印象派の巨匠 ピサロ展

日本人は、印象派が好きらしく、東京中のどこかしらで必ず、印象派展が開かれてるといっても過言ではないらしい。もう一ヶ月も前の2/12(木)に、日本橋三越で見た展覧会の感想。結構堅いかも。
モネやルノワールなどの、優しい色彩は、確かに日本人好みのように思える。でもわたしは、正直なところ、印象派が好きではない。(と言いつつ、こうしてエントリー立ててるんだけど(笑))嫌いと言う積極的な気持ちもないのだけれど、強い衝撃も受けなければ、かといって、ずっと眺めていたいと言う安らぎも覚えない・・・
むしろ、一応印象派に含まれて語られることが多いけれど、正確には「後期印象派」と呼ばれる「セザンヌ」「ゴッホ」「ゴーガン」はとても好きなのだ。彼らの絵には、感銘を覚えるし、ずっと眺めていたいと思う。なぜ、と言われると困る。理屈ぬきで、好きなんだモノ。
でも、一枚だけ、印象派の中で好きだ!という絵があった。それは、これだった。

オワーズ川の鵞鳥番の少女(カミーユ・ピサロ)
わはは・・・水彩だし、鳥だし(≧∇≦)ノ彡 ぽむぽむ
「白河夜船」(吉本ばなな) 向こうの世界とのはざまで
最近、本を3冊読んだ。宮本輝さんの「星々の悲しみ」「葡萄と郷愁」と吉本ばななさんの「白河夜船」。宮本さんのは、自分とは境遇が違いすぎて、おもしろいと思って読むけれど、共感と言うのとは、少し違う感じ。やっぱり、女性のもののほうが、入り込みやすいかな、とは思う。でも、自分とまったく違う世界を垣間見るのも、読書の醍醐味ではあるので、どちらも、楽しんで読んでいました。
「白河夜船」は、タイトルどおり、うとうとと眠ってばかりいる女の子の話。この人の作品には、よくあの世に行っちゃった人とか、現実との狭間とかが出てくる。いわゆる「奇妙な世界」に入り込んじゃった、みたいな話が多い。この本には、3つの中篇が収められているけれど、睡魔に襲われている人と、酔っ払いが出てくる(笑)覚醒していない状態にあるときの人間は、はからずも、あの世との境の扉を開いてしまっているのかもしれない。
強い悲しみや、どうしようもない無力感に襲われたとき、底の見えない深い苦悩の沼に落ち込むとき、人はどこかに逃げ場を探そうとするのかもしれない。わかりやすいのは、お酒や薬物に逃げること。それと同じように、眠りに逃げ場を求める。でも、逃げてもどうにもならない。
どんなに苦悩しても、朝日は昇り、紫に空を染めて日は沈む。どんなに苦悩しても、花は咲き、鳥は春を告げて高らかに鳴く。どんなに苦悩しても、美しいものを見れば、心が震える。それが生きると言うことだから。
スイセン ’エーリッシャー’

スイセン ’エーリッシャー’
N.'Erlicheer'
(N.=Narcissus)
ヒガンバナ科
2004 F2 透明水彩
白い房咲きのスイセンに憧れて買いました。
去年は描くことができなかったので、今年リベンジが叶ってうれしかったです。
白い花は、かなり苦手なのですが、これは成功な方かも。
かなり大胆に、影を入れています。
ただ、葉っぱが花に対して、もう少し大き目かもしれないです。
本当は、ダメなんですけどね、これって(笑)
花だけで、3時間程度、葉っぱも、何度か手を加えても3時間程度。
小さな作品なので、早いですね。
庭に咲いていると、二球だけという事もあり、気づかなかったのですが
部屋に入れると、隣の部屋にいてもわかるほどの芳香。
群生させたら、さぞかし見事でしょう。
植えっぱなしにしておいたら、(球根が分球して)増えないかなぁ、と期待しています(^^)
※このエントリーは、以前に他のBLOGにUPしたものです。
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わたしの宝物 その3

さて、最後の宝物です。我が家に咲いた「アイスキング」と言う名のスイセンを教室に持って行ったところ、その絵を描いた植物画を下さったのです。もう、二年前になるかな?わたしの○○回目(笑)の誕生日プレゼントでした。これを下さった方は、先生ではありません。でも、別の意味で、本当にいろんなことをわたしに教えてくださっている方です。りんと伸ばした背筋のすがすがしい、憧れの人です。
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前のふたつの宝物は、それぞれ、関西での先生たちから、餞別で頂いたものなのですが、これだけは、ちょっと違うのです。関東に引っ越してきて、わたしはある意味カルチャーショックを受けました。わたしは、中部地方の人間ですので、多分関西とも関東とも違う気質・文化に慣れ親しんでいるのでしょう。引っ越してすぐには、どちらでも、慣れるのに多少の時間がかかりました。
関東に越して来て、わたしが入った頃、植物画の教室は、ものすごーく入り込みにくい雰囲気でした。多分、若かったせいもあったのでしょう。見た目も童顔なために「学生さん?」などと言われたりもしました。なかなか馴染めなくて、いつもぽつーんとしていたような気がします。でも、少しずつ教室に溶け込むことができました。そのときに、いつの間にかそっとそばにいてくれたのが、この絵を下さった、Hさんでした。
Hさんは、もう70を超えてらっしゃるのだと思いますが、とってもおしゃれで、粋な方。とっても博識でありながら、それをひけらかすことなく、人に尋ねられれば、そっと答えてくれる。こんな風に、年を取っていけたら、というまさにわたしにとっての理想なのです。植物画を始めるまでのわたしは、花のことなんて、本当に何も知りませんでした。でも、このお教室で、他の方が描いてる花を見て、名前やいわれを聞いて、いつのまにか、覚えていきました。
花だけでなく、いろんなことを教わりました。若いわたしの世界だけでは、決して知りえない、様々なことを。このお教室には、本当に素敵な方が多かったのです。その中でも、特に素敵なのが、このHさん。Hさんの素晴らしいところは、たとえばわたしの話の中に、若者にしか通じないような話があったとしても「そんなの知らないわよ」などとは、決しておっしゃらないこと。「それおもしろいわねぇ」
と、興味を持って、聞いてくれるのです。好奇心の強い方というのは、いつまでもお若いものだなぁ、とHさんを見るにつけ思うのです。
でも、そんなHさんも、数年前までは年に数回行っていた海外旅行も、体力的に苦しくなり、夏場は、駅からの坂道を、一気には上れなくなったとおっしゃいます。いつまでも、お元気でいていただきたい・・・わたしでできることなら、何か力になりたい。そんな風に思ったりします。一緒に机を並べて描いていた頃には、わからなかったけれど、離れてみると、月に二度、Hさんに会って、話すだけで、どれだけ自分の心が癒されていたのかがわかります。
また、Hさんも、わたしが教室を去ったことを、ことのほか悲しんでくださってるようで・・・ありがたいような、申し訳ないような気持ちでいっぱいなのです。春になったら、わたしの庭を見に、Hさんを車に乗せて見に行くね、と他の方と約束しています。それが今は、何よりの楽しみなのです。
わたしの宝物 その2

右のピンクの額は、パッチワークの先生からいただいたものです。クレイジーキルトといって、不規則に切ったものを組み合わせる、ちょっと高度なテクニックが必要なもの。「あなたのイメージで作りました」と言う手紙が添えられていました・・・先生、わたし、こんなにかわいい??(*^.^*)エヘッ
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わたしのエントリーをご覧の方の中には、激しく誤解されてる方もいらっしゃるかもしれないけど、実際、わたしはものすごく不器用なのです。
もう7年も前のことですが、よく覚えています。パッチワーク教室の初回は、本当に簡単なパターンをひとつ完成させて、アイロンがけをする、というところまでだったのですが、生徒20人ほどのうち、アイロンがけまで行かなかったのは、わたしひとりだったのです。。。しかも、わたしは一番前に座っていて、すぐ横にアイロンがあったというのに・・・とはいえ、それほど落ち込んでもいませんでした。だって、こういうことには慣れてるんです。
とにかく、何を始めるのでも、最初は限りなくへたくそなのでした。植物画にしても、チャイナにしても、上手な人は、本当に最初から上手なんですよね・・・でもわたしは、決してそういうタイプじゃありませんでした。最初から見込みがあると思われるような、いわゆる天才肌とは、程遠い、本当に努力に努力を重ねて、ようやく人並みになれるというタイプなのです(笑)
母が器用な人で、洋裁学校を出ていましたので、子供の頃はいつも母の手製の服を着ていました。いつも針を持ってる母でしたので、わたしも割りと幼い頃から針を持つようになりました。フェルトでマスコットを作ったりしたのですが、もうそれはへたくそで、でも、それも自分が子供だからなのだと思っていました。大人になれば、上手になるに違いないと。
でもそれは間違っていました。大人になっても、へたくそなままだったんです。
だけど、それでもわたしは、針仕事が好きなんですよねぇ。まぁ、絵を描くほど日常的にはしませんが、それでも、しばらく縫い物をしていないと、何かしら作りたくなってきます。で、出来上がったものを見て、がっかりもするのですが(笑)そんなわたしですので、パッチワーク教室も、楽しく行っていました。相変わらず、ろくなものはできませんでしたが(笑)、先生も仲間もいい方たちばかりで、楽しくて楽しくて仕方なかったのです。でも、植物画と同じく、引越しを機に、教室をやめなくてはいけなくなったのでした。
その年は、なぜかよく風邪を引いた年で、インフルエンザにもかかってしまいました。一週間ほど寝込んだのですが、何とか起き上がれるようになって、教室のみんながセッティングしてくれた、薬師寺の近くの和食屋さんでの送別会の帰りに、先生から手渡されたのがこれでした。パッチワークキルトの作品作りには、本当に時間がかかります。いつも展示会の作品作りに追われて、お忙しい先生だったのに、わざわざ作ってくださったことに、とにかく感激してしまいました。
ああ、本当に、わたしって、幸せモノですねぇ。
わたしの宝物 その1

自分にとっての宝物ってなんだろう。先日、ふとそんなことを思いました。そんなときに、目に留まったのが、オーディオセットの上に飾られてる小さな額縁たち。これらはみんな、大切な人からもらった、大切なものたちばかり。落ち込んだとき、未来に悲観的になったときに、わたしに元気と勇気を与えてくれます。
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中央の絵は、わたしの最初の植物画の先生の作品です。とはいえ、この先生はもともと、植物画家ではなく、風景を主とした水彩画家なのでした。女性で美術の教師でありながら、教頭先生にまでなられた方で、わたしがこの先生に師事したのは、一年に満たない短い間でしたが、人格者というのにふさわしい、素晴らしい先生でした。この先生との出会いがなかったら、今のわたしはなかったと思います。本当に心からそう思えるほど、この先生との出会いは、わたしにとって、とても大切なものでした。
「絵はね、上手に描かなくていいんですよ。自分らしく描く事、それが一番大事なんです」その言葉は、挫折続きだったわたしを、どれほど救ってくれる言葉だったでしょう。「植物画は、実物どおりに描かなくてはいけませんが、でも同じ青でも同じ赤でも、人によって感じ方は違います。バラがユリに見えたり、菊がツバキに見えなければ、それでいいんです」今思うと、植物画としては、かなりアバウトな教え方だったかも(笑)
とにかく、褒め上手な先生で、デッサンが狂ってれば「いい色が出てますねぇ」色がにごってれば「この花の形はいいですねぇ」すべてがおかしくても「あなたらしさが出てますねぇ」必ず、どこかを褒めてくださいました。でもだからといって、みんなが頓珍漢な絵を描いてたわけではなく、どの人も本当に、どんどん上達して行きました。そして、何よりもみんな、絵を描くことを本当に楽しんでいました。
そんな矢先、関東への引越しが決まったときに、先生が下さったのがこの絵。赤い額に、きちんと入れてくださいました。今思うと、それほど上手でもなかったわたしなのですが、「いつか銀座で個展ができるようになりますよ、あなたなら」そんな風におっしゃってくださいました。どこまで先生が、わたしを評価してくださっていたのかはわかりませんが、その言葉は、今も励みになっています。
桃

モモ(ハナモモ)
Prunus persica
バラ科サクラ属
2004 F4 透明水彩
えへへ
ずるっこしています。本当は今日は6日です。
花屋さんの店先で桃を買ったのは、2月23日(月)
体調が本格的に悪くなる前に買った一枝を書き終えるのに、10日以上が経ってしまいました。
のんびり、ゆっくり、描いていました。
そしたら、桃の節句に間に合いませんでした(^^ゞポリポリ
元気だったら、3〜4日くらいで描き上げられたと思うのですが・・・
時間がかかった割りに、いい出来ともいえないのだけど・・・
なあんだか、直立不動で、色気のかけらもない(^^ゞポリポリ
わたしにそっくりな絵です(笑)
でも、久しぶりに最新作をお届けできました(*^^*)
(BLOGでは、初めてのことですね)
こら、休んでるんだったら、絵なんか描いてないで、もっとちゃんと休みなさい!って叱られそう・・・
でもね、絵を描くことは、心のリハビリなんです。何だか、ものすごーく、ストレスが溜まってしまっていたので。
体を癒すのも大切だけど、心も癒してあげないとね、と思っています。無理のない程度に。
小さすぎてわかんないよう、という方のために、拡大すると、こんな感じです。桃ってわかるかな?(^^ゞポリポリ
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山茶花

サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科
2000 F4 透明水彩
今年はじめての植物画です。ポインセチアから、随分あいてしまいました。でもこれは、結構古い絵で、2000年の作品。
kankanさんの「椿」を見て、このエントリーを思いつきました。
植物画は、花を正確に描くということが、とにかく大切なので、よく似た花について、見分け方を、よく教わりました。
ツバキとサザンカも、とてもよく似た花ですが、その見分け方は、kankanさんのところにあるように

1.花の散り方(ツバキは花ごと落ちて、サザンカは、花びらが一枚ずつ散る)
それ以外に
2.しべのつき方(ツバキのしべは、そろっているけど、サザンカのは、ばらばら)
←わかりにくいので、こんな絵を描きました。
3.基本的に、サザンカは秋〜冬咲き(年内)で、ツバキは春咲き(2〜3月)
でも、咲く時期に関しては、品種により、寒椿や、春に咲く山茶花もあるので、 厳密ではないと言うことです。
3/1追記
4.ツバキは花びらが開ききらないで、受け咲きだけど、サザンカは平たく開ききる。(この絵は、あまりいい絵じゃないですね)
これ以外に、アヤメ科の植物についてなど、よく教わりました。アヤメとショウブとイチハツとカキツバタの区別、あなたはつきますか?(これはまた、別の機会に(*^-^*))
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本を読んで泣く〜「トラッシュ」山田詠美
山田詠美「トラッシュ」を読んだ。わたしは、あまり一人の作家の本を読み漁ると言うことをしないのだけど、彼女の本は、比較的たくさん読んでるほうだと思う。この作品は女流文学賞を取ったもので、著者としては最長の作品である。でも、長さを感じないほど、さらりと読めてしまう。最近になく感動したのは、共感できる部分が多いからなのかもしれない。
家で本を読む時間はないので、電車の中とか、ランチで入ったカフェなどで、読むことが多いんだけど、もう泣けて泣けて、困ってしまった。彼女の本は多く読んでるけど、泣いたのははじめてかも。それほど、せつない物語だった。幸せと言うものについて考える。目の前の幸せを享受する事に不器用な恋人・リック。でも、リックの気持ちもわからなくはないのだ。幸せな自分に、慣れることができないと言う悲劇。わたしの中にも、彼に似た部分があるからなのかもしれない。
バレンタインの頃〜クリスマスローズ チロリアンランプ

2004.02.08 Sunday クリスマスローズ その1
我が家に何種類かあるクリスマスローズの中で
今年最初に咲いたのが、このヘレボラス・アーグチフォリウス。
クリスマスローズとは、十字架に架けられたイエスキリストに
少女が捧げたと言う伝説の花。
しかし、伝説の本当のクリスマスローズは、
この花ではなく、ヘレボラス・ノイガー。
純白の上品な花を咲かせます。
この株は残念ながら、このあと消えてしまったのでした(^^;
原生地では、クリスマス頃に咲くこの花も、
日本ではほとんど、2月以降に咲き始めます。
一番ポピュラーなヘレボラス・オリエンタリス(レンテンローズ)は
別名・春咲きクリスマスローズと呼ばれ、3月頃に見頃を迎えます。

2004.02.12 Thursday クリスマスローズ その2
クリスマスローズの一種、ヘレボラス・フェチヅスも咲きました。
とはいっても、微妙な感じですが、この花はぱっかりとは開かないので
こんな感じの花です。
なんだか、グリーンと白ばかりの庭ですね〜
色のある花も、何色か形容しがたいような、微妙な中間色が好きです。
オレンジではなく、アプリコット色とか、
紫ではなく、ライラック色とか。

2004.02.14 Saturday チロリアンランプ
真っ赤な花って好きじゃないのですが
これは小さくてかわいいので、気に入っています。
植物画の教室の仲間から一枝頂いて、挿し木しておいたら
簡単に根付いて、そのまま庭に植えたら、どんどん大きくなってます。
これはアブチロンの仲間で、和名はウキツリボク。
英名はチロリアンランプといいます。
チロリアンランプって、実際にどんなものかは知りませんが
この花のかわいさを表現するのに、本当にぴったりだと思いませんか?
かわいくて、可憐な花ですが、結構丈夫で、こんな真冬でも真夏でも
土地になじめば、年中咲いてくれてます。

2004.02.16 Monday クリスマスローズ その3
先日、日本橋三越のチェルシーガーデンで購入したリビダス。
これも、クリスマスローズの一種です。
梅のような形の花と、渋い色合いで、かなり好きな花です。
葉っぱの模様も素敵です。
#gardening
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