今期一番のメイン・ルドゥテの薔薇をbunkamuraに見に行って参りました。
ルドゥテと言えば、王妃マリーアントワネット付きの画家となり
そして皇后ジョゼフィーヌのマルメゾン宮殿の薔薇を記録すると言う
ものすごい名誉を与えられた画家な訳ですが、その名誉に恥じず
今なお植物画を志す人々の間(ワタクシ含む)では、神のようなお方。
実はこんなにたくさんのルドゥテを一気に見るのは初めてで
でもなぜか疲れも飽きもしませんでした。
花から花が飛び出て咲いてるのとか、興味津々でしたし
今はない品種がたくさん見られたのもうれしいところ。
先日のオールドノリタケ展に続き、今回の展示も、
植物画としては3年ぶり(前回は2005年7月)となりました。
最近は、古い絵画よりもイラストレーションや絵本の方が
やっぱり勉強になるし、興味もあって、そちらばかり見てしまいますね。
2003年の同じbunkamuraの展示に行かれた方は
思わず比較してみたくなることでしょう。
実はわたしはありえないことに、5年前は行かなかったんです。
だって、ルドゥテって、版画でしょう?なんて思って。
あの頃は、アートを鑑賞すると言うより、実践的に自分の
テクニックの勉強になるもの以外興味がなかったんですね。
実は、それは大きな間違いで、5年前にはルドゥテの手描きの作品が
出品されていて、私の先生は、ものすごく素晴らしかったと
おっしゃっていました。
で、今回は版画のみでちょっと残念。
今は5年前とは違い、版画の鑑賞の仕方なるものも心得ております故
大丈夫なんですけどね。
でも今回の掘り出し物はパーソンズで、彼の絵ほしさに図録買いました。
パーソンズのは手描きの植物画です。
なんだかんだゆって、手描きはいいです。
元々は図鑑用の絵から発展した植物画(ボタニカルアート)ですので
ルドゥテはジョゼフィーヌの育てた薔薇を正確かつ優美に記録したわけです。
それと同じように、パーソンズはバラ研究家・エレン・ウィルモット女史の依頼で
著作『バラ属』(The Genus Rosa)のためにバラを描きました。
日本の二口善雄氏は日本のバラの父・鈴木省三氏のために描いてらっしゃいます。
それもこれも皆バラの発展のためだったわけですね。
なんか聞き覚えがあると思ったら、エレン・ウィルモットと言う名前の
バラがあるのを思い出しました。
一重でシベの色が濃く、大きな花びらがぱっと開いて、特徴ある花です。
前回も今回もルドゥテが主役なのには代わりはありませんが、
今回はルドゥテのバラがCGで開いたり、雨が降ってしずくが落ちたり
また、香りの演出などもなされていて、「ダマスク・クラシック」「スパイシー」
「ティー」「ダマスク・モダン」の薔薇の香りを嗅ぐことができたりします。
そして今回は、会場の外に出ても、薔薇空間が広がっていたのでした。
それはまた明日。
『薔薇空間』特集ページ
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_rose/index.html
CA4LAとコラボレートした帽子が限定販売されるとチラシで見て、
興味津々で行ったのですが、販売してる帽子はあまり萌えなかったかも。
ヘッドアクセはかわいかったたけど高っ。
展示してあった白いバラのつぼみのような帽子は素敵でした。
【CA4LA帽子】
大人気の帽子ショップ『CA4LA』×ザ・ミュージアムの
コラボレーション企画の第8弾!
今回はルドゥーテのバラを再現した、総柄プリントの3種類が登場。
今回は特別に、可愛い薔薇ヘッドアクセサリー(8,400円)も
登場いたしました。
左写真上より、ハット(7,875円)、キャップ(5,775円)、
ハンチング(6,615円)。右写真がヘッドアクセサリー。
今回気に入ったのはこちらのコサージュ。
しかし、私ってばお目が高いっ。てか高過ぎっ。
こんな高いの買えるかよっ!!(涙)
【Ayumi Okadaコサージュ 24,000円】
シルクの柔らかな質感、洗練された色合い、本物と見間違えそうなほど繊細な
表情を見せるAyumi Okadaのバラのコサージュ。ルドゥーテの『バラ図譜』の
中に描かれているバラをモチーフに4種類(各3色)展開。
数量限定販売ですので、お求めはお早めに。
bunkamura『薔薇空間』
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_08_rose.html
「薔薇空間」
宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々
本展は、フランス革命の動乱期にマリー・アントワネットやナポレオン妃
ジョゼフィーヌに仕えた宮廷画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ
(1759- 1840年)の生誕250年を翌年に控え開催されるものです。
ルドゥーテの大著『バラ図譜』のフォリオ判全169作品を中心に、
バラの研究家ウィルモットの著作『バラ属』に収められたアルフレッド・
パーソンズ(1847-1920年)のリトグラフや、日本のボタニカル・アートの
草分け的存在である二口善雄(1900-1997年)のバラの水彩画、
現代の写真家 齋門富士男の最新作など、バラに魅せられた人々の作品も
併せて紹介。
さらに、会場では、パフューマリー・ケミスト蓬田勝之氏の協力により
薔薇の「香り」の演出も加え、本物のバラ園とはまた別の魅力を持つ華麗なる
「薔薇空間」を出現させます。
■会 期:2008年5月17日(土)−6月15日(日) 開催期間中無休
■開館時間:10:00−19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
■会 場:Bunkamuraザ・ミュージアム
■交通案内:渋谷駅(ハチ公口)より徒歩7分 →アクセスマップ
■入館料:一般・1,300円(1,200円) 大学・高校生・900円(800円)
中学・小学生・600円(500円) すべて税込み()は前売・団体
※学生券をお求めの際は学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
※障害者手帳をお持ちの方および介助者の方(1名)は、手帳のご提示で、
入館料が一般:700円、大学・高校生:500円、中学・小学生:300円
となります。
※団体は20名様以上。電話でのご予約をお願いいたします。
団体お申し込み先:Bunkamura TEL:03−3477−9413
■主 催:Bunkamura、産経新聞社
■後 援:サンケイスポーツ、夕刊フジ、フジサンケイビジネスアイ、
iza!、SANKEI EXPRESS、サンケイリビング新聞社
■協 力:NPOバラ文化研究所、キャドセンター、キューフロント、
アトリエ染花、堀内カラー
■企画協力:コノサーズ・コレクション東京、テモアン
■お問合せ:Bunkamuraザ・ミュージアム 03-3477-9413
■プレスお問合せ:「薔薇空間」広報事務局
〒150-0013東京都渋谷区恵比寿4-27-7 シバタビル 5F
(株)テモアン内 TEL:03-5475-6308 FAX:03-5475-6282