決断の日

今日は、とても大きな決断をした。
とはいっても、少し前から考えていて
それを、今日実行しただけなのだけど。

去年の6月からOpenしていたお店を閉じることになった。
理由はいろいろあるけれど、時間がなさ過ぎて、無理をしすぎて、
体力も、気力すらも奪われていった結果、だと思う。

最近お休みしてから、キットの商品を出そうとか、
リングとおそろいで作ろうかとか、あれこれ考えても
でも、どうしてもビーズに触れる気が起こらない。

お休みしてる間に、お友達にプレゼントするために、いくつか作った。
お金を頂くためではなく、ただお友達の喜ぶ顔が見たくて・・・
それだけを思って作るビーズは楽しかった。

思えば、去年の今頃は、お店に出す商品のデザインを、必死に考えていたっけ。
あの頃から、無理は始まっていたのかもしれない。
やりだすと止まらない性格上、ついつい時間を忘れて
深夜まで作り続けたり・・・そういう無理も限界に来ていたんだと思う。

それでも、とても貴重な経験をしたと思う。
見知らぬ人にモノを買っていただくと言うことは、
甘いものではないと言うことも、思い知ったし
それに、温かい言葉を頂いたり、素敵な巡り会いもあった。

この10ヶ月、このお店に情熱を傾けてきて、頑張ってきて
本当に良かったと思う。
そして、たくさんの方に感謝してもし足りない気持ちでいっぱいだ。

お買い上げくださったお客様はもちろん
リンクしてくださった方々
カートの設置に協力してくださったPさん
かわいい素材を提供してくださった素材屋さん
本当に本当にありがとう。
お世話になりました。
これからも、別の形で頑張っていきます。


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おぢさんキラー

今日は自治会の総会であった。
去年も確かに出たはずなのに、ただ出席するだけなのと、自分たちが主催するのとでは、こんなに違うものなのかと驚いた。
司会が「議長の選出をいかがいたしましょうか」と半ば形式的に尋ねる。するとどこからともなく「司会一任!」と叫ぶ声が聞こえてくる。ようするに「やらせ」なのだけど、こういうことが必要なのだな、おもしろいな、と思った。

来賓の挨拶、会長の行事の報告の後は、ついにわたしのこの一年の総決算、会計報告であった。そのために、昨日何度も何度もシミュレーションをしたのであった。その旨を会長と相談役に話すと「あなたは用意周到だねぇ」と感心された。
なにしろ、わたしはとてもあがり症なのだ。ただでさえそうなのだから、少しでも準備しておかないと、心もとない状態では、ますますパニクってしまいそうなのだった。

結果は、ありがたいことに、非常にうまくいったらしい。
会長にも相談役にも100点満点をいただいて、総会終了後は、3人で思わず握手してしまった。先日の監査役の方たちからも、お褒めの言葉を頂戴した。それはいいのだが・・・
「こんな若くて有能な人材はなかなかいないから、今後もずっと会計として頑張って欲しい」
などと言い出すおじいさまもいて・・・勘弁しちくれ〜〜〜〜、という感じなのであった。

こんな地方都市の中の、小さな自治会の中で認められたからって、大したことではないかもしれないけど、それでも、やり遂げた!って感じで、とっても気持ち良かった。総会終了後の懇親会で、任期の終わった班長さんのおぢさまたち数人から
「もうこれでぴぴさんに会えないと思うと、班長終わるのが寂しい」
と言われた。
「ぴぴさん、家から一歩も出ないんじゃないの?道で会ったことないよね?」
「どこに買い物に行ってるの?いつもYスーパーに行っても会わないよね?」
などと言われ、うれしいような、ちょっと怖いような、複雑な気分であった(爆)。さすが、おぢさんキラーだけあるわ、わたし( ̄ー ̄;

これからも、おぢさんたちのアイドルとして、この町に君臨し続けようと思ったのであった。(おいおい、なんか違うぞ(笑))


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鎌倉でえと♪

「thanks!」のjulianさんと、鎌倉でお会いしてまいりました。
現在は福岡にお住まいのjulianさんが、帰省のついでに
お声を掛けてくださって、実現した初顔合わせ。
お会いした瞬間から話が弾んで、ずっとずっと
しゃべり続けていました。

本当に、しゃべってるか食べてるかって感じで
口の休まる時間のなかったわたしたち(* ̄m ̄)ぷぷっ

一応、お花見の時期なので、お寺も一件くらいは散策しようね!(笑)
と言っていたのですが、思っていたより桜も咲いていて
東慶寺と建長寺を見てきました。
桜以外に、花桃、木蓮、こぶし、椿、みつまた・・・
春の花がだんだん咲いてきていました。
そして今日の関東地方は、最高気温17度と暖かく
最高の鎌倉散策の一日でした。

10時に横浜で待ち合わせて、10時半に北鎌倉着。
東慶寺を見て、11時にはランチにしていたわたしたち(爆)
有名な去耒庵(きょらいあん)のビーフシチューは絶品!
そして、そこでもかなりおしゃべりが弾んで
12時過ぎまではいたというのに、建長寺を見たあと
1時にはすでにお茶にしていたわたしたちって・・・(爆)
「歐林洞」は心も舌も胃袋も、優雅になれます(o^-^o)
そして、3時に小町通に向かい、いろんなお店を散策して、4時過ぎに甘味処へ(ぉぃぉぃ)
とっても盛りだくさんで楽しい一日でした。

julianさんは、思っていた通りの優しい方で
わたしの際限なく続くおしゃべりにも、閉口せず
また会いたいと言ってくださって、ありがたや〜〜〜という感じでした(笑)
わたしこそ、またぜひよろしくお願いします!

おいしいもの日記始めてみました。
どこかにリンクしておきます〜
(もしかしたら、明日の朝にならないと見られないかも?)
http://yapeus.com/users/sweetsroses/


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「エカテリーナ二世のセーブル磁器展」

Sweets and Rosesな一日(長文)

先日三越から「エカテリーナ二世のセーブル磁器展」の招待券が届いたので
大喜びで行って来ました。

セーブルと言うのは、フランスが誇る世界の2大磁器メーカーのひとつであります(もうひとつはドイツのマイセン)
マイセンとの大きな違いは、ほとんどが受注生産であること。
それゆえ、日本での知名度は、マイセンに比べると、
やや劣るかもしれませんが、遜色ない名窯であることには
変わりないのです。

エカテリーナ二世は、かのエルミタージュ美術館を作った人です。
わたしは池田理代子さんの描いた劇画に感銘を受けて、
トロワイヤの原作まで読んだくらい、彼女のファンだったりします。
彼女はロシアの女帝、しかも女性でありながら大帝と
評されることもあるくらいの名君でありながら、ロシア人ではなく
実はドイツ人なのです。しかも貧乏貴族の出であり、
決して美人でもなかったと言います。
そんな彼女が正式な帝位継承者である夫を蹴落とし、
自分が女帝の座に上り詰めたのは、まさに意志の力と言うほかないでしょう。
ポーランド分割とか、悪いこともやってますが
でもわたしは、彼女がとても好きです。

さて、肝心の磁器はというと、もうそれは素晴らしいものばかり。
軟質磁器というものを、初めて知りました。
最初ヨーロッパに磁器をもたらしたのは、中国であり
中国の磁器は、最初から現在と同じ硬質磁器でした。
でも、ヨーロッパでは、永年の苦労の末でも、硬質磁器を作ることは困難でした。
そうして作られたのが、軟質磁器で、これはコストがかかるのだけど
とても発色がよく、今の硬質磁器では到底出せないような
美しいトルコブルーなども、色鮮やかに出ていました。
当時磁器は、「白い宝石」と言われていたそうですが、人の手の作り出す、極限の美と技の世界。
これはまさに、ダイヤモンドに匹敵する美しさ、素晴らしさだと思いました。

その後、ふらふらとデパートを見ていると、クマのコーナーが目に留まりました。
実は、ネットのお友達に数人、クマの布教に勤めてる方たちがいて、
最初は「関係ないわ!」と思っていたわたしも、
最近、どうもするすると呼ばれてる感じなのです。
日本の現代のぬいぐるみ作家が作ったらしいクマちゃんに
かなりきておりました・・・やばいです。
一体¥8500とか¥11000とか、微妙に買えない値段ではないだけに
(でも高い)・・・困ったものです。
しかも、ハロッズにあったチーキーにも目が行ってしまいました。
最初は¥19000かぁ。さっきのと変わらんかも。と思っていたら、
その隣にある¥31000のに目が行くと、やっぱそっちのほうがかわいい。
しかも、その隣には、限定品まで!
ひいいいいいぃぃぃぃぃ(←限定品に超弱い奴)

とりあえず、作家さんの名前とサイトのURLのおおまかなのを
こっそりメモってきたので、検索しようと思っています。
デパートで買うより、ネットで買ったほうが、安いかもしれないし
ぷぷぷ

あああ。でもチーキー、かわゆいよなぁ・・・

ランチは三越の地下のダロワイヨ、お茶は6階のフォートナム&メイソンでしました。
ダロワイヨは、ケーキもグーなのですが、狭いので、ゆったりできないのが難点。
やっぱ銀座店のほうがいいなぁ。
結局疲れたのと、時間がなくて、銀座までは行けませんでした。
残念〜〜〜
アジアンカフェに行ってみたいのだな!


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恋愛中毒/山本文緒

とりあえず風邪なので、ゆっくり眠って本を読んでいた
先日からぽつぽつ読んでいた山本文緒の「恋愛中毒」
途中からぐいぐい引き込まれて、一気に読みきってしまった
読み終わったあとも、しばらく放心状態になっている

ストーカーと言う犯罪が犯罪として扱われるようになってまだ久しい
人を愛しすぎたゆえ、あるいはゆがんだ愛情ゆえの犯罪

けれどそれは何も特殊なことなんかではないのだ
誰でも自分がそうした罪を犯す危険を常に従えている
一皮向けば人間はみな同じ
弱くもろい部分を誰もが持ってると思う

一見異常な女性を描いてるかのようなこの作品が、
世間の女性たちからこんなに共感されたのも、そのせいなのだろう

人を愛するって、決して美しいばかりじゃない
愛する気持ちの裏には、いつもほんの少しの憎しみに似た気持ちが隠されてる

人はそこから生まれる罪悪感から、他人に優しくなれるのかもしれない


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「サイン」

映画の日なので、姉と一緒に見に行くことになった
見た映画は「サイン」
とってもよかった

わたしは特に神を信じてるわけではないけど
人生に起こることには、意味のないことなどなく
どんなに不可解なことも
どんなに辛いことも
きっと自分に何かを与えてくれる
きっと意味のある事だと思っている

人は、何かによって生かされ
何かをなすために生まれてくる

ほんの小さな出会いも
ふとしたときに「このためだったんだ」と
思えるときってあると思う

この映画を見て
そういう考え方のできる自分が
とても好きになった・・・

本当はわたしは、自分があまり好きではないんだけどね
でも最後に信じなくてはいけないのは
自分自身でしかないのだとも思った

だって自分を信じられない人間を
一体誰が信じてくれる?


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「国際陶磁器フェスティバル美濃’02」

岐阜県多治見市
JR中央線で30分程度のこの街は、
名古屋市内への十分な通勤圏にもかかわらず
市内に住んでる者にとっては、あまり縁のない街であった

名古屋で地下鉄沿線に住んでいると、
だいたいJRに乗ること自体が稀なのだ
そんなわけで、わたしがこの街を訪れるのは
多分初めてだと思う

さて、目指すは「セラミックパークMINO」
有名建築家が建てたと言う素晴らしい建物は
くぼみにできてるということで、
入り口の3階から、下へ順に降りていくようになっている
また、世界最高の耐震設計とかで、20億の壷もこれで安心、と
シャトルバスのボランティアガイドのおじさんが
鼻息荒く語っていた

わたしたちのやっている洋食器の絵付けとは
ちょっと(というかかなり)趣を別にしているけれど
とってもおもしろかった

二階の広場でテントが張られて、いろんなおみやげ物が売っていた
鬼まんじゅうというのがあるのだけど
わたしはつい最近まで名古屋名物だとは知らなかったのであるが
みんなおいしい、おいしいと競ってそれを買い、
わたしたちのグループで、店の商品を買い占めてしまった(爆)

そのあと名古屋に戻り、地下街で味噌煮込みうどんを食べた後
ノリタケミュージアムへ

実は3年ほど前にも一度訪れたのであるが
そのときよりずっときれいに、テーマパークのようになっていて驚いた
でも有料になってたのが「あら」という感じであった(笑)

相変わらずオールドノリタケの金彩の見事さに
ただただ、うっとりと眺める

昨日から、ぽってりしたふくろうや、猫の置物を見つけては
「ぴぴさんにそっくり」
とからかわれ通しのわたしであった(涙)

そのあと、みなさんは新幹線で東京へ
わたしは高島屋をふらふらしたあと、実家に戻った
母と姉と3人でお好み焼きを食べに行った
今日食べたお好み焼きは、今までで一番おいしかった!!

多治見市公式ホームページ Link


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磁器の森

今回の帰省の目的は、名古屋市郊外の瀬戸市という焼き物の町に、チャイナの先生の作品が展示されるというので、それを見に、教室のみんなで繰り出すことになったのであった

本日はわたし以外の皆さんは、新幹線で名古屋駅に到着。
藤が丘という地下鉄の駅で待ち合わせて、瀬戸にある陶磁資料館へと向かう。とても広大な庭園に囲まれた素敵な場所であった。

そこで、今の日本のポーセリンアート界を担う方々の作品を堪能。少し遅いお昼ご飯を食べて、次に向かったのが、愛知製陶という工場。ここで、愛知磁器ミュージアムというところを見学。でもその建物を見たときに
「どこがミュージアム?」
「ただの家じゃ?」
とみんな散々であった。しかも入館料¥500!!!なにぃ?

でもでも、どうしてどうして、入ってみると、そこはお宝の山。こんなところにこんなものが!!と見まごうほど・・・
ただいまのテーマはフランス革命の時代らしく、ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットを描いた食器が所狭しと並んでいた。でもねでもね、一個だけ言わせてもらうなら、もうちょっとお手入れしたほうが・・・だってホコリだらけなんだもん(涙)

そのあとは、お楽しみの白磁の購入。
すごい量の白磁で、選びたい放題・・・なんだけど、一個だけ言わせてもらうなら(またかい)もうちょっとお手入れしたほうが・・・だってホコリの量が半端じゃないんだもん(号泣)

わたしはマイセンスタイルのニワトリのポットと、変わった形のカップ二客、蓋付きカップ二客、小物入れ一個を購入・・・すんごくいい買い物したと思う。
でも、ニワトリのポットはみんなから、ちょっと不思議な目で見られたけど(爆)すんごくかわいいと思うんだけどなぁ。蓋になぜか犬が乗ってるあたりが特に(笑)
デジカメを持ってた方が、ニワトリのポットの絵付けしたものを、写真に撮ってくださった(どうもありがとう・・・うるうる)これを参考に頑張ろう!と決意

ここからタクシーで、名鉄瀬戸線の駅に向かい、そこで泊まりの人と日帰りの人は解散。泊まりの人は明日の目的の岐阜県の多治見に向かい、日帰りの人とわたしは地下鉄の駅を目指す。

なかなかハードな一日だったけど、すごく楽しかった。明日は朝から多治見なので、早く眠ることにした。


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ラッピング教室修了♪

今日は全部で4回の、ラッピング講習会の最後の日だった
とはいっても、講習会は月に一回、午前中に初級、
午後から中級(3種類を順番に)があって
初級だけは最初に受けないといけないんだけど、
中級は3種類のうちどれから受けてもいいので、
毎回修了した人が出たりもする

で、終了証も発行してもらえて、
みんなの前で名前を呼ばれて「ぱちぱち」って
されるんだけど・・・

お店の手違いで、わたしの修了書はまだできてなかったのだ(涙)
すぐに郵送してもらえるということだけど
「ぱちぱち」をちょっと楽しみにしてたので(爆)
少しだけ残念・・・

中級は1〜3まであって、今日は1だった
1が一番簡単そうに思ってたら、実は一番難しかった(汗)
でもこれで、だいたいのものは包めそう

もうそろそろクリスマスのプレゼントを考える頃
もらってわくわくするようなラッピングを頑張らねばね(= ̄∇ ̄=) ニィ


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桜の仇討。

ここんとこ、根を詰めすぎたせいか、今朝頭が痛くて、筋が固まったようになってて、とても出かけられるような状態ではなかったのだけど、薬を飲んで、何とか出かけた。行った先は新宿で、東北に住むS夫妻の植物画の作品展であった。二年ごとに開かれるのであるが、気さくな人柄のご夫妻は、二年前にもいろいろお話をしてくださった。今回は特に、なかなか聞けないようなお話も伺えて、実りの多い日であった。

ご夫妻の師事された太田洋愛先生は、「桜の太田」と呼ばれるほど、桜の絵で有名な方だったらしい。その太田先生が発見されて「太田桜」と名づけられた桜は、天然記念物となっている。桜には、葉の根元に蜜腺というのがついてるというのが、植物学的な定説である。ところが、あろうことか「桜の太田」の描いた「太田桜」の絵には蜜腺がひとつも描かれていない。それで太田先生は非難を受け、失意のうちに亡くなられたらしい。

S氏は、まさか先生に限って、と信じて疑わなかったそうだ。そしてまた、その太田桜を移植するという話が出たときに、挿し木をお願いに上がった木の持ち主であるお寺の住職が「天然記念物を切るとは何事か。」とお怒りになられた上、太田先生を画壇が非難していると言うことも非常に不愉快に思ってるという。「それでは、一枝下されば、わたしが先生の正しいことを証明して見せます!」とS氏は頼み込んでほんの一枝だけいただいてきて、その枝についていた葉62枚全部をスケッチしたのだ。すると、なんと必ず蜜腺がついてるものとされていた桜であるのに、その太田桜には、蜜腺のない葉のほうが多かったのである。また、蜜腺のついてない部分は密集していた。だから、太田先生が描かれた部分は、たまたま蜜腺のない部分だったということが考えられるのだ。

こうして見事に師の仇を討ったS氏に住職は「こんないい弟子を持って、太田先生もさぞお喜びだろう」と感動して、桜の移植を許してくださったそうだ。そのうちの一本は、新宿御苑に植えられる。そのS氏はわたしが、これを読んで感動したと話すと、とても喜んでくださって、本当にいろんな話をしてくださった。ほかにもお客様がいらっしゃるのに、わたしばかりでいいのかとたずねると「若者には、僕ら年寄りの話を聴く権利があるんだよ」と言われた。

少し前に話した奥様には「忙しいときには、無理して大きいものを描かなくてもいいんです。絶対にやめないで、細々とでも続けること、それが一番大事です」と言われたのだが、S氏は、もう少し厳しかった。展示してある葉の絵に添えてある「忙しいから描けないのではなく、忙しいからこそ、葉一枚でも描くべきだ」この言葉にどきっとしたわたしであった。そのS氏には「とにかく数描くことは絶対に大事です」と言い切られてしまった。確かに・・・ごもっともです(笑)

でも、太田先生やほかの大家と言われる先生も、素晴らしい作品を遺されたのはやはり60代も後半になってからだと言われ「まだ30年以上あります」と答えると、まだまだこれからですよ、と笑われた。ちなみにS氏は40代になってから始められたそうである。わたしの支持するT先生も始められたのは30代後半。資質もあるとはいえ、20代後半で始められたわたしはやはり幸せなのだろう、と思う。

そのあと上野に別の展覧会に出かけ、さらにまたもや浅草橋に少し買出し・・・でも帰る頃にはすっかり元気になっていたわたしであった。


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