本文と写真には何の関連性もないのですが、おいしそうな写真が好きなので載せてしまいます。
(すべて携帯で撮影)
これは3月初めに食べたもので、ジェラートは緑が枝豆で白が海の塩。前に北海道で食べたのと同じような深層水を使ったものだったような?
しょっぱ系で攻めてみたので、甘すぎずおいしかったですが、カロリーは結構行っちゃってるんだろうなぁ。
そいで夜は夜でタルト食べてるし(^e^;
夜のお店は、このお店で、晴れてこの日初ディナー。
めでたしめでたし。ぱちぱちぱちぱち。
◆これはプロデューサーのお言葉なので、若干違う部分もあるかもだけど、アーティストとして、モノ作りをする者として、考えさせられるものがたくさんあると思うのです。
・まずは感じる。で、感じたものを分析する。ものづくりの基本ってそれだと思う。たくさん見たり聴いたりしてると、自分の好きなものには一定の法則が見えてくる。それは多くの人の好きなものと大きな違いは無いんだ。
・ヒットするのは、はっきりくっくりした、伝えたいと言う意志の強い曲。
・ものをつくる仕事は、抱えちゃいけないし、抱え込んじゃいけない。いつも手ぶらで自由でいなくちゃいけないんだ。ピュアにやりたい人と仕事をして、しがらんじゃいけない。いつも一緒に食事してるから仕事しなきゃってのは絶対にダメなんです。
・TDLでまずは思いっきり楽しむ。そのあと冷静に分析してみる。なぜTDLの乗り物は他の遊園地より楽しいのだろうかと。”背景があるからだ”と気づく。徹底して現実を排除してディテールにこだわった嘘の世界だからだ。嘘は突き通すことで夢が生まれる。コンサートもそれと同じ。
・ものを覚えていくときは、一ヵ所から入って広がっていくもの。まずはバンドのメンバーのひとりだけとか、アーチスト名とアルバムタイトルだけ覚えてもらえばいいとか。気になったものを人は順番に覚えていくんだから、順番にていねいに見せていけばいい。
・人はみんなストーリーに感動する。だからアーティストは自分の原点とかヒストリーを語らなくちゃいけない。どんなものにもストーリーはあって、いいなって思ったものの本質を求めていくとわかってくることがたくさんある。物事の絶対的な真理とかね。
・20代の仕事のやり方と30代とでは違う。ずっと同じやり方をしてちゃダメ。その年齢年齢に合ったやらなくちゃいけない仕事があって、それができないと仕事がなくなってしまう。
・あまりに広く仕事をしてると信頼されなくなるんじゃないか。勘も鈍るし、何でも屋じゃない。好きな音楽だけやっていれば、勘は鈍らない。
・詞と曲が配役だとしたら、アーティストのイメージと離れているほうがおもしろいものができる。作詞家・作曲家・歌手がそれぞれ別々の山で三角形を形作ってたっていて、その三角形は離れている方がいいんだ。
・相手の作ってくれたものが気に入らなくても、まずは一生懸命作ってくれたということに対して感謝する。そうすれば直してもらうにしても、言葉ひとつも選ばれる。直してもらうときは、相手の専門分野には立ち入らない。作曲家に「コードを変えて」とか、作詞家に具体的な代わりの言葉を言わない、など。それが相手に敬意を払うと言うこと。
・自分自身の中でぶれないように、ニュートラルに保つ努力をすること。僕はチャートを作って、何が今の時代の真ん中かをいつも確認して、今自分が聴いてるアーティストはそこからどの位置にいるかを考える。また、いつでもそれをすれば自分が巣に戻れる時間を持つこと。
・タダで配ればそのものの価値は地に落ち、おもがけないプレゼントとして与えれば価値は倍増する。
・成功してきた人は、経験に裏打ちされた理屈や技術と半分は勘で仕事をしてる。新しいものを作り出すということは、世の中に求められているものを実感に基づいた直感で動いて作り出せる人が勝つ。うまく行くことでさらに自信につながり、どんどんオリジナルな考え方で進んでいける。
・自分ではよさがわからないのに売れているものの理由を考えてみる。携帯小説がなぜ人気があるか?気持ちや細かい描写の無い突拍子の無いストーリーは昔読んだ童話に似ている。童話がそのまま恋愛にすり換わっただけかも。
・つくるってことは、自分が生きている言い訳を考えるようなもので、周りの人に誤解されちゃうんじゃないかと言う不安感のない人にはものをつくれないと思う。アーティストにはその日着ている服ひとつ選ぶにも理由を言えるようであって欲しい。
・プロデュースの基本は肯定。ダメだダメだと叩いて否定してもそこからは何も生まれない。
・決断していける人は強い人。悩んだ末の決断だからうまく行くとうれしいし、ダメだとへこむ。でも自分で決断したことからはまた何かが学べる。
・私利私欲で動く人は上手くいかない。お金持ちになりたいって音楽やる人はダメ。世の中を楽しくしようとか音楽業界のためになりたいとかそんな思いでやればきっとうまくいく。
・今はアーティストや制作側がリスナーに媚びてる時代。これからは「これがいいんだよ」と生き方やライフスタイルを提案してリスナーを引っ張っていくようなアーティストとやりたい。もしかしたら今の世の中には相容れないかもしれなくても、新しいことを提案して、自分の生き方を貫くのってすごく覚悟が必要だから、それだけの強いハートを持ったアーティストに出会いたい。
音楽プロデューサー・木崎賢治さんの言葉。
DIRECTOR'S MAGAZINE 4.5月号(株式会社C&R社発行)より
↑この雑誌、文字が多くて読むのが大変!でもいいこと一杯書いてあるのだ。
(賢くなきゃ作れない、馬鹿じゃなきゃ作れない、というキャッチもいかす?)