2005年4月の花たち・3 〜チューリップ満開〜

050419tulip1.jpg2005.04.25 Monday
チューリップ "ピンクインプレッション"

4月19日(火)開花。2001年秋に植付け。

球根植物には、いろいろなものがあります。このチューリップをはじめ、スイセンや、先日のアネモネ、水栽培で知られるヒヤシンス(もちろん土に植えることもできます)ユリなどが代表的かな。でも、性質は様々。

スイセンのように、植えっぱなしでも、毎年咲くものもあるのですが、チューリップは、毎年掘り上げなくてはいけません。それはどうしてかといえば、土の中にある病原菌に侵されて、翌年は美しい花を咲かせることができないのです。「連作障害」と呼ばれるもので、翌年植えるときには、昨年とは違う場所に植えなくてはいけません。それはもう、ガーデナーの間では常識だったのですが、その常識を覆す記事を読んだのは、2001年秋でした。

チューリップを植えつけるときには、地植えでも球根2つぶん、鉢植えにいたっては、球根の先がようやく隠れるくらいに植え込むように、と園芸書には書かれています。しかし、その記事によると、30センチまで深く掘って植えると、病気になることなく、毎年元気な花を咲かせると言うのです。

目からうろこです。これは試してみる価値がある、と思いましたが、やってみてちょっと後悔しました、だって、ひとくちに30センチと言うけど、なにしろ、毎年100球もの球根を植えるのですから、チューリップを植えようとする花壇の面積は結構広いのです。それを全部30センチの深さに掘るのは、かなりな労力でした。でも頑張った・・・
   
020409garden1.jpgご覧ください♪苦労の甲斐あって、どんどん元気に咲いてくれましたよ〜♪

2002年4月9日(火)の庭。ちょうど3年前ですね。早咲きのチューリップが満開の庭です。左手前がアプリコットビューティー。右が手前からドリーミングメイドとピンクインプレッション。間に見える赤いのは、スモークツリーの新葉です。遠くに見えるのはスイートハートとリブレット。右手、アーチ横の赤い花は、チェリーセージです。

この前の秋(2001年)に植えた球根が、数こそ減ったものの、また今年も花を咲かせてくれたのです。なんてうれしいことでしょう♪ちなみに、左のアプリコットビューティーは消えてしまったので、先日載せたのは、別の球根を昨年植えたものです。

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チューリップと言えば、日本では、新潟の砺波をはじめとする日本海側に産地が多いのですが、それは、日本海側の地中に、チューリップに有害な病原菌がない(少ない?)からなのだそうです。だから、太平洋側と違って、日本海側では、連作障害が起こりにくいと言われています。


                  


050424tulip_morlin.jpg2005.04.24 Sunday
チューリップ "モリーン"

先日咲いた”アバ””ルーブル”"ハミルトン"に続いて、4月24日に”モーリーン”が開花しました。この球根も、昨年秋に『うちのチューリップが世界一』と言うイベントで送っていただいたものです。

2005.05.04 Wednesday
この花、初めて咲かせたのですが、ものすごく花持ちがよく、同時期に咲いた他の花が全部散ってしまった、本日5/4になってもまだまだ元気に咲いています。他の鉢植えの花は、日当たりバッチリの場所ですが、この花は、落葉樹の木陰で、やや半日陰になっているせいかもしれませんが。白い花と言っても、少し色に幅があって、真っ白からクリーム、グリーンがかったものまで、いろんなニュアンスを楽しめます。


                  


050426tulip_angelique.jpg010417hana4angerique2.jpg
2005.04.26 Tuesday
チューリップ・”アンジェリーケ”

先日咲いた”アバ””ルーブル”"ハミルトン"”モーリーン”に続いて、4月26日に、最後の”アンジェリーケ”が開花しました。この球根も、昨年秋に『うちのチューリップが世界一』と言うイベントで送っていただいたものです。

一輪に付きひとつの花が咲くことの多いチューリップの中で、枝分かれして咲くことが多いのが、このアンジェリーケのひとつの特徴です。また、淡いピンクの八重が、何とも華やかでかわいらしく、今年のようなビオラとの組み合わせもいいですが、2001年に咲かせたとき(右の写真・2001年4月17日撮影)のように、ブルーのネモフィラとの相性もバッチリ!思わず目を奪われる愛らしさです。


                  


050426tulip_pinkdiamond.jpg050426tulip_dreaming_made.jpg2005.04.26 Tuesday
チューリップ・"ピンクダイヤモンド"

希少価値を持つダイヤの名前がついてるなんて、なんて素敵なんでしょ。

先日『アプリコット・ビューティー(リンク)』というチューリップが、一番好きだと書きましたが、『アプリコット・ビューティー』を知る前は、この『ピンクダイヤモンド』が一番好きなチューリップでした。柔らかく淡い優しい色合いのピンクの小振りの花は「可憐」と言う言葉が本当にぴったり。遅咲きなので、背がちょっと高めなせいか、すぐに頭を垂れてしまうのもまた、愛らしいところでもあります。この花を最初に見たのは、花屋さんの店先の小さなブーケ。「結婚式ではピンクのドレスを着て、この花のブーケを持つんだ!」と固く心に決めたのでした。

そんなわけで、我が家の庭に植えるチューリップの中に、この花は必ず入っているのです。本来チューリップは、毎年掘り上げなくてはいけないのですが、我が家はちょっとした魔法を使っています。これももう、4年越しに咲かせているもの。花は年々小さくなっていますが、それもまた、この花のかわいらしさを引き立てているかもしれません。


チューリップ・ "ドリーミングメイド"

これも、上の『ピンクダイヤモンド』や『ピンクインプレッション』と同じく、2001年秋に植え付けたもの。これは本当に花がちっちゃくなっちゃってますが、よく咲いてくれたなぁとますます愛着がわいて来たりします。

2001年秋には、12種120球ほどの球根を植えて、今残っているのがこの3種類。この時には『スイートハート』『リブレット』『アプリコット・ビューティー』『アラジン』『マウントタコマ』『バラード』『クインオブナイト』『メントン』なども植えたのですが、それは消えたり、葉だけになったりしています。


#gardening


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