『イメージをめぐる冒険-AND?それともVS?-』

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三渓園に行った日、そのまま桜木町まで出て、横浜美術館で開催中の『イメージをめぐる冒険』を見てきました。

実は、この週のどれかに、三渓園に行こうとは思っていて、木曜か金曜のどっちか迷っているときに、この情報をichigo_ichieさんのところで知り、横浜美術館が、木曜休館だということで、金曜に行くことにしたのでした。それにしても、普通は月曜休館が多い公共の美術館で、木曜休館は、珍しいですね。

さて、内容はと言いますと、先日のMoMA展と同じく、少々難解な展覧会ではあります。従来の美術展は、印象派やキュビズム、フォビズムといった、時代や形式の同じ絵画をまとめたり、あるいは、多くの年代にまたがる場合は時系列順に展示することが多かったのですが、最近は、そうではなく、時代や形式にとらわれず、その絵画や作品の本質を捉えて、それを対比させたり、共通点を見出したりしながら展示し、それを、鑑賞する側にも、楽しんだり、感じ取ったりしてもらおうという、そうした試みを行っている展覧会が、多くなっているのだそうです。

そうした展覧会は、やはり、絵画に対するある程度の知識や、柔軟に感じ取れる能力を必要とするもので、どうしても難解になりがちです。でも、今回のこの展覧会は、最初に渡された折りたたみ式のパンフレットを読みながら、見進んでいくと、なるほど、と感じながら、イメージの世界を旅していくことが出来ます。

『この展覧会では、「展覧会や美術館を楽しむこと」を基本的なスタンスとして、分野を超えて、様々な作品を取り上げ、自由な作品鑑賞のあり方を提案しようとするものです。思いがけない作品同士が出会い、一体となって生み出す展示空間を、4つの世界をめぐる冒険の旅に見立てて紹介します。
一見無関係な作品が、意外にも共通する世界観を示すこと(AND)、あるいは世界観の違いを明確に語ること(VS)を、発見できるかもしれません。』(解説文より)

とあるように、ただ、その絵画と、絵画を展示する空間を、感じること。それがこの展覧会の一番の目的なのです。

4つの世界とは、1.Panoramic World(パノラミック・ワールド)2.Atomic World(アトミック・ワールド)3.Virtual Reality World(ヴァーチャル・リアリティ・ワールド)4.Pinhole World(ピンホール・ワールド)で構成されています。

最初の1.Panoramic World(パノラミック・ワールド)では、砂漠や大空や森といった、全体的な世界観を表現した作品の集まりです。大好きなダリの作品である三連画『幻想的風景-暁』『英雄的昼』『夕暮』が見られて、すごーく嬉しかったです。あとは、工藤甲人の『地の手と目』という絵が気に入りました。

次の2.Atomic World(アトミック・ワールド)では、1.が、たとえば砂漠全体をまるごとつかみとた世界像だとすると、今度は、砂漠を作る一粒一粒の砂に着目した作品の集まりです。今回はじめて知った宮島達男、柳幸典の作品は、数字や人形、印章などの集合によって、宇宙の構成や国家の不気味さを暗示していて、とても興味深いものです。

次の3.Virtual Reality World(ヴァーチャル・リアリティ・ワールド)では、一気にイメージの世界へと突き進んでいきます。ここが、作品としては、素直におもしろさを感じられるものが多いかもしれません。誰もが知ってる人物を、単なるキャラクターとして捉え、架空の世界を作り上げたもの。面白いと思うと同時に、ぞっとする怖さも、持ち合わせているような気がします。

最後の4.Pinhole World(ピンホール・ワールド)では、日常世界の中の異次元空間へといざなってくれます。写真作品が多いのですが、何気ない景色の中に、ふと感じる違和感・・・また、こちらでは、日系アメリカ人で、日本でも人気の高いイサム・ノグチの作品も見ることが出来ます。しかし、このあたりは、わたしは少しわかりにくかったかな?

時期的に、同じようにテーマに分けて、モダンアートを展示したという点で、どうしてもMoMA展と比べてしまいがちですが、これはこれで、おもしろい展覧会だとわたしは思いました。

その後、じっくりと、常設展も見ましたが、こちらもよかったです。『横浜美術館コレクション展 第一期』として、『日本画-近代の風俗画』『19世紀ヨーロッパの美術-フランスを中心に』『横浜ゆかりの画家たち-戦後から現代まで』『日本の肖像写真-戦前から現代まで』を4つの展示室で展示されています。4/7〜6/30までこの常設企画展は、見ることが出来ます。

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外に出たら、真っ暗。こんな時間まで横浜にいたのは、初めてです。ランドマークタワーが、きれいでした。

『イメージをめぐる冒険-AND?それともVS?-』
横浜美術館 4/13(火)〜6/27(日) 開館時間10:00〜18:00(金曜は20時まで開館) 木曜休館
拝観料 一般¥800 大・高校生¥600 小・中学生¥300

横浜美術館HP http://www.yma.city.yokohama.jp/
ichigo_ichieさんの展覧会・美術館情報 横浜美術館「イメージをめぐる冒険」
http://blog.livedoor.jp/ichigo_ichie/archives/897168.html


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雨上がりの庭で

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2004.06.10 Thursday
今年も、収穫の季節がやってきました。

ジューンベリーと、
我が家の一番の働き者・ラズベリー。
6/10の写真です。

ラズベリーは、奈良で、ベランダガーデニングをしていた頃に
買ったものなのでもう7年ものになります。

その間に、鉢から庭に下ろし、
場所が気に入らずに何度も植え替えたりしても
こうして根付いて、元気に毎年2回、たくさんの実をつけてくれます。

”インディアンサマー”は、初夏と晩秋に実をつける、
とっても優秀な品種。


#gardening


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緑のお菓子

green03.gif晴れて、green peopleメンバーになれた暁には、ナニをUPしようか?
と密かに考えていました。
そして、思いついたのが、緑一色のSweets♪
(どうでもいいけど、緑一色って、麻雀の役みたい・・・上がってみたい〜〜)

green peopleの日記 http://greenpeople.jugem.cc/?eid=87

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ビオラとパンジー

0405viola1.jpg大好きな、パープル系のビオラたちとパンジー。
2004年・透明水彩・ハガキサイズ

わたしはライフワークとして、ボタニカルアート(植物画)を描いています。
植物画とは、もともと写真のなかった時代に、
見たことのない遠方の植物を伝えるための手段として、
実際の草花そのものに、正確に描いたことから始まります。
いわゆる、図鑑の絵ですね。

040503viola_3.jpgそれがだんだんと発展し、さらに、書き手の個性を大切にし、
芸術性を高めたものを、ボタニカルアートといいます。
個性を出すとはいえ、色や形を正確に、実物大で描くことが、
条件となっています。

ですので、基本的に花との出会いは一期一会。
描きたい花を前に、見つめながら描き進みます。
散ってしまえば、その花はもう描けず、時間との戦いであると言えます。

そろそろビオラやパンジーも終りの季節。先々週描いた最新作です。
描こうと思いつつ、こんな時期になってしまい、あせりつつ描いたものです。
3種類のビオラとパンジーを寄せ植えした鉢。


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六本木散歩〜ARK HILLS

040528rose_fes1.jpg040528roppongi01.jpg040528roppongi02.jpg040528roppongi03.jpg040528roppongi12.jpg040528roppongi15.jpg040528roppongi14.jpg2004.06.05 Saturday ARK HILLS

2004年5月28日(金)
MoMAはまだ会期が長いのですが、見に行ったわけは、
このイベントを見るのが目的だったから・・・
一週間で、京成バラ園、ローズガーデンアルバ、
そしてロースフェスティバルと、すっかり薔薇に夢中で、
薔薇に熱中した一週間でした。

世界の薔薇につつまれる20日間の詳細を見る(別窓)>>

1『TO-FU CAFE FUJINO』
MoMAを見に行った日、六本木に到着したのは
すでにお昼・・・ということで

京都のお豆腐屋さん、藤野でランチ。
藤野BOXは、¥950
これに、¥150で黒豆コーヒーをつけてみました。

豆腐や豆乳を使った料理はヘルシー。
デザートのブラウニーも豆乳入りということですが
すごく食べやすくて、おいしかったです。

お店の作りもかわいい。ただ、椅子がすっごく座りにくい!!
それだけは、どうにかして欲しいです。
040529sweets1.jpg
藤野で買った豆腐ドーナツ ¥200(やすっ!)。
なかなかあっさりしてよかったです。

2『眺望』
さて、腹ごしらえも済んで、目指すは森タワー

タワーからの眺望の様子はこちら

3『LE CHOCOLAT DE Hのチョコレート』
六本木ヒルズにて
世界一の天才パティシエと名高い『Mont St. Clair』の辻口さんの
チョコレートのお店『LE CHOCOLAT DE H』でお買い物。

この日にお買い物したものはこちら

4『抹茶カフェ”KOOTS”』
アークヒルズのある六本木一丁目まで歩いたら、
さすがに疲れたので、お茶することに。
こちら『KOOTS』は、緑茶のカフェ。
雰囲気はまるでスターバックスみたいです。
まだ六本木・原宿・神谷町にしかないみたいですね。

抹茶と豆乳アイスとわらび餅にあんこ。
そんな組み合わせで¥480だったような・・・
なかなかおいしかったです。
HPのメニューには、でていませんでした。

このあと見たMoMAの感想はこちら

じゅんの徒然便りさんの『トーフカフェフジノ』


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オールドノリタケ 開国150周年記念 〜帰ってきた陶磁器たち

040604noritake_sankeien1.jpg6/4(金)、横浜・本牧の三渓園に、のオールドノリタケ展を見に行ってきました。
わたしのライフワークのひとつである、チャイナペイントをしている方にとってはもちろん、普段、洋食器に馴染みのない方にも、ぜひご覧になって、日本の技術の素晴らしさを知っていただきたい。実家が名古屋で、ノリタケの本社工場にある「ノリタケミュージアム」を何度も訪れて、そのたびに感動してるわたしが見ても、この展示会の内容は、感動的なものでした。ああ、本当に、いいもの見せていただきました・・・

会場にはいると、まずは無料の常設展示が見られます。これ、ここへ行かれたら、ぜひご覧になって欲しいです。わたしは、本当に感動しました。この三渓園の名前の元となった原 三渓(本名・原 富太郎)氏の人柄や、その残した功績の素晴らしさは、もうここでは、言い尽くせません。彼は、才能があると感じた画家や彫刻家を、どんどん援助し、また自分のコレクションである美術品を、誰に頼まれても、惜しむことなく見せ、それについて議論する場を設けました。

また、関東大震災の後は、芸術家への支援はやめて、横浜の復興に全力を尽くしました。彼がいなかったら、日本の美術界の隆盛は、ありえなかっただろうし、関東大震災後の、横浜の早期の復興もありえなかったということです。

話をメインのノリタケのほうに戻しましょう。オールドノリタケを、ご覧になったことがありますでしょうか?オールドノリタケとは、明治頃から、主にアメリカ向けに輸出されたノリタケの手描きの洋食器のことで、ヨーロッパの陶磁器と比べ、安価な値段で買うことが出来たため、米国の中産階級では大変な人気だったものです。

安価とはいえ、ドイツのマイセンや、フランスのセーブルなどの磁器に、技術で劣っているものでは、決してありません。ただ、当時の日本の工賃が、とても安かったために、結果、輸出される金額も安くなったと言うだけなのです。オールドノリタケといえば、上のパンフレットにもあるように、きらびやかな金彩がほどこされていることで、特に有名ですが、これを金盛、といいます。また、イッチン盛り、と呼ばれる色盛りや、本社のノリタケミュージアムでも見られないという、素地に布で模様をつけてから焼成されたものに絵付けをして、まるで布のような外観を持たせることに成功したタペストリーなど、様々な技法を堪能することが出来ます。

詳しいガイドさんが、何人かいらっしゃいますので、気軽にいろいろ尋ねて見るといいと思います。


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さよならアーチー

991031garden.jpg1999.10.31 Sunday 曇り 「アーチ完成」

完成して、庭に設置した、力作のアーチです。
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2004.05.31 Monday 晴れ 「アーチ、ピンチ?」

それが、なんということでしょう。長い年月の間に、クレマチスの重みに耐えかねたのか、気づけば、こんな姿に・・・・( ┰_┰) シクシク。。。しかもこのあと、数日強風が続いて、さらにボロボロに・・・(アーメン)

2004.06.08 Tuesday 晴れ「さよならアーチー」

そんなわけで、普通に買って来ました。さすがに、もう一度作る気力はない・・・。ちなみに、ガーデンファニチャーも、ちょっとボロっちくなりつつあるんだけど、なんとか、修理して使えないかな〜〜〜。


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トケイソウ

0107tokeisou1.jpgREIさんのところで、パッシフロラ・アラタの写真を見て
うずうずと、手が動いてきてしまうわたし・・・

我が家には、普通のトケイソウがあるのですが、やっぱり、
うずうずしながら、絵に描きました(笑)

その後も何度かチャレンジしてるんですが、
なかなか完成させることが出来ないでいます。

この絵も、2年越しくらいで仕上げたのかな、確か。

2000〜2001年の作品。F3・透明水彩。


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植物画・アジサイ’墨田の花火’@<紫陽花.BLOG>

9910ajisai1.jpgわたしは、ライフワークとして、ボタニカルアートという絵を描いています。
実はこのBLOGのメインは、わたしの描いた絵と、洋食器の絵付けだったはずなのですが
最近サボリ気味で、全然描いておりません(^^ゞポリポリ
この絵は、もう5年も前に描いたものなんだけど、一番ノリノリだった時期のような・・・
1999年。F3・透明水彩。

まさにこれは
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この写真のように、秋に咲いた墨田の花火を描いたものです。
今度は、パーッと花火が開いたような、夏の花を描きたいと思っています。


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MoMA・ニューヨーク近代美術館展「モダンってなに?」

040528moma_mori_museun1.jpg何かと話題の森美術館に、やはり話題の『MoMA』を見て来ました。入り口で、ipodによる解説を¥500で借りることが出来ますが、なかなか充実した内容で、お薦めです。・・・ipodが欲しくなってしまうのが難点ですが(笑)

MoMA(The Museum of Modern Art)=ニューヨーク近代美術館
「この展覧会は、まったく新しい切り口とストーリーで、約290点の作品を紹介する展覧会です。『モダン』と呼ばれる時代の傑作たちが、現代のアートにもたらしている影響とは?」(MoMA パンフレットより)

『根源に戻って』『純粋さを求めて』『日常性の中で』『変化に向かって』という、4つのテーマに沿って、作品を見ていくうちに、作家や作品の姿が、とてもよく見えてきます。ああ、昔から見てきたこの作品には、こんな意味があったんだ・・・そう感じるとき、不思議な感動すら覚えます。

最近、モダンアートを鑑賞する面白さや、モダンアートを理解すると言うことは、その背景を読み取ろうとすることだ、と言うことがわかってきました。背景を知り、アーティストの生涯や思想を知ることで、その作品の奥に秘められた、メッセージを読み取ることが、初めて可能になるのです。この展示会において、印象派やキュビズムなどという従来の分類の仕方は、意味のないこととされています。むしろ、そうした時代や技法、表現方法が違っても、その中に流れる共通性を、見出すことができるのです。

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森美術館は、森タワーの53F。世界で一番高いところにある美術館だとか。今回のテーマである「モダンってなに?」と問いかけられながら、エレベーターホールまで上ります。

MoMA(The Museum of Modern Art)ニューヨーク近代美術館展
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
4/28(水)〜8/1(日)会期中無休
開館時間 月・水・木 10:00〜22:00 金-日・祝前日 10:00〜24:00 火 10:00〜17:00
入館料 MoMAのみ ¥1500 展望台とのセット ¥1800

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こんな展示がありました。キャンディがたくさん積んであります。ひとつお取りください、と書いてあります。え、いいのぉ??って感じです。さて、これにはどんな意味があるのでしょうか?

本当に、いただいて来ました(^^) 中身は、普通の飴です(笑)


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