花の絵。

IMG_7994.JPG先日、植物画をやってた頃の仲間と再会したら、私の今の絵を見て「ちゃんと植物画が生かされてるね!」と言われてうれしくて、気づいたら花をいーっぱい描いてた。我ながら単純だけど、好きなモノはやっぱり変わらない。20年月日が流れても、会えばすぐに元通りになれるように。いろんなことに、しなやかに柔軟に対応しながら、軸の部分は変わらずにいたいし、変われないものなのかもな、と思う。


    


「小さいおうち」(中島京子)を読んだ。(ネタバレあり)
面白くて、止められなくなってしまった!しかし私的には、最後はそこまで衝撃ではなかったのが残念なところ。期待値が大きすぎたか。最後の、時子奥さま(松たか子)の愛人だった画家(漫画家)の作品から読み取る視点が、いろんな解釈が出来て面白かった。読んだ人とこの辺りを語り合ってみたいものだわ。しかし、この奥さまは、ホント松たか子にピッタリで。他の女優さんが演じるのが想像つかない。そんなすごーい美人ってわけではないのにね、松たか子。不思議だけど、魅力的な女優さんよね。海外メディアでは
アメリカのエンターテインメント業界情報サイト「バラエティ」は、本作品を「情熱に欠けている」と述べた。「正治と時子の情事は、カタツムリの速さで進展する。背徳のスリルは、これっぽっちもない」。最後に明らかになる、作品の鍵となる「秘密」も、些細なことを大げさに言っているだけ、との印象を与えるという。昭和初期へのノスタルジーをかき立てるだけのもので、日本の高齢者と、台湾の日本文化オタクにしか適していない、と断じた。
とされているけど、海外の映画って、日本人からすると唐突過ぎる感じで情事が進んでいくから、それはもう感覚の違いとしか言いようがないよね。亀の歩みなのは、ためらいがあるからで、そのあたりの微妙な機微を描きたいのであって、背徳のスリルを描きたいドラマではないのでは。ただ「秘密」に関しては、私も些細なことかなーと思ったりもした。手紙を渡さなくてよかったと、私も思うもの。ただ、女中の視点でそれを行ったのではなく、奥様を思慕する女の視点でそれを行ったことが、タキの中で罪悪感として、いつまでも残ったのでしょうね。


150303_8894_n.jpg絵日記を描くのも読み返すのも大好きですが、当分描くのは無理そう。

とにかく絵を描いて書いて書きまくる数ヶ月のはじまりです。


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