
我が家に何種類かあるクリスマスローズの中で
今年最初に咲いたのが、このヘレボラス・アーグチフォリウス。
クリスマスローズとは、十字架に架けられたイエスキリストに
少女が捧げたと言う伝説の花。

しかし、伝説の本当のクリスマスローズは、
この花ではなく、ヘレボラス・ノイガー。
純白の上品な花を咲かせます。
この株は残念ながら、このあと消えてしまったのでした(^^;
原生地では、クリスマス頃に咲くこの花も、
日本ではほとんど、2月以降に咲き始めます。
一番ポピュラーなヘレボラス・オリエンタリス(レンテンローズ)は
別名・春咲きクリスマスローズと呼ばれ、3月頃に見頃を迎えます。


クリスマスローズの一種、ヘレボラス・フェチヅスも咲きました。
とはいっても、微妙な感じですが、この花はぱっかりとは開かないので
こんな感じの花です。
なんだか、グリーンと白ばかりの庭ですね~
色のある花も、何色か形容しがたいような、微妙な中間色が好きです。
オレンジではなく、アプリコット色とか、
紫ではなく、ライラック色とか。


真っ赤な花って好きじゃないのですが
これは小さくてかわいいので、気に入っています。
植物画の教室の仲間から一枝頂いて、挿し木しておいたら
簡単に根付いて、そのまま庭に植えたら、どんどん大きくなってます。
これはアブチロンの仲間で、和名はウキツリボク。
英名はチロリアンランプといいます。
チロリアンランプって、実際にどんなものかは知りませんが
この花のかわいさを表現するのに、本当にぴったりだと思いませんか?
かわいくて、可憐な花ですが、結構丈夫で、こんな真冬でも真夏でも
土地になじめば、年中咲いてくれてます。


先日、日本橋三越のチェルシーガーデンで購入したリビダス。
これも、クリスマスローズの一種です。
梅のような形の花と、渋い色合いで、かなり好きな花です。
葉っぱの模様も素敵です。
#gardening

さて、このクリスマスローズなどでもそうなのだけど、
どうも日本ではイメージだけを先行させて、
購買意欲をそそらせているような気がしてなりません。
クリスマスローズは、バラの仲間ではないし、
クリスマスの時期にも咲かないのです。
売るときにも、そういったことを
きちんと説明しなくてはいけないのだと思います。
もちろん、買う側もきちんと
その花を知ろうと言う姿勢は必要なのだろうけれど。