
昨年、横浜で「足立美術館の魅力展(2004.5.7)」を見たし、『発見された幻の名画 横山大観「海山十題」展(2004.8.19)』も見たので、今回の絵は、ほとんど見たことのあるものばかりでした。それでも、会場が違うと、かなり違って見えますね。藝大美術館での「海山十題」展は、本当に素晴らしくて、一気にわたしを大観好きにしてしまった展覧会でした。何しろ海山十題と言う通り、海の絵と山の絵が各10点、計20点だけだったのに、あんなに満足できる展覧会にはなかなか出逢えません。会場が広々と使用されていたのが、かえってよかったのかも。大観は好きなので、何度見てもいいものはいいのです。波と雲の描き方に、何とも言いがたい感銘を受けます。