「香りと恋心」バルビエのイラストレーションと香水瓶展

080322barbier1.jpg20080227_477233.jpgアールヌーヴォーと言えば絡まる植物の中で婉然と微笑む美人画で有名なミュシャの名を欠かせないように、アールデコと言えばこのバルビエの名は決して欠かす事が出来ないのだそうですが、日本での知名度は遥かにミュシャには及ばないようです。

今回、このバルビエのコレクションを提供して下さったフランス文学者の鹿島茂氏によれば、それはバルビエの作品のほとんどがエフェメラの複製芸術(つまりは版画)によるものだったからだそうです。
しかし奇跡は起こります。
彼の作品の多くは、ポショワール(ステンシル画)の天才刷り師・ジャン・ソデによって刷られ、その技法はジャン・ソデしか秘法を知らなかったため、現代では絶対に再現不可能となったのだそうです。

「香りと恋心」バルビエのイラストレーションと香水瓶展
2007.12.14 〜 2008.3.23
恋人の残り香に、想いをはせる。
なつかしい香りが、遠い昔の情景をあざやかによみがえらせる。
香りは、恋愛において、しばしば重要な役割を果たします。

本展は、そんな「香り」と「恋心」の深い関係をテーマにした展覧会です。
20世紀を代表するイラストレーター ジョルジュ・バルビエの作品を、フランス文学者 鹿島 茂のコレクションより、香水瓶を高砂香料コレクションと資生堂企業資料館の収蔵品よりご紹介。
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今年の桜をつかまえる

080322ginza2.jpg自分で庭を造り、植物画を描いていたりしていたお陰で、植物を通じての四季の変化には人一倍敏感なつもりだったけれど、ここ数年、都会暮らしのせいか、お花見すらないがしろにしてしまって来ていた。

それが今年はちょっと違った。毎日毎日ネットの開花情報をチェックして、いつ咲くかいつ咲くかと、指折り数えて心待ちにしている自分がいた。こういう自分は悪くない。

そしてその甲斐あって、今年はちゃんと開花その日を捕まえる事が出来たのだった。

3/22・銀座にて シダレザクラ(枝垂れ桜)(*) 
  



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髪型切手図鑑展

080316mejiro.jpgいつ桜が咲き出してもおかしくないほど穏やかな3月半ばの日、花桃がまあるい蕾をほころばせていました。(*)この隣には寒緋桜。
白に近いソメイヨシノに比べると、甘く愛らしいピンク色。

080316philatelic_museum2.jpgたまたま地下鉄の駅でもらった「としまライフ」を見て(年増ではなく豊島区の豊島です・・・念のため)、目白にある切手博物館に『髪型切手図鑑展』を見に行ってきました。髪型の切手というのに興味を引かれて。


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いせひでこ「ルリユールおじさん」絵本原画展

080305nihonbashi_maruzen1.jpg日本橋丸善(元の本店。今はオアゾ内の丸の内店が本店なのですね)で開催されていた”いせひでこ「ルリユールおじさん」絵本原画展”を見てきました。
名作と言われている本作。水彩でやさしくかつダイナミックに描かれた一枚絵の数々を、じっくり堪能。ご本人がちょうどいらしていたようで、ドキドキ。


作・絵: いせひでこ
出版社: 理論社
税込価格: ¥1,680(本体価格:¥1,600)
発行日: 2006年09月
ISBN: 9784652040508


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こもれびの咲く夜

080302komorebi.jpg木漏れ陽が丸い形をしているのは、太陽が丸いから。
もしも太陽の形が★型だったら・・・
アーティスト木村崇人(きむら たかひと)さんは”地球と遊ぶ”を
コンセプトに、目に見えない自然の力を体感できる形にしたアートを提案。
「もしも太陽の形が★型だったら・・・」
今回はそんな壮大なアイデアを実現するために、人口の太陽が山下公園に
ダイナミックに登場します。
公園の木を通して映し出される木漏れ陽からは、これまでに見たことのない
美しい光景を体感することができるでしょう。
会場では、皆さん自身が「星取り網」を使って星の木漏れ陽を採集できます。
この美しい木漏れ陽をぜひお見逃しなく!!!

こんなチラシを六本木での目玉商品展の会場で見つけて
「なんかよくわかんないけどおもしろそう」
「この日って確かゴス展にいくつもりだったよね、これも行ってみようか」
という事になったのは、実に自然な流れだけに、とってもラッキーな事でした。

11時に家を出て、恵比寿でランチして、二件ギャラリーをはしごして、横浜美術館でゴス展を見て、さらにこれも見て行こうだなんて、なんて欲張りな一日。
でも実は、そんなに期待してなかったんです。

080302yokohama_ypark11.jpg午後6時からという事ですが、ギリギリまで横浜美術館にいたので、時間を過ぎての到着で、もう外は真っ暗。
しかも、道を間違えて中華街に入っちゃったり・・・それでものんきなわたしたち。

ところが行ってみてびっくり。長蛇の列です。
(写真は順番が近づいて来てから。1時間くらい待ったのかな?)
待つのは苦じゃありませんが、3月初めの海辺は寒いっ。

    

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ゴス展

080302goth.jpgスケジュール
2007年12月22日 〜 2008年03月26日
入場料 一般 1200円、大学・高校生 700円、中学生 400円。
障害者手帳をお持ちの方と介護者(1 名)無料。毎週土曜日は中学・高校生無料。
アートスペースの開館時間 10:00から18:00まで
企画展開催中の金曜日 20:00まで
休館日: 木曜日(1月3日、3月20日は開館)、12月29日、1月1日、3月21日

会期あと3日です!横浜美術館へ急げっ!

公式サイト http://www.jiu.ac.jp/yma/goth/


ゴスと言えばゴシック。
そしてわたしがゴシックという言葉に持っていたのと、もともとのゴシックという言葉の持つイメージが、真逆だった事に驚く。


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ネコの展示

080302cat.jpg3月初めの日曜日は、ネコの展示を見に、恵比寿から代官山へ。

まずは恵比寿のネコ専門画廊ギャルリカプリスの重高洋二 個展 - 魅せられて -
次に代官山(と言ってもふたつのギャラリーの間は歩いて5分くらい)のギャラリー・アートラッシュ『ねこ展 〜四つ足柔〜』
    
なぜわたしが鳥ではなくネコなのかって?まぁそれはご想像におまかせするとして、ネコも癒されますなぁ。

実はこのあと、代官山から東急に乗って横浜まで行く予定だったんですが、恵比寿でランチもちょっと時間オーバーな上、ギャルリカプリスのオーナーのネコ談義に花が咲いてここでも時間押せ押せ。

アートラッシュの方は、女性オーナーが強烈そうだったんだけど、写真より柔らかい雰囲気の方でした。ここでは、ジブリでも使われてる影絵のボックスをじっくり見てきました。素敵だけど高い〜〜〜

しかし押せ押せで横浜へ急ぐわたくしなのでした。


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2008年目玉商品展

080224medama.jpgミッドタウンと通りを挟んで渡った場所にある21_21DESIGN SIGHT。興味深い良質な展示をする事で噂は聞いていたのですが、まだ寒い2月の終わり、ロートレック展のあと時間があったので、ぶらりと見て参りました。


2008年目玉商品展
人も動物もみな、「目」で見ているわけですが、どう見えているか、どう見るべきかということを、問いかけているように感じられた展覧会。

10代の頃大好きだった、おそらくわたしが現代アーティストとして、最初に意識したであろう日比野克彦さんの作品を初めて目の当たりに出来て、それだけでもオナカイッパイな展覧会。

入り口1階のINNER SIGHTだけは無料で見られますが、とってもカラフルで、わくわくする世界が展開されていて、中にこっそりISSEY MIYAKEデザインのめがねたちが隠されていて、コレだけ見ても結構満足できそうでした。

しかし1000円支払って階下へ。



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サントリー美術館開館記念特別展「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」

080224lautrec.jpg随分久しぶりの日記となってしまいました。
3月はどうも毎年慌ただしく、ブログのアーカイブを通じてみても、あまり更新できない月のようです。

ロートレック展、とっくに終わってしまっていますが、ちょうどひと月ほど前の2/24(日)に行ったのでした。わたしたちが会場に着いたのは13時頃でちょうどお昼時。既にお昼はすませていたので、そのまま観覧。

何事もなくスムーズに入れたのですが、見終わって出てくると、(たぶん15時半頃?)会場前は長蛇の列。どしゃーっ。人気の展覧会の会期後半は、早めの時間に行く事!と改めて心に刻み込んだのでした。


「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」(サントリー美術館)

ロートレックの絵については、実は今まであまり良く知らなかったのだけど、まだ10代の頃に映画『ムーランルージュ』を見て、彼の生涯については、何となく知っていた・・・・つもりでした。
    
    
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小石川後楽園の梅

080301kourakuen07y.jpg
小石川植物園のあとは、てくてく歩いて小石川後楽園へ。
寒くて途中でお茶してしまったので、筝の演奏は聴けず残念でしたが、少し日差しが出て、いい感じの写真日和でした。

友人の撮った「わたしの」お気に入りの一枚(*)。

080301korakuen03y.jpg
「撮るわたし」


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