1・2月の2ヶ月間、水彩画の講座を受けていました。そのときに「この講座のために開かれているような展覧会」と、先生に薦められて見に行ったのが、この「水彩の力、素描の力」。これは、ピサロ展の翌日の、2/13(金)に見に行ったもの。ブリヂストン美術館は、初めてだったのですが、なかなか素敵でした。好評のため、会期が4月はじめまで延びたそうです。興味がありましたら、見に行ってみてくださいまし。
ブリヂストン美術館
水彩画と言うのは、油彩の下書きとして始まり、その後、急速に発展し、下火になったり、ブームになったりと言うのを、繰り返してきているそうで、今も、水彩は、ブームなようです。
素描というのは、要するに、デッサンなのですが、近代になって、素描そのものの可能性や、芸術的価値が認められるようになってきました。
踊るイサドラ(エーミール=アントワーヌ・ブールデル)(有名なイサドラ・ダンカンのこと)
それにしても、やはり巨匠の水彩画や素描は素晴らしい。ドガは「ああ、バレリーナ描く人ね」と言う認識しかなかったのですが(超失礼)、ラフなデッサンに簡単に色が入っただけのものなのに、寄りかかる踊り子の息づかいまで、聞こえてきそうで、しばし、絵に釘付けになりました。