ダリ展に行ってきました。
いいお天気だったので、上野公園は気持よかったです。 結構混んでいたけど、ちゃんと全部見られました。 大好きなダリなので、図録も買っちゃった。 あまり個人の展覧会では図録は買わないのです。
エミール・ノルデもザオ・ウーキーも我慢したのに、やっぱダリには勝てなかった☆ そういえば、行けなかったのにフジタの図録だけは、買ったのだったのだわ。未だに行けなかったのが悔しいフジタ(涙)
絵画との出会いも一期一会。 混雑にひるみながらも、後悔しないように、 出来るだけ脚を運びたいと思うのです。
最近真面目に更新してるブログに、ダリ展について 詳しく載せる予定です。
気が向いたら、時々覗いてやって下さいませ。 (Topページから飛ぶ事が出来ます)
2007.01.07 Sunday
ちょうどこのお正月1/4に終わってしまったのですね〜。随分前(11月)に見に行ったのに、ずっと書き損ねていました(^^;
http://www.ueno-mori.org/special/dali/
好きな画家はと聞かれたら、必ず三本の指には入るダリ。
上野の森美術館で、かなり長い会期やってるにも関わらず、最初からずーっとぶっ飛ばして混んでると言う噂のダリ展。私が行ったのは平日でしたが、外で並んではいなかったものの、中はかなりスゴい人!でも旨く回れば、きちんと目の前で絵が見られたし、それほど私はストレスを感じずに見られました。
今までもダリの絵はいたるところで見てきたし、15年位前には、大掛かりな回顧展のようなものも見た記憶があります。でも、今回ようやく、ダリと言う人を理解できたような気がします。
ひさしぶりに音声ガイドを借りたのだけど、とってもよかったです。これがあるとないとでは、理解度に雲泥の差がありそう。
特にラストの絵の前での、ダリの友人の言葉が響きました。
「ピカソは画家でしかなかったけれど、ダリは画家であり、作家であり、映画監督であり、ありとあらゆる芸術家であった。その意味でピカソの先を行く」
そんな意味だったと思います。
それよりなにより、ピカソが自分自身の恋愛を芸術に昇華させた結果、相手の女性を翻弄して、不幸のそこに突き落とす、というようなことを繰り返したのに対し、ダリは若き日に出会った年上の人妻を奪い取りはしたものの、生涯をかけてただひとりのミューズとして愛し続けたことが素敵だと思いました。
彼女の死後、彼は絵が描けなくなり、後を追うように亡くなってしまいます。
ダリが終生大切にしていたモチーフが、そこかしこに登場して、解説が加えられていたのが面白かったです。パン、アリ、タマゴ、あとは・・・なんだっけ?パンのモチーフは、ダリ美術館の外壁いっぱいに貼付けられたほどお気に入りだったようです。
彼は独特の美意識や審美眼を持っていましたが、人をある特定の人と見分けるために、一番大切な要素は「肌の質感」だとしていたというのは、興味深かったです。
それから特筆すべきは彼の絵の技術的な完成度の高さです。シュールリアリズムの不可思議な世界が、違和感無く成立し、どこか不可思議ながらも説得力があるのはすべて、彼の卓越したデッザン力、描写力の賜物。
ルネッサンスに大いなる影響を受け、リスペクトした作品を多く残していますが、ここまで見事に描ききれば、もはやアカデミックな筋からも文句は言われないでしょう。
そしてとても勉強家でもありました。
精神世界(フロイト・ユングなど)をモチーフにした作品群は、有名ですが、後半は科学の分野でも独自の研究と解釈を重ね、核をモチーフにした作品も残しています。
独特のパフォーマンスで、自分自身を演出することも忘れず、舞台や映画にも積極的に取り組んだ彼は真の意味での総合芸術家だと言えるでしょう。
同じく20世紀を生きた偉大な芸術家ピカソと比較することは愚なことかもしれません。
その世界の追求を絵画のみに求めたピカソも別の意味で偉大ですが、我々の世代とも重なるダリの生きた時代が求めていた芸術家は、まさにダリのような多方面から自分や自分の作品を演出できる芸術家であったと言えるのではないでしょうか。
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生誕100年記念 ダリ回顧展
仏像展 - 一木にこめられた祈り -
せめて月記を目指そうと思っていたのに、10月は無情にも過ぎ去ってしまいました。(今ここに載せている日記のほとんどはmixiに書いていたもので、ブログはとんとサボっていたのでした)
12月の初めに新しい本が出る予定で、そのイラストを描くのに、毎日3時間くらい睡眠、と言う日々を、2ヶ月以上送っていました。自分でもタフだなぁ、とちょっと感心。でもお陰で、自分では割と満足の行く出来映えになりました。発売日が決まったら、このブログでお知らせしますね☆
前の仕事とのからみで、またもや次回作も仏像関係なので、バタバタの中、参考までにと、上野の東京国立博物館で行われている「仏像展」に行ってきました。
有名な仏像っていうと、何を思い浮かべますか?やっぱり奈良の大仏?あれは、毘盧遮那仏と言う仏さま。それに対して、鎌倉の大仏は、阿弥陀如来なんです。似てるようだけど、違う仏さまなんですね。
アルカイックスマイルで有名な、京都・広隆寺の弥勒菩薩に、その数に圧倒される三十三間堂の千手観音や、興福寺の阿修羅を最初に思い浮かべる人も多いかな?
有名どころというと、そんな感じですが、日本で一番たくさん作られている仏さまは、十一面観音なのだそうで、会場には、いろーんな十一面観音さんが、ガラスケースに入れられて、並んでいました。
十一面観音は、観世音菩薩(観自在菩薩)の変化形で、ごく普通の人間らしい形を取られてる観音菩薩(聖観音とも言う)が、顔を増やして、あっちこっちを向かせる事で、もれなく人々を救って下さるという意味を持たせているのだそう。
それがさらに変化して、手が千本あれば、もっともっと大勢の人を救う事が出来るのでは?という事で作られたのが千手観音。こっちは作るのが大変だったせいか、十一面観音ほどは作られませんでした。
十一面観音は、真後ろにも顔があるのですが、ガラスケースなので、後ろに周り込むことができて、すいてる場所で、じっくり大笑面を堪能できて、にんまりな私だったのでした。
そういった古い時代のオーソドックスな仏像以外に、今回の目玉は、江戸時代などの比較的新しい、モダンな仏像を見られる事でした。
イラスト左上のは、京都・西住寺の宝誌和尚立像なのですが、なんと、顔から顔が産まれてます。脱皮状態です。こうやって見ると怖いですが、実物は怖いと言うより厳かな感じ。一本の木で作られているので、体の一部が細くなってるという事でしたが、全然不自然な感じはしなかったな。てか、そんなの超越しちゃってるんだろうね。
左下のは、古いもので薬師如来なのだけど、薬師如来って、右手をまっすぐ壁に当てるように前に出してるんだよね。それが両手だったら、パントマイムみたいなんだけど、左手は薬壷を持ってる。
だから何か変、と私も思っていたのだけど、その「変」の理由が、この日、友人によって解明されました。
「ひよこちゃん、ダメだ、ワタシには酒の席で『あ、もう結構です』って言ってるようにしか見えない」
事もあろうに彼女はそうのたまったのです。何て罰当たりな!でも、何て的を得た発言・・・・・・
私にももう、酒を断る仕草にしか見えません、薬師如来。
右中央は、江戸時代の放浪の仏師・木喰の作った釈迦如来。木喰の仏像はとにかくこっちも微笑んでしまうような、柔和な笑顔が特徴なのだけど、この釈迦如来、驚くべき事に、我らがロールちゃんと、同じ髪型じゃないですか。
これ以外にも、たくさんの木喰作品が並んでいて、圧巻でした。あとは木喰と並ぶ(多分歴史の長い仏像界に置いては)モダンな仏師・円空のバリ土産かトーテムポールにしか見えない作品群も面白かったです。
国立博物館の展覧会は、大抵いつも「これでもか」というほど見応えがあるものが多く、割と利益とかあんまり考えてなさげっぽい感じがしてたんですが、今回のこの展示は結構姑息で、一番メインを、会期中にたった一体だけ入れ替えて、そのたった一体のために、前期後期の通し券が発売されたのでした。
で、それを買っちゃったんですねぇ。
後期は、人と行くかもしれないですが、もしかしたらひとりで行って、大人気の市原悦子のナレーションの解説付で楽しんで来るかもしれません。(友人は、一回でいいそうです・・・・)
『見仏記』のみうらじゅんといとうせいこうのトークショーがあったり(気づいた時には完売済みでザンネン)、今月頭の連休には期間限定で、夜間ライトアップをしたり、何だか姑息だけどノリノリな、国立博物館。混雑していても、九段下の近代美術館みたいなストレスはあまり感じずに、ゆったりと見られるのが、ここの魅力かな、と思います。
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12月の初めに新しい本が出る予定で、そのイラストを描くのに、毎日3時間くらい睡眠、と言う日々を、2ヶ月以上送っていました。自分でもタフだなぁ、とちょっと感心。でもお陰で、自分では割と満足の行く出来映えになりました。発売日が決まったら、このブログでお知らせしますね☆
前の仕事とのからみで、またもや次回作も仏像関係なので、バタバタの中、参考までにと、上野の東京国立博物館で行われている「仏像展」に行ってきました。
有名な仏像っていうと、何を思い浮かべますか?やっぱり奈良の大仏?あれは、毘盧遮那仏と言う仏さま。それに対して、鎌倉の大仏は、阿弥陀如来なんです。似てるようだけど、違う仏さまなんですね。
アルカイックスマイルで有名な、京都・広隆寺の弥勒菩薩に、その数に圧倒される三十三間堂の千手観音や、興福寺の阿修羅を最初に思い浮かべる人も多いかな?
有名どころというと、そんな感じですが、日本で一番たくさん作られている仏さまは、十一面観音なのだそうで、会場には、いろーんな十一面観音さんが、ガラスケースに入れられて、並んでいました。
十一面観音は、観世音菩薩(観自在菩薩)の変化形で、ごく普通の人間らしい形を取られてる観音菩薩(聖観音とも言う)が、顔を増やして、あっちこっちを向かせる事で、もれなく人々を救って下さるという意味を持たせているのだそう。
それがさらに変化して、手が千本あれば、もっともっと大勢の人を救う事が出来るのでは?という事で作られたのが千手観音。こっちは作るのが大変だったせいか、十一面観音ほどは作られませんでした。
十一面観音は、真後ろにも顔があるのですが、ガラスケースなので、後ろに周り込むことができて、すいてる場所で、じっくり大笑面を堪能できて、にんまりな私だったのでした。
そういった古い時代のオーソドックスな仏像以外に、今回の目玉は、江戸時代などの比較的新しい、モダンな仏像を見られる事でした。
イラスト左上のは、京都・西住寺の宝誌和尚立像なのですが、なんと、顔から顔が産まれてます。脱皮状態です。こうやって見ると怖いですが、実物は怖いと言うより厳かな感じ。一本の木で作られているので、体の一部が細くなってるという事でしたが、全然不自然な感じはしなかったな。てか、そんなの超越しちゃってるんだろうね。
左下のは、古いもので薬師如来なのだけど、薬師如来って、右手をまっすぐ壁に当てるように前に出してるんだよね。それが両手だったら、パントマイムみたいなんだけど、左手は薬壷を持ってる。
だから何か変、と私も思っていたのだけど、その「変」の理由が、この日、友人によって解明されました。
「ひよこちゃん、ダメだ、ワタシには酒の席で『あ、もう結構です』って言ってるようにしか見えない」
事もあろうに彼女はそうのたまったのです。何て罰当たりな!でも、何て的を得た発言・・・・・・
私にももう、酒を断る仕草にしか見えません、薬師如来。
右中央は、江戸時代の放浪の仏師・木喰の作った釈迦如来。木喰の仏像はとにかくこっちも微笑んでしまうような、柔和な笑顔が特徴なのだけど、この釈迦如来、驚くべき事に、我らがロールちゃんと、同じ髪型じゃないですか。
これ以外にも、たくさんの木喰作品が並んでいて、圧巻でした。あとは木喰と並ぶ(多分歴史の長い仏像界に置いては)モダンな仏師・円空のバリ土産かトーテムポールにしか見えない作品群も面白かったです。
国立博物館の展覧会は、大抵いつも「これでもか」というほど見応えがあるものが多く、割と利益とかあんまり考えてなさげっぽい感じがしてたんですが、今回のこの展示は結構姑息で、一番メインを、会期中にたった一体だけ入れ替えて、そのたった一体のために、前期後期の通し券が発売されたのでした。
で、それを買っちゃったんですねぇ。
後期は、人と行くかもしれないですが、もしかしたらひとりで行って、大人気の市原悦子のナレーションの解説付で楽しんで来るかもしれません。(友人は、一回でいいそうです・・・・)
『見仏記』のみうらじゅんといとうせいこうのトークショーがあったり(気づいた時には完売済みでザンネン)、今月頭の連休には期間限定で、夜間ライトアップをしたり、何だか姑息だけどノリノリな、国立博物館。混雑していても、九段下の近代美術館みたいなストレスはあまり感じずに、ゆったりと見られるのが、ここの魅力かな、と思います。
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国宝伴大納言絵巻展
有楽町の出光美術館は、もともと好きな美術館だった。展示は大抵渋く、陶磁器や日本画が中心、でありながら、ムンクの絵が常設されていたりする。
伴大納言という実在の人物がいた。政治のいろんなしがらみに巻き込まれて苦労した人なんだが、その半生を絵巻物にした展覧会。最終日とあって、めちゃくちゃ混んでいた。初体験だったのだけど、ロープを這って、ゾロゾロと列を作って、順番に展示を見た。それはまぁ仕方ないけど、横入りするおばさまたちがいて、キーーーッとなってしまった。もっと腹立つのは、私がムッとしていたら、自分たちが悪いのに「そんなことで怒るようでは、お嫁に行けないわよ」だって、むっきーーーーー!!
腹が立つので離れたいのに、列に並んでいるので、最後まで一緒にいなくてはならなくて、超ストレス。最後に絵をちょっとおもしろく茶化したようなボードを作った展示など、おもしろかったのになぁ。そのおばさんたちのせいで、台無しな感じでした。いやーね。
またもや吉井さんネタです・・・・
吉井さんが早稲田の学祭に出る事は知ってたし、ヤフオクで優先配布券売ってるのも見たし(本来タダのものなのにっっ!!) 早稲田まで都電で一本で行ける我が家なんだけど
8000人オールスタンディングの学祭に、30代になって、朝から並んで、当日券ゲットしてまで行く勇気はなかったんだけど、なんと、朝10時で余裕で当日券ゲットできたらしい!!
そして、金髪に柄シャツの吉井さんを目の前で見たと言うミクコミュの書き込みに、悶絶するかきひよ!!
金髪に柄シャツだよ!!ロックスターが帰って来てくれたんだよ!!「死んだら新聞に載るようなロックスター」が!!
あああしかも「バラ色の日々」に「Love Love Show」 それって、夏フェスと同じじゃん〜〜〜〜〜 ああああああああああああああああ(声にならない叫び)
冬フェス行きたいな。(その4日前にライブ行くくせに)
(本当に30代の日記なのだろうか??)
伴大納言という実在の人物がいた。政治のいろんなしがらみに巻き込まれて苦労した人なんだが、その半生を絵巻物にした展覧会。最終日とあって、めちゃくちゃ混んでいた。初体験だったのだけど、ロープを這って、ゾロゾロと列を作って、順番に展示を見た。それはまぁ仕方ないけど、横入りするおばさまたちがいて、キーーーッとなってしまった。もっと腹立つのは、私がムッとしていたら、自分たちが悪いのに「そんなことで怒るようでは、お嫁に行けないわよ」だって、むっきーーーーー!!
腹が立つので離れたいのに、列に並んでいるので、最後まで一緒にいなくてはならなくて、超ストレス。最後に絵をちょっとおもしろく茶化したようなボードを作った展示など、おもしろかったのになぁ。そのおばさんたちのせいで、台無しな感じでした。いやーね。
またもや吉井さんネタです・・・・
吉井さんが早稲田の学祭に出る事は知ってたし、ヤフオクで優先配布券売ってるのも見たし(本来タダのものなのにっっ!!) 早稲田まで都電で一本で行ける我が家なんだけど
8000人オールスタンディングの学祭に、30代になって、朝から並んで、当日券ゲットしてまで行く勇気はなかったんだけど、なんと、朝10時で余裕で当日券ゲットできたらしい!!
そして、金髪に柄シャツの吉井さんを目の前で見たと言うミクコミュの書き込みに、悶絶するかきひよ!!
金髪に柄シャツだよ!!ロックスターが帰って来てくれたんだよ!!「死んだら新聞に載るようなロックスター」が!!
あああしかも「バラ色の日々」に「Love Love Show」 それって、夏フェスと同じじゃん〜〜〜〜〜 ああああああああああああああああ(声にならない叫び)
冬フェス行きたいな。(その4日前にライブ行くくせに)
(本当に30代の日記なのだろうか??)
ディズニー・アート展
東京江東区(木場もしくは清澄白河)にある東京都現代美術館にディズニー・アート展を見に行きました。会期のすでに終わっている展覧会のご紹介で申し訳ないのですが、行ってからレビューを書くことになるので、会期ギリギリですと、どうしてもこうなってしまうことは、ご了承くださいましな。
水彩画!!それもとてつもなく美しい細密画!それが、今回の感想。実はアニメというものに、全く興味がなく、ジブリもディズニーも、あまり親しんだとは言えない私。そんな私も、ディズニーのセル画の水彩画の圧倒的な素晴らしさには、言葉を失うほどでした。
水彩画なのです、と言われれば、確かにすごいけど、描ける人はいるかもしれません。でも、それが一本の映像作品に使われる何万枚ものフィルムの中の一枚にしかすぎないわけで。それだけのものに、これだけの完成度をあらわす事が出来るディズニーアニメは、まさに「アート」しかもとっても贅沢な。
展覧会のメインは「眠りの森の美女」のようで、圧倒的な数の展示でしたが、わたしはとにかく昔から「不思議の国のアリス」が大好きで、子供の頃、アリスのディズニーアニメを見るたびに、まるでかぶりつきそうなくらいの勢いで、鼻息荒くテレビの画面を魅入ったものでした。私はアニメだけでなく、テレビもさほど好きではないのに、そんな私を夢中にさせるアリスの世界はやっぱりすごい。ちなみにダンボも大好きです。
いつも目にする、キャラクターとしてのアリスももちろん可愛いのですが、メアリー・ブレアの描いたコンセプト・アートの素晴らしい事!バッグが欲しかった〜〜〜でもあきらめて図録を買いました。
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水彩画!!それもとてつもなく美しい細密画!それが、今回の感想。実はアニメというものに、全く興味がなく、ジブリもディズニーも、あまり親しんだとは言えない私。そんな私も、ディズニーのセル画の水彩画の圧倒的な素晴らしさには、言葉を失うほどでした。
水彩画なのです、と言われれば、確かにすごいけど、描ける人はいるかもしれません。でも、それが一本の映像作品に使われる何万枚ものフィルムの中の一枚にしかすぎないわけで。それだけのものに、これだけの完成度をあらわす事が出来るディズニーアニメは、まさに「アート」しかもとっても贅沢な。
展覧会のメインは「眠りの森の美女」のようで、圧倒的な数の展示でしたが、わたしはとにかく昔から「不思議の国のアリス」が大好きで、子供の頃、アリスのディズニーアニメを見るたびに、まるでかぶりつきそうなくらいの勢いで、鼻息荒くテレビの画面を魅入ったものでした。私はアニメだけでなく、テレビもさほど好きではないのに、そんな私を夢中にさせるアリスの世界はやっぱりすごい。ちなみにダンボも大好きです。
いつも目にする、キャラクターとしてのアリスももちろん可愛いのですが、メアリー・ブレアの描いたコンセプト・アートの素晴らしい事!バッグが欲しかった〜〜〜でもあきらめて図録を買いました。
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TOKYO ILLUSTRATORS SOCIETY PRESENTS ミステリーワールド
東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の主催するイラストレーション展。今をときめくそうそうたるイラストレーターの諸先生がたの作品が並びます。
驚いたのはイラストがほぼ一律の価格で売られていたこと!!あの大御所のイラストがこの値段で????もちろん、売却済みのシールはしっかり貼られていましたが。買えた方が心底羨ましかったです。水丸さんの黒いチューリップにヤラレマシタ。やっぱり水丸タッチは健在です。
TOKYO ILLUSTRATORS SOCIETY PRESENTS
名探偵、怪盗、女スパイ……と150人のイラストレーター
「ミステリーワールド」(クリエイションギャラリーG8)
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驚いたのはイラストがほぼ一律の価格で売られていたこと!!あの大御所のイラストがこの値段で????もちろん、売却済みのシールはしっかり貼られていましたが。買えた方が心底羨ましかったです。水丸さんの黒いチューリップにヤラレマシタ。やっぱり水丸タッチは健在です。
TOKYO ILLUSTRATORS SOCIETY PRESENTS
名探偵、怪盗、女スパイ……と150人のイラストレーター
「ミステリーワールド」(クリエイションギャラリーG8)
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銀河鉄道の夜
池袋サンシャインシティのサンシャインスターライトドーム満天で、6月17日から11月12日まで上映されたプラネタリウム番組です。プラネタリウムの投影装置はほとんど使用されず、全天周映像システムによりドームスクリーンに映し出される、短編CG映画のような作りになっている、のだそうです。
会社の同僚から、すごくいいと聞いて、どうしても行きたくてたまらなくなりました。最初は9月10日までの予定だったので、最終日は混みそうだからと前日に行こうとしたのに、土曜日の最終はすでに満席で、入場できなかったのです。明日のチケットは明日でないと買えないとのコト。翌朝朝一でチケット買いました、ワタシ。夕方まで別の場所で時間をつぶして、いざ、サンシャインへ!!
やっぱりすごい人で、断られてトボトボ帰る人を横目に列に並ぶことができたときは、ホッとしました。断られたのが今日じゃなく、昨日でよかったねと言いつつ、開場を待ちます。そして無事座席に着席。どうやら、とても見やすい席につけた模様。席によっては、全体を見渡すことができなさそうですが、しっかり自分の頭が、画面の真ん中にあるのを感じます。
始まりました。冒頭から感動しました。大きく羽ばたく鳥や銀河鉄道から見える景色や星座ややわらかく響く室井滋さんのナレーションや・・・思わず手をつないで見入っていました。終わった後、ジョバンニとカムパネルラになりきって遊びました。ジョバンニの声が『銀河鉄道999』の哲郎そっくりだとは、知らなかったね〜などと言いながら・・・(アホです)
しかし、翌日、サンシャインを通りかかったワタシをある事実が打ちのめすのでした。それは、期間延長のお知らせ。11月まで延長・・・・いいのです。きっと延長になれば安心して、また11月ギリギリまで見に行かなかったでしょう。そして今度こそ見損ねたかもしれません。でも、いっしょに行った友人からは「あんなに必死に行ったのに」と笑われてしまうのでした。
銀河鉄道の夜 -Fantasy Railroad in the Stars-(2006年制作)
制作:KAGAYA studio
音楽:加賀谷玲
2007年から全国各地のプラネタリウムで上映中。
プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」公式サイト
http://www.gingatetudounoyoru.com/
会社の同僚から、すごくいいと聞いて、どうしても行きたくてたまらなくなりました。最初は9月10日までの予定だったので、最終日は混みそうだからと前日に行こうとしたのに、土曜日の最終はすでに満席で、入場できなかったのです。明日のチケットは明日でないと買えないとのコト。翌朝朝一でチケット買いました、ワタシ。夕方まで別の場所で時間をつぶして、いざ、サンシャインへ!!
やっぱりすごい人で、断られてトボトボ帰る人を横目に列に並ぶことができたときは、ホッとしました。断られたのが今日じゃなく、昨日でよかったねと言いつつ、開場を待ちます。そして無事座席に着席。どうやら、とても見やすい席につけた模様。席によっては、全体を見渡すことができなさそうですが、しっかり自分の頭が、画面の真ん中にあるのを感じます。
始まりました。冒頭から感動しました。大きく羽ばたく鳥や銀河鉄道から見える景色や星座ややわらかく響く室井滋さんのナレーションや・・・思わず手をつないで見入っていました。終わった後、ジョバンニとカムパネルラになりきって遊びました。ジョバンニの声が『銀河鉄道999』の哲郎そっくりだとは、知らなかったね〜などと言いながら・・・(アホです)
しかし、翌日、サンシャインを通りかかったワタシをある事実が打ちのめすのでした。それは、期間延長のお知らせ。11月まで延長・・・・いいのです。きっと延長になれば安心して、また11月ギリギリまで見に行かなかったでしょう。そして今度こそ見損ねたかもしれません。でも、いっしょに行った友人からは「あんなに必死に行ったのに」と笑われてしまうのでした。
銀河鉄道の夜 -Fantasy Railroad in the Stars-(2006年制作)
制作:KAGAYA studio
音楽:加賀谷玲
2007年から全国各地のプラネタリウムで上映中。
プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」公式サイト
http://www.gingatetudounoyoru.com/
装苑70周年イベントに思う
雑誌「装苑」が創刊70周年という事で、記念イベントがラフォーレ原宿で行われている。70周年と一口に言うが、昭和11年創刊だそうである。戦前である。その年に生まれた人がおそらく半分以上(もっと?)亡くなってる事を思えば、スゴい事だ。人生は短いが、芸術は長いってことね(ふっ)などと、言い尽くされた台詞をアンニュイにつぶやいてみる。
渋谷新宿などの主要な本屋さんでは、もれなく今月号の装苑にmina perhonenの皆川さんデザインのトートバッグがついてくるらしい。しかも期間中の何日かにラフォーレで買うと、総苑オリジナル 70周年記念バンダナもついて来る。黄色いしおりは、もれなくついて来るのかな?よくわからん(^^;(1枚目写真)
デザイナーの津森千里さん(こういう字を書くのですねっ)デザインの「ケーキな私」では、みんなお約束の首を出して記念撮影。会社帰りでひとりだった私は、顔なしで撮って帰り、自宅で加工してみた。
その他会場では、アーティストの手作り作品などを売っていて、結構ツボにはまって欲しくなったりした・・・・クルミボタンは同じ感じに布が出てるのが3個見つかったら間違いなく買ってたなぁ。アクセサリーも革のバッグもなかなかステキでしたよぉ。
さて、肝心の装苑の中身ですが、やっぱり素敵。装苑を買うのはもしかしたら15年ぶりくらいかもしれない。昔はオリーブ少女だった私は、こっち方向に行っていたのに、途中で保守路線(男受けする服とも言う)に乗り替えてしまい、最近に至っていたのであった。
とはいえ、保守的だった頃にも、JJとかCancamなどのいわゆる「赤文字系」雑誌には、何の魅力も感じなかったのだけど、それでもananを見るとやっぱり「何か違うよね、これ」なんて思っていた。不思議なあの頃の私。minaのお洋服は高くて一生買えそうにないけど、絶対いつか買いたいと思っているのが鳥バッグ。これね、¥70000近くするのですよ。でもねでもね、このパープルの実物、白金台の本店で、
見てしまったのです!もう泣きそうになったよ。あまりにかわいくて。(写真3枚目・どっかからもらってきた画像・・・すみまそん)
ちなみにこのスカートもめっちゃくちゃかわいかったが、これも鳥バッグと同じくらいの値段で引いてしまった・・・
私は去年あたりから、セールをしない「ロイスクレヨン」にはまっているのだけど、最近今さらながらはまっているのが、ロリータブランドのジェーンマープル。
今月号の装苑は、ジェーンマープルの特集も組まれていた。やっぱかわいいのだ☆
それにしてもブランド名ジェーンマープルで社名が、セントメアリミードってのが笑える。ジェーンマープルさんは、おばあさんなのに!なぜロリータブランドの名前に???
渋谷新宿などの主要な本屋さんでは、もれなく今月号の装苑にmina perhonenの皆川さんデザインのトートバッグがついてくるらしい。しかも期間中の何日かにラフォーレで買うと、総苑オリジナル 70周年記念バンダナもついて来る。黄色いしおりは、もれなくついて来るのかな?よくわからん(^^;(1枚目写真)
デザイナーの津森千里さん(こういう字を書くのですねっ)デザインの「ケーキな私」では、みんなお約束の首を出して記念撮影。会社帰りでひとりだった私は、顔なしで撮って帰り、自宅で加工してみた。
その他会場では、アーティストの手作り作品などを売っていて、結構ツボにはまって欲しくなったりした・・・・クルミボタンは同じ感じに布が出てるのが3個見つかったら間違いなく買ってたなぁ。アクセサリーも革のバッグもなかなかステキでしたよぉ。
さて、肝心の装苑の中身ですが、やっぱり素敵。装苑を買うのはもしかしたら15年ぶりくらいかもしれない。昔はオリーブ少女だった私は、こっち方向に行っていたのに、途中で保守路線(男受けする服とも言う)に乗り替えてしまい、最近に至っていたのであった。
とはいえ、保守的だった頃にも、JJとかCancamなどのいわゆる「赤文字系」雑誌には、何の魅力も感じなかったのだけど、それでもananを見るとやっぱり「何か違うよね、これ」なんて思っていた。不思議なあの頃の私。minaのお洋服は高くて一生買えそうにないけど、絶対いつか買いたいと思っているのが鳥バッグ。これね、¥70000近くするのですよ。でもねでもね、このパープルの実物、白金台の本店で、
見てしまったのです!もう泣きそうになったよ。あまりにかわいくて。(写真3枚目・どっかからもらってきた画像・・・すみまそん)
ちなみにこのスカートもめっちゃくちゃかわいかったが、これも鳥バッグと同じくらいの値段で引いてしまった・・・
私は去年あたりから、セールをしない「ロイスクレヨン」にはまっているのだけど、最近今さらながらはまっているのが、ロリータブランドのジェーンマープル。
今月号の装苑は、ジェーンマープルの特集も組まれていた。やっぱかわいいのだ☆
それにしてもブランド名ジェーンマープルで社名が、セントメアリミードってのが笑える。ジェーンマープルさんは、おばあさんなのに!なぜロリータブランドの名前に???
心の目
古書店に入ったら、春に近代美術館で行われていた藤田嗣治の展覧会の図録が¥980で売られていたので、即買い。東京も京都も行き損ねて、広島は遠いし日程的に無理なので、諦めたところでの出会いでうれしい☆フジタの原画はかなりの数見ているハズなのでそれを思い出しながら、心の目で見なくては☆
そういえば、この展覧会について、西洋と和の融合みたいな事をさかんに言われていたのだけど、私の中でフジタは、パリのエスプリとイコールで結ばれていて、彼の絵にほとんど和を感じないのだけど、先日ある大御所が、同じようなことを言っていて、なんかウレシかった。
フジタの和って、たとえばフランス料理に和の食材をちょっと使ってみたけど、ソースも盛りつけも根本的にはフレンチってことと同じなのではないかと思う。(なんてえらそうに)
今は久しぶりに植物の絵を描いているいつも描いていた植物画と違って、モノクロなのだけど、これが意外に難しい。カラーだと葉っぱは、表は若干青みがかったテールベルト系、裏は黄色っぽいグリーンと分けて変化を出せるのだけど、それを濃淡だけで描き表すわけなのだ。でもそれを工夫するのがまた楽しい。私は根っから植物を描くのが好きなのだな、と思う。これも心の目で植物を見なくては☆
そういえば、この展覧会について、西洋と和の融合みたいな事をさかんに言われていたのだけど、私の中でフジタは、パリのエスプリとイコールで結ばれていて、彼の絵にほとんど和を感じないのだけど、先日ある大御所が、同じようなことを言っていて、なんかウレシかった。
フジタの和って、たとえばフランス料理に和の食材をちょっと使ってみたけど、ソースも盛りつけも根本的にはフレンチってことと同じなのではないかと思う。(なんてえらそうに)
今は久しぶりに植物の絵を描いているいつも描いていた植物画と違って、モノクロなのだけど、これが意外に難しい。カラーだと葉っぱは、表は若干青みがかったテールベルト系、裏は黄色っぽいグリーンと分けて変化を出せるのだけど、それを濃淡だけで描き表すわけなのだ。でもそれを工夫するのがまた楽しい。私は根っから植物を描くのが好きなのだな、と思う。これも心の目で植物を見なくては☆
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展
上野の国立博物館で開催中の「若沖と江戸絵画展」に行ってきました。
かれこれ2年ほど前になりますが、2004年早春に日本橋高島屋で開催された「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」とその夏の国立博物館の「世紀の祭典・万国博覧会の美術」、そして秋の「琳派 RIMPA展」の三つの展覧会によって、私の中に若冲ブームが巻き起こったのでした。とりわけ、最初に見た「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」の印象は鮮烈で、私の中に今まであった日本画の意識を根底から覆すほどのものすごい影響力でした。
今回の展示の特徴は、プライス氏の「江戸時代にガラスケースはなかった」という考えから、間にガラスを挟まずに絵画を鑑賞することができたこと、そして、実際の絵画は、差し込む陽の光に影響されて、一日のうちで、その表情を変えたはず、との想いから、特殊な光の効果によって、一日を再現できたことが挙げられます。特に光の効果は素晴らしく、感動しました。プライス氏、万歳!!
【展覧会概要】
■会 期 2006年7月4日(火)〜8月27日(日)
■会 場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
■開館時間 9:30〜17:00 (毎週金曜日は20:00まで、
土・日・祝日は18:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
※時間帯ごとの会場状況についてはこちら
■休 館 日 月曜日(ただし2006年7月17日(月・祝)・8月14日(月)は開館、
7月18日(火)は休館。)
■観覧料金 一般1300円(1100円/1000円)、
大学生・高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
■交 通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅 、千代田線 根津駅
京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
■主 催 東京国立博物館、日本経済新聞社
■特別協力 財団 心遠館
■後 援 アメリカ大使館、南カリフォルニア日米協会
■協 賛 NEC、日本興亜損害保険
■協 力 ロサンゼルス・カウンティ美術館、日本航空、ファースト・デザイン・システム
■お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
◆展覧会サイト http://www.jakuchu.jp/ (オフィシャルサイト)
http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/ (オフィシャルブログ)
■巡回スケジュール 2006/7/4〜8/27 東京国立博物館
2006/9/23〜11/5 京都国立近代美術館
2007/1/1〜3/11 九州国立博物館
2007/4/13〜6/10 愛知県美術館
特集記事につられて買いました☆プライス氏、スポーツカーを買おうと思って貯めていたお金で、若冲を買い占めちゃったそうです。今は車にはまったく興味がないとか。まさに人生を変える出会いだったんですね。
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展
プライス氏のメッセージ
かれこれ2年ほど前になりますが、2004年早春に日本橋高島屋で開催された「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」とその夏の国立博物館の「世紀の祭典・万国博覧会の美術」、そして秋の「琳派 RIMPA展」の三つの展覧会によって、私の中に若冲ブームが巻き起こったのでした。とりわけ、最初に見た「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」の印象は鮮烈で、私の中に今まであった日本画の意識を根底から覆すほどのものすごい影響力でした。
今回の展示の特徴は、プライス氏の「江戸時代にガラスケースはなかった」という考えから、間にガラスを挟まずに絵画を鑑賞することができたこと、そして、実際の絵画は、差し込む陽の光に影響されて、一日のうちで、その表情を変えたはず、との想いから、特殊な光の効果によって、一日を再現できたことが挙げられます。特に光の効果は素晴らしく、感動しました。プライス氏、万歳!!
【展覧会概要】
■会 期 2006年7月4日(火)〜8月27日(日)
■会 場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
■開館時間 9:30〜17:00 (毎週金曜日は20:00まで、
土・日・祝日は18:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
※時間帯ごとの会場状況についてはこちら
■休 館 日 月曜日(ただし2006年7月17日(月・祝)・8月14日(月)は開館、
7月18日(火)は休館。)
■観覧料金 一般1300円(1100円/1000円)、
大学生・高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
■交 通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅 、千代田線 根津駅
京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
■主 催 東京国立博物館、日本経済新聞社
■特別協力 財団 心遠館
■後 援 アメリカ大使館、南カリフォルニア日米協会
■協 賛 NEC、日本興亜損害保険
■協 力 ロサンゼルス・カウンティ美術館、日本航空、ファースト・デザイン・システム
■お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
◆展覧会サイト http://www.jakuchu.jp/ (オフィシャルサイト)
http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/ (オフィシャルブログ)
■巡回スケジュール 2006/7/4〜8/27 東京国立博物館
2006/9/23〜11/5 京都国立近代美術館
2007/1/1〜3/11 九州国立博物館
2007/4/13〜6/10 愛知県美術館
特集記事につられて買いました☆プライス氏、スポーツカーを買おうと思って貯めていたお金で、若冲を買い占めちゃったそうです。今は車にはまったく興味がないとか。まさに人生を変える出会いだったんですね。
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展
アメリカ・カリフォルニアのプライスコレクションは、魅力に満ちた江戸絵画のコレクションとして世界的に知られています。東京国立博物館では、2006年 7月4日(火)から8月27日(日)まで、プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を開催します。
ジョー・プライス氏は、半世紀前に当時美術史家にも見過ごされていた江戸時代の個性的な画家たちの作品に目を奪われ、収集を始めました。プライス氏のコレクションおよび財団の名前として用いられている「心遠館(しんえんかん)」が、近年人気を高めている、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう) の堂号「心遠館」に由来していることからもわかるように、コレクションの中心は、若冲の作品です。また、長沢芦雪 (ながさわろせつ)、森狙仙(もりそせん)を中心とした上方の画家や、酒井抱一(さかいほういつ)、鈴木其一(すずききいつ)などの江戸琳派の画家たち、あるいは肉筆浮世絵など、近年になって、美術愛好家が大きな関心を寄せるようになったジャンルのすぐれた作品が数多くコレクションされています。
展覧会では、プライスコレクションの約600点の作品の中から、プライス氏と東京国立博物館が共同で選んだ101点を展示いたします。作品は画家の系統別に5章に分けて構成されますが、本展の特徴として、ガラスケースを用いず、光の効果に工夫を凝らした展示室を1室設けました。「江戸時代にガラスケースはなかった」というプライス氏の鑑賞態度に、よるものです。本展は、江戸絵画のすばらしさを見直して、楽しんで欲しいという、プライス氏から日本の人々へのプレゼントとして、実現したものです。会場に並ぶ個性的で魅力に満ちた作品を、理屈抜きにお楽しみください。
なお、プライスコレクションの8点の作品を展示し、鑑賞ツールやわかりやすい解説を用いて日本絵画の鑑賞を楽しむ《親と子のギャラリー「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」−あなたならどう見る? ジャパニーズ・アート−》も併せて開催いたします。
プライス氏のメッセージ
プライスコレクションの作品は、宗教や知識、あるいは様式のしがらみとはまったく無縁のものです。作品は自然の本質と深く結びついており、地位や職業に関係なく、あらゆる人々にアピールするものです。オクラホマ出身の一エンジニアである私が江戸美術を深く愛するようになった理由は、これでおわかりいただけることでしょう。
私がコレクションを始めたのは、ただ江戸時代の絵画から受ける視覚的なアピールが素晴らしかったからです。その美しさと線の正確さが、私の心を捉えた作品の圧倒的で共通した特徴でした。私は誰の指図も受けることなく、言い換えれば、人に言われて買うのではなく、自分が欲しいと思ったものを収集してきました。このとき、日本語の読み書きができないことは私にとってメリットとなりました。
なぜなら落款や印章ではなく、画家の腕だけを頼りに屏風や掛軸を選ぶことができたからです。今でも、絵を見つけたときに作者の名前を尋ねることはめったにありません。作品は質が素晴らしければ、それは偉大な画家が描いたものと言えるからです。彼ら江戸時代の画家たちは、細部にこだわる並々ならぬ訓練を受けており、その技能、能力および業績に、誇りをもっています。その筆遣いには凡人の能力を超越した何かが感じられるはずです。作品が大家と言われる画家の手によるものか、落款を確かめる必要はないのです。
趣味から始まったものが今や、私にとってとても大きな意味をもつように、なっています。コレクションは私の人生に新たな目的を与えてくれました。そして数々の作品によって私が味わった多くの楽しみを皆さんにも是非体験して欲しいと願うようになったのです。私の願いは、皆さんにこのコレクションはただの掛軸や屏風の集まりではないということを感じていただくことです。このコレクションはそれぞれの作品をただ眺めるためのものではなく、アルバムのように互いに比較しながら
味わうもので、そこから学ぶこともできます。巨匠、その才能豊かな弟子たち、そして彼らの作品から学んだ絵師たちの間にはどのような違いがあるのか、存分に確かめてください。プライスコレクションは、単なるコレクションとして見られることを目指してはいません。見る人それぞれが体験するものであって欲しいと願っているのです。
愛するあなたへ・・・
ごめんなさい。私は最近忙しさにかまけて、なんだかすっかり浮ついていて、あなたに会いに行くのを忘れていました。 今あなたに会わなければ、今度はいつ会えるか、もう二度と会えないかもしれないというのに。明日はあなたに会う最後のチャンス。 きっとたくさんのライバルたちが駆けつけているだろうけど、私は負けないわ。あなたに会った瞬間から、じっと目をそらさず、あなたを見つめ続けてみせる。わたしを見つめさせてみせる。
愛するレオナール・フジタ・・・
東京国立近代美術館_本館
「生誕120周年 藤田嗣治展」
http://www.momat.go.jp/Honkan/Foujita/index.html
・・・結局急用で行けませんでした!マジで一生後悔しそうです。しょんぼり
愛するレオナール・フジタ・・・
東京国立近代美術館_本館
「生誕120周年 藤田嗣治展」
http://www.momat.go.jp/Honkan/Foujita/index.html
・・・結局急用で行けませんでした!マジで一生後悔しそうです。しょんぼり