
ハチドリ。
英名ではハミングバード、と
呼ばれるように、ブンブンと
大きな羽音を立てるのが特徴。
目にも留まらぬ速さで羽を動かして
空中に静止して
(ホバリング飛翔というらしい)
蜜を吸う鳥たち。
自然の中のハチドリはあまりに
動きが速くて全滅だったけれど
ここハチドリ園の蜜飲み場では
ようやく写真に収めることができた。


ホバリング飛翔とともに
ハチドリの大きな特徴になっているのは
小さな体に似合わぬ長いくちばし。
ホバリングしながら花の中にくちばしをさして
花の蜜を吸うために、進化の過程で
くちばしが長く長く伸びたらしい。
ある種類のハチドリは、非常に長い
花冠を持つある種の花の蜜を吸うために
長いものではくちばしが10cmにもなるという。
ハチドリの体長が5〜10cmなので
自分のからだと同じくらいか、長いクチバシを
持っていることになる。
そのおかげで、その小さなハチドリは他と
競争することなく餌を得ることができ
花は自分専用の花粉媒介者を得ることができる
というわけである。
もともとは蜜が好物だったヒヨドリの一種が
このように進化していった結果だということだけれど
自然のもたらす造形の不思議は
興味の尽きることがない。
◆ハチドリについて調べていたら
いろんなことがひっかかってきました。
◇トリモノ帖◇
『ハチドリ28羽が全滅 奈良・橿原市昆虫館』
『ハチドリのひとしずく - いま、私にできること/辻信一』
◇外部リンク◇
『ハチドリ計画』