『花逍遥 〜花鳥風月に遊ぶ』

040518kamakura_ootani1.jpg鎌倉大谷記念美術館に、花の絵を見に行った。こちらは、1995年5月に死去した故大谷米一氏(ホテルニューオータニ前会長・ニューオータニ美術館前会長)を偲んで創設された美術館。デュフィ、ヴラマンクをはじめとする、大谷コレクションを中心に、故人が愛し、長く居住された鎌倉の邸で、公開することとなったそうだ。



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左/ひっそりとした門構え。もう少し早いと、ツツジが見頃だったようだ。
左中/深い緑と、紅葉のコントラストが、奥へ奥へといざなう。
右中/これが美術館。立派な邸宅はさすが。
右/この扉を開ける瞬間に、ちょっとドキドキ。

最近、日本画が好きで、見ていると本当に落ち着く。美しいコンサバトリーや、吹き抜けの螺旋階段を利用した美術館は、確かに、静かに生活の匂いが息づいていて、その中で鑑賞するとコンクリートの美術館で見るのとは、また違った気持ちで鑑賞できる。

速水御舟の作品に、強く心惹かれた。40歳で急逝した画家だそうだ。画家は、すごく短命か、長寿か極端な気がする。この人の60代、70代の絵が見たかったなぁ、と叶わぬ夢を追いかけてみる。


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