五味太郎作品展「絵本の時間」

080405gomi1.jpg五味太郎作品展「絵本の時間」を見に吉祥寺美術館に行ってきました。五味さんのカラーインク独特の明るい色彩と、明快なイラストが大好きなので、原画が見られてすごく楽しかったです。

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◇展示内容◇
■絵本原画 前期約70点/後期約70点  
前期【4月1日(火)〜5月 7日(水)】展示: 『まどから おくりもの』『ももたろう』『みんな うんち』 『ねえ おはなししてよ』『ぽぽぽぽぽ』
後期【5月9日(金)〜6月11日(水)】展示:『あそぼうよ』『がいこつさん』『みんながおしえてくれました』『ことわざ絵本』『かかかかか』
■映像作家としての五味太郎  

絵本原画とあわせて、アニメーションを上映。このほか、制作風景なども上映します。

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ところで、今回発見がありました。

   

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イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展

040329kabacov1.jpg040329kabacov2.jpg3月29日土曜日。
イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展と満開の桜を見に、世田谷美術館×砧公園に行ってきました。

いやもう、すばらしい一日でした。

カバコフの絵はどれも楽しくて、わくわくしながら見られました。ロシアの絵本の背景には、いろいろな制約があったのでしょうが、そんな中、自分らしさを失わずに表現し続けたところが、なんといっても素晴らしい。

今はカバコフは現代絵画やインスタレーションの分野で活躍。先日のワインラベル展にもカバコフの作品が使われていました。これらの絵本の世界は、いわば閉ざされた彼の闇の部分。それを見る事ができたのは、本当に貴重な事だったんだと思います。

図録、¥2500とは到底思えないほどの分厚さ。
なんでなんで?そんなにたくさんの絵って展示されていたっけ?と言いつつ帰宅して眺めていると、この展示、前期と後期で、かなり(もしかしたら全部?)の数の絵が入れ替わっていたようで、それが全部おさめられているから、ものすごい数になったのでした。

前期の作品の原画は見られず残念でしたが、図録でこうして楽しめてよかったな、と思いました。
時間が無く常設展示が見られなかったのが残念。次の横尾忠則のときにでも、見ることにしようっと。
なお、展示の最後に、カバコフの現代美術家の仕事として「ぬり絵」という付属のコーナーがあります。一見、たわいなく、かわいらしい花や動物のイラストの下に見え隠れしているのは、「くそくらえ!」に相当する作家の体制批判のことばです。
あくまでも表面上のかわいらしさを取り繕いながら、その本性に激しい批判をすべりこませるのは、抑圧された旧ソ連を生き抜いてきたカバコフの真意であり、またそのぬり絵に自然にひかれてしまう私たちへの皮肉でもあります。どうぞご理解をいただきますようお願いします。
ぬり絵、その場でぬれるようになっていました。
一人一枚までで、全部で6種類くらい完成品が展示されてましたが、会期修了間近ということで、残ってたのは4種類くらい。二人で一枚ずつもらって帰ってきました。
ぬったものはまたいずれ載せます。

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砧公園の桜

080329kinuta_park02.jpg3月29日土曜日。
東京の桜は満開でした。
そこでやっと、ソメイヨシノのお花見を。

世田谷美術館に行くついでに、美術館のある砧公園の桜を愛でに出かけることに。
朝家を出て、途中下車した都電のとある駅近くの前から気になってたSLの停まってる公園も桜が満開でした。

写すわたし。

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こちらが砧公園。
丘陵地の傾斜を利用して咲かせられた桜は、足元まで枝が伸びるほどで、本当に見事!

そして写すわたし(*) →同じアングルかよっ!

ソメイヨシノの花。
この日は先週の蘆花恒春園とは違い、薄曇りの一日。白いソメイヨシノはますます繊細に。

080329kinuta_park01.jpgこんな風に花に埋もれていました。
東京の桜の名所は魅せ方もうまい場所が多いです。



    


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ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展

080326mouton_rothshild1.jpg吉祥寺から六本木へ向かい、この日の締めの六義園での花見を楽しみに、森アーツギャラリーの「ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展」を、じっくり堪能してまいりました。

ムートン・ロスシルド ワインラベルとは、1945年より毎年芸術家の描いた絵をワインラベルにしてきたムートンのワインラベルの原画を一挙公開、という、素敵な原画展だったのでした。

ヒツジとブドウという定番のモチーフに沿って描かれた多くのアーティストたちの競演は楽しかったです。中にはモチーフをまったく無視した人もいて、それも痛快。

興味しんしんで見てきました。
1973年のピカソは、この年ピカソ本人に依頼し、快諾を得るのですが、絵を描くことのないまま、彼が急死。急遽遺族に許可をもらい、生前ピカソの描いた酒神バッカスの絵を使用。奇しくもこの年は、ムートンが二級から一級に選ばれた記念すべき年でもあったそうです。

ほとんどの年は依頼されてから描かれたものですが、ピカソと並んでカンディンスキーも死後選ばれたそう。


わたしの生まれた1969年はジョアン・ミロ。翌年だったらシャガールでした。

080326roppongi_dog.jpgヒルズのスタバで見かけた変わったワンコ。
やはり、飼い主は外国人。
「メキシカンキャリアス」とかいうらしいです。

外国みたいだ、六本木。
    
   


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100%ORANGE個展

080326-100p-orange1.jpg100%ORANGE個展
たまたまターシャ・テューダー展で買った雑誌で、この個展のことを知り、翌日慌てて行って参りました、吉祥寺まで。

トムズボックス、まさかこんな場所にあるはっ。表のカレルチャペックには何度も行った事があるのですが、その奥と書かれていたので、通路の奥を覗いたけれど何もない!すると、奥におもちゃ屋さんらしきお店が・・・もしや、と奥に入っていくと、ありました、小さな本屋さん。



080326kichijyouji_toms1.jpg080326-100p-orange2.jpg080326kichijyouji_toms2.jpg
かわいかったです。和めました。
すっかり絵が完売していましたし、残されたメッセージにも、次は初日に来て買いたいと書かれてました。
彼らの原画がこの値段だったら安いものだろうなぁ。

簡単に描いてる様に見える彼のイラスト(100%ORANGEは、ご夫婦のコンビで、実際にイラストを描いているのは男性のほう)ですが、実はものすごく時間をかけ、何度も何度も書き直しているというのは、以前にも聞いたことがあります。
長崎訓子さんもそうだと聞きましたが。

そこまでわたしは一本の線に厳しくなれないので、そうなれるようになりたいです。苦しいだろうけれど。
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トムズボックス・オリジナル謹製ピンバッジ。
新商品「ねこのセーター」。ネコ好きくんに。


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「ミニチュアの世界」展 - 小さな愛しきもの達

080325mini.jpg「ミニチュアの世界」展 - 小さな愛しきもの達を丸善日本橋店で見て参りました。

アメリカとイギリスでは呼び名が違って、ドールハウスとドールズハウスと呼ぶそうですが、実際のものを1/12で作るという規定は万国共通のよう。

もともとドールハウスの類は大好きで、プチサンプルシリーズなどをコツコツと集めたり、村上夫妻の本などを読んでニマニマしたりしてるんですが、この展示は「ドールハウス」をいう範囲を超えたものでした。

写真だと小ささがわかりづらいし、クラシックなものは、暗く沈んで写りがちなのであまり素敵に見えないのだけど、本物は息を呑む精巧さ、見事さでした。

ニードルポイントで作られたカーペットなどは、一センチの中に数千ポイントの刺繍を施すそうで、これが最高の細かさだとか・・・・
ものすごい彫りを施した家具なども「本物よりお高い」というお言葉にも納得のできばえ。

普段はコレクターのお屋敷の奥深くに大切に飾られているのを今回お借りして来ての展示。しかし、これしまうのが大変そうです。失くしたらえらいことですもの!

世界にはほんとにお金持ちがいて、こういった芸術作品を、宝石を買うような値段を出しても買いたい人がいて、そのためにものすごい技術を磨いてこのような作品を生み出す、職人とゆうべきかアーティストというべきか、がいて、たまにこんな風に一般人にも目の保養をさせてもらえる、ということなんですね。

家のドールハウスもとてもよかったですが、森の中の動物たちを表現したものがツボ。鳥さんたちがたくさん!

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これも一緒にやってましたが、この時期になるといつも、サビニャック展をやってるような気がするのは、気のせい?


            


2008.04.08 Tuesday よく眠るための12の方法

寝付き悪いです。
死ぬほど疲れているときや、相当寝不足でない限り、お布団に入って、バタンキュー♪なんてことはありえません。特に最近は昼夜逆転してしまう事も多く、睡眠障害すれすれかも。
そんなわけで、以下の方法を、ぜひぜひ試してみたいと思います。

よく眠るための12の方法(GIGAZINE - 04月08日 01:41)

   
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ターシャ・テューダー展

080325tasha1.jpg松屋銀座で開催されていたターシャ・テューダー展に行ってきました。
すっかり今では、ライフスタイルを紹介される事の多くなったターシャですが、今回の展示の目玉は何より、彼女の絵本の原画が展示されるという事。
というわけで、混んでるのも覚悟で行って参りました。

・・・平日というのにすごい人でした。


ターシャの素晴らしさは、数え上げればきりがないですが、一つだけあげるとしたら、日々感動を忘れないというところでしょうか。

「人生は短いのよ、文句を言ってる暇なんかないわ」
という言葉は肝に銘じたいところです。


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六義園の夜桜

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六義園の夜桜『しだれ桜と大名庭園のライトアップ』を見に行きました。
素晴らしかったです。
平日の夜が水曜日しか行けそうになかったので、見頃などあまり気にせずに、のんびり待ち合わせ。

駒込駅から六義園はすぐそこ。
すると、門の前で整理のおばさまが「今日が見頃です!満開です!」と大きな声で叫んでいるのを聞き、なんてラッキー☆
先日の盧花恒春園に引き続きですもの。自ずと気分は盛り上がります。

風が強く、うまい事ピントが合ってくれませんでしたが、そんな中でもおもしろいかな?なんて写真が撮れました。
わたしのカメラはブレと暗さに強いので、今日の写真はほとんどわたしの撮ったもの。
(これもかなりぶれていますけどね・・・あはは)
    
   
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永井荷風のシングル・シンプルライフ

080323nagai.jpg3月のある日曜日、世田谷文学館に『永井荷風のシングル・シンプルライフ』を見に行ってまいりました。

実は永井荷風さんの作品は読んだことはないのですが、いろんな方のこの展示のレビューを読んで心引かれて。

「<ひとり>の悦楽、
戦略としてのエロス、
老いへの周到な準備。
_荷風スタイルには今を生きるヒントがある。」

シングルライフを、シンプルでありながら、充実した素敵なものにする工夫について、知りたいと思ったのです。


    
   
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BEAUTIFULな一日

080323roka_park5.jpg3/23(日)、世田谷文学館に行く事になり、せっかく京王線で芦花公園駅まで行くのだから、蘆花恒春園にぶらりと行ってみる事にしたのでした。

調べてみると、この公園は高遠コヒガン桜の隠れた名所らしいのです。高遠コヒガン桜とは、長野県の高遠城址が有名で、毎年たくさんの人が訪れるそうですが、それが東京でも見られるなんて!

朝から素晴らしい天候に恵まれ、よい一日になる予感。
BEAUTIFULな一日を過ごそう、と決めたのです。

       


到着して、入り口からしばらく歩き、桜の方へ。
遠目からでもピンク色が良く見えます。

「わぁ、きれいだねぇ、来てよかったねぇ。」
と話していると、警備員のおじさんが後ろから
「今日来られてホントよかったですよ。今日が一番見頃の週末です」
と力を込めて言って下さったので、ますます満足満足。
ありがとう、おじさん!

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高遠コヒガン桜の花。

ソメイヨシノより小振りで
花びらの色が濃い。



全体的に甘く可愛らしい。





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