が最初のメールのごとく唐突だったけど(笑)
で、今日来たメールを見て改めて、
そうだよね、普通コンペのメンバーに入れる前に許可取るよね、と思う。
そしてコンペって、やっぱ先に知らされるから通った時にうれしいのであって、
いきなり通ったって言われても、イマイチ感動できないものなんだねー(笑)
2020.07.16 Thursday
昨日は1日、本に載せるための食べ物の絵を描いていた。
自分はわかりやすく、仕事から逃避したい時はFBの投稿も多め&長めになる。
食べ物イラストは好きだといわれることが多く、自分の強みでもあるのだけど、
いざ「ここに美味しそうなのをお願いします」とか言われると逃げたくなる。(逃げないけど)
食べ物は2年くらい毎日描いていて、食べ物にも得意なものとそうでもないものがあることにも気づいた。
昨日描いていたのはその苦手な方の奴。
文章もいよいよ大詰め。
取材記事の残り3つも取材自体は10日ほど前に済んでいたのだけど、
その後入稿のための準備で数日かかったり、イラストの仕事が入ったりで、
すっかり遅くなってしまった。(これはちょっと言い訳です。すんません)
残り3つの取材記事、ラストスパート。
どの記事もこの本の企画立ち上げから書きたいと思っていて、
何度か諦めたりしながらも書くことになったので、気持ちだけは溢れている。でもいつもビビる。
本当にこれを私が世に伝えるべきか。Yesだと思ったものしか本には残さなかったつもり。
でもね、まだまだ書きたかったこと、自分だから書けることはたくさんある。
ナゴヤって凄い。もし2が出せたらあれもこれも書くのに。
と、まだ1ができあがってもいないのにツラツラ思う。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
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