今日はエイプリルフール

110401cf4ef6e_7.jpg110401cd2c87_7.jpg今日からいよいよ新しい会社。彼も心機一転。私もってことで、長い長い髪を切りに行くことに。ってもう、随分前から言ってるな。本当に今日こそ行くのかな。エイプリルフールだしな。名古屋に帰ることに決めました。さようなら!!私が美しい名古屋を守らねばっっ!!とかつぶやくけど、全然誰も反応してくれなくてやさぐれる。

どうせ家にいたって、ツイッターでヘンな情報拾い集めて不安になって、調べまくっての繰り返しなんだから、不毛すぎるので、美容院へ行くことに。美容院はけっこう混んでるってことで、14時に予約。(電話したのは11時ごろ)1年半ぶりの美容院。普通だったら、それでも、毛先以外はきれいだけど、今はシャンプーのせいでぐしゃぐしゃ。こうじゃなかったら、さらに記録を更新してたかもしれない。平安貴族か。美容院は、シャンプー台がリニューアルされていて、すごく楽だった。前のは首に負担がかかってて、この店じゃないけど、脳卒中で亡くなった方がいらしたんだとか。

Twitterで&ゆかさんに坊主と嘘をつき、オットにはこうなった、と画像を送る。
110401b_3_1.jpg

ちょうど震災の翌週に店を休んで、慰安旅行に出かけて、その間に工事を行う予定だったんだって。もちろん旅行は中止。工事も危うく中止になりかけたんだそう。旅行の行き先が福島のスパリゾートハワイアンズと聞いて、被災しなくてよかったと思う反面、かの地はどうなってるんだろうと憂う。美容師さんの話では、原発から30kmの自宅退避圏内に入って、人々に防護服や食料を配っている元自衛官がいるんだそうだ。マインドコントロールって本を出してると聞き調べると、最近2が出ていて、第3章がまさに原発のコト書いてる!!これは読まなくちゃ。どこで情報を得られるかわからないな。

帰ると、Takさんから美術展のチケットが届いてた。わーいわーいわーい。お礼と、奥方にオットはガンダーラ仏に似てると書くと同意を得られて、満足。喜んでいいかは微妙だけど??奥方は、T氏はお地蔵様に似てると言う。確かに・・・ちょっと笑ってしまうが、福顔ということ。よいことだと思う。この週末は楽しくなりそうだにゃ。しかし着物部への参加は難しいかも。まぁ、東京を離れる予定もなくなったし。

夜はおやつを買いだしに出かけて、レンタルでDVDを借りた。3月末で100円は終わったそうで、140円になってた。それでも安いよね。借りたのは「アルマゲドン」(『水曜どうでしょう・アメリカ横断編』の影響)「東京原発」(さっそく)「ミルク」「デッドマン・ウォーキング」(にわかショーンファンな私)こんなに借りて、出かけられるんだろうか???ww本日はどうでしょうを最後まで見ちゃった。


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フェルメール展

110327b38_7.jpg110327ca532105_7.jpg110327bf94f_7.jpg110327fbf48_7.jpg恵比寿に山本正子さんの個展を見に行った。
ステキなギャラリー。今度イベントをやるらしく、そうそうたるメンバーだった。
オーナーと名古屋について語らう。こだわりがあるって素敵だな。

こだわるひとは、やっぱり器にこだわるな。
それぞれのやりかたがあっていいし、批判するわけじゃないけれど
美を見せる場所で出すお茶が、紙コップか、ちゃんとしたやきものに
茶卓が添えられているかって、全然印象が違う。

このギャラリーでは、個展とはいえ、スペースを貸してそのまま、ではなく
すべての作品を見て、展示するかどうかを決めて、すべて「企画展」として
行うと言う。(ま、これは当たり前だけどね)
展示そのものがオーナーの審美眼にかなった作品なのだ。
厳しい、そして愛あるオーナー。正子さんがちょっとうらやましく思う。

遅く起きて、がっつりご飯。食べてきたのに、恵比寿に着いて、すぐにお腹がすき
昨日寿司を食べたばっかなのに、またもや海鮮三昧。
おしゃれなカフェがいっぱいなのに、全然縁のない二人なのだ。

それから渋谷に移動。実際はまだ明るかった渋谷。
Bunkamuraでフェルメール鑑賞。

フェルメール展は混んでいた。すごい人気。
混んでるのは嫌だけど、閑古鳥が鳴いてるよりはずっといい。
渋谷は活気を取り戻していて(オフで聞いた話では、先週はガラーンとして、
心配になるくらい人がいなかったらしい)
カフェはどこも満席で入れず、とりあえず六本木に向かって、オフの会場の
豚組の下のカフェでコーヒーブレイク。
オーガニックコーヒーを飲む。まったりシアワセ。

◆本日のお夕飯◆ ・豚組バイキング

豚しゃぶのお店で、野菜たっぷりというので、大丈夫かなと思いきって出かけてみた。
主催のTさんはよい人だったし、すごく楽しかった。行ってよかった。
チャリティーだったので、飲食費にも募金が含まれていたが、さらにちょっとだけ募金した。何か少しでも被災地の役に立ちますように。

カフェでメールがあり、蔵前の展示を行うことになったらしい。
火曜日に帽子を持って行くことになった。
http://www.boushi.or.jp/ohtomo/index.htm


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映画「セブン」

110325f13ced_7.jpg110326fab2_7.jpg◆3/25(金)のお夕飯◆
・さわらの塩焼き  ・ポテトサラダ(きゅうり、にんじん)  ・漬物(にしん漬・千枚漬)  ・みがきにしん  ・ワカサギの佃煮  ・たらこ  ・味噌汁(ごぼう、ワカメ、ねぎ)  ・サツマイモと黒豆のご飯

昨日に続き、ルクでご飯を炊く。いきなりサツマイモご飯。今日は昨日より柔らかく炊けた。黒豆もめっちゃおいしかった。ふだんは白ゴマばっかり使うけど、これは黒ゴマのほうが、見た目にコントラストがあっていいね。といいつつ、うちには黒ゴマは、すりごましかないので白ゴマで。さわら、久しぶりに食べた。温泉旅館の味だね、と話す。脂が乗っておいしゅうございました。

                         

昨日のトイレの水が止まらなくなった件。管理人さんを通じて修理をお願いした。こういう時だから、時間かかるかなーと思ったら、2時間で来てくれた。たまたまあいてたらしいけど、日本ってやっぱすごいなーと思った。インターホンも壊れて、こっちは時間かかるそうだけど、いつまででも待つつもり。

と思ってたら、管理会社からすぐに電話があって、月曜の午前中に見に来てくれるそうだ。その後の修理は時間がかかるかも、とも言われたけど、全然、気にしません。もうホント、電気水道ガス、全部普通に使えてるなんて、それだけで、感謝感謝の毎日です。今まで当たり前だったことが、当たり前でなくなってから、大切さに気づく。ひよこ新聞 http://paper.li/hina_hiyoko

                         

◆3/26(土)のランチ◆ ・にぎり寿司
これで¥1050って安くない?めっちゃくちゃいいネタでした。しかし、それどころではない悲惨な話を聞きつつ・・・・ホント、悲惨な話って、震災だけじゃない。日常にもたくさん転がってるのだ。その話もそうだけど、今回こうして、4人で会ったのも、何か私に手を差しのべられているということ。私にできることなら何かしたいそう強く思った。

お寿司屋さんにはいつまでも長居できないので、移動してお茶。被災地には何もできないけど、自分の身の回りで弱ってる人を元気にできたらいいなぁと思う。とはいいつつ、なかなか自分も余裕がなくて、ふがいなく思う。毎日毎日今日はやめようと思いつつ、いろいろ調べては不安になって、さらに調べて・・・という連鎖は、どこまで行けば断ち切れるんだろう。情報に振り回されがちなので、今後はココには原発関連のことは、書かない。

いろいろ語らって、夕飯前に別れた。私達は、買い物して、DVDを返して、一本だけ借りてきた。昨日の残りものとすじこで夕飯。そのあとDVDを見た。ブラピの『セブン』かなりヒットして、ブラピのブレイクのきっかけになった作品なのに、全然知らなかった私。ストーリーもおもしろかったし、映像的にも素敵で面白かった。犯人役の人、アレに出てる人に似てる〜と言ったら本人で。こういう役をやらせたら、彼の右に出る人はいないね。

とにかく誠実に。誠実に物事に対応していけば、絶対に報われる。そうS氏はいう。J子さんのことも、Kさんのことも、すべて。私も頑張ろう。


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映画「Uターン」

110321aad49491151d3_7.jpg◆本日のブランチ◆
・いよかん  ・りんご  ・バナナ  ・イチゴ  ・千葉のピーナッツ

さて、それから最後に残ったDVDを見ることに。オットおススメの映画。『Uターン』しょっぱなからおしゃれで粋な映像に、最初から引き込まれる。ショーン・ペン、かっこいい!!先週はそれどころじゃなかったけど、2週間前の「マトリックス」「パフューム」それから今週の「マリー・アントワネット」「28週後」「ココ・アヴァン・シャネル」「Uターン」たまたまテレビで見た「プラダを着た悪魔」以上7本の中で、もうダントツにこの映画「Uターン」が好き!

まさに私が今一番感じてるのに近い→ ぼくは、東京に住むのは現実的には、安全だととりあえず信じているが、これから数ヶ月の単位では、放射能云々の報道が頻繁に現れ専門家以外にはたえずストレスがかかる異常な町になるだろうし、海外の風評被害もかなり深刻になるだろうと考えている。posted at 19:20:08


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映画「28日後」「プラダを着た悪魔」「ココ・アヴァン・シャネル」

110320f0334093f74_7.jpg110320e229e_7.jpg今日、この写真を載せたところから、iPhoneアプリがどんどん楽しくなってきた。何かスタンダード??に登録されたんだって。その後22日までに61人が「いいね!」してくれた。しかし300人とかからいつも「いいね!」されてるnaoさんはすごすぎ。iPhoneアプリと映画のおかげで、一日震災のことは忘れていられました。こういう日もなくちゃね。被災した方には申し訳ないけど、支えなくちゃいけない私達は、元気でいるためにこういう時間が必要なのだ。

北海道のホッケは、皿にも画面にもおさまらないくらいでっかいど〜。 我が家の黒ネコ(道産子)がペロリと舐めるように食べた図。大きさの比較のために、彼の箸を置いてみました。

このあと、明るいうちなら大丈夫かもってことで「28日後」を見た。おもしろかった!!

テレビでちょうど「プラダを着た悪魔」がやってたので、すかさず鑑賞。(ちょうど近所の店ではレンタル中だったのよね)すごく面白かった。オットも、意外に楽しめたと言う。最後はお互いに理解しあえて、イヤな人も出て来なくて、気持ちのいい映画。

もう23時過ぎたので、寝ればよいのに、さらに夜食を食べることに。漬物でサラサラと。食べながら「ココ・アヴァン・シャネル」を見た。オドレイ・ファンの私達にも、前半のオドレイは、オノ・ヨーコにしか見えなかった。ジョンとのイン・ベッドだっけ?あのパジャマを着たヨーコと、髪を長く垂らして、もじゃもじゃの眉にすごい目力のパジャマ姿のオドレイは、まさにヨーコ。

実際の写真を見ると、シャネルもヨーコにしか見えなかった。そして、バルザン役の人も本人にそっくりでびっくり。この映画も賛否両論だけど、私は昨日の映画よりは全然いい。女性監督の映画は、フィーリングに訴えようとしているけれど、一歩間違うとひとりよがりになってしまう。昨日のは独りよがりだけど、今日のシャネルは、理解できるのでは?

そう言えば、ファッションに関する映画ばっかり、立て続けに見たなぁと。ロココの女王、ファッション業界の女王、モードの女王。オットが「それでも、映像が一番きれいでスタイリッシュなのは、『28日後』だと思う」という。確かに!!


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映画「マリー・アントワネット」

3連休初日。今日はスーパームーンだったんですね。夜、買いだしとDVDのレンタルに出かけたら、月がきれいで。写真は撮らなかったけど。うちのマンションからは、月が見えないので、外に出て見られてよかった。なんてラッキー。

部屋を片付けようとしても、まずは洗いものとか洗濯ものなどの日常に追われて、なかなか非日常の断斜離へ持って行けない。それなのに、DVDを4本も借りてきた私達って・・・

夕ご飯を食べながら、映画「マリー・アントワネット」を見た。いやもう、これはダメです。何が言いたいかさっぱりわかんない。伝記映画でないなら、もうちょっと人間ドラマにしてほしかったし。この映画を見たら、ますますマリー・アントワネットが軽薄だと言う悪評が立つよね。欧米の映画はみんなそうだけど、なんでラブシーンが必要なんだろうか。どうもフェルゼンとの恋が火遊びにしか見えず、孤独感も伝わりにくくて、前半の苦悩はまだわかりやすいけど、後半は、国王との仲も良く、子宝にも恵まれて、浪費したりするのに、全く共感できない。それと、もう少しパリの民衆の生活苦を描いてもよかったかなぁと。

食事の後は「28日後」を見始めたけど、あまりに怖くて挫折。

寝ようとしてからも、今後どうするか??をまた話し合う。とりあえず、GWくらいまで様子を見る??ということに・・・彼のストレスの件が解消されたので、ちょっと安心。東京は大丈夫、と言いつつ、避難した人の意見を読むとココロが折れる。弱い私をお許しください、神様。

「恐いものの順番」ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
http://www.1101.com/darling_column/2011-03-19.html


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映画「パフューム」

午後から、今度の展示の件で、蔵前にKさんとOさんに会いに行く。

自分の作品に値段をつけるって難しいけど、つけたい値段つけちゃっていいんだって。どう思うか聞いて、不当に安い値段をつける人は、その値段でも買わないから。興味ないんだからって。すっごく納得した。あとはサイズの問題。やっぱり帽子はサイズがシビアなので、作家ものでもサイズ調整ができるものが、だんだん主流になってきているとか。朗報!

あと、そこにはすごい人がいっぱい出入りしているので、展示をして目に留まれば、ものすごい道が開かれているかも、というお話。あくまでも目に留まれば、ですが。それとは別で、ちょっとしたお仕事を頂けそうで。それは、学校の先生にも相談して、できる時点でやっていけたらな、と思う。

なんだかどんどん、私は絵描きではなく帽子作家へと路線変更しているなぁ。んでも、今やれることをやるしかないので、このまま突き進もう。

なんだかとっても幸せで、やる気に満ち満ちてくる日。先日の件もうまく行きそうな気がする。二人で引っ越し熱が盛り上がり、すっかりハイになる。こんなに浮かれてていいのか?いいのだ!いつも何でも自分に都合よく考えることで、人生は開かれてゆくのだ!

夜はパフュームを見た。面白かった。やっぱ愛だなぁ、と思った。


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映画「マトリックス」

110305c425_7.jpg110305e_7.jpg木曜日、着物パーティーについて考える。Y子さんにぜひやってと言われた。そして、バニーナイトにも呼んでもらえた。いいかもしれない。バニーの帽子かぶって、今度のイベントのハガキ持って行こう。カフェについての夢をツイッターで語る。
人と人をつなげる場所を作りたいと言う夢。人を応援するにはまず自分が成功しなくてはという話に、共感してくれる人が多くて、うれしい気持ちになる。

そしたら、マクロビのツイートも見て、そうか、それも盛り込んでもいいんだ、ちょっと気になる情報見て、実現したら、いろいろああなってこうなって、イロイロ妄想したら、楽しくて、引っ越す物件まで考えて。

夫は素晴らしい人だ。学歴とか職歴とかじゃなくて、人間的魅力が素晴らしい。そこでちゃんと今、人とつながれていて、シアワセだなーと思う。オットも乗ってくれた!ちょーうれしい。なんだかもうすべてがうまく行きすぎるような気がして、ワクワクが止まらない。

一日飛んで今日。起きて朝ごはんを食べた後、レンタルに行ってDVDを借りる。最初は笑えるモノにしようと思ったんだけど、やっぱり二月(夫)のおススメ映画を見ようってことで。といううちに、パフュームを私が見つけて、コレ絶対見たい!!と一本選択(いつものこと)。コレ一本じゃ何となく恥ずかしいということで、ほかも探す。

笑える映画は、洋画は当たり外れがあると言うのが彼の持論で、貸し出し中が多かったのもあるけど、二月おススメの「紅の豚」行っとく?と探すも、2本あったけど両方とも貸出中。ちなみに「紅の豚」は植物画のT先生も「あれはおしゃれ」と絶賛してた。二月は「子供のころにはわからなかったよさが、大人になるとわかる映画」だって。どんななのかしらー。ジブリに興味がない私もワクワク。アニメコーナーで「ひつじのショーン」発見。んでも新作なのでやめた。旧作100円で一週間借りるのが賢い消費者。話題作を早く見ると言うことに、価値を見出さなければ、の話。

結局もう一本は「マトリックス」になった。私がずっとバカにしていて「食わず嫌い(?)」だったので。レンタルの前で二月と別れ、私は一人でKに先週持ち切れなかった荷物をKへ取りに行く。Mさんはイロイロ心配して、気遣ってくださりありがたいと思う。いろんな方に支えられて、自分は今ここにいるんだなぁとぽかぽかの日差しの中、感じた。帰宅して、お土産のK近くの海鮮丼をあっという間に食べて、「マトリックス」を見た。おもしろかった。こういう話だったのかー。特写なくしても面白いよねぇ。


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【展覧会】ウフィツィ美術館自画像コレクション展

101108_1851567.jpgこのブログにしては珍しく、会期中のお届けです。
とはいえ、会期は来週末までですので、興味のある方はお急ぎを!

この展覧会、実はこのチラシを見ただけでは、あまり食指が動かなかったんですね。あんまりアカデミックな絵に興味がないもので。んでも、フジタの自画像があると知り、それだけで行ってしまったひよこ夫婦。行ってよかったです!

この展示、サブタイトルが−巨匠たちの「秘めた素顔」1664-2010−となってるように、中世から今年にかけての作品が展示されてるんですね。だからカテゴリに困ってしまい、間を取って「近代絵画」に入れてしまいましたが、本当は「モダンアート」に入れたいくらい。
なぜなら、今回のこの展示を記念して、新たに日本人の現代芸術家3名の自画像が、コレクションに加えられることになったんです。まだの方は、行ってのお楽しみに、とっておかれてもよいかと思いますが、ココでは最後に発表しちゃいますね。

たくさんの自画像を見ていると、画家の心の中まで見ることができるようで、また一枚一枚に、きちんとその画家の当時の背景なども開設されていたり、普段の作品もプリントながら添えられていたりして、とっても親切でわかりやすい!!
とってもよい内容の展示だったと思います。

vlbflor2.jpgところで、私が食指の動かなかったポスターの画家は、ル・ブラン。マリー・アントワネットお気に入りの宮廷画家として有名な彼女ですが、革命勃発後すぐにパリを抜け出し、各国宮廷に歓待され、すでに牢につながれたアントワネットの肖像を描いてるこの絵は、革命後に描かれたモノなのだそう。

当時のトスカーナ公は、アントワネットの実兄だったそうですが、えーと、そういうの、何も感じなかったんでしょうか?

「ベルサイユのばら」に、妊娠中のル・ブランが落とした絵の具をアントワネットが拾うというシーンが出てきます。恐縮する彼女に、まだ子供のいない王妃が、妊婦である彼女を気遣いつつ、うらやむ、というその場面、実話ではないかもしれませんが、当時、高貴な女性が女性が外で働くことは許されなかった時代に、才能を認められて宮廷画家として華々しく活躍して、後世に名を残し、妻として母としても幸福であったと思われる彼女は、王妃に比べれば、本当に幸せな女性だったと思わずにはいられません。

と思ったら、wikiにこんな記述が。

>画家としては名声を博したが、夫は賭博好きであり
 一人娘も長じてから素行が悪かったなど、家庭的には恵まれなかった。

・・・うーむ。

そのル・ブランは、研究熱心な画家だったようで、ルネッサンスの画家の絵を見て、独自に薄い色を塗り重ねて透明感を出すという手法などを学んだのだそう。
髪をまとめる薄い布や、レースなど、素晴らしい技法です。大きな彼女の絵の前には人だかりができていました。

101108_1851598.jpg
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル

しかし私が素晴らしいと思ったのは、大家・アングル。黒いジャケットに黒いコート、そして白いシャツにサテンのネクタイ。ほとんどが黒なのに、きっちりと描き分けられた質感に脱帽です。

101108_1851596.jpg
モーリス・ドニ

個人的に好きだと思ったのはドニ。実際の絵はこの数倍色彩できれいで魅力的です。

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ジョルジョ・デ・キリコ

形而上絵画派の中心的人物で、不条理な世界を描いて人気のキリコのこんな自画像が見られたのもラッキーな感じ。

101108_1851599.jpg
マルク・シャガール

シャガールの絵には鶏がよく登場しますが、コレは故国ロシアをあらわしているそうですね。初めて知りました。やっぱり好きです。

101108_1851600.jpg
マリー・ルイーズ・ド・ギール・ベルエンストラーレ

もう笑うしかない。最高です。女性と言うのに驚きです。
これの布バッグが売ってましたが、かなり欲しかったです。




さて、最後になりました。



今回加えられた日本人芸術家3名とは



草間彌生
横尾忠則
杉本博司


この3名の自画像が今回の展示の大目玉!トリを飾ってます。必見です!!特に横尾さんはいつもながら最高です!!


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【展覧会】特別展「和田誠の仕事」

101108_1851510.jpg奥様の平野レミさんのTwitterのつぶやきがリツィートされて、私自身知るところとなったこの展示、行かずにはおられるかと言う感じで行ってまいりました。

私はイラストレーターをしているのですが、和田さんは雲の上の存在。実はパレットクラブの10期生だったりするので、和田さんの授業も受けました。授業後に和田さんと記念撮影した写真もうちにあります。

2006年当時、パレットクラブの受講を通じて感じたのが、多くの先生方の語る
「アートとイラストレーションとの境界」
そして
「画家とイラストレーターとの違い」
について。

これ、多くの先生方がテーマにして語っておられましたが、はっきりとこうだという答えはいまだ得られていないのだそうです。
んでも、私なりに一番しっくりと来たのがこの考え方。


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