「紡ぐ展」無事終了いたしました。

新橋のアトムリビングテックで開催されていた「紡ぐ展」。
11日(金)に無事終了いたしました。会場と作品です。
この日は朝、帽子をかぶらずに出かけて
展示していた帽子をそのままかぶって東京での二日間を過ごしたので
珍しく帽子のない一枚(それにしても丸い!)。
    
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会場には偶然にも昔の知人がいて、ビックリ!
たまたまお友達に招待されたハガキを見たら私の名前があって
今日会えると思ってなかったけど、一応持ってきたと差し出された自分の本。
そんなわけでいきなりサインさせていただきました。
こんなことってあるのねー。


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不調な12月を乗り切れる自信がついた日。

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2015.12.07 Monday
バイオリズム的に、12月は毎年何となく不調なので、大人しくしていようと思っているのだけど
今日は、朝からいろんな打診やお誘いや招待が錯綜していて、今年は何か違うかも!と言う感じ!
とは言え油断禁物。ちょっとずつちょっとずつ、足場を確認しながら、慎重に慎重に歩いて行っております。

千駄ヶ谷のランドリーグラフィックスギャラリーさんでの展示「My Favorite Things」はじまりました。
画像はオープニングの様子ですが、残念ながらわたしはいません(笑)
(探しちゃった!と言う方がいらしたら、ごめんなさい!)

会場内は、たくさんのレコードジャケットとレコードが一緒に並べられて圧巻です。
そして、左画像の、どまん前の右のは、なんとオットの作品!!(特等席です!ありがとうございます!!)
この写真だとわかりづらいですが、近くで見ると、なかなか愉快な作品(だと思っています)です。
よかったら、脚を運んでくださいませ(≧▽≦)
https://www.facebook.com/events/1481576935484055/1487380244903724/


            


151209_book0255.jpg2015.12.08 Tuesday
前日に打診のあったお仕事のさっそくのお打合せ。
気付けば、12月は、若干途方に暮れそうに忙しくなってきたけど
どれも楽しい仕事ばかりなので
どれもやりぬきたい。ワガママに頑張るのだ。るん♪

そして今年ももうじき終わり。手帳をようやく新しくしました。
(買ったまま、しばらく放置してました)
買いに行くのが少し遅くて、今年と同じ金銀が売り切れだったので
来年は紅白。光ってゴージャスな赤は当然私。
シンプルでプレーンな白はオット。

手帳と言っても大きなサイズ(B5)で
予定や仕事についてガシガシ書き込む感じです。
来年はどんな事件が起こるのかなぁ。ワクワクするなぁ。

少し前に書いたけど、実は今回の展示は、いろいろ忙しすぎて
上京できないんではないかと思っていたのですが
最後の最後にエイって行くことに決めてしまいました。
今年はおかげさまで、オットもすこぶる体調がよく、楽しい滞在になりそうです。

滞在が金・土なので、土曜日をどう過ごそうかと悩んでいたら
イロイロ救いの手が上がり、またありがたいお話もあり、楽しい土曜日になりそうな予感。
また改めて、ブログでご報告しますね。


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一歩一歩進むということ。

151020atopi_maruzen_poster.jpg10/28(水)発売の著書『アトピーの夫と暮らしています』
(PHP研究所)
の刊行を記念して、MARUZEN名古屋本店
6階イベントスペースにて、トークショー&サイン会が開催されますが
その告知用ポスターが出来上がってきました。

とっても可愛らしく仕上がっていて、気分が盛り上がっております―。
週明けには貼りだされるそうですので、見に行かなくちゃ!




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PEACE CARD名古屋展はじまりました。

151010_MG_8719web2a.jpg151010_MG_8688web2.jpgこのblog(日記)は、あえて時間差でお送りしております。
昨日までまったりPEACE CARD東京展について書いていましたが
気付けば、昨日10/10(土)で東京展は終了して
9日(金)より名古屋展がはじまっております。

今年もうっかりするうちに始まってしまったので
ポストカード持参でお邪魔して来ました。
東京展の原画展に出展していたとお話すると
オットを見て
「あ、ヒョウ柄兄弟で写真載ってた方ですね!FBで見ました!」
というところから、話が盛り上がり。。。

名古屋会場のお店Marbleさんも素敵です。
写真家のオット曰く、写真をやる人の間では有名なんだそうです。

◎10月9日(金)〜13日(火) 11:00〜 20:00
〒460−0011 名古屋市中区大須2−13−22Marble
『PEACE CARD 2015 NAGOYA展』〜ドコマデモー ハッピー 2015!〜
TEL 052-222-7338
http://marble-photo.com
名古屋展詳細 
https://www.facebook.com/PeaceCardNagoya10?fref=ts

時間はさかのぼって、ランチは中日ビル・サンモリッツにて。
知らなかったんですが、このお店も鉄板ナポリタンが有名なんですね。
懐かしい赤いウィンナが載っていて、見た目もカワイイ。

お友達の女流仏像イラストレーター・田中ひろみさんが来名されていて
リクエストに応えて、お店を探したら、待ち合わせの中日ビル内にあって
とっても楽ちんなランチタイムとなりました。
パスタも美味しかったけど、ランチセットのオムライスもなぜかピリ辛で
結構はまる美味しさでした。いいかも、サンモリッツ。

ダイエットしなくちゃなのに、しっかりデザートまで食べてしまいました。
何故にダイエットが必要かと言うと。。。は、続きに書くことにして。

PEACE CARD名古屋展会場のある大須は、ちょうど大須大道町人祭が開催中で
ふらりと通りかかったら、ちょうど花魁道中が始まるところに居合わせ
前にこんなことがあったなー。
ふらふら歩いていたら、目の前を武将隊が通り過ぎたっけ。。。と
相変わらず、なんて引きがいいのだと自分たちで感心してしまいました。

151010_MG_8719web2b.jpg
PEACE CARD名古屋展で、すっかり話し込んで、気付いたら
とっぷり日が暮れていました。
リニューアルオープンした大須演芸場、素敵になってて
なんか、感慨深い。。。
そういえば、世楽師匠の真打昇進披露の寄席にお邪魔したのは
もう2年も前なのかぁ。。。しんみり。


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東京3日目 -2015.Oct.- 打合せ・編集さんとの関係について。

151006_MG_0753web.jpg6日火曜日は、MAYA2、PEACE CARD展2日目。

11時半から15時半までお当番。
お当番3人とJさんとオット以外にも
常時数名お客様がいて、賑やかで楽しかった。

午後からは私の謎のお客様が美女と共に来て
ポストカードを山ほどお買い上げ下さった。

帰り際にさらに妙齢の美女が来てくれたが
写真撮り忘れ。

実は彼女は次に出版する2冊目の本の担当編集S女史。
近くのピザ屋で打合せ。
色々しゃべりまくり、宿題をもらって帰路に着く。
新幹線では、赤の入った原稿に目を落とす度に秒速で眠りに落ち
何度も目覚めては原稿に目をやり、そのたびに秒速で爆睡。
さすがに疲れたよね。

普段ほとんど人と会わず地味に生きているので
この3日間はお祭りみたいで楽しかった。
皆さま本当にありがとうございました。

MAYA2、PEACE CARD展は10日土曜日まで続きます。
楽しいワークショップなどもあるので
ぜひ脚を運んでみて下さいませ。
http://www.gallery-h-maya.com/schedule/14960/


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東京2日目 -2015.Oct.- PEACE CARD展Opening

151005_MG_0319web.jpg5日月曜日は、年末の展示や諸々の件で
午後イチで千駄ヶ谷のランドリーグラフィックスさんへ。

突然伺ったのに、すっかり長居していろいろお話する。

このあとMAYAさんに歩いて行きたいというと
こじまさんがわざわざ連れてってくださることになり
ガイド付きで千駄ヶ谷〜外苑前散歩気分。楽しかった。
こじまさんありがとうございました!
ランドリーグラフィックスのみなさんの温かさにうるうる。

MAYAさん到着後は、和田誠さんのフラッグを掲げて
反戦デモ・・・ではなく、展示のチラシ配り。
この滞在中、外苑前近辺をぐるぐる回っていた3日間でした。

オープニングパーティーは大盛況で、ご覧の大混雑。
素敵な方とたくさんお話できて楽しかった!

一番下の写真は、近くまで行くと必ず立ち寄るパワースポット。
ほんの少し登るだけなんだけど、空気が澄んでる気がして
心が清らかな感じになるのだ。


151005_MG_0587web2.jpgMAYA2、PEACE CARDオープニング。
レディシロウの双子の兄のメンズシロウに初めて会って
照れまくるヒヨコ。
偶然にもヒョウ柄兄弟の二人。
(ヒョウ柄兄弟って、なんだかピンから兄弟みたいだ。。。)

東京時代・絵本のワークショップでお世話になった
篠崎三朗先生と久しぶりの再会。
タッチなんか色々あったっていいんだよ。
好きなことを一杯やりなさいと、温かい言葉を頂きうるうる。

オットは山本祐司さんに似顔絵を描いてもらう。
山本さんお手製のスモークチーズ、美味しかった!
沖縄のオリオンビールも美味しくて、この東京滞在中は珍しく
すごくたくさんビールを飲んだ。

そして大混雑のギャラリー内。楽しかった!
これだけ賑やかなオープニングに参加したことはなかなかないので
ホントお祭り気分。

東京はやっぱりやさしい。。。
なんて言うと、ええ?って言われてしまいそうだけれど
私にとっては、東京はいつもやさしく出迎えてくれる場所なのだ。
たった3日間の滞在でも、ちゃんと自分には居場所があるって思わせてくれる大切なところ。

(写真:宮田雄平(下左2枚以外))


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No War!

150817_nara_original.jpg国際的な現代美術家、奈良美智さんは、2014年末に戦争をテーマにした画集「NO WAR!」(美術出版社)を上梓され、今回こんなインタビューに答えています。

奈良美智さんが「NO WAR!」という画集を出した理由【戦後70年】
投稿日: 2015年08月14日 13時10分 JST 更新: 2015年08月15日 23時55分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/13/yoshitomo-nara-no-war_n_7985930.html
【戦後70年】奈良美智さんがドイツで驚いた「敗戦国の歴史認識」
投稿日: 2015年08月15日 18時33分 JST 更新: 2015年08月16日 10時31分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/15/yoshitomo-nara-no-war2_n_7991432.html

ベルリンの壁が壊されてから、国会議事堂をガラスで作り、中にはユダヤ人の作ったアート作品をたくさん陳列して、私たちは忘れていません、ということをずっと伝え続けているドイツ。

そんなドイツは戦後ものすごい勢いで経済発展し、現在は近隣国から一番信頼される国となっています。最近でも、経済破たんしたギリシャを支援したり、ドイツはヨーロッパの実質的なリーダーとしての地位を確立しています。また、一般の国民の歴史や戦争に対する意識もとても高いそうです。

片や日本はどうでしょうか。アジアのほとんどの国からは信頼を集める日本も、一番近い国とは、信頼関係を築けていません。アジアのリーダーとなるには程遠いです。また、一般の国民はおそらく、普段から歴史や戦争について議論したり語ったりと言う機会はほとんどない、と言うのが実情です。

若いころから戦争を意識してきた奈良さんが、戦争の「からくり」に気づいたとき、大きなショックを受けたと言います。
「日本の経済復興っていうのは他の国で戦争があったからだったんだなって。朝鮮戦争やベトナム戦争のおかげ。大戦後のアメリカの繁栄と日本の経済復興は二人三脚だったんだよね。」
「心ある人たちは反戦歌を歌い、心ない人っていうのは、お金儲けるために大きな戦争を起こしたり、武器を作ったりしているんですね。」

「東京タワーって、鉄でできてるんですが、朝鮮戦争でスクラップになったアメリカ軍の戦車が使われてるんです。」
ってのも相当ショックですよね。

その大きなショックって、最近では、原発事故で
「国が言ってることと、やっていることが違う状況があったっていうのが、後からどんどんわかってきた。もともと不信感はあったんだけど、自分たち国民は政府の駒であるような感じとか、すごくないがしろにされてる感じを覚えた。」
多くの国民が感じたことと同じなのでは、と思いました。
東北の大震災や原発事故以降の流れ、原発再稼働とか安保関連法案とか、そうした世の中の流れを見ている時に、「ちょっと待てよ」と思って。このままだと、おかしくなっちゃうんじゃないかと不安をすごく覚えた。今まではわかってくれる人にだけ、わかってもらえばいいやと思ってて、自分が描いてきたものを、今だったら自信を持って人前に、「僕はこういうことを考えてきたんだよ」っていうふうに出してもいいんじゃないか、いや、出すべきなんじゃないかって思ったのがきっかけなんです。
            


昨年もカードで参加したPEACE CARD展、今年は東京展の原画展に参加します。

原画と同じポストカードを購入することが出来ます。
今年のテーマは「わたしたちはもう戦争をしません」です。
昨年以上に緊迫した状況の中で選ばれたテーマです。

よかったら、会場に脚を運んでいただけるとうれしいです。
また、PEACE CARD展は、カードで誰でも参加できるので、よかったらぜひ
「わたしたちはもう戦争をしません」
と言う想いを、カードに託して、参加してみてくださいませ。

会期 : 10月5(月)〜10(土)
会場 : MAYA2 東京都港区北青山2丁目10−26

展示テーマ「わたしたちはもう戦争をしません」

詳細はまた追って載せます。


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何だかいい日♪〜美濃忠のごっさま〜

150714_MG_0514web2.jpgこの日の日記にも書きましたが、私、美濃忠のお菓子が大好きなんです。先日展示が終わった新美南吉記念館さまに、とってもお世話になったので、お礼のお菓子を送ることにしたのですが、お礼状などほかに入れたいものもあったので、先日栄三越まで、美濃忠のお菓子を買いに行って、持ち帰ったんです。
IMG_9303.JPG
で、こうしてお便りを書き、下手くそながら、自分で美濃忠の紙袋を加工して梱包して、コンビニに出しに行ったら「お菓子でしたら、クールか冷蔵の方がいいのでは?」と言われました。
確かに、その日はとんでもなく暑い日でしたが、いい和菓子って、冷蔵庫に入れちゃいけないんじゃなかったっけ?んでも確かに暑い車内に置かれるのは心配です。。。

どちらにしろ、そのコンビニでは冷蔵は扱ってないとのことなので、ヤマトに直接持ち込むことにしました。ちょうど出かけるところだったので、伏見から丸の内あたりのヤマトに行くことにしたんですが、道に迷ってしまい、ウロウロするうちに、美濃忠の本店の近くまで来ていました。

「せっかくだから、冷蔵か常温か聞いてくるー」と言って、美濃忠の格式あるお店に入って行きました。そしたら、お店の方によると「常温で大丈夫です」とのこと。私の梱包を見て「まぁ、どうやって包んだんですか?キレイに出来てるー」と褒めて下さった上で、もう一重包んだ方がいいですね、と言って、こんな風にキレイに包んで、いろんなシールも貼って下さり。。。なんて親切!

その足ですぐ近くにあったヤマト(んでもすごくわかりづらい。。。)に行くと、美濃忠御用達の店舗だったらしく、持ち込んだのを不思議がられましたが、事情を話して、みんなでほっこり。

これ、名古屋のかなり都心での話なんですけどね、何か田舎の人たちみたいな温かさがあるでしょ。うちの近所も割と都会なんですが、郵便局の人とかすっごく親切で、そういうところはいいよね、とよく話すのです。


              


さて、美濃忠と言えば「ごっさま」というお饅頭が有名ですが、何とエグザイルのメンバーの誰か(ごめんなさい、失念)の大好物で、名古屋に来ると数百個単位で買って行くんだそう!すごいねぇ。

餡子から作ってるのはうちだけなんですよ、と誇らしげなお店の方の言葉を聴くと、何だか私まで誇らしい気もちになるのでした。


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「老若男女世界文学選集8-宇宙の眼-を描く」終了しました(gallery dazzle・北青山)

150617utyuu_hina1web.jpg北青山(外苑前)のギャラリーDAZZLEで開催されていた「宇宙の眼-を描く」無事終了いたしました。展示会場の写真はコチラで見られます。悪天候の中、脚を運んでくださった方、気にかけて下さった方、ありがとうございました。

この展示は「宇宙の眼」と言う作品の装幀を制作すると言うものでした。その内容はと言いますと、ある事故をきっかけに、8人の男女が奇妙な世界に迷い込みます。その世界は非常に不気味で恐ろしい世界で、表紙(表1)の8人の男女と1人の女性(彼女は事故には遭遇していませんが、奇妙な世界には登場)は、何を考えているかわからない、不気味な表情を浮かべています。

ひっくり返して裏表紙(表4)、一瞬「なんだ、表紙と同じか」と思ってしまいそうですが、よく見るとどこかが違います。実は、この物語の中である「鍵」を握る人物は、裏表紙ではニヤリと笑っているのです。そのことに気づくと、結構怖いかもです。表1側だけに描かれたネコは、帯を取ると現れる、可愛らしい仕掛けになっています。作中で一番散々な目に遭うネコちゃん、愛を込めて描きました。
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150617utyuu_hina2web.jpg帯を付けるとこんな感じ。帯の文言も自分が考えました。「観測台の事故に巻き込まれた8人の男女が迷い込んだ世界とは?」と言うフレーズはオリジナルで、下敷きのようにグレイで書かれているセリフは、物語の中で主人公と妻のもので気になったものをチョイス。
妻「わたしたちが生きていけるか、という問題。答えはノーだわ。いいえ、それよりずっと悪いかも」
主人公「ただ、ここにすわって待っているより、どんなにいいかわからない。この世界は終わらせなければならないんだよ」

なお、コチラの素敵な装幀は、マルプデザイン宮崎萌美さんが担当してくださいました。


     


今回のこの展示、終わってみればあっという間でしたが、やはり長丁場でした。普段参加する展示は、まずテーマだけは与えられて、搬入日までに各自自由に描いて搬入する、と言う感じ。人によっては、制作に何か月もかける人もいるのでしょうが、私は割とギリギリに仕上げるタイプで、だから展示(グループ展)にかける時間は、長くて1か月と言うところでしょうか。しかしこの展示は、4月のワークショップに始まり、5月に2回目ワークショップ、その後ペアを組むデザイナーさんが決定し、5月末に面談(もしくはスカイプ)で方向性を決定し、6月初めに制作。やっぱり長いですよね。

でもこうして、一つの作品を向き合うことが出来たのは、とてもいい経験になりました。特に文藝の場合は、作品を味わってこそよい装画が描けるというのも実感しましたから。人物を全員描くというのもよい経験で、いつもなら、興味のない人物はすっ飛ばして描いちゃってたと思うので。でもその気乗りしなかった人物が意外とうまく描けたりして。そんな発見があったのも楽しかったです。

今回はたまたま、私は登場人物を全員使っていただけましたが、たとえ使われなくても描いてみるのは大事だということもよくわかりました。ある大御所の言葉で、物語を作るときには、リンゴの表だけでなく、見えない裏側まで考えて書かねばならない、というのがあるそうですが、イラストも同じで、たとえ人前に見せることが無くても、そこまで考えている伸びしろのある絵と言うのは、やはり強いのかな、と思ったり。

私も今回、上半身しか使われておりませんが、実は全身描いていて、各登場人物の服装までしっかり描きこんでいます。時代背景や各自の性格などを盛り込みつつ、全身を描くのはとても楽しい作業でした。→全身画像はコチラ■

実際の仕事の場合、制作時間がタイトな中で、そこまで作りこむのは大変なことではありますが、できるだけ心がけていこうと思いました。そういえば、魅力的なイラストレーションはリンゴ1つ描いても魅力的だ、というのも、上記とは別のある大御所の言葉でした。大御所はリンゴにたとえるのが好きなのか?
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150709dear_mariko_web.jpgおまけ。
最後に、お世話になったオーナー、村松さんへの感謝を込めて、みんなで特製本を作ってお渡ししました。会場ではこんな風に見ることが出来たそうですが、これを制作したのは、会期真っ最中で、私は搬出にも行けなかったので、手に取ってみることは出来ませんでした。みんなどんなの描いたのかなー。見られなくて残念。
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左のは私から。全然お礼になっていませんが(笑)、宮崎さんからは、すごく特徴をつかんでると褒められました。ほほほ。写真を見る限り、喜んでくださったようで、よかったよかった。

最後に、冊子に載せた私の感想をコチラにも記して終わります。

私は、この作品は、ファシズム的なものへの警告だと捉えました。たとえどんな思想の持ち主だとしても、一人の人物の思想に世界が染められてしまうことが、どれほど恐ろしいか。また、何を描いても児童書的になってしまう私の絵の中に、グロテスクさ、怖さがあると言っていただいたのがとてもうれしく、ふんわりと可愛らしい中に、この作品の持つじんわりとした恐ろしさ、不気味さを表現できれば、と思いながら描きました。これを機に、もう少し絵の中に毒を忍ばせられたらいいな、と思います。

マルプ日報 2015年7月13日 -宮崎萌美
宇宙の眼を描く〜閉幕〜
http://malpu.com/nippou/2015/07/nippoui7697.php

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「老若男女世界文学選集8-宇宙の眼-を描く」オープニングトーク(gallery dazzle・北青山)

すっかり間が空いてしまいましたが、6/30(火)は、DAZZLEさんでの展示初日で、ギャラリートークに大勢の方がお越しくださり、熱気むんむんな中、デザイン担当のマルプデザイン宮崎さんと一緒にトークしました。
150630_8097_o.jpg
今回のワークショップでプレゼンの大切さを痛感していたので、結構落ち着いて話せたかな、笑いも取れてよかったです。私の絵はいつもと何も変わってないのですが、何かが違う、と言う感じで、おおむね好評いただいてるようです。

IMG_9239.JPG今までにも何度も書いて来ているので、少々しつこいですが、この展示の概要はと言いますと、DAZZLEさんで毎年開催されている「老若男女世界文学選集」と言う展示の第8回目でして、「老若男女世界文学選集」というのは、オーナーの村松さんが選んだ本を一冊読んで、イラストレーターとデザイナーが組んで装幀を作り上げると言うもの。

左の画像は展示を見に行くともれなくもらえる冊子。ここで「イラストレーター」と「デザイナー」ってどう違うの?と言う方もいるかもなので、一応説明すると、イラストレーターと言うのは、中身の素材「イラスト(絵、図解)」を制作する人で、デザイナーと言うのは、それ以外の文字の形やバランス、イラストの配置、色合いの調整など、全体をまとめる人なんです。ブックデザイン(装幀)は、絵も大事ですが、やはりそれ以上にデザインは重要です。デザインによって絵の魅力が増したり、購読意欲をそそられ、誘導される、と言うチカラがあるので。

話がそれましたが、今回の作品は「宇宙の眼」。あのSF映画の金字塔「ブレードランナー」の原作者の隠れた名作で、コッテコテのSFです。ハッキリ言って私の絵と合うわけがない!と思いましたが、ここにも記した2回のワークショップを通じて、何とか行けるかも?と言うところまで、持って行くことが出来ました。

今回の展示はいつもとは趣向が違って、原画以外に、制作した装幀のカバーをかけた文庫本が置いてあります。いわゆる表紙を「表1」裏表紙を「表4」と呼びますが、全員の本が、表4まできっちり作り込んでありますので、ぜひ手に取ってご覧くださいね。帯も外してみてください。また、今回の原画は上が「挿画(中の挿絵)」で、下が「装画(カバーイラスト)用の絵」なのですが、挿絵が該当ページに挟みこんでありますので、そちらもぜひ。

私のは、表1と表4では、ほんのちょっとだけ変えてあります。原作をお読みの方は、ご覧になると、どこが違うか、ピンとくるかもしれません。また、挿絵と原画とでは、少しだけ違うところがあります。イラストの一部が寂しかったので、PCでテクスチャを入れています。


              


20150701_c.jpgお陰様でトークは大盛況。お越しくださったみなさま、本当にありがとうございました!せっかくなので、オープニングトークで話したことを少し。私は今回の展示で、デザイナーさんに未知の自分をひきだして欲しいと言う想いがあったので、宮崎さんとの打ち合わせで最初に「今まで通りの陽菜さんのイメージで行きますか?それとも、今までとは全く違うイメージで行きますか?」と聞かれて、迷わず「今までとは違うイメージで」と答えました。

すると宮崎さんからは「人形ってかわいいですけど、同時に怖さもありますよね。そういう怖さを表現したい」という提案がありました。なるほど!この物語を読むと、現実と言うのが一体どこまで「本当の現実」なのか、もしかしたら自分だけの都合のいい現実を作り上げているのではないかと言うような疑いが頭をもたげてきます。そう言った現実と虚構を表現するのに「人形のような人間」と言うイメージはしっくりくるように思いました。

また、宮崎さんとのやり取りで心がけたのは、今回のメンバーで、間違いなく私は最年長だったのですが、恐らく仕事歴も長い方なのではないかと感じたので、そのあたりも恥ずかしくないように、キチンとプロの仕事を見せたいと思ったのでした。そこも懇親会で、宮崎さんから「提案した時に、迷わず『やります』と返答が返って来たことは、とてもありがたかった。イラストの切り抜きまで完璧に仕上げてくれて助かった」と言っていただき、ホッとしました。いろんな意味で「また一緒に仕事がしたい」と思っていただくことは、とても大切だと思うので。


              


20150701_h.jpgトークの後は懇親会。図書設計協会のM先生も来て下さって、いろいろお話し下さり、たくさんの気づきがあった一日。「常に疑いを持ちつつ」精進して行きたいと思います。そして、さらけ出すことを恐れてはいけないんだな、と言うことも感じました。また、ここに書いた展示メンバーの方から「すでに強い世界観持ってるのに、変えてきたのがすごい」と褒めていただき。。。やったぜ!


「老若男女世界文学選集8-宇宙の眼-を描く」
7/12(日)まで開催中(2週間)。宜しければ、足をお運びくださいませ。銀座線外苑前から徒歩3分くらいの場所です。

2015年06月30日(火)〜 2015年07月12日(日)
12:00〜19:00 (最終日17:00まで)

Gallery DAZZLE(銀座線・外苑前駅すぐ)
map http://gallery-dazzle.com/about/

詳細:http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/flyer/eid124.html
ワークショップの記録・一回目の様子二回目の様子

マルプ日報 「宇宙の眼を描く〜オープニング〜」(2015年7月 1日 -李生美)
http://malpu.com/nippou/2015/07/nippoui7674.php


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