クリエイターEXPOと私。

3年前2013年7月に、クリエイターEXPOに出展した。
当時はまったく仕事がなく(正確に言うと連載一つだけ)
これがダメだったらイラストレーター辞めようというくらいの覚悟で臨んだ。
が、まったく仕事は来ず、結果は惨敗(と思われた)。
拙著にも書いたけれど、4か月後の12月の年末進行の繁忙期にまったく仕事がなく
オットは倒れ、半分鬱になりそうな状態で派遣で働くことを決めたら
なんとその10分後に、クリエイターEXPOで知り合ったB社の編集さんから
70点ものまとまった仕事が来たのだ。
ありがたいことに、B社さんには気に入っていただいたようで、半年後にも100点以上のお仕事を頂き
この秋にも新たにお仕事を頂けることになりそうだ。
結局、私のクリエイターEXPOはB社さんとの出会いだけで、充分元が取れた。
しかし、それだけではなかった。
EXPOからちょうど一年後の2014年7月に、やっぱりEXPOで知り合ったG社から、見開きカットのイラストの依頼があった。
発注から納品までなんと4日と言う超タイトなスケジュールにもかかわらず、なんとかやりきった。
そして、最近になって、その編集さんからの紹介だという別の編集さんから、100点もの依頼が入ったのだった。
小さなカットだけど、コンセプトがしっかりしていて
「陽菜さんのイラストは本当にピッタリだと思います」
と言っていただけたので、やりがいある仕事になりそう。
それから、EXPOでは「ウチはイラスト使わないんですよね」とおっしゃっていた
M社の編集さんが、この春に別の出版社と業務提携してイラストを使うことになり
3年近く経っていたにもかかわらず、私を思いだしてご依頼くださったお仕事もあったりしてビックリ。
そんなわけで、賛否両論あるクリエイターEXPO。
確かに広告や装画などの大きな仕事はなかなか来ないので、すごい売れっ子の方などは物足りないかも知れないし
すぐに結果は出ないかもしれないけど、いい仕事をして行けば、どんどん次へ次へと繋がっていくかもしれない。
特に地方在住者には、まとめて営業できるいいイベントかも、物事って長い目で見なくてはいけないのかもな、と感じたのでした。
ま、料金がかなり高いし、営業すごいし、いろいろ「むむむ?」と思うところはありますけどね。
そんなわけで、来年出すかどうかは未定。次出すなら漫画家ブースかなぁ。
アド街ック天国で、昔一年だけ住んでた本八幡のことやってた。
本八幡と言えば、20年前、引っ越してすぐに、近所の人に「いいところですねぇ」と言ったら
「全然そんなことないわ。このへんはオヤジ狩り発祥の地だぞ」と口々に言われ
そう言われてみると、30〜40万くらいで車高の低いベンツ売ってるようなお上品なお店がそこここにあるのだった(笑)
その前に住んでた奈良の西大寺では「いいところですね」というと
ほぼ100%「そうなんです!!」という答えが返ってきたのとは対照的。
でもこうしてみると、けっこういいとこあるやん、本八幡。
一年しか住んでなかったし、20年も前だってのもあるけど、ケーキ屋のドルチアとコルトンプラザしか知らんかった。。。
私は2週間何冊でも借りられる図書館と、隣の東山魁夷美術館が好きだったなー。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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重版と絶版のハザマ。
先日、本がAmazonで売り切れましてん。
金曜日までは5冊あったのが、日曜にはまさかの売り切れ。
いつもここでさっさと入荷するんですが、今回は時間がかかりました。
「このまま重版!重版!重版!」と、呪いのようにつぶやきましたが、出版社からは連絡はなく、水曜日に3冊入荷。
いつもは10冊くらいはいるので、今回は少なかったねーと。
今はAmazonからは自動発注になっていて、出版社側からできることは無いんだそうです。
出来る限り在庫をそろえて要望があればすぐに送るようにしてるそうですが。。。
それから一週間経って、途中1〜2冊入っては売れて行き、また残り2冊。
「重版出来」と言うドラマが放送されて、がぜん一般の人々にも身近になった「重版」と言う言葉。
「夢の印税生活」と言うほど、重版ってよくあることのように思われているかもしれないですが
今、出版されている本の中で、重版されるのって、2割程度と言われていて
もしかしたら実際には1割程度しかないと言う話もあるそうなんですよね。
売れる本は売れてるんです。
ていうか、最近は装幀買いで知らない本を買うと言う人が減っていて
みんな話題作や売れている本しか買わない。冒険しないんですね。
最近売れている本の傾向として、本の内容的にも「事件が起こらない」モノが増えているそうで。
本の中身も知名度も冒険なしかぁ。
人生なんて平凡なものなんですから、本くらい冒険したって罰は当たらんと思うのですが。
ま、そんなわけで、そもそも出版不況で本が売れない上、売れる本ばかりに集中している。
だから他は全く売れない、という状況になる。
なので、逆に言えば、市場に出ている本のうち8〜9割は重版しない訳で
重版しないからと言って、私の本が特別売れていないと言う訳では無いのですが
重版がかからない=いずれ絶版になり、自分の本が手に入らなくなるという恐ろしい事態になる訳なんですわ。
え?本って売り切れたら重版されるんじゃないの?
絶版って、何年も売れなかった本がなるんじゃないの?って思ったアナタ。
私もそう思っていました。
でも違うんです。
出版社は、本を一冊出版するのに数百万かけます。重版で増刷するのもタダではありません。
売れる見込みがなければ、たとえ売り切れても重版はかからないのですー。
「え?でも、初版分が売り切れたんだから、売れるでしょ?」
と思うでしょう?でも違うんです。
重版がかかる決め手は、最初の一週間の売れ行きにかかってるんだそうです。
もちろん、それを覆すくらい、その後盛り返せば可能性はあるけれど
最初そこそこで、そのままゆるゆると売り入れたとしても、出版社は
「この本はこれ以上売れない」
と判断するんだそうですよ。
やっぱり、最初が肝心なのですね。
とはいえ、一年近く経っても、こういう順位を瞬間でも取れるのは、やっぱりありがたく、ホッとする。
先週はすごい週だった。
まず、月曜日に大きなコンペの話が舞い込み、いつものことだけど、もう決まったような気になって
勝手にワクワク仕上がったものを想像してはニヤニヤする。
歴代の担当イラストレーターさんが皆さん売れっ子揃いでひるむけど、候補になったんだから、選ばれる可能性はあるはず。
火曜日は何でもないところで壁にぶつかり、コーヒーを思いっきりかぶって、買ったばかりのシャツが染まるという災難な日。
いや自損事故なんですけどね。
しかし、どうやったらあそこでぶつかるのか。もはや生きる自信を失うレベル。
水曜日は、大手出版社から、まとまった仕事の打診。木曜日に電話で詳細を伺って決定。
うわー。何か来てる来てる???と、盛り上がって、ビールで乾杯。
一日置きに朗報と災難が起きそうで、木曜日はドキドキしたが特に悪いことは起きず。
金曜日はまた朗報があるか?と思ったが特にそう言うことは無く。
ただ、1か月半ぶりのマスコミ飲み会で、主催のK氏の今回の来名した案件が
私が最近よく知り合うようになった方々とのプロジェクトだったということ!
あまりの世間の狭さ、タイミング的なピンポイントさに、気絶しそうになった。
でもいろいろ楽しみだ。
どんな時も上を向いて歩いていれば、人生はホント面白い。
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大切なものと言う認識〜浅田政志写真展『アルバムのチカラ』『みんなで南三陸』(Focus Rock Studio & gallery)
2016.08.31 Wednesday
浅田政志写真展『アルバムのチカラ』『みんなで南三陸』(Focus Rock Studio & gallery)のトークイベントに行ってきました。
すごーくよかったです。
浅田さんはまさかと思うかもしれませんが、私は泣いてしまったんです。
浅田さんは東北の震災後、自分に何か出来ることは無いかと被災地を訪れます。
そこで出会ったのは、がれきの中から出てきた写真をきれいにして、持ち主に返すというボランティアの人々。
とはいってもリーダーはごく普通の男子学生で、大きな組織のバックアップなどもなく、細々と続けられていました。
だけど、そこへスゴイ天才がやってきて、絶対無理だと思われたことをどんどん成し遂げていったりして。
そんなミラクルを目の当たりにしながら、浅田さんが出会った東北のパワフルな人たちの話が本当に、泣ける。
すごいなぁと思ったのは、写真ってやっぱり特別なものなんだってこと。
がれきの中から写真を見つけると、自衛隊の人たちは、ちゃんとまとめて置いておくんだそうです。
それって、日本だけの話じゃないそうで。人々の共通認識として「写真は大切なもの」と言う認識があるのだそう。
素敵な話ですよね。。。
トークライブで配られた浅田さんのミニ写真集。東北の人たちの笑顔が詰まっています。
ボケちゃってますが、左上で定食持ってるお母さんは、何と末期のがん患者だったんだそう。
それをはねのけて、震災後、食堂を始めたんだそうです。
何かすごく、チカラをもらいました。
浅田さんは終始軽妙な語り口で、笑わかされたし、きっと泣かせるつもりなんて無かったと思うけど
それでも、泣いてしまいました。
この日のトークライブは大人気で、キャンセル待ちでようやく入れたのですが、縁あってここに来られて本当によかった。
この夜の場を提供して下さった秦さん、そして浅田さん、ありがとうございました。
浅田政志さんProfile
1979年:三重県津市出身
2000年:日本写真映像専門学校 研究科卒業(当時:大阪市住之江区)
2003年:上京、翌2004年よりスタジオフォボスにて2年半勤務
2007年:写真家として独立
2009年:「浅田家」で第34回 木村伊兵衛写真賞(2008年度)受賞
2013年:平成25年度の三重県文化審議会 審議委員をつとめる。
浅田政志写真展『アルバムのチカラ』『みんなで南三陸』
【開催期間】
2016年8月20日(土)〜9月4日(日)
13:00〜19:00(最終日は18:00まで) 入場無料

写真は「大切なもの」
だったら、イラストは?と、思わず考えてしまいました。
少し前に、あるご家族のイラストを描かせていただきました。
我が家にとって、すごくうれしいものをいただいたので、そのお礼に。
実はその家族には、いろいろ厳しい状況があって
そこを今必死に乗り越えようとしているところで。
祈る様な想いを込めて、描いたその絵。
額に入れて、玄関に飾ったら、見るたびに
「4人いるっていいなぁ」
と思えるのだそうで。
これが写真だと、今はあんまり撮られたくないし、かといって、若いころの写真も照れくさいし
だから、イラストっていいね、と言ってもらえて。
そうか、イラストもちゃんと役に立つんだなって、うれしかったのです。
どんな絵かはナイショ。
今度こそスイカは最後。自分の作った料理がほとんどない。。。
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『シン・ゴジラ』(ちょいネタバレ)

絶賛再開発中の名古屋駅からほど近い
あおなみ線・ささじまライブ駅にある109シネマズに
「シン・ゴジラ」見に行きました。
年末に吉井ライブに来たZepp Nagoyaのお隣さんです。
メンバーは、名古屋在住の大御所作家・O先生と
某大型書店店長・I氏と、作家兼カリスマ書店員H女史と
某出版社書店営業・U氏と、オットと私の6名。
このメンバーで「シン・ゴジラ」初回は私たち夫婦だけで
書店さんと版元さんは2〜3回目、O先生に至っては何と5回目!
この映画、人と語り合いたくなるというもっぱらで
とにかくスピードが速く、一回ではまず理解できないとのこと。
それはあかん!だってわたしなんぞ、映画を見る時は大抵DVDで。なんでかっていえば、途中で止めて
オットに「今のどういう意味?」って聞くためなのだ!
特に外国人の顔の区別がつかなくて、金髪みんな同じに見えるし
「今殺されたの誰?」(おいおいそこかい!)みたいなことがしょっちゅうなのだ。
しかしふたを開けてみると
「陽菜さん、めっちゃ泣いてましたね。僕なんか最初、ストーリー追うのに必死で、泣く余裕なんかなかったですよ」
「よくそこに気づきましたね。僕なんか最初サッパリ気づきませんでしたよ」
と(主に版元営業U氏より)褒め殺しに合うという結果に。むふふー♪
この映画って、無駄に字幕が長いんすよ。
それも話の本筋とはあんま関係ないような、役職とか会議の名前だとか、どーでもいいこと。
私最近、すごく目が疲れていて、実は字幕読むのがつらかったんですね。
(IMAX画質よすぎて、目が疲れる―という贅沢なジレンマに襲われておりました(笑))
だから早々に字幕読むのは諦めて、その代わりに登場人物の会話には注力して
「この人よりこの人の方が偉いのね」くらいのことを何となく理解して
会話ちゃんと聞けた分、ストーリーには入り込めたのかも。ま、結果オーライってやつですね。
それにしても、私は今まで、ゴジラって子供向け映画だと思っていたのですが、今回のは完全に大人向け映画ですね。
でも、最初のゴジラがすごく怖かったことは知っていましたが、本当に不勉強ですが
第一作のゴジラが放射性物質をまき散らしていたことは全く知らなかったんです。
第一作(1954年(昭和29年)11月3日公開)は、海底に潜んでいたジュラ紀の怪獣「ゴジラ」が水爆実験で安住の地を追われ
東京に上陸するという設定で、怪獣映画、特撮映画、パニック映画としてだけでなく、反核映画の傑作として名高いのですね。
当時社会問題となっていたビキニ環礁の核実験に着想を得て製作した、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、煽り文句などで「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。
水爆実験や
第五福竜丸(1954年3月1日)の事件などが社会問題になっていたからこそ作られた第一作目。
そして、福島やもんじゅなどの原発が問題視されている今だからこそ、よりリアリティのある作品として
これだけの人の心に刺さる作品になったのでしょう。
この作品で描かれるゴジラって、日本人が心の底で一番恐れているモノを具象化した塊みたいなものですよね。
水と空気だけでどんどん成長して巨大化して、街を破壊し、核をまき散らす。
ヘタな殺し方をすれば、汚染という爆弾を落として行くというわけで。
火事は阪神大震災を、津波は東日本大震災を思い起こさせて、今この時代の日本人だからこそ、胸に迫るものがあるのです。
それを倒さんと奮闘する矢口蘭堂は二世議員で10年後には総理のイスを狙う野心をも持ち合わせた普通の政治家なんだけど
最後まで志をもって、対処に当たって行くのです。
それについて行くのが、官民から集められた科学者チーム。そして自衛隊。諸外国の思惑も錯綜します。
いろいろゾワゾワっと鳥肌立つシーン満載で、飽きさせません。
正直、2時間が長いとも短いとも感じず、ちょうどよかった。
すごくよくできた映画だと思いました。詰め込む情報量がちょうど良かった。
小説が原作の映画だったりすると、原作の情報を全部詰め込もうとして、大抵失敗する。
数百ページの文字情報を、二時間の映画に埋め込むなんて絶対無理なので、そこに取捨選択が必要になる訳です。
この映画にも、民間の視点が欠けているなどという批判もあるそうですが、そんなん詰め込んだら
絶対助長した内容になってましたって。スパッと切って正解です。
とりあえず、一回見て、見終わった17時半から21時半まで約4時間語り合いまして
みなさまの補足の甲斐もあって、何とか理解出来てるようです。
贅沢な映画鑑賞会に出られて光栄でした〜!!
それにしてもこれだけ熱狂させるパワーを持つ映画、やっぱりリアルタイムで見ておくべき。
見られてよかった!
そしてIMAXは素晴らしい!
映画の予告編が素晴らしすぎて、予告観た映画みんな見たくなった。
スイカもそろそろ最後(って、前回も書いたっけ?)。スイカとリンゴの組み合わせって結構レアよね。
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NHK Eテレ「すイエんサー」森三中・黒沢さんに褒められた「もちもちドーナツ」の回ダイジェスト。
少し前に
「黒沢さんに褒められる。」という記事にも書きましたが、その回のダイジェスト版をお送り致します♪
ちなみにこの日のイラストはこんな感じ♡

髪型ももちもちドーナツ風にしてみました♪
番組で紹介された「もちもちドーナツレシピ」はコチラから
→■
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食べる食べる。
毎日、食べるのが止まらない。

考えてみれば、オットが脱ステを始めて、厳しい食事制限をしたまま、母との同居が始まって
監獄みたいな窮屈な生活を強いられて(これフツーは、オットの両親と同居した場合だよね(苦笑))
やっと、自分たちで好きなものを好きなように食べられるようになって。
なんというか、何を食べても美味しい〜。
外食はほとんどしないので、その分ちょっと高くても美味しくて体に良いものを買おうと決めて。
ハーブや小さな野菜なんかはベランダで育てたのを朝採りして。
少しだけ手をかけてやれば、たちまちご馳走になる。
これが一番のゼイタクのように思う。シアワセのように思う。
フリーランスもある程度年齢の行ったヒトも、体が資本ですから。
当たり前だけど、身体は食べたもので出来上がるのだ。
しかし気付けば、何やら丸くなりました。
先日美容院に行ったら、思いがけず髪が短くなり。。。(オットより短い)
食べてるものを見れば納得。
何か二回くらい、お弁当のご飯に振りかけ乗せるの忘れてるし。一度なんか梅干しも忘れてる。疲れてたのか〜

それにしても、アイス食べ過ぎやで〜〜〜
最近、いろんなことに自信がついてきた。
これは私にしては本当にいい傾向で、今までこんな風に思ったことは無かった。

キチンとご飯を作って、キチンと生活していれば、きっと大丈夫。
毎日ちゃんと頑張っていれば、絶対大丈夫。
少しずつ、ちゃんと上を向いて行っているのがわかる。

最近、ちょっと楽しみにしているドラマ「ノンママ白書」。
知らない間に東海テレビの昼ドラが終わって、今は夜ドラ作ってるんだね。
昼ドラより豪華出演陣で頑張ってるよね。
私もこのドラマで言うノンママで
(この言葉自体流行らせたい作為が見え見えで萎えるけれども)
身につまされるっちゃあ身につまされるんだけれども
自分ではけっこうもう吹っ切れたかなって思っているので
何でこう保奈美ちゃんはすぐに落ち込んでやたら泣くのかが不思議だ。
(で必ず、泣いてると元カレ・高橋克典が入ってくる(笑))
んで、初回の飲み会での部下の暴言とか今回のモンスターワーママの逆切れとか
もうこれって「逆パワハラ」「逆マタハラ」って言って良いんでね?ってレベル。
なんで保奈美ちゃんはこれにひとっことも言い返せず、泣くだけなんだぁ〜〜〜と思うと、歯がゆくてしょうがない。
でも考えてみれば、元々大げさで急展開トンでも展開何でもありの昼ドラが夜に来たんだから
「んなばかな」って展開が多少なくちゃ、面白くないってことなのかもしれないね。
んでも今回、最後に母親からの電話のシーンでは不覚にも泣いてしまった。。。
バツイチで子供はないけど、都会でひとり頑張って、代理店で初の女性部長になった娘を自慢の娘だという両親。。。
ホント救われたよね。
だけど、誰もがキャリアを積んでる訳じゃない。
キャリアもなく、結婚していなくて子供がいない女性の救いどころは、このドラマにあるのか?と考えたら
それが、菊池桃子演じる大野なんだなと。
意外にも、キャリアなんかない桃ちゃんの方が、保奈美ちゃん程悲壮感を感じさせず、のほほんと楽しそうに見えるから不思議。
でも実際の桃ちゃんがすごい人だからこそ、こういう役が出来るんだよね。
実際にはノンママじゃない保奈美ちゃんや桃ちゃんだからこそ、できる役なのかもと思った。
実際に最近話題に上った他の女優さんたちが演じたら、やっぱり痛々しいのかもしれないなぁ。
でもそんなに可哀想な存在なんだろうか、ノンママって。
確かに、何かが足りないという気持ちは常にあるけれども、それを人に言われたくはない気がする。
たぶん、今回悪役だったモンスターワーママだって、ふたを開けてみれば、きっと虚しいことも一杯あって
最後にわざわざ保奈美ちゃんに、子供のいる幸せを見せつけたのだって
本当にシアワセだったらそんなことしないと思うんだよねぇ。。。
とりあえず、どんな落としどころに収まるのか、楽しみに最後まで見ようと思う。
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『Roots of Kawaii 内藤ルネ展〜夢をあきらめないで』(名古屋三越)


2016.08.19 Friday
月曜日の
「シンジカトウ・ワールド」に続き
名古屋三越で開催されていた内藤ルネ展に行ってきました。
この週は「カワイイ」モノをお腹いっぱい見た!と言う感じの週でした。

ルネさんと言えば、のちの「カワイイ」に多大な影響を与えた方。
何と言っても「カワイイ」のルーツですから!
イラストの世界にとどまらず、ファッションデザインの世界でも
彼は「VOGUE」などの先端のファッションを、日本人向けに上手く噛み砕いて
「カワイイ」に昇華させて紹介するという高度なことをサラリと
されておられたのですね。

カワイイものイッパイ!
愛知県岡崎市生まれなんですね、内藤ルネさん。一体どこでこの感性がはぐくまれたんでしょうか。
残念なのは、初期の彩色原画が少なめだったこと。それには理由があって、まず一個目は、ルネさんの作画方法は特殊で
最終的な作品がいいものになればよいので、一枚の原画で最後まで仕上げるという感覚では無く
線だけを描いてコピーしたものに彩色して、またコピーして、そこに仕上げをしてという感じで
重ねることで仕上げて行ったそうなんです。
だから、最終的な全部手書きで仕上げた原画と言うのが存在しないんです。
また、ルネさんの時代はまだ、イラストレーターに原画を返却するということが少なく
出版社等で原画を紛失することがよくあることだったそうです。それは本当に残念ですねー。
今は原画は返してもらえるのが普通ですが、そもそも原画で納品することが少ないですしね。
私も、仕事ではデジタルで彩色することも多いので、ちゃんとした原画ってあまりないんです。
展示などでは、デジタルをプリントして見せてもあまり意味がない気がして
アナログで描いたものをお見せするようにしています。(注:2018年以降デジタル展示も増えました)
ルネさんに話を戻すと、初期の鉛筆画や中期以降の彩色原画はたくさん展示されていて、とても素晴らしかったです。
鉛筆や色鉛筆だけで、ものすごく存在感があるのに圧倒されました。
断髪の女性等、描きたいテーマがぶれることなく続いていて
それでも飽きさせないのは、絵を進化させ続けているからなんだろうな、と思いました。
ルネさんの功績はすごくよくわかり、先日のシンジカトウさんと同じく(ルネさんの方が一回り以上年上ですが)
ごくごく初期は要望によって「ダサポップ」なものも描いていたということ。
そう言う仕事の中から、自分の世界を広げ、頭角を現して行ったことなどがよくわかり、有意義な展示でした。
まだ日本にパンダが来日する前に目を付けて、ルネパンダとして商品化したことは先見の明があったし
イチゴやサクランボを「カワイイ」ものとして認知させた功績は大きいですよね。
あと、ゴスロリのルーツだったのも!私は初期の「カワイイ」よりこっちが好きでした。
すみずみまで、ルネさんの世界観に溢れていました。
こんな風に世界観を展開させることが、自分にはできるかな、と考えてしまいました。
ルネさんいわく、時代が良かったと。
自分の突拍子もないアイデアを実現してくれたメーカーなどのバックアップがあり
それが当たったおかげでここまで来られたと。
そう言われると、本当に羨ましい時代です。
もちろん、そこにはルネさんのたぐいまれなる才能とセンスを認めさせたということがあったわけですが。
夢をあきらめないで。うん、あきらめなければ、夢はかないますよね、絶対に。
ポートレートを拝見した時、何の先入観もなしに「この人、ゲイだな」と思いました。

ルネさんがゲイの雑誌「薔薇族」の表紙を長年描かれていたことも初めて知ったのですが
ルネさん曰く「竹久夢二などが描いたような古臭い男性ではない男性を描く」という趣旨で描かれた男性像が
いかにも「本当のゲイの人が好きそうな」男性の絵でしたので、これはほんまもんやと(^^;
そしたら、亡くなる2年前の2005年に書かれた自伝の中で、同性愛者だということを
カミングアウトされていると知り、「おお!」と思いました。
いえね、私たちのようないわゆるノンケは、ゲイに好かれる男性って、線の細い美形だと思いがちなんですが
実際のゲイの方って、マッチョが好きな方が多いんですよね。
実はうちのオットは、かつては「ゲイに好かれそうな容貌」だと言われ
騙して
二丁目に置き去りにしようなどと言う悪だくみを、影で仲間内からされていたそうなんですが
数年前にその仲間で、青山にあるゲイの男性3人組の経営する料理屋さんで飲んだとき(貸切)
男子10名くらいのうち、一番モテたのが、というか、唯一モテたのが、運送屋さん勤務のマッチョ男子だったんです。
(ちなみにオットは、一番年長(60代?)の和装のゲイの方と茶をすすりながら世間話で盛り上がり、その方から私は
「あんた、いい人つかまえたわね。この子は本当にいい子よ」と、太鼓判を押されたのでした(笑)
年季の入ったゲイから太鼓判!ある意味本当にありがたい。。。)
随分とカッ飛ばしてしまいましたが、ゲイの方に失礼な発言等があったらすみません。

と言いつつ、失礼な発言になるのかもしれませんが、ルネさんの描く
男性はそのまんま
「やらないか」の世界だなーと思ったのでした。
そして、カワイイカワイイルネさんの世界を期待して行った身に
この「やらないか」コーナーは結構キツイものがありました。
これもルネさんの一部として、知ることが出来たと言う意味では
良かったとは思いますが。。。。
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『シンジカトウ・ワールド』(名鉄百貨店)


2016.08.15 Monday
名鉄百貨店で8月16日まで開催されていた「シンジカトウ・ワールド」に行ってきました。
私とシンジカトウさんとの出会いは、30代後半に一人暮らしをしていた池袋で
サンシャインにカトウさんの直営店があったことでした。
以前にも書きましたが、私はあんまりファンシーグッズの類が好きではなく
あまりキャラクターの入ったものは買わないのですが
原田さんのオサムグッズ以来、久々にお買い物をしたのが、このお弁当箱。

上の部分が三角になっていて、おにぎりが入れられるようになっているのだー。
(ちなみに、左は脱ステ前のお弁当、右は脱ステ後・・・野菜ばっか(笑))
このお弁当箱は、以前描いていた
「ひよこマンガ」にも登場。懐かしい!!
1.『玉子焼き殺人事件』
2.『恐怖のおにぎり』
3.『恐怖の殺人未遂事件・その後』

もう本当にカトウさんの世界が大好きなので、ひたすらかわいさに萌えまくり。
カトウさんといえば、童話の世界をたくさん描かれていますが、
特にお気に入りが赤ずきんのようで
会場中にたくさんの赤ずきんがいました♡
ここは撮影用の赤ずきんコーナーで、オオカミもいたりするんですが
なぜか、みにくいアヒルの子も!涙がたまりませんーーーー!!
かわいすぎて、ひさびさ鳥好き熱が発動!
たくさんの赤ずきんに囲まれて!
今までそんなに意識してこなかった赤ずきんですが、こうやってみるとカワイイ!!


自分大好きっぽい写真ばっかでスミマセン(汗)

カトウさんの年譜を見ると、イイ感じにバブルの波に乗っかって
独立してブランドを立ち上げ、大成功をおさめるわけですが
初期の頃は、本当に70〜80年代らしい、今見ると「ダサポップ」な感じの
いわゆる「ファンシーグッズ」を多く手掛けていらして
「ああこれ、見たことある!」ってのが多くて、楽しかったー。
80年代ってヤンキーブームだったりするから、今からは想像つかないような
リーゼントのマンガチックなイラストとかも手がけておられて!
昔は各地の観光地にこういう微妙なお土産ものがあったよなぁ。。。
なんて懐かしく思い出したりしました。。。
→このソフトクリームの貯金箱も元はカトウさんのデザインらしい。
これ、昔ウチにあったよ。懐かしい!!置くと一気に部屋がアメリカンになるのだ。
今も売られてるのねー。実は隠れたロングセラー??
そして現在はネコ萌えの私のお気に入りスポット。この絵柄のハンカチを今日の記念に二枚買いました。


この近くには、アリスのイラストの間違い探しがあったりして、楽しめました。
そして原画以外ほぼ撮影OKなのもうれしいところ。
原画も予想よりたくさん展示されていて、それがすごくよかった。
キャラクターそのままのかわいい作品もあれば、アートな感じのものもあって。
画材はほぼアクリルでした。やはり商業クリエイターはちんたら油彩など使ってられませんよね(笑)
ティム・バートンはアクリルと油彩とミックスしていましたが。
それにしても、この多忙な中、こんな大きな作品を描かれているのって本当にすごい。
この個展のために描かれたのでしょうか。ほぼほぼここ2〜3年くらいの間の作品でした。
私ももっと描かなくちゃなぁ。。。大きな絵をもっと、と反省。
カトウさんといえば、あのディズニーとコラボした作品で有名ですが
ウルトラマンやポケモンまで手掛けておられて、でもどれもちゃんと「シンジカトウ風」に味付けされていて
ホント素晴らしかったー!!
ライセンスビジネスというイラストレーターやデザイナーなら誰もが憧れる舞台で、大成功を収められたシンジカトウさん。
時代が後押しをしたとは言っても、やっぱり、今の私たちにも学ぶべきところの多い展示でした。
初期と全然絵が違ってもいいんだなぁ。。。デザイナーだからか!と言うのも率直な感想。
焦らず自分の世界を追求していこうと思います。
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悪いことは出来ない。
名古屋というのは、小粒に出来ている街なので、本当に世間が狭い。
昨今は特にFBで繋がることが多いので、知り合う人知り合う人、まー大概が同じグループの人たちと繋がっていて
すかさず、大いなる田舎という言葉を思いだしてしまう。村社会みたいだよね。
イラストレーターの世界も狭い世界だし、私は一応マスメディアで働いているので(笑)
いわゆる業界の方々ともそこそこ広く知り合っていて、そっちは主に東京の知り合いですが
やっぱ業界も結構狭くて「あ、ここも知り合いかぁ、意外〜」と言うことは往々にしてあるけれど
それでも、いつもいつも同じメンツが全部知り合いってことはあんまりなくて
こことここは知り合いだけど、こっちとは違って、でもこっちとは繋がってて、と言う感じ。
円が完全には重ならずに、ちょっとずつずれてずれて、グラデーションになっているのだ。
そんなわけで、名古屋では狭い世界で生きているので、本当に悪いことは出来ないという感じなんだけど
先日、うれしい偶然があった。
オットが、撮影から帰るなり、大コーフンしているので、どうしたんだろうと思っていると
その日の撮影は取材で、一緒に組んだライターさんが、先日私がお仕事いただいた
「セナリコ★コーヒー」のご家族と親族だそうで!
すごくかわいいって、喜んでくださっっているとのことだった。
このお仕事は、神戸館のオーナー・尾藤さんからセナリコちゃんファミリーへのプレゼントで
尾藤さんから、「喜んでくださっている」とは聞いていたけれど、お客さん側から直接聞くと、感慨もひとしお!!
さらに驚きなのは、実はそのライターさんは、クライアントの尾藤さんと一緒に仕事をしていた方で
「セナリコ」に続いての二作目を贈る相手なのだ。
なんと、現在の
HPのTOP画像の雲に乗った女性のモデルでもあるのだ〜〜〜。
(と言っても、お会いしたこともなければ、写真を見ても、お名前を伺ってもいないのだけど)
夫には詳しく話していなかったので、そのあたりを説明すると
「そうだったんだ!やっとつながった〜」
とますます驚いていた。
それにしてもこんなことってあるんだねぇ〜〜〜びっくり。
うれしい偶然でしたが、やっぱり、悪いことはできないねぇ。。。
#フリーランス #イラストレーターの仕事
すっかりご無沙汰の食べ物。10日以上分ですが、この間色々あった。
でも自分で信念を持ってやっていれば、ちゃんと周りは見ててくれてるって思ったさ。

オットが夕飯を担当してくれるようになって、何かめっちゃシアワセ。
ハーゲンダッツ食べ過ぎや。スイカもそろそろ終わりかなぁ(寂)
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
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ブクレコ
カメラマンやイラストレーターは便利屋ではない。

土曜日の朝、荷物が届いて、オットがゴソゴソ開けているので、誰から?と聞くと
一年くらい前に、梅沢登美男さんの出たライブを撮影したときに
会場に花を活けておられたお花の先生からだそうで。
その先生から、いったい何が?と思ったら、先日、頂き物の靴下があるのだけど
贈りたいので住所を知らせて欲しいとメールがあったんだそう。
開けてみたら立派なブランドの靴下が4足。
よくよく話を聞けば、まぁ、いつものことだけど(笑)
その先生とお話して、超聴き上手なオットは多分ほぼ聞き役だったようで。
で、その方のカメラで写真を撮ってあげたという。
たぶん、プロのカメラマンに写真を撮っていただいたんだから
そのお礼に、ということなのだろう。
さすがお花の先生、律儀にこの一年、お礼をしなくてはと思っておられたのかもしれない。
当然と言えば当然なんだけど、それを当然としてくれない人というのが、世の中にはとても多いのだ。
うちのオットは、常にカメラを持ち歩いているけれど、それは、別に記念撮影のためではない。
一緒にいる私ですら、いつでもどこでも撮ってもらえると思っているわけではない。
(まぁ私の場合は、撮って欲しくないシチュエーションでも勝手に撮られているけれど(笑))
彼は今回
Fip-FMモーチャーカメラ部でのスナップ撮影の講師を務めている通り、スナップ撮影を得意としている写真家だ。
だから、常日頃から、「作品」としての写真を撮っているのである。
でもたまに、イベントなどに顔を出すと、当然のように「撮ってくれ」と言う人がいるのだ。
別にね「プロだからお金をもらわないと撮りません」とまでは言いませんよ。
しかし、プロの写真家が一日に撮る写真の量って、半端ない。
大変失礼な言い方ではあるが、素人の方には想像が付かないほどの量なのだ。
普通の日常でも、毎日数百枚撮るんですよ。想像できます?
ましてやイベントなどでは、千枚以上撮ることもあるのです。
昔のフィルムで言えば、36枚撮りのフィルム100本とか、それくらいを普通に撮るんです。
で、スマホで撮った写真みたいに、撮ったものをすぐにメールで送れる訳では無いんです。
一度PCに取りこんで、専用のソフト(Photoshop)で調整して、サイズもすごく大きなもので撮るので、送るために小さくして
と、最低でもこれだけの作業が必要なんですよ。
それを1000枚以上ある写真から、探して、加工して、リサイズして。。。
一回くらいいじゃんって思うかもしれませんが、ちょっと想像してみて下さい。
あなたは今日一回頼んだだけかもしれないけど、うちのオットは出かけるたび毎回頼まれるんですよ。
それ毎回やってたら、体が持たないんです。
私が上記の様な理由を説明して
「うちのカメラで撮ってもいいけど、いつ渡せるかわからないから、あなたのスマホで撮ってあげる」
という言い方をしても、怒る人っているんです。
「ケチ」って思うんでしょうね。
「カメラ持ってるんだから撮ってくれればいいじゃん」というふざけたことを言う人もいます。
だったら、スマホ持ってるんだから、それで撮ればいいでしょう。
なんか、勘違いしてるようですが、カメラで写真撮ること、タダだって思ってません?
お金かかってないんだから、イイじゃんって思ってません?
プロが機材にどれだけお金かけているか、考えたことあります?
うちはそこまで高いカメラは使ってませんが、それでも、一台数十万はします。
そのカメラを、いつ依頼されても良いように、きちっとメンテして最善の状態維持するって大変なことなんですよ。
もちろん何かあった時のために2台・3台と所持するのは当たり前。
さっき出てきたソフトのPhotoshopも、以前は10万円以上する高額ソフトでした(現在は月額制でさらに維持費がかかる)。
PCだって、ネットが出来ればいいというスペックでは足りません。
HDやメモリ、モニタも大きなものが必要だし、画像の加工は非常にPCを酷使するので、こちらも常にメンテが必要。
ざっと考えても、これだけのことが必要なんです。
あと、カメラは消耗品で、一回シャッターを押す度に寿命が縮まります。
というわけで、あなたの記念撮影は、決してタダではないということを、覚えて置いて下さい。
当然、本来ならプロに頼めば料金が発生するということも忘れずに。
まぁね、これって、イラストも同じで。
簡単に似顔絵描いてくれとか、私が猫の絵を描いていると「ウチの猫の絵を描いてくれ」とか言ってくる人がいますが
申し訳ないですが、基本、適当にお茶を濁して無視します。
タダだったら、誰だって描いて欲しいんですよ。
あなたは一人くらいいいじゃんって思うかもしれませんが、あなたひとりに描いたら
「わたしも」「わたしも」って言って来られることくらい想像できますよね。
そんなことになったら、責任とってくれます?
たぶん、描いたら、自慢しちゃうでしょ。宣伝になるしいいでしょとか言って。
言っときますが、タダで描いた絵なんて、何の宣伝にもなりませんので。
「ああ、タダで描いてくれる人なんだ」
って思われるだけですので。
以前、売れなかったころ、宣伝になると思って、知り合った出版関係者の方のプロフを無料で描いたことがありますが
一個も仕事なんか来やしませんでした。
その後、プロフ画像目当てのFB申請がやたら増えただけです。
その関係者の皆さま、今現在は無料でのプロフ画像は一切描いていませんので、ご了承下さいませ(笑)
まぁね、お金を払ってでも描いて欲しい人は、最初にちゃんとお金の話をしてきますからね。
「描いて描いて」って人のことは、無視するし、私の中では
「私をタダで絵を描く便利屋だと思ってる人なんだな」
という判定を下して終わりです。
そんなわけで、お花の先生からの贈り物は、本当にうれしい出来事でした。
最初きいたときは、たった数時間ご一緒しただけで、一年後に思い出していただけるってすごいなぁとも思った。
私のインパクトが強いのはホント、ペンネームだけで、黙っていたら本当にすぐに忘れられてしまうと思うのだけど
オットはしゃべらずとも、こんなに印象に残るのだ。
フリーランスとして、本当にウラヤマシイ才能だと思う。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事

2014年8月20日 山形・赤湯温泉にて。
「すっかり気持ち良くなった私が、「規則正しい生活」と言おうとして
うっかり「礼儀正しい生活」と言ってしまったら
ひよこ様ひよこ様と言って、敬礼してくるオットがうざい。」
山形県高畠市にある浜田広介記念館で展示をしたのは
もう二年も前のこと。
その際に、数日山形に滞在したのは本当によい想い出。
特に赤湯温泉のこのお宿は最高でした。
私こう見えて、若いころは宿にコダワリがあり過ぎて
1泊数万する宿に普通に泊まっていた「宿フェチ」だったんです。
特にクラシックホテルが好きで。
今は廃墟になってる有名ホテルの写真が先日見つかったので
今度上げてみようかと思っています。
そんな私が泊まったホテルの中でも、この赤湯温泉の御殿守は最高の宿でした。また泊まりたい。。。
上杉の御湯 御殿守
http://www.gotenmori.co.jp/
じゃらんでも★4.5
http://www.jalan.net/yad321384/
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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