文章を書く。

170912_IMG_7543.jpg170912_IMG_7559a.jpg7月に次の本の企画が決まり、そこから構成案を練り始めて、週末にやっと完成。
取材したり調べ物したり、来る日も来る日も文章を書いています。

イラストは、割と、短時間で区切って描くことが出来て、よほど量が多くない限り
キリのいい所と言っても30分単位で終わらせられるのですが
文章やコミックの場合は、描き始めてノってくるのが数時間後だったりして
そこからキリのいい所となると、気付くと明るくなってたりして

でもどうしても昼間出掛ける用や、他の仕事に取り掛かったりしてると
どんどん疲れがたまって行って、今日はすごい顔していました。

あんまりしんどいので、禁断のエナジードリンクを飲んでみました。
大昔、薬の会社でOLをしていた時に、社販でエナジードリンクを買った時は
正直若すぎて、そこまで疲れていなかったせいか、あまり効果を感じませんで
半信半疑だったのですが、飲んでビックリ。

どんどん体調が良くなるのがわかるんです!!

すごいですね。
当時親には重宝がられていたエナジードリンク。
考えてみれば、すでに当時の親の年齢とほぼ同じなのでした。。。
(会社の先輩男子からは「おまえんとこの親、何頑張ってるんだ?」と
反応に困ることを言われたり。。。完全にセクハラだよ)

本日のエナジードリンク、あまりの効果にかえって怖くなり、本当にしんどい時以外禁じ手とすることに決めました。

最近はそれ以外にも仕事で文章を書くことが多く、1000文字くらいのは1時間くらいでサクッと気持ちよく終わらせたり
数日かけて5000文字くらいみっちり書きこんだりするのも楽しくて、自分の本とはまた違った新鮮な感じ。

そんなわけで、毎日毎日文章ばかり書いています。
まぁ、およそイラストレーターとは思えない生活です。

しかし、テレビを付けたら、今週はちゃんとイラストが登場してうれしい!
ややこしいのですが、冒頭がスタジオでハーフタレントさんが登場するときには、私ののイラストが登場するんですが
すイガールズが登場するロケから始まると、イラストは登場しないのです。
今回はロケから始まったのに、スタジオでイラストが登場し、????と言う感じでしたが、結果オーライですな。


                  


かつては、イラストと帽子とどっちが好きなんだろうと考えたりしましたが
今はイラストと漫画と文章とどれが一番好きなんだろうと考えます。
でもこれって実は愚問で、どれも好きなんだとわかってきました。
ただ昔から、何か一つに絞るってことが出来ない性格なだけなんだなーって。

あと、たまたまイラストレーターになったけど、最初から目指してたわけじゃないってのも大きいかも。
本を作りたいと思って企画を立てたりしてたら、イラストを依頼されたのがきっかけだったので。
だから、一番やりたいことは本を作ること。

秋からは、私が主催する装画のワークショップが始まるので、これでイラストレーターとしても
一つステップアップできますように。新たな形で本づくりに関われたら最高。

それが金曜日から始まるのですが、同じ日に本の制作メンバーの初顔合わせ。
今度の本は、フリーランスが集まって制作することになり、編集さんもデザイナーさんも私が決めて依頼したのです。
西と東から名古屋にメンバーが集結。私以外お互いに初対面なのでドキドキですが、どんな化学変化が起きるか楽しみ。

前の本は、編集さんの決めるタイムスケジュールのままにただ動くだけでしたが
今回は著者自ら主体的にいろいろ決めたりして、それも結構楽しい。

いろいろなことに挑戦すると、大変なことも多いし、面倒なことに巻き込まれたりもするけど、でもそれも経験。
経験は人を裏切らないものです。

本づくりもライティングのお仕事もワークショップもみんな、今周りにいてくれる人たちがいい方ばかりで
それがすごくありがたい。体はしんどいですが、今はすごくいい時間を過ごしていると感じます。


                  


今年は桃を食べられてよかった。そしていろいろうれしいことがあり、お祝いにお寿司。
この調子で頑張ろう。
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奈良美智 for better or worse

toyota_nara_web_462x242_rvsd.png170909_IMG_7408.jpg170909_MG_6034s.jpgチケットは入手していたのだけど、暑さでひるんでなかなか行けず
ようやく行ってきました。随分久しぶりの豊田市美術館。
もっとたくさん行っているかと思ったら
2013年「フランシス・ベーコン展」(2013.08.27 Tuesday)
2014年「ジャン・フォートリエ展」(2014.09.03 Wednesday)
に続いて3回目。どっちもよかったし、今回もよかった!

奈良さんの絵は昔から「こう言う感じ」と知っていたものの
原画を見たのは初めてで、見てよかった。
やっぱ見なくちゃワカランものってあるなぁという感じ。

意外だったのは、画材が油彩かと思っていたらアクリルだったこと。
やっぱさ、乾くのに何か月もかかるのって「やってられねえよ」って感じ?

すごいのは、若いころ(1980年代)のうんとラフな感じの絵でもちゃんと
奈良さんの絵だって分かること!

最初の部屋は「奈良さんのルーツ」をさぐるような部屋で
小物がいっぱい並べられていたのですが、LPジャケットって良いね。
私より10年上の奈良さん、グラムやビーチボーイズやいろいろ。
ちゃんとその時代を生きた人なんだなぁって感じ。

奈良さんは、学生時代をこの近郊・長久手の丘陵地で過ごしたのだそうで
改めて経歴を調べてみると、武蔵美を一年で退学して
愛知県立芸術大学の美術学部美術科油画専攻に再入学したのだそう。

本展のタイトルにもなっている「for better or worse」とは
「どのような運命になろうとも」という意味。
本展は30年越しの「卒業制作」とのこと。

奈良さんは青森県の出身だそうだけど、私は昔々、青森県に住む
奈良さんという女の子と文通をしていたことがある。
青森には奈良さんと言う人が多いのかな。親族だったりしたら凄いね。

展示についての感想は。。。想像以上に色がキレイで細かく描き込まれていたこと、に感動。
まつげの線なんて、ホント繊細でスバラシイ。そして目の中の光が本当に美しかった。
初期は割とフラットに塗られていたのが、ある時期(2010年前後)から、髪や洋服を色んな色で重ね塗りするようになり
更に近年は、その上にフラットに塗り重ねて、下に透けて見えるような感じになっている。
それが絵に奥行きを感じさせて本当に素晴らしい。(ボキャブラリー少なっ!!)

また、輪郭線も、初期は色鉛筆で入れていたのが、途中筆でアクリルで入れたりなど試行錯誤の時期があり
最終的には線ではなくふんわりとぼかす形に落ち着いている。時代によって移り変わりがあるのね。
絵は変わって当たり前なのね。そりゃそうだよね。ピカソだってそうだったんだから。

2006〜2008年頃には、目の大きな絵を描いていて、ちょうどそのころ自分も大きな目の絵を描いていたので
何かそういう時期だったのだろうかと考える。
私の場合は今もまた大きな目の絵を描いているのだけど。

思ったより早く見終わって、待ったりお茶。以前はメゾンブランシェのお店だったのが
ホテルトヨタキャッスルに変わっていて、ケーキがすごく素敵になってた。
「パズル」と「ローズ」をいただきました。ローズが意外にも美味しかった。
葡萄と薔薇は合うのかもしれない〜〜〜

170909_IMG_7496.jpg会計の時に話をしてみたら、2年前のリニューアルの時に変わったらしい。
これから秋になると、水面に光が映えて、本当に海のようで素晴らしいそうで。
その話から、随分久しぶりであることと、いつも来るのは夏であることを知った。
次は晩秋に来よう。

帰りに産直野菜を買って帰った。なすとピーマンとサトイモとエゴマ。
すっごく安くて美味しそう〜〜〜〜♪♪♪

170909_IMG_7419all2.jpg
奈良美智 for better or worse Yoshitomo Nara for better or worse sorks: 1987-2017
2017年7月15日[土]−2017年9月24日[日]
Jul. 15 [Sat.] – Sep. 24 [Sun.], 2017

開館時間:午前10時−午後5時30分 (入場は5時まで)
休 館 日:月曜日(7月17日、8月14日、9月18日は開館)
主  催:豊田市美術館 中京テレビ放送
共  催:中日新聞社
後  援:愛知県教育委員会
協  力:Blum and Poe、Pace Gallery、ヤマトロジスティクス、あいおいニッセイ同和損保

 こちらを見つめ返す印象的な絵画。日々自由に描かれるドローイング。木、FRP、陶、ブロンズ、そしてインスタレーションなど、さまざまな素材によってそこに生命を吹き込む立体作品……

 奈良美智(1959-)の作品は1990年代半ば以降、国籍や文化的背景を問わず世界中の多くのオーディエンスをひきつけてきました。近年では、色彩を繊細に塗り重ねて描く瞑想的な絵画を中心に、観るものを内省へと導く精神性を備えた作品が高く評価されています。

 すぐれた絵画は過去から未来までのあらゆる要素をその画面に圧縮しています。奈良の絵画には、作家が出会った美術、文学、音楽、歴史、風景、人々などとの数知れない記憶が折り重なり、日々培われる感性が根元的なかたちや色面として画面に表れています。だからこそ奈良の作品に向かい合うとき、わたしたちはそこに描き出される本質的な人間の感情に自己を投影し、ときに自由や変革への意志、そして未来への希望をそれぞれに感じ取るのでしょう。

 奈良が学生時代を過ごした長久手の丘陵にほど近い美術館で開催されるこの展覧会は、作家によれば30年越しの「卒業制作」。1987年から最新作までの作品100余点により作家の歩みを紹介するとともに、美術を志す前の奈良の感性を育んだレコードのジャケットや書籍などを展示することでそのルーツをたどります。

 「for better or worse」、すなわち「どのような運命になろうとも」、奈良がこれまで描いてきた、そしてこれから描いていくすべての作品へむけた誓いの展覧会です。

イベント
奈良美智|アーティストトーク
7月30日[日] 14:00-(開場は12:30-)
豊田市民文化会館大ホール(豊田市小坂本町12-100 Tel.0565-33-7111)
※お申し込みは終了しました。
*定員1,000名 *事前のお申し込みが必要です。申込サイトまたは往復はがきによりご応募ください。いずれも6月20日必着。6月30日までに当落の連絡を発送します。おひとり様一通限り、一通につき一名のご応募となります。当日は当選の通知及び本展覧会の観覧券が必要です。
【往復はがき】往信用のはがきの裏面に、郵便番号、住所、お名前、電話番号を記入し、返信用のはがきの宛名面を記入したうえで、豊田市美術館講演会抽選係(471-0034 豊田市小坂本町8-5-1)までお送りください。

レクチャー|奈良美智のアートの世界
講師:小西信之(愛知県立芸術大学教授)
8月5日[土] 14:00-(整理券配布13:00、開場13:30)
美術館講堂(定員150人)

学芸員によるギャラリートーク
8月20日[日]、9月9日[土] いずれも15:00-

チケット
一般 1,500円[1,300円]
高校・大学生 1,000円[800円]
中学生以下 無料

                  


珍しく二人で撮ってみましたが、3年前(真ん中)も撮ってました。オット派手になったなぁw
私は地味になったかも?w2013年(右)みたいな頓珍漢な格好はもうしないし、左右で違うリボンなんて付けられないw
自分ではけっこう年相応に生きているつもりなのですが、それでも年を言うと驚かれる。
全然年齢隠していませんので普通に言いますが、アラフィフなんですけど、どうすか?
170909_MG_6028ss.jpg140903_MG_7319.jpg130827IMG_1727pair.jpg
二人の服装が一番バランスが取れてるのはやっぱり今年なんですね。
やっぱどこか、フリーでやって行けるって感じた時に、オットは吹っ切れたのだろうか。
「出て行かなくちゃ」と「出ていける」と両方なのかな。
私はむしろ、仕事が上手く行くほど地味になって行ってる気がするので、人それぞれで面白いね。

その昔、SE時代にお仕事で何度か訪れたという米野木でパチリ(2013年)。顔が若い!
今年はすっかり爆睡しながら向かっておりました。だって疲れてるんだもん。。。
2013年は彼はまだ学生で、私もほとんど仕事してなくて、今思えばのん気だったなぁ。。。
2014年は夏はめちゃくちゃ忙しくて、ようやく一息ついた頃。やっぱ今年が一番忙しい。(去年も大変だったけど)
2015年はちょうどアトピー本のゲラチェックとかしてた頃だよなぁ。。。忙しいのは良いことだ。


                  


9月に入って、新生活が始まりました。また成果についてはご紹介できると思います。。。
170905_IMG_7246.jpg


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

ポター展とたけし展は前売りを買ってしまったのだわ。買えば行くだろうと!
ギュウちゃんとボローニャは、一気にい行けたら行きたいけど。。。行けるかなぁ。。。遠いからなぁ。。。

2017イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2017年9月30日(土)〜10月29日(日) かわら美術館
http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/schedule.html

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年
平成29年9月16日(土)〜11月5日(日)刈谷市美術館
http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/

ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html

アートたけし展
2017年9月30日(土)〜2017年11月18日(土)松坂屋美術館
http://www.art-takeshi.com/


                  


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この秋の過密スケジュール。

170831_IMG_7056.jpg最近SNSでの発信を控えていて、たまにblogの更新情報をTwitterに流す程度。
主な発信はこのblog。そして戦略的に更新してるのがここ

しかし、この2か月ほどはずっと本の構成を練ったりブログをいじったり
ほぼほぼ和文と英文にあけくれていて、絵を仕事以外ではまったく
描いていなかったのに反省して、9月からは真面目にインスタも再開することにした。
(まだ2日しかたってないけど)

それにしても我ながら、本当に体力が落ちたなーと思う。
5月から万歩計をつけているのだが、この猛暑も手伝ってか、1万歩越えると
てきめんに疲れが出る。帰宅後、酔っ払った時みたいにパタッと眠ってしまうのだ。
オット曰く、死んだように静かに寝てて心配になるらしい。

仕事もタイトなんですが、それと同時に、ずっと念願だったワークショップを
主催することになりまして、9月最初の週末に、メンバーで顔合わせして打合せ。
皆さん協力的で、本当によかったよかった。
そっちも本気出してかかりたいので、まぁなんというか、死なないように頑張ろう。

秋カラーのオット。戦闘モードでない時は結構地味。
立たされている訳ではありませぬw


                  


131201_6867.jpg131104hiyoko_dagane2226.jpg今更ながら、アメブロのひよこを3〜4年ぶりくらいに復活してるのですが
最後にオリジナルの漫画を描いたのはいつだっけ?と調べてみたら
オリジナルのイラストを描いたのが「2013年のクリスマス」
131113hiyoko_dagane7871.jpg
最後の「ひとコマ漫画」が『毛フェチ度判定オーディション』(2013/11/13 Tue)
最後のオリジナル4コマ漫画は『名古屋×函館・異文化交流・その5『おとつい〜day before yesterday』』(2013/11/04 Mon)

「毛フェチ」の方は、某名古屋ローカルTV局へオーディションに行った時の話で
「おとつい」の方は、某札幌ローカルTV局の番組『水曜どうでしょう』のお話。
どちらもローカルTV局繋がりってことで、おあとがよろしいようで。

その間には、某国営全国放送の番組のお仕事の告知でこんなの載せてますが
実はこれは最近載せたもの。
ページにひよこがないのはアカンってことで急きょ、大昔の4コマをアレンジして作成。
しかしマメよね。ここまでせんでもええのに、と我ながらおもう。。。続きまであるよ。

そんなわけで、2013年11月頃より、本当に約4年ぶりだったことが判明。
140903golfer_pipi.jpg
2014〜2015年にかけては、お仕事でゴルフ漫画を描いていましたが
こちらは世界観が違うので、別物ってことで。


                  


8月末までのご飯。
170831_IMG_7066.jpg


                  


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新しいペンタブレット UGEE M708。

170830_IMG_7015.jpg170830pentablet2.jpg170830pentablet5.jpg170830pentablet4.jpg気付くと8月ももう終わりですね。
毎日変化のない日々なので、あまり書くこともないのですが
最近の一番大きな出来事は、ペンタブを買ったことくらい。

ペンタブと言えば、今までは迷うことなくWacomのIntuosのプロ仕様の
シリーズを選択してきていたんだけど
何だか最新モデルの評判がすこぶる悪く、すぐ壊れるかもというのだ。
4万円出して壊れたら、泣くというか、気を失うレベル。
(私だけじゃないですよね???)

そもそも、アナログイラストをスキャンしてもペンタブの出番はなく
デジタルで色を入れる時に、線をトレースして選択する程度のために
こんなプロ仕様のものが必要なんだろうか。

実際、2015年に漫画の原稿を作った時は絶対必要だったし
去年の夏も大量のカットをデジタルで作ったので、あってよかった。
んでも、もっと下のランクでも良くね?と言う感じ。

調べてみると、Wacom以外の国産メーカーの選択肢はほぼなくて
あっても、用途が全く違い、イラストを描くようなレベルのものは
ほぼないようだ。

しかしながら、中国製のペンタブがすこぶる評判がいいのだ。
5000〜6000円程度でA4サイズの大きなものが買えるのが魅力。
人によっては、WacomのIntuosシリーズから乗り換えたという人もいる。
書き味も悪くないらしい。

書き味を試してみようと、大型電気店へ行ってみたら
なんと、Wacomしかおいてない!なんじゃこりゃ。
そりゃあ、殿様経営になるのも仕方がないよね。
世にネットがなければ、Wacom以外にないと思っちゃうよね。

昔はBambooなどの廉価版もあったんだけど、今はなくなって
Intuosシリーズの中にプロ仕様とカジュアルな感じのがあるみたい。
てことで、7000円くらいのペンタブの描き味を試してみたら
何かもう全然前のと違って、筆圧がずんって沈む感じがなく
固いマーカーで描いてるみたいで、何かダメだ。

しかも、Wacomの場合、この価格帯だとA6サイズになってしまう。

とはいえ、トレースだけならそれでも良かったんであるが
状況が一転して、仕事でペンタブで絵を描かねばならなくなったんである。

それがこれ。
090923_pipi_smile.gif puff_profile2.jpg
そう、二冊目の本にはこのひよこたちが登場するのだ。

何と言ってもこの仕事で描いたのを最後に燃え尽きてしまい
2年半くらいまったく描いていないのだ。

これはコソ練が必要かも。。。

と言うわけでペンタブである。
こうなったら、仕事で使う訳だし、しかも、悲願のひよこ本だし
やはり初志一徹(?)でWacomのIntuos Proを買うべきか。
しかしながら、お金が惜しいんではないのである。

買ってすぐに壊れるという事態が恐ろしいのだ。

そんなわけで、練習も兼ねてブログの更新を再開すべく諸々準備。
そして再開するも、肝心のペンタブがないので、新規の更新ができない!
そこで、エイッとダメ元で買ってみたのが
初めて聞いたメーカーのUGEE M708
お値段Wacomの1/10(タイムセール利用)。

まだ今日届いて、今日使い始めたので、この先どうなるかは分からないけど
この3点はひとまず評価できる。
・インストールが簡単で、筆圧も自動で感知する
・読取可能範囲の広さに比べて小さく、使いやすい
・筆圧が非常によく感知して描きやすい。

インストールの様子はこちらに描いております。→コチラ■

こんな日に限って、オットは撮影で留守(写真真ん中)だったので
ひとりで頑張りました!
手抜きご飯だけど、ぴぴちゃん醤油があればシアワセ♡

一番左:UGEE M708 / 中左:HUION H610 PRO  / 中右:Wacom Intuos Pro L / 一番右:Intuos Draw
      
ちなみにAmazonでは、一番右のIntuos Drawが一番売れているようですが(ペンタブ部門で1位)
私は上記に書いたように、書き味の点でダメでした。やっぱプロ仕様使っちゃうと戻れませんね。


                  


今までのペンタブの経緯を調べてみたら
Intuos4を購入した2010年3月、当時は前Intuos2より格段に良くなったけど、やっぱり練習が必要だった模様。
2010/03/29 Mon
100329tablet01.jpg    100329tablet02.jpg    100329tablet03.jpg 

そして、約3年半後、事件が起きた。引っ越しもあったし、扱い雑だったかもねぇ。
(とはいえ、先代のIntuos2はもっと雑に扱ってたかも。3回引っ越したし)
2013/09/23 Mon
130923pen_tablet.jpg
このときに筆圧感知してくれなくて、えらいことになったのだ。んで、こんなに下手くそに!

140828_3028_n.jpgそしてそれから一年後、またもや筆圧感知がおかしくなり。。。
2014.08.28 Thu

でもここから今年初めまで2年半は、問題なく動作してくれたんだからよしとしよう。
どちらにしても、Win10マシンになれば買い替えだしね。
そういえば、Win10といえば、Adobeソフト問題もあるのだった。。。あ〜頭痛い。。。


                  


170829img_6902_gebara.jpg2017.08.28 Monday
この夏は結構地味にイラストのお仕事をしたので、コツコツ請求書も発行。
数年前に初めてお会いした時に、オットがゲバラに似ていると話したら
みょうにうけて、ぜひ会いたいとおっしゃっていたのに未だ実現せず。
今回めでたく初のお仕事となり、懐かしくなってこんなイラストを。
ゲバラコスプレの猫。気付いて下さるかなぁ?


                  


AIにとってかわられない仕事をするには?何てことを日々ツラツラ考えて思ったのは
AIにとってかわられない仕事って、結局あってもなくてもいいような仕事がほとんどじゃないのかってこと。

レジ打ちとか会計とか、世間的な評価とは関係なく消えると言われる仕事の中で残る仕事って
クリエイティブな仕事なんじゃないの。

ゴッホと同じタッチの絵をAIに描かせることは出来ても
AIに誰も見たことないような独創的なものを描かせることは出来るだろうか。
クリエイティブはそこにひとならではの「はずし」を持たせることで
完成すると思うのだけど、正確さが得意のAIにそれができるだろうか。

AIに笑いを取ることが出来るだろうか。

AIに将棋の棋士が負けたって言っても、AIが棋士の存在に取って代わる訳じゃない。
機械同士の試合なんて誰も見たくないよね。

シンギラリティ、2045年にはやってくると言われる今と全く違う世界。
そこへ向けて、世界はどう変わっていくのか。

今までの人類が見たことのない、未知の世界がやってくるに違いない。

この先、俯瞰する能力や、どんな出来事も柔軟に受け容れて、楽しんでしまうような能力は、本当に大事だと思う。

090622_1245564056732.gif


                  


ご飯を炊き忘れるという失態を数日やらかし、毎日焼きそばかパスタという日々。。。
(外でも丸亀製麺で食べてるし!)
ていうか、米食べてる写真が二枚しかないって!!
170825_IMG_6804.jpg


                  


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取材と構成案とトークショーと。

170820IMG_6636.jpg170820_IMG_6660ps1.jpg2017.08.20 Sunday
お盆休み最終日(私には全く関係ないけど(笑))は
丸善名古屋本店さんの丸善ゼミナールへ。
元リッツカールトン日本支社長の高野さんのお話三回目。

当然満員御礼。期待を裏切らないいいお話!
おもてなしとは想像力、というテーマだったのですが
本当におっしゃる通り!
想像力って、何かが足りないくらいの環境の方が鍛えられる。

今の都会の子供は、モノが溢れすぎて
全てに満ち足りているから、想像する余地がない。

これだけしかないと思えるから、人はモノを大事にするのだ。
昔、本が貴重なもので、貸し本屋だったりした時代には
皆もっと本を大事にしたのではなかろうか。

大好きなターシャ・テューダーの言葉を想い出す。
「星空を年に一度しか見られないとしたらどうでしょう。
なんて美しいと思うことでしょう」
またはマザーグース。
「クリスマスは年に一度。だからとっても楽しいの」

実は連日の取材や構成案を仕上げてほぼ徹夜だったりとで
前日土曜日は体調を崩して休んでいたので、やや不安だったけど
何とか行って来られて、元気を頂いて帰ってきた。

栄の街はお祭りで、お神輿が練り歩いていた。
お隣伏見までお神輿と一緒に歩いて、カフェで休憩。
前から気になってたお店は、堂島ロールのお店だった。
手が込んだ感じのケーキは見た目にもおいしかった。

セルフサービスなのだけど、お水のサーバーにレモンとオレンジとライムが入ってて、自由に飲めたり。
ビジネス街で休日だからか、混んでなくてノンビリ。
ああ使の間の夏休み。

戻って休み明けはずっとWebの管理。しばらくお休みしていたことを再開するのに、諸々準備。
昔取った杵柄、またとりに行けるかな。行きますとも!


                  


170818_IMG_6567.jpg170818IMG_6572_1.jpg2017.08.18 Friday
取材。すごく楽しかった。
単純に人と話して楽しかったというよりは、もっと深い。
話すことで今まで知り得なかった理解が深まる感じ。
これだ!という切り口を見つけた時の、コーフン。
これこそ、求めていたモノ。
このために生きてると言っても過言では無いほどのモノ。

珍しく二人で撮った写真。
貴重な丸ポストがこの町にはまだ現役でいくつも残ってるんだって。
昔よく訪れた千葉の佐倉の街を思い出した。いい街だったなー。

保存地区に指定された街並みを撮る。
そこには豊かな文化があった。ただものを作るというだけでなく。
それに触れられて本当によかった。
アテンドしてくれたBさん、本当にありがとう。

170816_IMG_6529.jpg
2017.08.16 Wednesday
打合せ。円頓寺の名店・西アサヒのタマゴサンド。うまし。
いよいよ、形になって行くんだなぁ、という感慨深さと
それをすべて自分でやって行くのだという、身の引き締まる想い。

自分では色々知ってると思っていたことが、本当はまだまだ知らなければいけないことだらけと知る。
けれど、それはそれとして、今まで自分の中で紡いできたものを、どう見せるか、どう切り込んで行くか。
それはそれでとても大切なこと。


                  


170819_memorial2012-2016.jpg170806_IMG_6535.jpg
2017.08.06 Sunday
少し前の話だけど、この春からヤマトの時間帯設定が変わり
お昼の時間帯と夜の細かい時間の設定が出来なくなったのは
周知の事実だけど、伝票も変わったんですねー。
いつもの現物納品のお仕事のときに、セブンのお兄さんに
次回からはこれでお願いしますと言われて知りました。

ヤマトさんお昼ゆっくりできるようになったのかなぁ。。。

大きな画像は、FBに教えてもらったここ数年の投稿。2014年までは、毎年お盆過ぎくらいに旅に出ていたのだね。
2012年は18きっぷ以外に、20日過ぎに、ホーチミンにも行ったなぁ。
2013年の島旅は、自分の中で良かった旅ベスト3にはいる。
2014年の山形もよかったー。何かもうすごく遠い過去みたいだ。

2015年はようやく原稿が上がって、ホッとして参加したごはん会。この年は夏前に東京や大阪に何度も行った記憶が。
去年だけは、どこへも行けなかったけど、今年は京都に行けてよかった。暑かったけど!


                  


私たちの胃袋は、カレーとスイカで出来てるに違いない。それは確か。
170818_IMG_6566_2.jpg


                  


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a・鳥・家だよりmail版・vol.18

◇◆◇陽菜ひよ子のお仕事状況など。。。a鳥家だよりmail版vol.18◇◆◇

いつもお世話になっております。
イラストレーターの陽菜ひよ子です。

残暑お見舞い申し上げます。
前のお知らせから、早くも半年近くが経ってしまいました。
毎日暑い日が続いておりますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

※このメールは、陽菜ひよ子が名刺交換、メールフォームへの
 メッセージなどを通じて知り合った方にお送りしております。

*****************************************************************************

残暑お見舞いのイラストを添付させて頂いております。
170808summer_greetings_web.jpg
環境によっては、添付が送られていないこともある様で、すみません。
コチラからイラストをご覧になれます。
http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/others/eid172.html


【陽菜ひよ子の最近のお仕事】

1.雑誌『大人の名古屋 vol.39』(CCCメディアハウス)

CCCメディアハウスさま発行の名古屋近郊の大人のための上質なお店等を紹介する雑誌
「大人の名古屋」(MH-MOOK)vol.39『おいしい魚が食べたい!』の
特集「魚を食べたくなる小説と映画」のイラストを担当しました。
小説と映画の選者の方々の似顔絵と、映画のイラストです。    
http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/info/eid169.html

2.レギュラーのお仕事も頑張っております。

NHK Eテレ「すイエんサー」は、タイトルイラストを担当して
おかげ様でこの秋で3年になります。
この春からはエンディングに名前がクレジットされるようになりました。
角さん(伊吹五郎さん)より前に名前が出て、黄門さま気分を味わいました。
http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/info/eid168.html

All about「イケアラフォー vs 痛アラフォー」
ヒトコマ漫画の連載です。
そのまんま、イケてるアラフォーと痛いアラフォーの生態を描いております。
毎回描きながら、自分はどっちだろうと考えてしまいます。。。
All aboutでの前回掲載分1・第18回「結婚しないの?と聞かれたら」
https://allabout.co.jp/gm/gc/470217/
今までのイラスト
http://hiyoko.tv/gallery/log/eid134.html


この春夏にコツコツ描いておりました、そのほかのお仕事は
秋以降にまたおしらせできる予定です。

*****************************************************************************

今回のご案内は以上になります。

東京は雨の多い夏だったそうですが、こちら名古屋は毎日暑いです。
魅力に乏しいと言われる名古屋ですが、住みやすさでは抜群。(気候をのぞけば)
地元民として、もっと名古屋の魅力を発信していかねば!と思っております。

このところ、すっかり引きこもっておりましたが
来春には、いろいろなことが動き出す予定です。
来年早々には新しい本も出版されることが決まり、現在執筆中です。
また解禁になりましたら、お知らせさせていただきます。

お忙しい中、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

*****************************************************************************
陽菜ひよ子
Website:http://hiyoko.tv/
Gallery:http://hiyoko.tv/gallery/
イラストレーターズ通信会員:http://illustrators.jp/
*****************************************************************************


a・鳥・家だより(atelier-dayori)・mail版 バックナンバー

陽菜ひよ子と名刺交換させていただいた方、メールフォームよりご連絡くださった方
展示会場にメールアドレスを残して下さった方などに
陽菜ひよ子のお仕事やイベントなどのご案内をメールで送らせていただいています。(1〜2か月に一度程度)

もし、こう言ったご案内が欲しい、という方がおられましたら、お手数ですが
メールフォームよりご連絡くださいませ。大喜びで送らせていただきます。
(※雑誌、書籍などの編集者、デザイナー、アートディレクターの方限定)


最新版
#a・鳥・家だよりmail版(2016年〜)


過去のa・鳥・家だより
#a・鳥・家だよりmail版(2014〜2015年) →続けて読むことが出来ます!


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引きこもりで盆は暮れてゆく。

世の中には、スケジュールがみっちり詰まってないと落ち着かない人とか
片っ端から予定が埋まってしまうので、とりあえず予定を立てて置こうとする人など
「で?いつにする?」
が口癖みたいな人がいるモノだが、私もオットも、極力先の予定を立てないようにして生きているので
しかもこんなに暑いと、自発的に出かけようという気が起きないので、結局ずっと引きこもって仕事。

でもそれがいちばん楽しいのだから仕方がない。

今年はそこそこ忙しいのだが、7月末までの仕事が終わったところで、お盆までの仕事に着手して、途中
レギュラーも交えながら、今はお盆明けまでの仕事をしつつ、次の本の準備といい感じにバトンタッチして進んでいる。


                


ひとつ、これからが、この夏までと違うのは、全面的にSNSをお休みしようと思っていること。
その分の時間を、次の本の準備に当てたいからだ。
ずっとお休みしていたブログを復活させるべく着々と進めている。

って、これもブログだけど、別のブログの話。もう何年も休業状態だったけど、少し盛り上げておきたい。

本を作るのもイラストの仕事も同じ「かく」仕事だけど、「書く」と「描く」ではやっぱり違って
使う脳の部分が全然違う気がする。
イラストは緊張もするけど、本を書くみたいに前のめりにアグレッシブな感じにはならない。
今はまだ本を書く前夜段階なので、まだゆったりとした気分が残っているけど、これから恐ろしいことになりそう。
わかってたら、ここからアグレッシブになれればいいのだけど、切羽詰まらないとお尻に火はつかないもので
火のついた状態でそんなに走り続けられないので、これくらいのいいのだろう。


                


ずっと見えていなかった9月以降の予定がはっきりしたので、一安心。
むやみにプライベートの予定は入れたくないけど、仕事はある程度はっきりさせておきたいのは
フリーランスあるあるかもなぁ。

お盆が明けたらすぐに打合せや取材が入るので、快適な引きこもりタイムももうあと少し。
夏ももうすぐ終わり。


                


ずーーーっと、ホコモモラのお魚の食器ばかり使っていて
「かわいそうに、この家この食器しかないんだろうなぁ」
と思われていたと思いますし、実際その通りでしたが、ようやく最近、食器が増えてきました。

食器にコダワリがない訳ではなくむしろその逆で、こだわるがゆえに、適当なところで手を打てずに
適当に家にあるもので済ませてきたのであった。。。。
まぁ、去年までは色々めんどくさい人と同居していたので、やっと食器を選ぶ自由も出来たということかな。

やっぱ陶器の食器は手に馴染んでよいなぁ。。。お気に入りの食器で食べると、気分上がるね♡
170811_IMG_6444.jpg
引きこもりなので、結構真面目にご飯だけは作っている。モットーは「手抜きでもいい、家で食べよう」である。
途中パスタが続いて、イモとパスタみたいな変なメニューなのは、米を切らして、暑さのあまり買いに行けずにいたから。


                  


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ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜

だいぶ前にチケットは入手していたのに、会期が始まると同時にバタバタして
なかなか行けなかった展示に、やっと行けました。
170809louvre_no9_1.jpgルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜 http://manga-9art.com/

フランス語圏には「バンド・デシネ(BD)」という独自に発展した漫画文化があり、子供向けのものから、技巧を凝らした芸術的なものまで、幅広い年代や層に楽しまれていることから、「バンド・デシネ」は「第9の芸術」と呼ばれています。
(※フランスにおける芸術の序列。第1から8までは順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」とされる(諸説あり)。)

「漫画」という表現方法を通じて、よりルーブルの魅力を伝えるべく企画された「ルーヴル美術館BDプロジェクト」は、漫画家たちに、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらう、という前代未聞の心躍る企画です。

日本の漫画家を含むフランス内外の著名な漫画家たちにより、すでに12作品が出版され、プロジェクトは現在も進行中なのだそう。松本大洋さんの作品などは『ビッグコミックオリジナル』で現在連載中なのですね!

漫画の国ニッポンで、本プロジェクトが展覧会として上陸。新たに4名の日本人漫画家たちの参加も決定、本展のために新作を描き下ろします。約300点の原画や資料、そして映像を、エキサイティングな演出と共に展観し、日本ならではの、エンターテインメント性の高い、ダイナミックな展覧会が誕生いたします。

総勢16人の漫画家が描く、16通りのルーヴル。
ルーヴル美術館と漫画家たちの華麗なるコラボレーションを、どうぞご堪能ください。
危ない危ない。
ルーブルと名がつくので、お堅い油彩画ばかりの並ぶ展覧会と勘違いして、うっかり見損ねるところでした。

とにかくあの松本大洋さんの原画が見られるのです。これを行かずしてどこにいくというのか!我がオットなどユニクロの大洋さんのコラボTシャツ、もったいなくて着られないって、ずっと寝かしたままなんですよ。ユニクロだって言っても、値段じゃないんですよね。それくらいファンだってこと。

展覧会の構成は、第1章〜偉大なるルーヴル美術館〜・第2章〜ようこそ、異次元の世界へ〜・第3章〜時空を超えて〜の3つからなります。
170809louvre_no9_2ys.jpg

170809louvreno9_ura.jpg170809news_header_LesChatsduLouvre.jpg170809_IMG_6385.jpg170809_IMG_6423.jpg入り口はいるとすぐに、漫画原稿を従えたサモトラケのニケの像が鎮座。まるで、バンド・デシネの女神であるかのように。
170809_IMG_6382.jpg
右上端が大洋さんの描かれたコマなので、近くでパチリ。

第一章、最初の部屋に入ってすぐがChristian Durieux(クリスティアン・デュリユー)さんの作品。
大物政治家と謎の若い女性との深夜のルーブルでの秘密の逢瀬。とのことだけど、女性が、どう見ても、日本人の私の目には「うら若き女性」には見えず、くたびれた中年女性に見えてしまう。若さを美徳として強調したがる日本人と美しく年を重ねることに価値を置くフランス品の感性の違いなのか。
フランス人作品は全体的にセリフが少なく、文字がなくても楽しめるものが多かったように思う。それも漫画とバンド・デシネの違いなのだろうか。

次に、残念ながら本展の巡回中に亡くなられた、Jirô Taniguchi(谷口ジロー)さんの作品。カラー原画の美しさに目を奪われた。衝撃だった。漫画家さんってこんなに絵が上手いのか!と、自分も漫画家であり、イラストレーターでありながら、一瞬そう感じてしまい、ショックを受けた。
ジローさんは、自身をして「バンド・デシネに一番影響を受けた日本人漫画家」だと評しているが、上記のデュリユー氏はジローさんの作品を愛読していたと語っているように、ご自身がバンド・デシネに与えた影響も小さくはないはずだ、と思った。

ここから先は順番が怪しいけど。。。
Étienne Davodeau(エティエンヌ・ダヴォドー)さんは本当に絵が上手いと思った。アートと言うより、マンガに限りなく近い感じ。キャラクターが魅力的で、セリフが分からずとも何となく面白い。イラストレーションとしてもしゃれている。

Marc-Antoine Mathieu(マルク=アントワーヌ・マチュー)さん。モノクロームの世界が素晴らしく素敵だった。先日見たゴーリーの作品をほうふつとさせる。原画はキレイにスミで塗りつぶされていて、細かくて素晴らしかった!この方の絵に合わせた会場の装飾もカッコ良かった。

Éric Liberge(エリック・リベルジュ)さんのは、日本人が描いたと言ってもおかしくないような画風。この方も水彩で描いていて、本当にうまい。昨今の漫画はデジタルで描かれているイメージが強いが、16人の出展者のうち、デジタルなのはBernar Yslaire(ベルナール・イスレール)さん、Shin-ichi Sakamoto(坂本眞一)さん、Katsuya Terada(寺田克也)さんの3名のみで、Mari Yamazaki(ヤマザキマリ)さんは、アナログで描いたものをデジタル入稿しているよう。やっぱりデジタルとアナログは違う。バンド・デシネにはアナログが似合う気がする。見比べてみると面白い。

そして私が今回一番気に入ったのは、David Prudhomme(ダヴィッド・プリュドム)さん。彼の作品が一番アーティスティックだと思った。それなのに、面白い!セリフなんか一個もなくても面白いのだ!すごい!天才だと思った。作品と何となく似たお客さんをこれでもか!と並べて描いたり、絵の前に並ぶ大勢の人たちの顔がバラエティに富み過ぎてておかしい!こういうのだったら、たくさんの人も楽しく描けそう。試してみたい〜。

恥ずかしながらワタクシ未だ「ワンピース」も読んだことが無かったりするのだが、御多分に漏れず「ジョジョの奇妙な冒険」も未読である。だけど、Hirohiko Araki(荒木飛呂彦)さんの作品を見たら、物凄く読みたくなった。圧倒的な魅力。場面展開が妙に唐突なのは、イタリアの彫刻芸術からヒントを得て作り上げられた、いわゆる「ジョジョ立ち」ってやつでもあり、ルーブルの作品たちへのオマージュが込められてるからなのだそうだけど、その奇妙なテンポがたまらなく魅力的なのだ。はまるってこういうことをいうのだな。

そして失礼ながら今回の展示で初めて知ったShin-ichi Sakamoto(坂本眞一)さんの作品。最初は、村山さん的眉毛のマリーアントワネット、何でまた男性がこんな題材を?と最初は思いましたが、この方の漫画、全編文字がキレイに入ってて、会場で読むことが出来たのですが、すごく読みやすい!特に処刑人が死神の扮装で登場するシーンなど、少女漫画的萌え要素満載です。しかし、生涯で3000人も処刑したら気が狂いそうだな。。。→シャルル=アンリ・サンソン(パリの死刑執行人(ムッシュ・ド・パリ(Monsieur de Paris))を勤めたサンソン家の4代目当主)

先日、日本人で死刑執行の経験のある方のインタビューを読んだのだけど、現代の日本の場合は、数名でボタンを押して、誰が押したかわからないようにしてるそうだけど、それでも「死刑執行役」は基本的には、素行の悪い看守への罰的なモノで、誰もがやりたくない仕事だなのだそう。
また、ぶら下がって大きく揺れる死体を受け止める役目と言うのもあり、それも辛い役目だったそうだ。。。だよね。
フランス革命の頃なんて、ギロチンの刃で首を落として、それを民衆に向かって高く掲げるんだもんね。。。しかも世間からは奇異な目で見られる上、世襲制で逃れることが出来ず、薄給ゆえ、代々副業を持っていて、サンソンも医者だった(死刑執行人の家では学校に通うことが許されないので、サンソン家では独自で研究していたのだそう)。。。副業が医者って。。。

このムッシュ・ド・パリの件もそうだけど、今まで知らなかったフランスの歴史の側面なども知ることが出来、有意義な時間だった。恥ずかしながら、ルーブルがかつて王宮だったということも知らなかったので(太陽王ルイ14世がベルサイユ宮殿に移るまでは代々の王宮だった)、ルーブルの魅力をより深く知ることが出来て、がぜん行きたくなった!!この展覧会の目標は達せられていると思うー。

そして最後にTaiyou Matsumoto(松本大洋)さん。
ルーブルにコッソリ住み着いたネコたち。彼らの存在を知っているのは夜警の人々のみ。見つからないように静かに住みついていた彼らの中で、異端児が現れる。白い猫は、人であふれる昼間のルーブルにも顔を出すようになり。。。。という話。先日たまたまテレビで見ましたが、エルミタージュ美術館には、本当にネコが飼われていて、こちらは美術館公認で、ネズミ退治という重大なお役目を果たしているのだとか。彼らはロシアを救った英雄でもあるそうで。ルーブルにも実はネコが居たら楽しいのにねぇ。
上にも書きましたが、まだ連載中なんですね。谷口ジローさんや荒木飛呂彦さんのように全面カラーではないいつもの松本大洋さん。ネコとアフロにホッとする。

また、3つの章の間には、作品内によく登場するルーブルの著名な美術品の解説や、作家のプロットや、日本の漫画とバンドデシネの違いなどの解説も盛り込まれて、とってもお勉強になり、分かりやすい!ホント楽しい展示でした!

170809_MG_3198s.jpg170809_MG_3205.jpg
Louvre_Museum_Wikimedia_Commons.jpg
夜のルーブル。岸辺露伴が探検中かも?実はネコたちの住処だったりして。。。夢は膨らむ!
名古屋
会期  2017年7月15日(土)- 9月3日(日)※会期中無休
開館時間  10:00 - 19:30(最終入館19:00)
※最終日は18:00閉館、入館はいずれも閉館の30分前まで
会場  松坂屋美術館[松坂屋名古屋店南館7階]
〒460-8430 名古屋市中区栄3丁目16番1号
TEL: 052-264-3611
交通案内
<電車の場合>
地下鉄名城線「矢場町」駅 地下通路直結(5・6番出口)
地下鉄「栄」駅 16番出口より南へ徒歩5分
<お車の場合>
名古屋高速白川出口、東新町出口、東別院からお越しいただくと便利です。
アクセスマップ  http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html
公式サイト  http://tokai-tv.com/events/louvre/
主催  ルーヴル美術館、東海テレビ放送
協賛  大日本印刷
後援  在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、名古屋市、名古屋市教育委員会

                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

奈良美智 for better or worse
2017年7月15日[土]−2017年9月24日[日] 豊田市美術館
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2017/special/narayoshitomo.html

デンマーク・デザイン
2017年9月9日(土)〜11月12日(日) 静岡市美術館
http://www.shizubi.jp/exhibition/future_170909.php

2017イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2017年9月30日(土)〜10月29日(日) かわら美術館
http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/schedule.html

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年
平成29年9月16日(土)〜11月5日(日)刈谷市美術館
http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/

ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html

アートたけし展
2017年9月30日(土)〜2017年11月18日(土)松坂屋美術館
http://www.art-takeshi.com/


                  


170809_IMG_6416b2.jpg170809_IMG_6436.jpg丸の内で打合せがあり、調べ物のために県図書館に行って腹ごしらえ。季節限定・ざるラーメン、うまい!
特にしょうゆだれの方がお気に入り。
ゴマダレは若干辛め。
170809_IMG_6366.jpg
それから伏見で打合せで、微妙な距離感だったので、猛暑の中歩く。あっという間に話は終わり、そのまま矢場町へ歩く歩く。美術館内でも立ちっ放しで歩く。
夜は友人宅のご飯会。15人くらい集まってて楽しかったー。

なんか偉い疲れたなと思ったら、1万5000歩も歩いててビックリ。5月からの計測で歴代2位ですよ。こんなクソ暑いのに。水分補給は必須です!!

1位は当分抜けないであろう、例の7駅歩いちゃって深夜に2時間フラフラになってたという日。昼間はほとんど歩いてないんだけどね。
3位は、抜くことはないと思ってた6月のレディ歩き最終日
4位は名古屋駅で午前中から打合せあとのランチとゲートタワー徘徊。この日こんなに歩いたとは意外だったわ。
5位は京都初日。夜ごはんのMAPのコンビニの位置が間違ってて、道に迷ったせいと思われ。しかし、いい店だったので許す。(えらそう)
6位は、美術展とイベントとギャラリーのハシゴ。この時点では記録だったのね。考えてみると、3つハシゴって最近ほとんどない、いやできない。気候が良かったからよね。夏は無理!って、あ、今回打合せ2個と美術展とご飯と4つハシゴしたわw。
7位は先日の瀬戸。説明を聞きながらもそこそこ歩いたし、帰りに商店街を抜けて帰ったからね。


                  


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歩いて帰ろう。

20526088_1440240106070165_4466867630416464335_n.jpg取材は始まるまでもすごく大事。
何を聞きたいのか、それを一番伝えてくれる人に
いちばんベストな形でお会いして
いちばんベストな形で聞きだすにはどうしたらいいか。
まだまだ勉強だらけです。
それがピタッとあったと思われる瞬間。至福の時間です。

170806_7678_n.jpg
瀬戸で焼き物を焼く際に、使用していた棚や柱などの
廃材を埋め込んだ窯垣の小径、をモチーフにしたクッキー。

原材料にもこだわっていて、アトピーの人のいる我が家でも
安心して食べられます。
米粉と小麦粉を使用して、食感の違いも楽しめます!

お皿は瀬戸焼の伝統的な陶器。うふふ。素敵なコーヒーブレイクでした。


                  


瀬戸の商店街にて。
その名もズバリ「瀬戸の花嫁」という写真展をやっていました。
「あはは。"瀬戸"違いね。ここの瀬戸のことね」
と言いながら。。。

でもそういえば、子供の頃は、この歌のことを
ここ、愛知県の焼き物のである「”瀬戸市”の花嫁」だと思っていましたっけ。

「”瀬戸内”の花嫁」と言う意味だと知ったのは、だいぶ大人になってからのこと。

この界隈の方はみんなそうなんじゃないかなぁ?
「夕波小波〜」って、海もないのに、変ですけどね!


                  


170807_IMG_6303.jpg2017.08.07 Monday
特別散歩したりしてる訳では無いのですが、たまたま
人と会う用事で出かけたら、結構歩いていたなーと言う感じ。

日曜はイラストの仕事に追われながら、家事も頑張ったせいか
二日連続歩いたのは金・土なのに、今日まだ疲れが取れなくて
。。。ヤバイっす。
170805IMG_6307.jpg
しかもよく見れば、金曜日一万歩越えてないし!

昨夜咳まで出てきて、これは風邪か?と思うが、寝たら治った。
台風も来てて、すごい雨風で、引きこもりでもあったので、お昼寝したりしながらボチボチ。
明日からは、来週までのお仕事のピッチ上げてかからねば!

ただ、出かけないと、本当に歩かなくなるので、ホント書く仕事はヤバイのだ。
二年前に脚のむくみで病院行きになり、利尿剤のお世話になってからは、気を付けて歩くようにしてるのだー。
といっても、明後日はまたお出かけなので、また一万歩越えるかも。
こういう積み重ねで、その内疲れにくくなるかな、と期待しよう。。。

(業界の大先輩・脚本家のAnegoより
「動けるうちに動いておかないと! 十年先がもう全然違うので(T-T) from動かなかった人」
という教訓を頂く。はい、肝に銘じます〜〜〜)


                  


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取材して書く。

170806_IMG_6255.jpg2017.08.05 Saturday
本を書くに当たって大切なことは、読者にとって価値のあることかどうか、が、まず大切で、次に、本の趣旨に沿っているかどうか。
その二つに外れていたら、たとえ自分がどんなに伝えたいことでも、それは本に書くべきことではない。一冊目の本で、そこは編集さんにトコトンたたき込まれた。
今日の取材は、その三つ(読者にとって価値がある・本のテーマに沿ってる・私が描きたい!)がピッタリ合った、素晴らしい時間だった。
特に私が大好きなものがテーマだったので、すごく前のめりになり、1時間の予定が気付けば2時間滞在。。。すごく楽しくて、大コーフンしてしまった。。。
お話して下さったMさんファミリーはもちろん、アテンドして下さったTさん、本当に感謝。。。


                  


2017.08.04 Friday
いわゆるお盆進行(印刷所がお休みの連休前に入稿ラッシュになるために起こる出版業界の繁忙期)で大変だったのって2014年以来?
2015年はお盆までにアトピー本の原稿を入稿しなくてはいけなくて、あれはあれでお盆進行だったとも言えるけど。(それに大げさじゃなく死ぬほど大変だったけど)
    
去年は全然忙しくなくて、ヤバいんじゃないかと思った。。。
そして今年は、お盆とは全然関係ないはずなのに、とりあえず忙しくてホッとする。
     
簡単に言うと、二冊目の本を書いていて、ネタ出しと構成と取材に追われる中、本当にお盆までの仕事とお盆過ぎまでの仕事とレギュラーで、いっぱいいっぱい。
   
描くだけでなく、取材や打合せで人と会う約束が詰まってきているので、なんかすごく忙しい感じがする。この先はSNSもブログもなかなか出来なくなるような気がする。


                  


2017.08.05 Saturday
世界コスプレサミット。こんなに人がいる県美見たのはじめて。
170805cos_play_IMG_6269.jpg


                  


簡単でいいから家で食べよう!をテーマに、意外と真面目に作っているかも。。。?
170805_IMG_6302.jpg


                  


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