こまどりプレート完成 〜金焼成の苦労〜

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最後に駆け足で焼成を行っているチャイナの作品ですが、これもまた、ずっと完成させたくて、ウズウズしていたもの。

2004年秋の展示会に出すクリスマス作品として作り始めて、大きすぎる事と、完成させる事が出来なかった事で、結局は、出すのを断念したのですが、描き始めたのは2003年、「バードイヤー」と決めて、鳥ばかりを描いていた年。クリスマスの鳥って何だろう?と調べた結果、「コマドリ」(クックロビン)が欧米では、よくモチーフに使われている事を知ったのでした。2003年12月の記事に、これはほぼ完成に近い形で登場しているのですが、その後、グリーンに染めた部分にエナメルでレリーフを施して、さらに金彩を乗せるという、とっても手の込んだ事をして、ようやく完成。(周りのヒイラギです。わかるかな?)

さて、少し専門的なお話になりますが・・・


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さくらのうつわ

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051227sakura2.jpgこれはもう、いつ作り始めたのかよく覚えていませんのです。

多分2004年の春。「さくらブログ」と言うイベントに触発されて、ものすごーく、桜餅を食べる器が欲しくなったのですが、売っている桜の食器には気に入るものがなく、「よーし、それならば、作ってしまおう!」と気合いを入れて描き始めたのはいいのですが、どうもイマイチで、またもや結局、そのまま放置。

これ、絶対絵入れないままの方が使えたよなぁ、と思いつつ、1年以上が経過。白生地(白磁)の手作りっぽい雰囲気が気に入ってるので、ぜひ使いたい。というわけで、手を加えてみました。どうでしょう。まぁ一応、見られるようになったのではないか、と自分では思っていますが。








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2年越しの「地中海の庭」

051224herend1.jpg051224herend2.jpg昨年2004年の秋の展示会のために描き始めた、ヘレンドの「地中海の庭」。オリエンタルなモチーフが得意なヘレンドの中では、珍しくアシンメトリーな構成の伸びやかなヨーロピアンスタイル。

最初は、トリオ(カップ&ソーサー&ケーキ皿)で作り始めたのですが、カップ&ソーサーのみを「カップのコーナー」に展示することが決まり、他の作品作りに追われるうちに、ケーキ皿はそのまま作成途中のまま、捨て置かれることに。お皿のウラを見ると、描き始めは2003年10月となっています。そのときに一度目の焼成をして、2004年秋頃に再び途中まで手を入れ、焼かないままに、一年が経過。

展示会で、生も根も尽き果てたのでしょうか。その後、他に始めた事もあり、自宅に窯があるから、いつでも焼けると言うのをいいことに、お教室をお休みして、そのまま、この一年、一つの作品も仕上げることもなかったのです。

そして、こちらにも少し書いていますが、最近、ある事情から、窯を手放すことを決めました。新しい持ち主は、チャイナではなく、ジュエリーデザインを手がけている方。この窯から、どのような美しい作品が飛び出して行くのか、楽しみにしつつ、窯の動作テストを兼ねて、未完成の作品を仕上げたら、年明けにはこの窯は、わたしの元を巣立って、お嫁に行きます。

本当に、本当に最後まできれいに焼いてくれて、どうもありがとう。チャイナペイントの焼成はとても繊細で、艶が命なのです。ツヤツヤに焼けてくれると、拙い絵でも、何割かうまく見せてくれるほど。そのためには、湿気や温度の調整など、いろいろ課題があるのです。

もっともっと使いこなしてあげたかったなぁ。本当に残念。この窯には、とても思い入れがあるだけに、感慨深いものがあるのです。しばらく、最後に作成した作品が続きます。 →「窯について」


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人には大した事無いけど、自分にとっては大事な宣言をしてみる

先日、身近な人から「それにしても、いろいろやってるよね。私だったら、モノ書くならそれだけに絞るけどね」と突然言われた。私がいつも同時に二つのことをするのには慣れているけど、さすがに今は、それはまずいと思ったのかもしれない。「ひとつに絞った方がいいものが書けるんじゃないの?」その通りかもしれないし、その通りじゃないかもしれない。 別のある方からは「やっていることが相乗効果を生み出すこともあるから、いろいろ同時にするのは、悪いことじゃないと思う」と言われたのだった。

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ひよこワールド?

最近よく、わたしのかくものには「独特の世界観がある」といわれる。ひよこにしても小説にしても。自分では自分の世界ってどんなものなのかよくわからないのだけど、そう言われると素直にうれしい。

それにしても先生はすごい。絶対にここだけは人前で読んでくれるな、と切なる思いで講評を受けていると、見事にそこを引用してくださる。多分先生には、私が自分でも気づいていなかったり、隠そうとしている内面も、全部お見通しなのだろうなぁ。考えてみれば恐ろしいことだし、「うわあぁぁぁぁぁぁぁっっっっ」と穴があったら入りたいような気分なのだけど、なんだか慣れて来ると、それが快感に思えて来る、かも。


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200枚書きますと宣言したよね

このタイトル、わかる人にはわかるけど、わからない人には、全然わからないもの。

日曜日、待ち合わせまで時間があったので、コーヒーショップで時間をつぶすために、改めて自分の書いたものを読み返していたのでした。いやぁ、もう赤面でした。印刷されたものって、全然違って読めるのね。あああ、なんだこれ、クサい!クサ過ぎです!!いろいろ書き込むうちに、真っ赤っかになっちゃったし。どうにもこうにも私は、冬は参加できないので、春までに大幅にまた書き直そう、と、一時は前向きになったものの

ふと思った。私が本当に書きたいものって、これじゃないんだなって。今書いてるものにも、本当に書きたい事がちょっとだけ出て来て、読み返す時も、そこを読む時は正直、かなり辛かった。本当に「痛い事」って、書くのにすごく勇気がいる。

土曜日に、すごい経験をされているステキな女性と話してて、その方の醸し出すオーラに誘い込まれるように、いろんな話をしてしまったら、講師のY氏が横から「意外と苦労してるんだね」と驚いていた。そうなのですよ、意外でしょ? それを一度吐き出してしまわない限りは、本当の意味で、先には進めないような気がする。


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色鉛筆

先週から昨日にかけて、色鉛筆と格闘していた。 色鉛筆で絵を描くのって、もう何年ぶりだろう? 高校生の頃に揃えたものや、その後買い足したものを合わせると、100色近い色がそろっていて、当時と同じように使えるのが色鉛筆の素敵なところ。ここ数年、使っていた画材と言えば、主に透明水彩。それから、アクリル絵の具、顔料にクローブオイル。あとはマーカー類。久しぶりの色鉛筆。軽く考えていたら、結構難しかった(汗)しばらくはまって、いろいろ描いてしまいそう☆


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窯のゆくえ

いろいろと、うれしいことが続いて、忙しいのもうれしい悲鳴、という毎日なのだけど、うれしくない忙しさというのもあって、12月中に引っ越しを決めている私は、自分がため込んだ荷物の多さに、ため息をつく毎日なのだ。

我が家には、陶芸用の窯があって、それが引っ越しに、ものすごい邪魔になっている。¥30万以上も出して買ったもので、まだまだ使えるので、捨ててしまうのももったいないと、方々声をかけたのだが、私の窯は大きく、工事も電気料金の変更も必要なので、東京の住宅事情ではなかなか引き取り手がなく、仕方なく以前住んでいた関西の友人に電話をした。

送料だけ持ってもらえれば、代金はいらないので、なんて、これは父の形見のようなものなので、本当に申し訳ないのだけど、どうしようもないのだった。母が「捨て魔」のお陰で「そんなもの、邪魔だから処分しなさい!」とキッパリ言ってくれたお陰で、踏ん切りがついたのだった。

街で、すれ違い様に、若い女性が「12月ってあっという間だよね。気づくともう20日になってる」などと、恐ろしいことを言っていた。とりあえず、ジムを11月で退会してきた。これで12月は仕事と引っ越しに専念できる。


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久しぶりのアナログ画

頼まれて、今まで描いたことのないものを描いている。これがお仕事に結びつくかどうかは、まだ未定なんだけど、とりあえず頑張らねば。今まで描いた事がない=私の得意なものではない ということで、描いてても、イマイチ自信がない。

今日思い出したんだけど、私は長い間筆を持たないでいると、 いつのまにか、すごくストレスをため込んでしまうのだった。以前は、イライラしていると、家族から「最近、絵描いてないんじゃないの?描いたら?」と、催促されたりしたものだ。植物画は私の精神安定剤だったのだな、忘れてたけど(^^;

それなのに、ひよこをデジタルで描いてるから、それでストレスが解消できてると思っていた。実際久しぶりに筆を持つと、この充実感は何?先日、TAGAWAさんと、水彩画について話をして、サイトにお邪魔して感動して「時代に逆行するイラストレーター」と言うコピーが、すごく気に入ったのだけど、私もここはひとつ、アナログの世界に、立ち返ってみようかな。


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昨日言われたことと雑感

飲んでいると、私はとても頭がゆるくなる。よっぽど激しく酔わない限り、記憶を失うことはないので、言われたことなどはきちんと覚えているのだけど、思考能力がゼロになるのだ。

N先生からは「文章、よくなったよ。以前はもっと弱いと言うか、センチメンタル過ぎたけど、今回は固いと言うか、固いと言う言い方はよくないけど、しっかりしてきました」と、文章についてはお褒めいただいたのだ。

それで、今日、気づいたのだけど、今の自分のことを、短いものにして書いてみようと考えていて、どうも自分のことに近くなるほど、感傷的になるので、文体もベタベタのセンチメンタルになってしまうようだ。

あと、実生活と今回の作品の状況がやや似ているので「書いてると、生活にもそれが出ちゃったりするんだよなぁ」と、苦笑されてしまった。これはちょっと怖い(笑)

仲間の一人からは「もっと、血反吐を吐くくらい苦しんで何か書いてよ。私はあなたのそう言う作品が読みたい!!」と言われてしまった。確かに私に足りないのは、そう言う部分なのかもしれない。


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