【展覧会】生誕80周年記念特別展・手塚治虫展

090615_1743949.jpg期待を裏切らない展示でした。
もうもう、手塚氏の原画の素晴らしいこと!!

みんな、そう感じたのでしょうね。場内は、じっくり原画原稿に読みふけり、じりじりとしか進まずに、長い長い列を作っていましたが、それを我慢してでも、読んで、見る価値のある展覧会でした。

医学の道を進むか、漫画家の道を進むか悩んだ日々。普通に考えれば、医者のほうが生活は安定しています。けれど、彼が会えて苦難の道を選んで、漫画家になってくれた、そのおかげで、日本は、世界は「手塚治虫」を得ることができたのですね。

代表作・鉄腕アトムもそうですが、ライフワークとしていた『火の鳥』や、起死回生を狙って、一発逆転した『ブラックジャック』にこめられた、強いメッセージ性。

漫画という大衆文化、決して”劇画”ではなく、”漫画”であることにこだわりながら、ここまで、圧倒的なメッセージを込めた手塚氏。だからこそ、漫画という枠に収まらない人気を得ることができたのでしょう。
それにしても、未完の作品を読めないのが悔しい。

ショップでは、ブラックジャックさまの名言が書き連ねられたトイレットペーパーを購入いたしましたが、使えない〜〜〜(笑)

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【展覧会】動物画の奇才・薮内正幸の世界展

090518_1760271.jpg吉祥寺美術館で行われた「動物画の奇才・薮内正幸の世界展」に行ってきました。

もともと植物画をやっていた私。
博物画・動物画などの細密画は大好きなんです。
薮内さんの図鑑も何冊か持っていて、
彼の描く動物、特に鳥が、本当に大好きで、
原画が見られて幸せでした。

絵本の原画や、スケッチなどもたくさん見られて、
もう溜息モノでした。
当たり前ですが、本物は印刷など遠く及ばない素晴らしさ。

こんな素晴らしい展示が、100円で見られるなんて、
ステキすぎるぞ、吉祥寺美術館!!

↓この絵本の原画が全部展示されていました。
物語を追って見られて楽しかったです。


1.なんとコレ、デビュー作なんですね!素晴らしい!!
2.100刷だというロングセラー。
3.私も持ってる図鑑。


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【展覧会】国宝阿修羅展

090510_1785415.jpg素晴らしかったです。
オレンジの間(と勝手に読んでいる部屋)で、阿修羅像と対面した瞬間に感じたのは「やっと会えたね」と言うことでした。

もう、20年近く前のことになりますが、21歳のときに、友人と二人で出かけた奈良旅行。当時住んでいた名古屋からは、関西は、程よい距離の場所で、一泊旅行にはちょうどよかったのです。

聖徳太子にちなんだ、斑鳩の里から始まった奈良。そして中心地へ。春日大社や東大寺、そして興福寺。
ところが、大きな目的の一つだった阿修羅像は貸し出し中。

その6年後には、縁あって奈良に住むことになったのですが、住んでいると、なぜか行かないもので・・・
猿沢池のほとりはしょっちゅうお散歩したし(行基像前は、奈良の忠犬ハチ公的待ち合わせスポット。)、自転車で唐招提寺や薬師寺に行ったりしたのに、興福寺には、行かなかったんですねぇ。

今思えば、いつか奈良を去ることはわかっていたのに、なんでもっと、奈良でしか見られないさまざまなものを、もっといろいろ貪欲に見なかったのかなぁと、本当に不思議で、残念に思います。
そんな、ちょっと甘酸っぱい後悔も交えながら・・・

たくさんの美しい仏像に会えて、どの仏様も本当に素敵で、大きなものも小さなものも、どれもじっくり堪能できました。
けれど、阿修羅のためだけに用意された空間は、もうそれは、言葉に尽くせない、ほかを圧倒する空間。

広い吹き抜けに、どどん!!っと像を設置して、ぐるりと囲むように、360度から見られるようにしてくださったのは、本当にありがたいアイディア。しっかり四方から拝見してきました。

大好きな国立博物館。今回も見ごたえある展示でした。よいお仕事、ありがとうございました。


◇この日来ていた着物はコチラ◇
拝観中に何度か声をかけられました。
照れくさいですが、うれしいものですね。

◇おまけ・あまりの混雑に断念した日の着物◇

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日仏交流150周年・特別展「Story of …」カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶

090510_1781876.jpg阿修羅展のあとに見たんですが・・・
実は、阿修羅展よりこっちへの期待のほうが、行く前は大きかったんです。

それが、予想外に阿修羅展がよかったせいなのか、なんかよくわかりませんが・・・最初はきれいねーすごいねーと、ワクワク見ていたのに、途中で、飽きて来てしまいました。

展示の内容が悪かったわけではないと思うんです。
ただわかったのは、私が、こういった宝飾品には、興味がないんだなーと言うことだけ。

表慶館の建物が素敵だったので、その中で見るジュエリーは、とってもとっても美しくてよかったんですけどねぇ。

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お花見2009・3

090405shitamachi02.jpg

この桜の写真は
今年の桜のベストショット。

新宿御苑の激混みのお花見の翌日は
他にもいろんなお誘いはあったけれど
二人でのんびり。




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お花見2009その2

090404gyoen07.jpg土日ともお花見に行きました。
土曜日は団体戦。

いつもはわざと花が終わった頃に開催するつもりが、
今年は読みが外れて満開。すごい人でした>御苑。

何とか天気も持って、最高の一日。
みんなで持ち寄った酒も食べ物もすっごくおいしかった〜

もちろん花も最高!!

場所取りしてくれたP&Tくんありがとう。


090404gyoen13.jpg
満開の新宿御苑。
ピンクの雲がふ〜わふわ〜〜
春の甘い風。


下向きに落ちてたのに
拾い上げてみたら
驚くほどキレイで
うれしくなって撮った。



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お花見2009その1

090329senzokuike07.jpg土曜日にヘトヘトになるのが予想できたので
日曜日はウチで寝ているつもりだったんだけど

年に一度しかない集まりのお花見に誘われて
(つまり毎年花見でしか会わない集まり・・・)
去年も行けなかったので、リベンジ。

花は全然まだだったけど
一本だけめっちゃ咲いてる樹があったので撮って来た。

(撮影者はソニオ)



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【展覧会】『セザンヌ主義』

090122_1828690.jpg2009年1月11日土曜日。
横浜美術館。

セザンヌは好きな画家です。だから、この展覧会はずっと楽しみにしていました。
ポスト印象派、と言う名前は日本では長いこと「後期印象派」と呼ばれていましたので

ポスト印象派とは、モネやルノワールなどの仲間で、印象派の最後のほうの人々と解釈する人が多いそうです。


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アンドリュー・ワイエスさん死去

090117wieth1.jpg090117wieth2.jpg11月に個展を見に行ったばかりの画家
大好きな大好きなワイエスが亡くなったと言うNewsが。

展示会場で見たVideoの中で孫娘にインタビューされる
ワイエスは、91歳とは思えぬお元気さでしたが。

昨年も展示を見に行ったすぐあとに、ターシャ・テューダー
亡くなってしまいましたが、画家のワイエスと絵本画家のターシャ
画風は違えども、ニューイングランドの素朴な風景を愛した
という点において、現代人の忘れてしまった大切なモノを
思い出させてくれる存在だったように思います。

大往生と言うことですが、それでも寂しい想いでいっぱいです。
ご冥福をお祈り致します。

東京での展示は残念ながら12月で終わってしまいましたが
現在愛知県美術館(ワタシがワイエスと出逢った思い出の場所)
で展示の最中。その後、福島県を巡回します。
お近くの方もそうでない方もぜひ見に行ってみて下さいませ。

2009年1月4日(日)−3月8日(日)   愛知県美術館
2009年3月17日(火)−5月10日(日) 福島県立美術館


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巨匠ピカソ『愛と創造の奇跡』『魂のポートレート』展

090109picasso-1.jpg090109picasso-3.jpgPICASSO: From the Collection of the Musee National Picasso, Paris

終わっちゃいましたね、わたしが鳥とたわむれている間に
史上最大の大規模なピカソ展。

これはフジタ展の翌日、11月23日に見に行きました。

もうね、ピカソに関しては、4年前に言いたいことは
言い尽くしたような気がしていたけれど
行ってみて、やっぱりそんな気がしたのでした。

→2004年の展示
 ピカソ展 幻のジャクリーヌコレクション(損保ジャパン東郷青児美術館)  
 ピカソ展 躰[からだ]とエロス(東京都現代美術館)


今回六本木の二つの美術館で大々的に行われたピカソ展。

国立新美術館の「愛と創造の奇跡」から攻略。
とにかくすごい点数!!
見ても見ても終わんないって感じで。

物足りないよりはいいのかもしれないけれど
正直おなか一杯になりすぎと言う感じでした。


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