わたしは、洋食器の磁器絵付けをしています。自分で食器に絵を描くというのは、とても楽しいことですが、時にとんでもない失敗もあります。が、その失敗が、時に思わぬ成果を生むことも・・・・・
これが、本物の写真。ローゼンタール(素磁)/A.ラム工房(絵付け) 1900年頃 手描き4色 金彩。画像・・・実業之日本社・ヨーロッパアンティークカップ銘鑑(和田泰志・著)より
チャイナペイントは、800℃くらいで焼くのですが、ある日の夜に窯に入れて、朝には焼きあがってるはずが、まだ窯が動いてる・・・え??930℃まであがってる????上の写真のようなアンティーク風のものすごく手の込んだカップが、入ってたのに・・・・もう8割がた、出来上がってたのに・・・どうなっちゃってるんだろう〜〜〜〜
こんなんなっちゃいました・・・・( ̄□ ̄; がーん。金は飛んで、ぼこぼこになってしまってるし、紺色も黄色もなくなってる〜〜。かろうじて、バラのピンクとグリーンはきれいに残ってました。やっぱり、絵の具の色によって、耐えられる温度に差があるのが、よーくわかりました。
それから、1年ちょっと・・・苦労した甲斐あって、一応完成しました。
上のアンティークカップの金の際には、美しく盛りがしてありますが、それは当然、消えてボコボコに・・・
でもそれがまた、レリーフ状に、見えないことはない・・・ような気もします。予定とはちょっと違ったけど、なかなか風合いある出来栄え・・・かも???(ということにしておいて・・・ください(^^ゞポリポリ)
これも本物。